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閑話 ユズを送り出した後の神達…ナドナド(゚∀゚)
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ユズを地上へと送り込んで数分、神界では沈黙が続いていた。
笑顔でゆずを見送ったアルスとリリアナはその笑顔のまま立ち尽くしていた。
数分後それは解除される。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ、一生分の運を使った気がする、僕神だけど、寿命ないけど、そうさ、この幸運僕は忘れない。」
はじめに硬直状態から戻ったのはアルスだった。
そして、死に間際のようなセルフを吐き、その場でしゃがんだ。
アルスの耳は赤く染まっていた。
まさか、こいつ…(´⊙ω⊙`)
「ふぅ、さすが兄さんが気に入った子だわ。笑顔の破壊力が桁違い。あれで魅了とかのスキル持ってないとか、最強。そして私も気に入っちゃったわ。」
次に戻ったのはリリアナでアルスに向かってそう言い放つと、アルスは勢いよく顔を上げて
「いくら可愛い妹でもユズは渡さないからな。僕が一番最初に見つけたし、僕のものだからな。いい?」
言い終わったら、元の姿勢に戻りう“んう“ん唸っていた。
「まぁ、いいわ。旅行帰りにとてもいいものが見れてお土産のお菓子は美味しいはずよ。戻るわ~バイバイ」
そう言ってアルスの部屋(ユズとお茶会した部屋)の一角でかぶさっていた布を取り除き積み上がってる箱達を自分の部屋に持って帰る。
箱には地球の言語で書かれた文字が写っていた。
「あっ、リリー待って。お礼言ってなかった。僕の我がままに付き合ってくれてありがとう。」
「……どーいたしまして」
リリアナは(むしろいいもの見られたからこっちがお礼が言いたいわよ)っと思いながらも返事を返した。
ーーーアルスのわがままそれは遡ること数時間前
世界ラトリアの天空神アルスは非常に慌てていた。
「どうしよう、本当にどうしよう。まさか地球の神に里山柚の魂を本当にもらえるなんて思ってもみなかった。あそこの神なんかお堅いさんばかりだったから。」
部屋の中であっちに歩いてはこっちに歩くの繰り返しをしていた。
地球の神々は色々と細かく仕事をしていていろんな世界の神々からお堅い連中と思われていて、そして仕事の出来具合が他の神と比べてずば抜けていたため敬遠されていた。
そんな神にアルスは柚の死亡を知った途端にその魂をもらえないかとビクビクしながら伺った。
他世界の神々から見たらアルスに凄い勇気を持つ神だと思うだろう。
実際のアルスは長年気になっていた人間の魂と間近で会いたいっという気持ちだけで衝動的な行動をしていただけであるが。
最近とある地域で感染症が蔓延して死亡して集まった魂と新たに生産した魂で魂処理局では珍しくブラックな状態になっていたので、魂減らしにアルスの申し出は地球の神々にとってありがたかった。
地球神達の無自覚の有能さのせいで地球産の魂は貴重だった。
一人送れば、文明は通常の1.2倍の発展を見せる。
そんな魂を生産しているから地球の神々は敬遠されるのだが(本人達は仲良くしたいのだがコミュ障が多い)。
まぁそんな幸運で魂をもらえることになった(ついでに地球の神と友達になった)アルス、柚と間近で会いたいが何をすればいいかわからなかったから焦っていた。
「たっだいま~、世界旅行から帰ってきたわよー!アル兄!って何を部屋の中でグルグルしているのよ。」
世界旅行ー言葉通りいろんな世界に遊びに行っていたリリアナがラトリアに帰ってきた。
アルスはすぐにリリアナに意見を求めた。
「リリー、助けてくれ!」
おっとぉーここでスライディング土下座!
「キャァァァっ!?ど、どうしたの、アル兄ぃ!?」
土下座をしたアルスは地球の神々と柚の魂などについて話した。
「つまり、初めて会うけど何をしてもてなせばいいかわかんないと…普通にお茶会でよくない?」
「お茶会、お茶会……」
アルスはすぐにテーブルを取り出し、ティーセットの準備をした。
「あ、そうそう、お土産あるわよ。」
旅行から帰ったリリアナが旅行土産を出し始めた。
「お茶を出すんでしょう。でその人は地球出身ときた。ならこれかしら、アマちゃん(天照大神)とディーちゃん(女神アフロディーテ)から紹介された茶葉で『玉露』、『マリーアントワネット』、『ハロッズのイングリッシュ ブレックファスト』、『アールグレイ』、運良くもらった『大紅袍』、『トワイニングシリーズ』、……」
リリアナの旅行鞄から次々と出される茶葉の数々。
ついにアルスが言った言葉は
「多過ぎない?」
部屋の隅を占領している茶葉の缶達、リリアナがなぜ地球の神々と仲良いのか突っ込む以前になぜ地球の茶葉がこんなにもあるのか不思議で仕方がない。
「ティーセットは紅茶かしらー?ならこれがいいわね、アマちゃんお勧め『ジョージアン・ブレンド』。これ使いなさい!」
アルスの呟きをスルーして勧めてくるリリアナ。
「あ、うん。」
(突っ込めない。)
突っ込みたいけど突っ込めない。なんでリリアナはこんなに茶のことを理解しているんだろうって突っ込みたいし、スルーしてたけど地球の女神となんで仲良しなのか知りたい。
リリアナの言われるがままにお茶会の準備して行った。
ーーー
そしてなんの失敗のなく(いやあるだろう)お茶会が終わり無事に送り出した。
アルスは仕事の書類を取り出し、いつの間にかお茶のときに使ったテーブルから書斎机に変化した机に資料を並べていく。
(…ここの地域も問題ないな。………ユズ、大丈夫かなぁ、ユズにはなるべく手を汚して欲しくないからゆずを守ってくれる人の能力を倍増する祝福をこっそり掛けといたんだけど…心配だ…)
ユズのことが心配すぎて仕事に集中できなくなっていた。
一方、自身の部屋へ廊下で歩くリリアナは…
(アル兄ぃに内緒でユズちゃんが最初にテイムする魔物オンリーで進化をしやすくなる使い捨て祝福こっそりかけたんだけど…問題ないよねっ。転移場所はかなりテイムできる魔物が多いしね。お菓子ぃ♪)
スキップしながら部屋へ向かっていた。
ユズの身の安全のためにそれぞれ祝福を追加でこっそりかけたから安心☆(やりすぎだボケ)
ーーーー2週間以内に更新できたー!セェェーフ、ギリセーフ(・∀・)更新を守れたよ。(*´∀`*)ほっ
神々についての話は閑話とかにして投稿しまーす。なんでリリアナが地球の神と仲がいいのかそれもいつか載せようかなぁなんて考えてます。
なんかわからないとか、よくわからないご不明な点がございましたら、感想欄に書いてください。
アドバイスとかくれたらそれも嬉しいです。誤字報告も。
結構頻繁に自己完結した文章を書いたりしちゃうので「〇〇をはっきりしてください」とか送っても構いません。
次回の更新は…後日に…(^^;;
笑顔でゆずを見送ったアルスとリリアナはその笑顔のまま立ち尽くしていた。
数分後それは解除される。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ、一生分の運を使った気がする、僕神だけど、寿命ないけど、そうさ、この幸運僕は忘れない。」
はじめに硬直状態から戻ったのはアルスだった。
そして、死に間際のようなセルフを吐き、その場でしゃがんだ。
アルスの耳は赤く染まっていた。
まさか、こいつ…(´⊙ω⊙`)
「ふぅ、さすが兄さんが気に入った子だわ。笑顔の破壊力が桁違い。あれで魅了とかのスキル持ってないとか、最強。そして私も気に入っちゃったわ。」
次に戻ったのはリリアナでアルスに向かってそう言い放つと、アルスは勢いよく顔を上げて
「いくら可愛い妹でもユズは渡さないからな。僕が一番最初に見つけたし、僕のものだからな。いい?」
言い終わったら、元の姿勢に戻りう“んう“ん唸っていた。
「まぁ、いいわ。旅行帰りにとてもいいものが見れてお土産のお菓子は美味しいはずよ。戻るわ~バイバイ」
そう言ってアルスの部屋(ユズとお茶会した部屋)の一角でかぶさっていた布を取り除き積み上がってる箱達を自分の部屋に持って帰る。
箱には地球の言語で書かれた文字が写っていた。
「あっ、リリー待って。お礼言ってなかった。僕の我がままに付き合ってくれてありがとう。」
「……どーいたしまして」
リリアナは(むしろいいもの見られたからこっちがお礼が言いたいわよ)っと思いながらも返事を返した。
ーーーアルスのわがままそれは遡ること数時間前
世界ラトリアの天空神アルスは非常に慌てていた。
「どうしよう、本当にどうしよう。まさか地球の神に里山柚の魂を本当にもらえるなんて思ってもみなかった。あそこの神なんかお堅いさんばかりだったから。」
部屋の中であっちに歩いてはこっちに歩くの繰り返しをしていた。
地球の神々は色々と細かく仕事をしていていろんな世界の神々からお堅い連中と思われていて、そして仕事の出来具合が他の神と比べてずば抜けていたため敬遠されていた。
そんな神にアルスは柚の死亡を知った途端にその魂をもらえないかとビクビクしながら伺った。
他世界の神々から見たらアルスに凄い勇気を持つ神だと思うだろう。
実際のアルスは長年気になっていた人間の魂と間近で会いたいっという気持ちだけで衝動的な行動をしていただけであるが。
最近とある地域で感染症が蔓延して死亡して集まった魂と新たに生産した魂で魂処理局では珍しくブラックな状態になっていたので、魂減らしにアルスの申し出は地球の神々にとってありがたかった。
地球神達の無自覚の有能さのせいで地球産の魂は貴重だった。
一人送れば、文明は通常の1.2倍の発展を見せる。
そんな魂を生産しているから地球の神々は敬遠されるのだが(本人達は仲良くしたいのだがコミュ障が多い)。
まぁそんな幸運で魂をもらえることになった(ついでに地球の神と友達になった)アルス、柚と間近で会いたいが何をすればいいかわからなかったから焦っていた。
「たっだいま~、世界旅行から帰ってきたわよー!アル兄!って何を部屋の中でグルグルしているのよ。」
世界旅行ー言葉通りいろんな世界に遊びに行っていたリリアナがラトリアに帰ってきた。
アルスはすぐにリリアナに意見を求めた。
「リリー、助けてくれ!」
おっとぉーここでスライディング土下座!
「キャァァァっ!?ど、どうしたの、アル兄ぃ!?」
土下座をしたアルスは地球の神々と柚の魂などについて話した。
「つまり、初めて会うけど何をしてもてなせばいいかわかんないと…普通にお茶会でよくない?」
「お茶会、お茶会……」
アルスはすぐにテーブルを取り出し、ティーセットの準備をした。
「あ、そうそう、お土産あるわよ。」
旅行から帰ったリリアナが旅行土産を出し始めた。
「お茶を出すんでしょう。でその人は地球出身ときた。ならこれかしら、アマちゃん(天照大神)とディーちゃん(女神アフロディーテ)から紹介された茶葉で『玉露』、『マリーアントワネット』、『ハロッズのイングリッシュ ブレックファスト』、『アールグレイ』、運良くもらった『大紅袍』、『トワイニングシリーズ』、……」
リリアナの旅行鞄から次々と出される茶葉の数々。
ついにアルスが言った言葉は
「多過ぎない?」
部屋の隅を占領している茶葉の缶達、リリアナがなぜ地球の神々と仲良いのか突っ込む以前になぜ地球の茶葉がこんなにもあるのか不思議で仕方がない。
「ティーセットは紅茶かしらー?ならこれがいいわね、アマちゃんお勧め『ジョージアン・ブレンド』。これ使いなさい!」
アルスの呟きをスルーして勧めてくるリリアナ。
「あ、うん。」
(突っ込めない。)
突っ込みたいけど突っ込めない。なんでリリアナはこんなに茶のことを理解しているんだろうって突っ込みたいし、スルーしてたけど地球の女神となんで仲良しなのか知りたい。
リリアナの言われるがままにお茶会の準備して行った。
ーーー
そしてなんの失敗のなく(いやあるだろう)お茶会が終わり無事に送り出した。
アルスは仕事の書類を取り出し、いつの間にかお茶のときに使ったテーブルから書斎机に変化した机に資料を並べていく。
(…ここの地域も問題ないな。………ユズ、大丈夫かなぁ、ユズにはなるべく手を汚して欲しくないからゆずを守ってくれる人の能力を倍増する祝福をこっそり掛けといたんだけど…心配だ…)
ユズのことが心配すぎて仕事に集中できなくなっていた。
一方、自身の部屋へ廊下で歩くリリアナは…
(アル兄ぃに内緒でユズちゃんが最初にテイムする魔物オンリーで進化をしやすくなる使い捨て祝福こっそりかけたんだけど…問題ないよねっ。転移場所はかなりテイムできる魔物が多いしね。お菓子ぃ♪)
スキップしながら部屋へ向かっていた。
ユズの身の安全のためにそれぞれ祝福を追加でこっそりかけたから安心☆(やりすぎだボケ)
ーーーー2週間以内に更新できたー!セェェーフ、ギリセーフ(・∀・)更新を守れたよ。(*´∀`*)ほっ
神々についての話は閑話とかにして投稿しまーす。なんでリリアナが地球の神と仲がいいのかそれもいつか載せようかなぁなんて考えてます。
なんかわからないとか、よくわからないご不明な点がございましたら、感想欄に書いてください。
アドバイスとかくれたらそれも嬉しいです。誤字報告も。
結構頻繁に自己完結した文章を書いたりしちゃうので「〇〇をはっきりしてください」とか送っても構いません。
次回の更新は…後日に…(^^;;
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