23 / 28
軍団襲来編
第22話 みんなで猫会議
しおりを挟む
レオがネズミを説得した数時間後、連絡を受けたハル、タマ、シゲル、そしてムギがハツの家に集まってくれた。
ほんとはもっとたくさんの猫達に声をかけたかったのだが、派手に動くと相手にオレ達の動きがばれてしまう恐れがあった。そこでレオと話し合い、できるだけ少ない猫達で集まることにした。
ついでに呼んでもいないのに魔界から戻ってきたおはぎもオレの頭の上で待機をしている。別にいいのだがお前はここが定位置になったのか?
ドラ「みんな、よく集まってくれた」
オレがみんなに声をかける。
タマ「そりゃ、私たちの町のことだもん」
ムギ「私もタマちゃんから昨日の話は聞いたわ。ドラ、ケガ大丈夫?」
ドラ「一晩寝たらほとんど治った」
ムギ「無理しちゃだめよ?」
ムギがオレに心配そうな顔をする。なんて優しいんだろう。好きだ…
ムギ越しにタマがニヤニヤしてこちらを見ている。
ハル「みんな、ドラも心配だけどもっと突っ込むところあるだろ?…一体どうしたシゲル???」
確かに。オレもずっと気になっていたのだが、シゲルが体中が傷だらけになっている。頭と首に包帯を巻き、ひげは一本焦げている。しかも右手(右前足?)なんてギブスを巻いており、ぐるぐるに固定されている。野良猫軍団にやられたのだろうか。
おはぎ「シゲル様、傷だらけです」
みんな一斉にシゲルの方を見つめる。
シゲル「…オレのことは気にしなくていい」
おやおや?いつになくクールなシゲル君。
ハル「いや、そんなわけにいかないだろ!話してくれよ!誰にやられた?オレはそいつを許さないぞ!!」
他の猫達も次々にうなずき、ハルに賛同する。
シゲル「いや…オレのケガは…その…」
歯切れの悪いシゲル。その態度にますますみんな心配になり、余計注目を集めてしまう。
シゲル「実は、最近全くツイていなくてさ…」
観念したように静かに話し出すシゲル。
ツイてない?何の話をしているんだ?ここまでのケガはそういう問題ではないだろう。ますます訳が分からない。
周りの猫達が不思議そうな顔をしているが話を続けるシゲル。
シゲル「昨日から階段をつまづいて落ちるわ、水溜まりを避けようとしたら横のマンホールの穴に落ちるわ、ご主人(飼い主)がやってた花火が爆発してひげは焦げるわ…その他もろもろあってよ…だから、このケガは野良猫軍団に全く関係ないんだ」
すごく申し訳なさそうな顔をするシゲル。
ここでみんなピーンときた。
おはぎ「え?嘘ですよね??」
タマ「それってまさか…」
ハル「エクスカリバーの祟りだ!!」
全員が息をのむ。
ムギ「祟り?何それ??」
事情を知らないムギが不思議そうな顔をする。
タマ「そっか、ムギは知らないのよね。なんて言うのかな…」
ハル「簡単に言うとドラがシゲルのお守りの「エクスカリバー」っていう剣をぶっ壊したんだよ。そしたら、シゲルに祟りが起こってるんだ!」
ドラ「なッ…」
ハルめ、とんでもないことを言いやがった。
ムギ「そうなの?」
ムギが不思議そうな顔をしてこちらを見る。
ドラ「違…」
シゲル「違う!これはたまたまだ。祟りなんてあるわけないだろ!」
オレが否定すると同時に必死で否定するシゲル。多分、本人が一番祟りと認めたくないようだ…なんかごめん。
その時、屋根裏からオレ達の目の前に3つの物体が下りてきた。
(スタッ)(スタッ)(ドカンッ)
細ネズミ・太ネズミ・ハムスターだ。ハムスターはどん臭いのか着地に失敗し顔面を打ち、のたうち回っている。
そして、レオの前に片膝をついて並んだ。他の猫達は、驚いて声を失っている。
細ネズミ「レオ様、屋根裏のネズミたちの説得、完了しました」
代表して細ネズミがレオに報告する。
レオ「お疲れさん。やっぱりみんなにも監視ネズミがいたんだな…」
細ネズミ「そのようです」
細ネズミたちは、シゲルたちを監視するために尾行し、ここまで来てしまったネズミたちを屋根裏でオレ達に協力するよう説得を続けてくれていた。もちろん、レオの指示だ。
細ネズミが続ける。
細ネズミ「これから手筈通り、別隊に別れ作戦を決行いたします」
レオ「わかった。気をつけろよ?」
細ネズミ「ありがとうございます。それでは!」
そういうと3匹は、猛スピードで小屋から出ていった。
ムギ「今度は何??」
不思議そうな顔をするムギ。
タマ「今のネズミってこの前捕まえたって言ってたネズミよね?」
シゲル「レオも新しい動物の仲間ができたのか?」
おはぎ「さすがです!レオ様!」
ハル「ドラみたいにか?笑」
こちらを見ながらニヤニヤするハル。きっとサリーを仲がいいオレをバカにしているのだろう…
レオ「いや、悪い。急にびっくりしたよな。順番に説明する。」
そういって、レオはみんなに野良猫軍団のこと、軍団の目的、軍団の中でのネズミたちの役目やネズミたちとの裏取引のことまで詳しく説明をした。
シゲル「おいおい…野良猫軍団ってとんでもないな」
ハル「長老たちを人質にするなんて許せないぞ!」
ムギ「ネズミさんたちもかわいそう…」
タマ「でも事前に計画を知れたのは大きいわ」
おはぎ「絶対、阻止しましょう!!!」
オレの頭の上で一番阻止できなさそうなやつが締めてしまった…
ハル「それで、ネズミたちはどこに行ったんだ??」
ドラ「レオの指示で細ネズミと太ネズミは他のネズミたちの説得。ハムスターは、野良猫軍団の拠点に行きネズミの人質の場所を探らせている」
タマ「なるほどね。時間もないから2班に分かれさせたのね」
レオ「そういうことだ。みんなにもお願いしたいことがあるんだが聞いてくれるか?」
おはぎ「もちろんです!何でも言ってください!」
オレの頭の上で声を張り上げるおはぎ。みんなもうなずいてくれている。
ってか、ありがたいのだが話がややこしくなるのでおはぎには少し黙っててほしい。
レオ「ありがとう。ではオレ達が考えてきた作戦を聞いてくれ。
まず5班に分かれて長老たちの保護に向かう。長老たちの場所に向かい、無事保護したらここに連れて来てくれ。
その後、この辺の猫達に片っ端から声をかけてここで長老たちを守りつつ野良猫軍団を袋叩きにしてこの町から追い出す!ネズミ共はその混乱の最中に自分たちの人質を救出して、そのまま遠くに逃げる!」
ドラ「これがオレとレオで考えた作戦なんだが、みんなの意見を聞かせてほしい」
タマ「それなら私たちだけじゃなくて、最初から全猫で長老を保護しに行った方がよくない?」
レオ「それも考えたんだが、それだとどうしても保護まで時間がかかる。その間に敵に感づかれて先に誘拐されてしまったら元も子もない。だから、早急に長老たちの保護を優先する」
シゲル「なるほどな…」
おはぎ「ドラさんもレオ様も頭いいです!!」
ムギ「決まりね」
どうやらみんな納得してくれたようだ。
ドラ「それじゃあ、早速明日の夜にオレ達は長老の保護に向かおう」
オレの締めにみんな頷いてくれた。
レオ「じゃあ、最後に作戦名を考えないとな!これがないとみんなも気分でないだろ?」
ドラ&ハル「え??」
驚いて、レオを振り返るオレとハル。しかし、レオはお構いなしだ。
需要が全くないのに一匹で「う~ん…」と悩み始めるレオ。
ここでレオのいつもの病気が出てしまった…
レオ「よし!「夜にかける猫達~ドキドキ♡長老たちの保護~」にしよう!」
何が「よし!」だ。せっかくの緊張感が台無しだ。
シゲル「お前たち…」
タマ「まさか、ここの拠点を作るときも毎回こんなくだらない作戦名考えてたの?」
おはぎ「さすが、レオ様です!」
ムギ「ふふ…おかしい」
誇らしげにどや顔をするレオ。それをキラキラしたまなざしで見つめるおはぎ。他の猫達は呆れた顔をしてオレとハルの方を向く。
なんだか急に恥ずかしくなって、顔を赤くし下を向くオレとハルだった。
ほんとはもっとたくさんの猫達に声をかけたかったのだが、派手に動くと相手にオレ達の動きがばれてしまう恐れがあった。そこでレオと話し合い、できるだけ少ない猫達で集まることにした。
ついでに呼んでもいないのに魔界から戻ってきたおはぎもオレの頭の上で待機をしている。別にいいのだがお前はここが定位置になったのか?
ドラ「みんな、よく集まってくれた」
オレがみんなに声をかける。
タマ「そりゃ、私たちの町のことだもん」
ムギ「私もタマちゃんから昨日の話は聞いたわ。ドラ、ケガ大丈夫?」
ドラ「一晩寝たらほとんど治った」
ムギ「無理しちゃだめよ?」
ムギがオレに心配そうな顔をする。なんて優しいんだろう。好きだ…
ムギ越しにタマがニヤニヤしてこちらを見ている。
ハル「みんな、ドラも心配だけどもっと突っ込むところあるだろ?…一体どうしたシゲル???」
確かに。オレもずっと気になっていたのだが、シゲルが体中が傷だらけになっている。頭と首に包帯を巻き、ひげは一本焦げている。しかも右手(右前足?)なんてギブスを巻いており、ぐるぐるに固定されている。野良猫軍団にやられたのだろうか。
おはぎ「シゲル様、傷だらけです」
みんな一斉にシゲルの方を見つめる。
シゲル「…オレのことは気にしなくていい」
おやおや?いつになくクールなシゲル君。
ハル「いや、そんなわけにいかないだろ!話してくれよ!誰にやられた?オレはそいつを許さないぞ!!」
他の猫達も次々にうなずき、ハルに賛同する。
シゲル「いや…オレのケガは…その…」
歯切れの悪いシゲル。その態度にますますみんな心配になり、余計注目を集めてしまう。
シゲル「実は、最近全くツイていなくてさ…」
観念したように静かに話し出すシゲル。
ツイてない?何の話をしているんだ?ここまでのケガはそういう問題ではないだろう。ますます訳が分からない。
周りの猫達が不思議そうな顔をしているが話を続けるシゲル。
シゲル「昨日から階段をつまづいて落ちるわ、水溜まりを避けようとしたら横のマンホールの穴に落ちるわ、ご主人(飼い主)がやってた花火が爆発してひげは焦げるわ…その他もろもろあってよ…だから、このケガは野良猫軍団に全く関係ないんだ」
すごく申し訳なさそうな顔をするシゲル。
ここでみんなピーンときた。
おはぎ「え?嘘ですよね??」
タマ「それってまさか…」
ハル「エクスカリバーの祟りだ!!」
全員が息をのむ。
ムギ「祟り?何それ??」
事情を知らないムギが不思議そうな顔をする。
タマ「そっか、ムギは知らないのよね。なんて言うのかな…」
ハル「簡単に言うとドラがシゲルのお守りの「エクスカリバー」っていう剣をぶっ壊したんだよ。そしたら、シゲルに祟りが起こってるんだ!」
ドラ「なッ…」
ハルめ、とんでもないことを言いやがった。
ムギ「そうなの?」
ムギが不思議そうな顔をしてこちらを見る。
ドラ「違…」
シゲル「違う!これはたまたまだ。祟りなんてあるわけないだろ!」
オレが否定すると同時に必死で否定するシゲル。多分、本人が一番祟りと認めたくないようだ…なんかごめん。
その時、屋根裏からオレ達の目の前に3つの物体が下りてきた。
(スタッ)(スタッ)(ドカンッ)
細ネズミ・太ネズミ・ハムスターだ。ハムスターはどん臭いのか着地に失敗し顔面を打ち、のたうち回っている。
そして、レオの前に片膝をついて並んだ。他の猫達は、驚いて声を失っている。
細ネズミ「レオ様、屋根裏のネズミたちの説得、完了しました」
代表して細ネズミがレオに報告する。
レオ「お疲れさん。やっぱりみんなにも監視ネズミがいたんだな…」
細ネズミ「そのようです」
細ネズミたちは、シゲルたちを監視するために尾行し、ここまで来てしまったネズミたちを屋根裏でオレ達に協力するよう説得を続けてくれていた。もちろん、レオの指示だ。
細ネズミが続ける。
細ネズミ「これから手筈通り、別隊に別れ作戦を決行いたします」
レオ「わかった。気をつけろよ?」
細ネズミ「ありがとうございます。それでは!」
そういうと3匹は、猛スピードで小屋から出ていった。
ムギ「今度は何??」
不思議そうな顔をするムギ。
タマ「今のネズミってこの前捕まえたって言ってたネズミよね?」
シゲル「レオも新しい動物の仲間ができたのか?」
おはぎ「さすがです!レオ様!」
ハル「ドラみたいにか?笑」
こちらを見ながらニヤニヤするハル。きっとサリーを仲がいいオレをバカにしているのだろう…
レオ「いや、悪い。急にびっくりしたよな。順番に説明する。」
そういって、レオはみんなに野良猫軍団のこと、軍団の目的、軍団の中でのネズミたちの役目やネズミたちとの裏取引のことまで詳しく説明をした。
シゲル「おいおい…野良猫軍団ってとんでもないな」
ハル「長老たちを人質にするなんて許せないぞ!」
ムギ「ネズミさんたちもかわいそう…」
タマ「でも事前に計画を知れたのは大きいわ」
おはぎ「絶対、阻止しましょう!!!」
オレの頭の上で一番阻止できなさそうなやつが締めてしまった…
ハル「それで、ネズミたちはどこに行ったんだ??」
ドラ「レオの指示で細ネズミと太ネズミは他のネズミたちの説得。ハムスターは、野良猫軍団の拠点に行きネズミの人質の場所を探らせている」
タマ「なるほどね。時間もないから2班に分かれさせたのね」
レオ「そういうことだ。みんなにもお願いしたいことがあるんだが聞いてくれるか?」
おはぎ「もちろんです!何でも言ってください!」
オレの頭の上で声を張り上げるおはぎ。みんなもうなずいてくれている。
ってか、ありがたいのだが話がややこしくなるのでおはぎには少し黙っててほしい。
レオ「ありがとう。ではオレ達が考えてきた作戦を聞いてくれ。
まず5班に分かれて長老たちの保護に向かう。長老たちの場所に向かい、無事保護したらここに連れて来てくれ。
その後、この辺の猫達に片っ端から声をかけてここで長老たちを守りつつ野良猫軍団を袋叩きにしてこの町から追い出す!ネズミ共はその混乱の最中に自分たちの人質を救出して、そのまま遠くに逃げる!」
ドラ「これがオレとレオで考えた作戦なんだが、みんなの意見を聞かせてほしい」
タマ「それなら私たちだけじゃなくて、最初から全猫で長老を保護しに行った方がよくない?」
レオ「それも考えたんだが、それだとどうしても保護まで時間がかかる。その間に敵に感づかれて先に誘拐されてしまったら元も子もない。だから、早急に長老たちの保護を優先する」
シゲル「なるほどな…」
おはぎ「ドラさんもレオ様も頭いいです!!」
ムギ「決まりね」
どうやらみんな納得してくれたようだ。
ドラ「それじゃあ、早速明日の夜にオレ達は長老の保護に向かおう」
オレの締めにみんな頷いてくれた。
レオ「じゃあ、最後に作戦名を考えないとな!これがないとみんなも気分でないだろ?」
ドラ&ハル「え??」
驚いて、レオを振り返るオレとハル。しかし、レオはお構いなしだ。
需要が全くないのに一匹で「う~ん…」と悩み始めるレオ。
ここでレオのいつもの病気が出てしまった…
レオ「よし!「夜にかける猫達~ドキドキ♡長老たちの保護~」にしよう!」
何が「よし!」だ。せっかくの緊張感が台無しだ。
シゲル「お前たち…」
タマ「まさか、ここの拠点を作るときも毎回こんなくだらない作戦名考えてたの?」
おはぎ「さすが、レオ様です!」
ムギ「ふふ…おかしい」
誇らしげにどや顔をするレオ。それをキラキラしたまなざしで見つめるおはぎ。他の猫達は呆れた顔をしてオレとハルの方を向く。
なんだか急に恥ずかしくなって、顔を赤くし下を向くオレとハルだった。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
異世界転生したのだけれど。〜チート隠して、目指せ! のんびり冒険者 (仮)
ひなた
ファンタジー
…どうやら私、神様のミスで死んだようです。
流行りの異世界転生?と内心(神様にモロバレしてたけど)わくわくしてたら案の定!
剣と魔法のファンタジー世界に転生することに。
せっかくだからと魔力多めにもらったら、多すぎた!?
オマケに最後の最後にまたもや神様がミス!
世界で自分しかいない特殊個体の猫獣人に
なっちゃって!?
規格外すぎて親に捨てられ早2年経ちました。
……路上生活、そろそろやめたいと思います。
異世界転生わくわくしてたけど
ちょっとだけ神様恨みそう。
脱路上生活!がしたかっただけなのに
なんで無双してるんだ私???
【書籍化決定】神様お願い!〜神様のトバッチリを受けた定年おっさんは異世界に転生して心穏やかにスローライフを送りたい〜
きのこのこ
ファンタジー
突然白い発光体の強い光を浴びせられ異世界転移?した俺事、石原那由多(55)は安住の地を求めて異世界を冒険する…?
え?謎の子供の体?謎の都市?魔法?剣?魔獣??何それ美味しいの??
俺は心穏やかに過ごしたいだけなんだ!
____________________________________________
突然謎の白い発光体の強い光を浴びせられ強制的に魂だけで異世界転移した石原那由多(55)は、よちよち捨て子幼児の身体に入っちゃった!
那由多は左眼に居座っている神様のカケラのツクヨミを頼りに異世界で生きていく。
しかし左眼の相棒、ツクヨミの暴走を阻止できず、チート?な棲家を得て、チート?能力を次々開花させ異世界をイージーモードで過ごす那由多。「こいつ《ツクヨミ》は勝手に俺の記憶を見るプライバシークラッシャーな奴なんだ!」
そんな異世界は優しさで満ち溢れていた(え?本当に?)
呪われてもっふもふになっちゃったママン(産みの親)と御親戚一行様(やっとこ呪いがどうにか出来そう?!)に、異世界のめくるめくグルメ(やっと片鱗が見えて作者も安心)でも突然真夜中に食べたくなっちゃう日本食も完全完備(どこに?!)!異世界日本発福利厚生は完璧(ばっちり)です!(うまい話ほど裏がある!)
謎のアイテム御朱印帳を胸に(え?)今日も平穏?無事に那由多は異世界で日々を暮らします。
※一つの目的にどんどん事を突っ込むのでスローな展開が大丈夫な方向けです。
※他サイト先行にて配信してますが、他サイトと気が付かない程度に微妙に変えてます。
※昭和〜平成の頭ら辺のアレコレ入ってます。わかる方だけアハ体験⭐︎
⭐︎第16回ファンタジー小説大賞にて奨励賞受賞を頂きました!読んで投票して下さった読者様、並びに選考してくださったスタッフ様に御礼申し上げますm(_ _)m今後とも宜しくお願い致します。
転生チートは家族のために~ユニークスキルで、快適な異世界生活を送りたい!~
りーさん
ファンタジー
ある日、異世界に転生したルイ。
前世では、両親が共働きの鍵っ子だったため、寂しい思いをしていたが、今世は優しい家族に囲まれた。
そんな家族と異世界でも楽しく過ごすために、ユニークスキルをいろいろと便利に使っていたら、様々なトラブルに巻き込まれていく。
「家族といたいからほっといてよ!」
※スキルを本格的に使い出すのは二章からです。
一家の恥と言われた令嬢ですが、嫁ぎ先で本領を発揮させていただきます
風見ゆうみ
恋愛
ベイディ公爵家の次女である私、リルーリアは貴族の血を引いているのであれば使えて当たり前だと言われる魔法が使えず、両親だけでなく、姉や兄からも嫌われておりました。
婚約者であるバフュー・エッフエム公爵令息も私を馬鹿にしている一人でした。
お姉様の婚約披露パーティーで、お姉様は現在の婚約者との婚約破棄を発表しただけでなく、バフュー様と婚約すると言い出し、なんと二人の間に出来た子供がいると言うのです。
責任を取るからとバフュー様から婚約破棄された私は「初夜を迎えることができない」という条件で有名な、訳アリの第三王子殿下、ルーラス・アメル様の元に嫁ぐことになります。
実は数万人に一人、存在するかしないかと言われている魔法を使える私ですが、ルーラス様の訳ありには、その魔法がとても効果的で!? そして、その魔法が使える私を手放したことがわかった家族やバフュー様は、私とコンタクトを取りたがるようになり、ルーラス様に想いを寄せている義姉は……。
※レジーナブックス様より書籍発売予定です!
※本編完結しました。番外編や補足話を連載していきます。のんびり更新です。
※作者独自の異世界の世界観であり、設定はゆるゆるで、ご都合主義です。
※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。教えていただけますと有り難いです。
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
惣菜パン無双 〜固いパンしかない異世界で美味しいパンを作りたい〜
甲殻類パエリア
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンだった深海玲司は仕事帰りに雷に打たれて命を落とし、異世界に転生してしまう。
秀でた能力もなく前世と同じ平凡な男、「レイ」としてのんびり生きるつもりが、彼には一つだけ我慢ならないことがあった。
——パンである。
異世界のパンは固くて味気のない、スープに浸さなければ食べられないものばかりで、それを主食として食べなければならない生活にうんざりしていた。
というのも、レイの前世は平凡ながら無類のパン好きだったのである。パン好きと言っても高級なパンを買って食べるわけではなく、さまざまな「菓子パン」や「惣菜パン」を自ら作り上げ、一人ひっそりとそれを食べることが至上の喜びだったのである。
そんな前世を持つレイが固くて味気ないパンしかない世界に耐えられるはずもなく、美味しいパンを求めて生まれ育った村から旅立つことに——。
冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる