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第2章 【仲間探し編(アカリ)】
第2章25話 [ガブリとゴブリ]
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「エリー、どういうことだ?」
「あのね、ガブリは戦う度に魔法使いだったり剣士だったりと5パターンのジョブがランダムに変わるんだよ」
「5パターンも?私が戦った時は格闘家だったわ…」
「次に戦う時は格闘家じゃないかも」
エリーが甘いって言っていた理由は、格闘家として対策して挑んでいたら痛い目を見ていたという事か。
「エリー、5つのジョブは他に何があるのか教えてくれよ」
「う~ん、大体のジョブだけ教えるよ。剣士、格闘家、テクニック型の魔法使い、攻撃型の魔法使い、召喚士」
「召喚士?ガブリってヤツは召喚獣を召喚するのか」
「うん、召喚士の時のガブリは面倒くさいよ。兄弟2人と召喚獣を相手にしないといけないんだからね」
それはたしかに面倒くさそうだ。
「ありがとう妖精君、参考になったわ」
「いえいえ、それと私はエリーで良いよ」
「俺もマリーって呼び捨てで良いですよ」
「そう?なら私もお姉さんではなく、アカリと呼び捨てで構わないわよ。それと敬語も要らないわ」
少し距離が近づいた気がする。
最初、会った時は怖い雰囲気だったけど、話しているとそこまで怖い人ではないようだ。
「それなら呼び捨てにさせてもらうよ、アカリ。そういえば弟のゴブリのジョブは何なんだ?」
「私が戦ったかんじではゴブリは格闘家よ、それもパワータイプのね」
兄弟揃って格闘家の時は長距離攻撃していたら楽そうだな。
「アカリは女の子と一緒に戦ったんだろ?どうだったんだ?良いとこまでいけたのか?」
「組んだ女の子が『ガブリは魔法使いだから格闘家の私と、剣士のアカリさんで行けばゴリ押しで勝てますよ』と言ってたけど、実際に戦ったらガブリが格闘家で接近戦VS接近戦になって普通に負けたわ」
「そうか。それはツイてなかったな」
「でも、負けたおかげでマリーに会えたし、今の情報も知れたから案外運が悪かったとは言えないわ」
少し笑うアカリ。クール系の女の子が笑うとギャップで可愛いな。
「じゃあ戦ってみないと分からない、行き当たりバッタリだな。ガブリゴブリはどれくらい強いんだ?」
「もうこれ以上はさすがに言えないよ!」
「え~良いじゃん教えてくれよ~。じゃあミツハのレベルが2として、ガブリ達のレベルはいくつくらいだ?」
「う~ん…大体だけどレベルは7くらいかな」
「意外と強いな!」
俺がアクラータで4だったから、ガブリゴブリは結構強いんだな。
「マリー、つかぬ事を聞くがミツハ君とは…パーティーの仲間?」
「ああ。闇魔法使いの真髄を探している、フワフワした設定の厨二病キャラの少し痛い女の子だ」
「ちなみに、年齢は?」
「え?詳しくは知らないけど中1くらいだと思うけど…いや、もっと低いかな…まあ、それくらいじゃないかな?」
「そ、そう…二ヒヒ」
アカリが、なんか笑っている。さっきの爽やかで可愛い笑い方じゃなく、心に闇を抱えている変態のような笑い方だ。
「お、おう、それで分かってる情報はこんなもんか。それで、どういう作戦でいく?」
「…それなら弟のゴブリは私に任して!パワーになら自信があるし、私も接近戦の剣士だから」
「よし、分担が出来るのは助かるよ。それじゃガブリは俺が何とかするとして…」
「どうしたの?」
サブのジョブや加護を聞いても良いのか迷うな。でも聞いておかないとお互いに何が出来るのか分からなくなるしな。
「アカリのジョブとか加護を出来れば教えてほしいなって思って…」
「そう…そうね。だけどまだ見知らぬプレイヤー同士…サブジョブだけは教えておこうかしら」
さすがに加護とかは教えてはくれないか…けどアカリは加護かEXスキルは貰っているっぽいな。
「ごめんなさい!怒らないで聞いてほしい…私のサブジョブは『鑑定士』よ!」
「鑑定士!…ってことは俺のジョブやレベルが分かるのか?」
「え、ええ。本当にごめんなさい。マリーのステータスも見ていたわ」
「そうか~便利だなぁ、鑑定士」
俺も格闘家やめて鑑定士にしようかな、でも鑑定士にすると俺の攻撃系のスキルが無くなっちゃうからな…。
「良いなぁ、鑑定士」
「え?怒らないの?勝手にステータスを見たこと」
「なんで?貴重なジョブの枠を1つ代償にしてるんだから気にしてないよ。もしもレアな装備を使ってタダで見てたら少し怒るけどな」
「フフフ、君は本当に変わっているわ…ここまで教えるつもりはなかったけど、私の第3のジョブも教えておくわ」
第3のジョブ!アカネの武闘家や俺の覚醒ジョブみたいなのをアカリも持っているのか?!
「私の第3のジョブは…」
俺は緊張でゴクリと唾を飲み込む。
「ごめんなさい…やはり、このジョブを言う勇気がない」
「どうしたんだよ?!ここまで言っておいて!」
「本当にごめんなさい。これを言ってしまうと変な期待をされてしまう、それが私は嫌なの…」
「分かった。そんなに嫌なら無理には聞かないけど、それより鑑定士ってどこまで見れるんだ?」
話題を即座に変えてあげる俺の優しさよ。
「ステータスは全部分かるわ。でもジョブや加護は分からないけど…最初にマリーのステータスを見て驚いた。よくこのステータスで第3の街まで来れたなって…」
「たしかに、このステータスだと最初のハイオークに勝つのも難しいだろうな」
「でも、マリーはここまで来ているし実力はあるというのは分かる」
「まあな」
良かった、覚醒ジョブや加護がバレていなくて…。
「俺のサブジョブは格闘家だ」
「格闘家…?召喚士で格闘家?失礼な事を言うけど、よくここまで来れたわね」
「ま、まあな…。頼れる仲間達のおかげだよ」
「もしかして、第3のジョブを貰ったの?」
「…貰った、それだけは俺からも教えておくよ」
お互いに黙る。秘密を持って一緒に戦えるのか少し不安になる。
「それじゃあマリー、今から戦いに行こうか」
「え!今から?」
「ダメ?何か予定があるの?」
「ああ、俺の召喚獣があと少しで進化するから、進化させたいんだよ」
ガブリゴブリは強いらしいからな、確実に勝つにはナイトを先に進化させておきたい。
「そうか…1度戦っておかないか?もし勝てなかったら明日もう1度戦えば良いし、勝てたら進化出来るし負けても失うものもないし、どうだろうか?」
「……そうだな。分かった、1度戦ってみよう」
「よし!早速行こう!」
「その前にアカリが頼んだハンバーグ食べろよ」
アカリは急いでハンバーグを食べる。急いで食べているわりに食べ方が上品だ。
お金は俺は食べていないが、ステータスを見ると減っていた。頼むと勝手に減るシステムのようだ。
店から出て目的の場所までアカリに案内をしてもらう。
「あのね、ガブリは戦う度に魔法使いだったり剣士だったりと5パターンのジョブがランダムに変わるんだよ」
「5パターンも?私が戦った時は格闘家だったわ…」
「次に戦う時は格闘家じゃないかも」
エリーが甘いって言っていた理由は、格闘家として対策して挑んでいたら痛い目を見ていたという事か。
「エリー、5つのジョブは他に何があるのか教えてくれよ」
「う~ん、大体のジョブだけ教えるよ。剣士、格闘家、テクニック型の魔法使い、攻撃型の魔法使い、召喚士」
「召喚士?ガブリってヤツは召喚獣を召喚するのか」
「うん、召喚士の時のガブリは面倒くさいよ。兄弟2人と召喚獣を相手にしないといけないんだからね」
それはたしかに面倒くさそうだ。
「ありがとう妖精君、参考になったわ」
「いえいえ、それと私はエリーで良いよ」
「俺もマリーって呼び捨てで良いですよ」
「そう?なら私もお姉さんではなく、アカリと呼び捨てで構わないわよ。それと敬語も要らないわ」
少し距離が近づいた気がする。
最初、会った時は怖い雰囲気だったけど、話しているとそこまで怖い人ではないようだ。
「それなら呼び捨てにさせてもらうよ、アカリ。そういえば弟のゴブリのジョブは何なんだ?」
「私が戦ったかんじではゴブリは格闘家よ、それもパワータイプのね」
兄弟揃って格闘家の時は長距離攻撃していたら楽そうだな。
「アカリは女の子と一緒に戦ったんだろ?どうだったんだ?良いとこまでいけたのか?」
「組んだ女の子が『ガブリは魔法使いだから格闘家の私と、剣士のアカリさんで行けばゴリ押しで勝てますよ』と言ってたけど、実際に戦ったらガブリが格闘家で接近戦VS接近戦になって普通に負けたわ」
「そうか。それはツイてなかったな」
「でも、負けたおかげでマリーに会えたし、今の情報も知れたから案外運が悪かったとは言えないわ」
少し笑うアカリ。クール系の女の子が笑うとギャップで可愛いな。
「じゃあ戦ってみないと分からない、行き当たりバッタリだな。ガブリゴブリはどれくらい強いんだ?」
「もうこれ以上はさすがに言えないよ!」
「え~良いじゃん教えてくれよ~。じゃあミツハのレベルが2として、ガブリ達のレベルはいくつくらいだ?」
「う~ん…大体だけどレベルは7くらいかな」
「意外と強いな!」
俺がアクラータで4だったから、ガブリゴブリは結構強いんだな。
「マリー、つかぬ事を聞くがミツハ君とは…パーティーの仲間?」
「ああ。闇魔法使いの真髄を探している、フワフワした設定の厨二病キャラの少し痛い女の子だ」
「ちなみに、年齢は?」
「え?詳しくは知らないけど中1くらいだと思うけど…いや、もっと低いかな…まあ、それくらいじゃないかな?」
「そ、そう…二ヒヒ」
アカリが、なんか笑っている。さっきの爽やかで可愛い笑い方じゃなく、心に闇を抱えている変態のような笑い方だ。
「お、おう、それで分かってる情報はこんなもんか。それで、どういう作戦でいく?」
「…それなら弟のゴブリは私に任して!パワーになら自信があるし、私も接近戦の剣士だから」
「よし、分担が出来るのは助かるよ。それじゃガブリは俺が何とかするとして…」
「どうしたの?」
サブのジョブや加護を聞いても良いのか迷うな。でも聞いておかないとお互いに何が出来るのか分からなくなるしな。
「アカリのジョブとか加護を出来れば教えてほしいなって思って…」
「そう…そうね。だけどまだ見知らぬプレイヤー同士…サブジョブだけは教えておこうかしら」
さすがに加護とかは教えてはくれないか…けどアカリは加護かEXスキルは貰っているっぽいな。
「ごめんなさい!怒らないで聞いてほしい…私のサブジョブは『鑑定士』よ!」
「鑑定士!…ってことは俺のジョブやレベルが分かるのか?」
「え、ええ。本当にごめんなさい。マリーのステータスも見ていたわ」
「そうか~便利だなぁ、鑑定士」
俺も格闘家やめて鑑定士にしようかな、でも鑑定士にすると俺の攻撃系のスキルが無くなっちゃうからな…。
「良いなぁ、鑑定士」
「え?怒らないの?勝手にステータスを見たこと」
「なんで?貴重なジョブの枠を1つ代償にしてるんだから気にしてないよ。もしもレアな装備を使ってタダで見てたら少し怒るけどな」
「フフフ、君は本当に変わっているわ…ここまで教えるつもりはなかったけど、私の第3のジョブも教えておくわ」
第3のジョブ!アカネの武闘家や俺の覚醒ジョブみたいなのをアカリも持っているのか?!
「私の第3のジョブは…」
俺は緊張でゴクリと唾を飲み込む。
「ごめんなさい…やはり、このジョブを言う勇気がない」
「どうしたんだよ?!ここまで言っておいて!」
「本当にごめんなさい。これを言ってしまうと変な期待をされてしまう、それが私は嫌なの…」
「分かった。そんなに嫌なら無理には聞かないけど、それより鑑定士ってどこまで見れるんだ?」
話題を即座に変えてあげる俺の優しさよ。
「ステータスは全部分かるわ。でもジョブや加護は分からないけど…最初にマリーのステータスを見て驚いた。よくこのステータスで第3の街まで来れたなって…」
「たしかに、このステータスだと最初のハイオークに勝つのも難しいだろうな」
「でも、マリーはここまで来ているし実力はあるというのは分かる」
「まあな」
良かった、覚醒ジョブや加護がバレていなくて…。
「俺のサブジョブは格闘家だ」
「格闘家…?召喚士で格闘家?失礼な事を言うけど、よくここまで来れたわね」
「ま、まあな…。頼れる仲間達のおかげだよ」
「もしかして、第3のジョブを貰ったの?」
「…貰った、それだけは俺からも教えておくよ」
お互いに黙る。秘密を持って一緒に戦えるのか少し不安になる。
「それじゃあマリー、今から戦いに行こうか」
「え!今から?」
「ダメ?何か予定があるの?」
「ああ、俺の召喚獣があと少しで進化するから、進化させたいんだよ」
ガブリゴブリは強いらしいからな、確実に勝つにはナイトを先に進化させておきたい。
「そうか…1度戦っておかないか?もし勝てなかったら明日もう1度戦えば良いし、勝てたら進化出来るし負けても失うものもないし、どうだろうか?」
「……そうだな。分かった、1度戦ってみよう」
「よし!早速行こう!」
「その前にアカリが頼んだハンバーグ食べろよ」
アカリは急いでハンバーグを食べる。急いで食べているわりに食べ方が上品だ。
お金は俺は食べていないが、ステータスを見ると減っていた。頼むと勝手に減るシステムのようだ。
店から出て目的の場所までアカリに案内をしてもらう。
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