6 / 77
第1章【覚醒編】
第1章4話 [始まりの鐘と暗黒騎士]
しおりを挟む
「ここが『始まりの鐘』か…」
始まりの鐘に到着して暗黒騎士らしきキャラを探すが見当たらない。まだ来ていないようだ。
広間の中央にはカップルで鳴らせば幸せになるとか言われてるような鐘を何十倍も大きくしたサイズが吊られている。
「でけぇ~…」
近くに行くと鐘のそばに石碑があるので暇つぶしに読んでみる。
【100年前、冒険者が魔王討伐前に鳴らしたとされる鐘。鐘の音は始まりを告げる。低確率で鳴らすことが出来る。鐘の音を聴いたプレイヤーは1時間、HPとMPに+100される】
低確率…そうだ!あの『妖精女王の加護』の効果の実験をしておこう。
鐘から出ている自分の体より太い紐を抱きつくように掴むと周りのプレイヤーがこちらを見てくる。子どもが鳴らせるわけないって思っているんだろう…でも俺には加護があるから鳴らせるはずだ。
紐を引っ張ると『ピポーン』と頭の中でクイズの時に押すボタンみたいな音がした。それと同時に重かった紐が発泡スチロールのように軽くなり簡単に動いた。
『カラーーンカラーーンカラーーンカラーーン』
「うるさっ!」
鐘が勢いよく鳴り響く。
「すげー鳴らした!」「マジかよ!この鐘が鳴っているところなんて初めて見た!」「本当に100増えてる」「嘘じゃなかったんだ」「俺試したけど鳴らせなかったのに…」
周りが一斉に盛り上がり始めている。人が集まってきたのでコソッと鐘から離れ、人気のない場所で未だに鳴っている鐘を見つめる。まだ勢いよく鳴っている鐘を見つめていると前に同じ光景を見た気がする…これは、もしかして俺の記憶?
黒い鎧を着た俺が鐘の紐を片手で掴み引っ張り簡単に鳴らした。鐘を鳴らすと周りにいたプレイヤーたちは驚き俺を讃えてくれた。その中を歩いて行き、俺がいる場所から始まりを告げる鐘を見ながら冒険の始まりに興奮したのを思い出す。
「思い出した…俺はこのゲームを本当にやっていたんだ!」
こんなくだらない記憶だけど思い出したことが嬉しくて少し泣けてくる。
「凄いね。また鳴らすなんて運ヤバすぎ」
後ろから突然声を掛けられ振り向くと漆黒の鎧を着た180センチほどの声的には男であろうキャラが立っていた。漆黒の鎧には紫色の唐草模様のような線が腕や胸部や脚に綺麗に入っている。そういえばさっき思い出した記憶で俺が着ていた鎧にそっくりだ。
「もしかして暗黒騎士…マリアか?」
「そうだよ。よく分かったね、ユーゴ」
記憶を思い出さなかったら多分気付かなかっただろうなと考えながら暗黒騎士の姿を観察する。
「どう?かっこいいでしょ?ユーゴの汗と努力のとキシリトールの結晶だよ」
「キシリトール?」
暗黒騎士を見れば思い出すような気がしたが先程のような記憶が戻るようなことはなかった。
「…そりゃあそうだよな」
「??それよりユーゴが始まりの鐘を鳴らすの2回目だって知ってた?」
「2回目?ああ…さっき思い出した、暗黒騎士の格好をした俺が冒険に出る前に鳴らした時のことか?」
「そうそう、前作で冒険前に鳴らしたのと合わせて2回目…って、え?!記憶戻ったの?」
ノリツッコミをしながら驚く。暗黒騎士の見た目からは想像できないコミカルな驚き方をする。
「いや、ここで鐘を鳴らしたことがあることしか思い出してない」
「良かった!…じゃなくて、凄いね!この調子ならあっという間に記憶戻りそうだね!」
「ああ、俺もこのゲームをしていればきっと戻ると確信したぜ!」
「それよりユーゴ!何のジョブにしたとか聞きたいけど…私たち目立つから場所変えよっか」
マリアに言われて周りを見ればジロジロと俺たちを見てくるプレイヤーが多い。黒い鎧を着た奴と美少女は目立つようだ。
「マイルームに行こっか、一度私とパーティー組んで」
マリアは空中で指を動かして何かし始めると、頭の中に『ピコーン』と音が聞こえた。
勝手にメニューが開き【暗黒騎士からパーティーに誘われました。加わりますか?〈YES〉〈NO〉】と表示される。暗黒騎士を見ると頷かれたので〈YES〉を選択する。
「それじゃあ、マイルームに行くから付いて来て」
マリアが歩き出すので俺は何も言わず付いて行くことにする。道中、マリアが使う暗黒騎士を見たプレイヤー達がヒソヒソと話している。
「暗黒騎士だ…」「初日にインしてないから辞めたって噂だったのに」「本物はカッコいい…」「どうせ中身はおっさんだろ」
プレイヤーから色々言われている。俺の使っていた暗黒騎士ってそんなに有名だったのか?
「着いたよ」
歩いて3分ほどで目的地に到着した場所は店か?少し上を見ると看板があり【宿屋 安心し亭】と書いてある。
「宿屋は自分とパーティーメンバーしか入れない『マイルーム』っていう部屋があるの。マイルームでなら聞かれたくない話も出来るでしょ」
そう言い、宿屋に入って行く。続けて入ろうとするとメニュー画面が表示される。
【暗黒騎士のマイルームに行きますか?〈YES〉〈NO〉】
〈YES〉を選択してドアを開けて入ると気がつけば部屋の中にいた。部屋は隅にベットが置いてあり、右を見ると大きめの棚があり真ん中には小さな机と椅子2つあるテーブル奥には小さな窓がある6畳ほどのシンプルな部屋だった。
「適当に座っていいよ」
言われて椅子に座る。目の前に暗黒騎士がベットに座る。
「私が目の前で違う動きしてるのって変なかんじだね。名前は私の名前に似たかんじにしたんだ」
「嫌だったか?」
「別にダサい名前とかじゃないし良いよ」
声的に笑ってるかんじはしているが仮面のせいで全く表情が分からない。
「それよりジョブ何にしたの?何か加護貰えた?」
「ジョブは召喚士と格闘家にした」
小さく「え?」と声が聞こえ数秒ほど間ができる。
「……しょ、召喚士ね!なるほど!召喚獣と一緒に戦うかんじね」
「あと覚醒ジョブってのとエクストラスキルと妖精女王の加護っていうのを貰ったんだけど」
「覚醒ジョブは知ってるよ。タイミングがきたら覚醒して珍しくて強いジョブが使えるようになるって噂だよね。エクストラスキルはどんなのだったの?…って聞いて良いのかな?手の内を晒すことになっちゃうけど…」
「別に良いよ。マリアは誰にも言わないだろうし」
マリアにEXスキルと加護について説明する。
「反則みたいな加護だね!」
説明し終わると暗黒騎士の仮面のせいで感情は分からないが、マリアは呆れたような羨ましがるような言い方をした。
「EXスキルの方は?」
「EXスキルの方はあんまり役に立たなさそう…かな」
「そうなのか?」
「だってどれだけ強くレベル上げても装備の数値のまま成長しないんでしょ?だからあんまりかな」
「たしかに…」
そう言われるとそうだよな。成長しないってな…。
「でもでも!加護は強いよね!さっきの始まりの鐘もこの加護のおかげで鳴らせたんでしょ?だったら凄いよ!」
「俺も加護は強いと思ったよ。確率に絶対に勝てるんだからさ」
「それだけじゃないよ!このゲームって確率が結構関わる魔法やスキルの効果が多いんだよ。例えば状態異常とかは『低確率で麻痺になる』とかだから簡単な話、ユーゴには状態異常の効果がほぼ効かないって事だよ」
「そうか…状態異常もか」
「あと錬金とかの生成系も確率が関わるから無双できるね」
確率に勝つか…もしかしてあの時のクイズのボタンみたいな音は確率の勝負に勝った音だったのかな?
「どんだけ運あるのユーゴ。でも他の人には絶っっっっ対に言ったらダメだよ!パーティーに無理矢理入れられたり羨ましがる人も多いし嫌がらせとかされるかもだから」
「わかってるよ」
暗黒騎士のマリアのどこにあるか分からない目を見つめ約束する。
始まりの鐘に到着して暗黒騎士らしきキャラを探すが見当たらない。まだ来ていないようだ。
広間の中央にはカップルで鳴らせば幸せになるとか言われてるような鐘を何十倍も大きくしたサイズが吊られている。
「でけぇ~…」
近くに行くと鐘のそばに石碑があるので暇つぶしに読んでみる。
【100年前、冒険者が魔王討伐前に鳴らしたとされる鐘。鐘の音は始まりを告げる。低確率で鳴らすことが出来る。鐘の音を聴いたプレイヤーは1時間、HPとMPに+100される】
低確率…そうだ!あの『妖精女王の加護』の効果の実験をしておこう。
鐘から出ている自分の体より太い紐を抱きつくように掴むと周りのプレイヤーがこちらを見てくる。子どもが鳴らせるわけないって思っているんだろう…でも俺には加護があるから鳴らせるはずだ。
紐を引っ張ると『ピポーン』と頭の中でクイズの時に押すボタンみたいな音がした。それと同時に重かった紐が発泡スチロールのように軽くなり簡単に動いた。
『カラーーンカラーーンカラーーンカラーーン』
「うるさっ!」
鐘が勢いよく鳴り響く。
「すげー鳴らした!」「マジかよ!この鐘が鳴っているところなんて初めて見た!」「本当に100増えてる」「嘘じゃなかったんだ」「俺試したけど鳴らせなかったのに…」
周りが一斉に盛り上がり始めている。人が集まってきたのでコソッと鐘から離れ、人気のない場所で未だに鳴っている鐘を見つめる。まだ勢いよく鳴っている鐘を見つめていると前に同じ光景を見た気がする…これは、もしかして俺の記憶?
黒い鎧を着た俺が鐘の紐を片手で掴み引っ張り簡単に鳴らした。鐘を鳴らすと周りにいたプレイヤーたちは驚き俺を讃えてくれた。その中を歩いて行き、俺がいる場所から始まりを告げる鐘を見ながら冒険の始まりに興奮したのを思い出す。
「思い出した…俺はこのゲームを本当にやっていたんだ!」
こんなくだらない記憶だけど思い出したことが嬉しくて少し泣けてくる。
「凄いね。また鳴らすなんて運ヤバすぎ」
後ろから突然声を掛けられ振り向くと漆黒の鎧を着た180センチほどの声的には男であろうキャラが立っていた。漆黒の鎧には紫色の唐草模様のような線が腕や胸部や脚に綺麗に入っている。そういえばさっき思い出した記憶で俺が着ていた鎧にそっくりだ。
「もしかして暗黒騎士…マリアか?」
「そうだよ。よく分かったね、ユーゴ」
記憶を思い出さなかったら多分気付かなかっただろうなと考えながら暗黒騎士の姿を観察する。
「どう?かっこいいでしょ?ユーゴの汗と努力のとキシリトールの結晶だよ」
「キシリトール?」
暗黒騎士を見れば思い出すような気がしたが先程のような記憶が戻るようなことはなかった。
「…そりゃあそうだよな」
「??それよりユーゴが始まりの鐘を鳴らすの2回目だって知ってた?」
「2回目?ああ…さっき思い出した、暗黒騎士の格好をした俺が冒険に出る前に鳴らした時のことか?」
「そうそう、前作で冒険前に鳴らしたのと合わせて2回目…って、え?!記憶戻ったの?」
ノリツッコミをしながら驚く。暗黒騎士の見た目からは想像できないコミカルな驚き方をする。
「いや、ここで鐘を鳴らしたことがあることしか思い出してない」
「良かった!…じゃなくて、凄いね!この調子ならあっという間に記憶戻りそうだね!」
「ああ、俺もこのゲームをしていればきっと戻ると確信したぜ!」
「それよりユーゴ!何のジョブにしたとか聞きたいけど…私たち目立つから場所変えよっか」
マリアに言われて周りを見ればジロジロと俺たちを見てくるプレイヤーが多い。黒い鎧を着た奴と美少女は目立つようだ。
「マイルームに行こっか、一度私とパーティー組んで」
マリアは空中で指を動かして何かし始めると、頭の中に『ピコーン』と音が聞こえた。
勝手にメニューが開き【暗黒騎士からパーティーに誘われました。加わりますか?〈YES〉〈NO〉】と表示される。暗黒騎士を見ると頷かれたので〈YES〉を選択する。
「それじゃあ、マイルームに行くから付いて来て」
マリアが歩き出すので俺は何も言わず付いて行くことにする。道中、マリアが使う暗黒騎士を見たプレイヤー達がヒソヒソと話している。
「暗黒騎士だ…」「初日にインしてないから辞めたって噂だったのに」「本物はカッコいい…」「どうせ中身はおっさんだろ」
プレイヤーから色々言われている。俺の使っていた暗黒騎士ってそんなに有名だったのか?
「着いたよ」
歩いて3分ほどで目的地に到着した場所は店か?少し上を見ると看板があり【宿屋 安心し亭】と書いてある。
「宿屋は自分とパーティーメンバーしか入れない『マイルーム』っていう部屋があるの。マイルームでなら聞かれたくない話も出来るでしょ」
そう言い、宿屋に入って行く。続けて入ろうとするとメニュー画面が表示される。
【暗黒騎士のマイルームに行きますか?〈YES〉〈NO〉】
〈YES〉を選択してドアを開けて入ると気がつけば部屋の中にいた。部屋は隅にベットが置いてあり、右を見ると大きめの棚があり真ん中には小さな机と椅子2つあるテーブル奥には小さな窓がある6畳ほどのシンプルな部屋だった。
「適当に座っていいよ」
言われて椅子に座る。目の前に暗黒騎士がベットに座る。
「私が目の前で違う動きしてるのって変なかんじだね。名前は私の名前に似たかんじにしたんだ」
「嫌だったか?」
「別にダサい名前とかじゃないし良いよ」
声的に笑ってるかんじはしているが仮面のせいで全く表情が分からない。
「それよりジョブ何にしたの?何か加護貰えた?」
「ジョブは召喚士と格闘家にした」
小さく「え?」と声が聞こえ数秒ほど間ができる。
「……しょ、召喚士ね!なるほど!召喚獣と一緒に戦うかんじね」
「あと覚醒ジョブってのとエクストラスキルと妖精女王の加護っていうのを貰ったんだけど」
「覚醒ジョブは知ってるよ。タイミングがきたら覚醒して珍しくて強いジョブが使えるようになるって噂だよね。エクストラスキルはどんなのだったの?…って聞いて良いのかな?手の内を晒すことになっちゃうけど…」
「別に良いよ。マリアは誰にも言わないだろうし」
マリアにEXスキルと加護について説明する。
「反則みたいな加護だね!」
説明し終わると暗黒騎士の仮面のせいで感情は分からないが、マリアは呆れたような羨ましがるような言い方をした。
「EXスキルの方は?」
「EXスキルの方はあんまり役に立たなさそう…かな」
「そうなのか?」
「だってどれだけ強くレベル上げても装備の数値のまま成長しないんでしょ?だからあんまりかな」
「たしかに…」
そう言われるとそうだよな。成長しないってな…。
「でもでも!加護は強いよね!さっきの始まりの鐘もこの加護のおかげで鳴らせたんでしょ?だったら凄いよ!」
「俺も加護は強いと思ったよ。確率に絶対に勝てるんだからさ」
「それだけじゃないよ!このゲームって確率が結構関わる魔法やスキルの効果が多いんだよ。例えば状態異常とかは『低確率で麻痺になる』とかだから簡単な話、ユーゴには状態異常の効果がほぼ効かないって事だよ」
「そうか…状態異常もか」
「あと錬金とかの生成系も確率が関わるから無双できるね」
確率に勝つか…もしかしてあの時のクイズのボタンみたいな音は確率の勝負に勝った音だったのかな?
「どんだけ運あるのユーゴ。でも他の人には絶っっっっ対に言ったらダメだよ!パーティーに無理矢理入れられたり羨ましがる人も多いし嫌がらせとかされるかもだから」
「わかってるよ」
暗黒騎士のマリアのどこにあるか分からない目を見つめ約束する。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
異世界物怪録
止まり木
ファンタジー
現代日本のどこかに、数多の妖怪達が住む隠れ里があった。
幾重にも結界が張られ、人間が入り込むことの出来ない、正に妖怪達の桃源郷。
妖怪達はそこでのんびり暮らしていた。だが、ある日突然その里を地震が襲った。
慌てふためく妖怪達。
地震が止んだ時、空に見た事の無い星星が浮かんでいた。
妖怪達は自らの住んでいた里事、異世界へと飛ばされてしまったのだった。
これは、里事異世界のエルフの森に飛ばされた妖怪達が、生きる為に力を合わせて生活していく物語。
"小説家になろう"様でも重複掲載しております。
不定期更新
鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
異世界貴族は家柄と共に! 〜悪役貴族に転生したので、成り上がり共を潰します〜
スクールH
ファンタジー
家柄こそ全て!
名家生まれの主人公は、絶望しながら死んだ。
そんな彼が生まれ変わったのがとある成り上がりラノベ小説の世界。しかも悪役貴族。
名家生まれの彼の心を占めていたのは『家柄こそ全て!』という考え。
新しい人生では絶望せず、ついでにウザい成り上がり共(元々身分が低い奴)を蹴落とそうと決心する。
別作品の執筆の箸休めに書いた作品ですので一話一話の文章量は少ないです。
軽い感じで呼んでください!
※不快な表現が多いです。
なろうとカクヨムに先行投稿しています。
【完結】蓬莱の鏡〜若返ったおっさんが異世界転移して狐人に救われてから色々とありまして〜
月城 亜希人
ファンタジー
二〇二一年初夏六月末早朝。
蝉の声で目覚めたカガミ・ユーゴは加齢で衰えた体の痛みに苦しみながら瞼を上げる。待っていたのは虚構のような現実。
呼吸をする度にコポコポとまるで水中にいるかのような泡が生じ、天井へと向かっていく。
泡を追って視線を上げた先には水面らしきものがあった。
ユーゴは逡巡しながらも水面に手を伸ばすのだが――。
おっさん若返り異世界ファンタジーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる