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私は物凄い美少女なのに、婚約者は妹に奪われ、結婚もできない。
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私、エルスは物凄い美少女である。
そんな私は、イケメン伯爵のヴァルターと婚約することになった。
けれど、ヴァルターは私のことが嫌いなようだ。
目を合わせてくれないし、話してもくれない。
私の家にヴァルターを呼んで、食事会をした時、
「私のことが嫌いなんですか」
ってヴァルターに訊いてみた。
「あまり、好ましく思ってないのは事実だ」
「は?」
「妹のフロリアーナの方が好ましい。姉との婚約を破棄して、妹と婚約したいくらいだ」
ヴァルターが妹の方を見て言った。
私の両親は呆然としていた。
「私じゃなくて、妹?」
妹のフロリアーナは私より地味で可愛くない。
そんな子と?
「妹なんて地味で、ブサイクですよ?見えてます?私の方が綺麗でしょう?」
「フロリアーナはエリスより食事のマナーが良く、食事の準備を全くしないエリスの横で手伝いをしていた。君より綺麗だよ。ずっと」
「は?ばっかじゃないの?準備なんてそんなのメイドがすることじゃない」
「でも、手伝わないより手伝う子の方が印象は良いだろう?」
私はぐっと奥歯を噛み締めた。
「いいです!あなたは、そこのブスと結婚したら?良かったわね、フロリアーナ。あなたでも、貰ってくれる人がいるみたいよ!」
って言って、自分の部屋に戻った。
その後、ヴァルターとフロリアーナは結婚した。
私は、何回もお見合いしているけど、
「性格が悪いので、婚約はちょっと……」
と断られ続けている。
未だに独身だ。
そんな私は、イケメン伯爵のヴァルターと婚約することになった。
けれど、ヴァルターは私のことが嫌いなようだ。
目を合わせてくれないし、話してもくれない。
私の家にヴァルターを呼んで、食事会をした時、
「私のことが嫌いなんですか」
ってヴァルターに訊いてみた。
「あまり、好ましく思ってないのは事実だ」
「は?」
「妹のフロリアーナの方が好ましい。姉との婚約を破棄して、妹と婚約したいくらいだ」
ヴァルターが妹の方を見て言った。
私の両親は呆然としていた。
「私じゃなくて、妹?」
妹のフロリアーナは私より地味で可愛くない。
そんな子と?
「妹なんて地味で、ブサイクですよ?見えてます?私の方が綺麗でしょう?」
「フロリアーナはエリスより食事のマナーが良く、食事の準備を全くしないエリスの横で手伝いをしていた。君より綺麗だよ。ずっと」
「は?ばっかじゃないの?準備なんてそんなのメイドがすることじゃない」
「でも、手伝わないより手伝う子の方が印象は良いだろう?」
私はぐっと奥歯を噛み締めた。
「いいです!あなたは、そこのブスと結婚したら?良かったわね、フロリアーナ。あなたでも、貰ってくれる人がいるみたいよ!」
って言って、自分の部屋に戻った。
その後、ヴァルターとフロリアーナは結婚した。
私は、何回もお見合いしているけど、
「性格が悪いので、婚約はちょっと……」
と断られ続けている。
未だに独身だ。
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