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トレント×魔王様

9.よしよし出産★

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「んむっ♡ はむ♡ はぁ♡ んン゛♡ はっ♡ んむぅ♡」

じゅっ♡じゅるじゅる♡じゅじゅじゅっ♡
水音を立てながら、フィリベルトは目の前の肉厚でぼってりとした舌に、自らの舌を絡ませて濃厚なディープキスをしていた。

(こんなところに舌があるなんて聞いてないし♡♡ ぁあっでも、トレントとのキス…♡すごく気持ちいい…♡っていうか、めっちゃキス上手い…♡ねっとりしてるし、熱くって、俺の口のなかパンパンになるくらいぶっとくて、これ好きだわ…♡♡)

フィリベルトがトレントの幹に抱きつくように四肢を拘束されて磔にされ、雄子宮に初射精された後の事。

フィリベルトの目の前のトレントの幹に切れ目が入り、左右に避けて中から柔らかそうな太い舌が出てきたのだ。
裂けた幹の中は人の口腔よりももっとギトギトして粘液塗れで、どちらかと言えば雌のおまんこのようだった。
くぱぁ…♡と開いた中はホカホカと湯気が出そうな程に蒸れ、少し青臭い匂いがしてたけれど、溺れそうな程トレントの子種で子宮内をたぷたぷにしたフィリベルトにしてみれば、自分を孕ませた雄の舌。誘われるように口を近付けて舌を突き出し、ベロベロと濃厚なディープキスをかました。

それからずっとトレントとキスハメした状態のままだ。


「あ゛んっ♡ んン♡ んぅ♡ はぅ♡ んむっ♡」
(乳首もずっとちゅうちゅうかみかみされて♡♡自分じゃ見えないけど、俺の乳首っ♡すっごい腫れてそう…っ♡でかっくなり過ぎたら、ピッタリとしたいつもの服着れなくなっちゃう…っ♡♡)

両乳首の根元はずっとコックリングを嵌められたみたいに枝で縛られたまま、ヒトデみたいなイボだらけの枝の先っちょで、男にしてはふっくらと盛りあがった雄っぱいを揉まれ続けている。
びっしり生えた突起と中央に生えた歯で乳首はクリクリコリコリカミカミとずっと刺激されていて、絶えず両胸から甘い快感が全身を巡っている状態だ。
時々、「んぉ゛っ♡」と声を上げながらビクビクと身体を震わせて、乳首イキをしている。
ヒトデのような枝先に包まれた乳首は、トレントとセックスし始めてから見ていないので、弄りまわされてどんな風になっているのか分からない。


ぶびゅうぅぅっっーーーっっ♡♡
「んぉ゛っ♡ ほぉォ゛ーーッッ♡♡♡」
(あはっ♡♡ また重たい精液でたぁああ…っっ!♡♡♡)
子宮口にぴったりとくっ付けられたトレントの肉棒から子宮内に精液が流れ込む。バイブレーションする雄チンポから、びゅぶっ♡びゅばっ♡とゼリーのようにドロドロとした塊のような精液が噴きだす。トレントの精液は、フィリベルトの腹をずっしりと重くさせる程の量があり、ゼリーのような塊りができる程濃厚だった。
鈴口をパクパクと開閉しながらポンプのように竿をボコボコと歪に変形させながら吐き出された精液は、フィリベルトの雄子宮の中で育つトレントの卵へとぶっかけられた。





トレントの精液を初めて受けとめた時、大量の精液で雄子宮をパンパンにさせられたフィリベルトのお腹は、外から見ても分かるくらいにぽっこりと盛りあがった。
子宮口に口づけたままのトレントの雄チンポは、雌であるフィリベルトを孕ませるべく子宮口を亀頭でグッと押さえて塞き止め、精液が流れ出ないように塞いだ。
子宮を刺激するためのバイブレーションも止み、子宮の中にたっっっっぷり♡と吐き出された精液で膨らませた腹を何本もの枝でよしよしと撫でる。
その後、たぷん♡と腹の中に溜まった精液に混じる魔力に反応して、フィリベルトの淫紋がピカピカと点滅し、トレントとのモンスタークリエイトは無事完了した。後はフィリベルトの胎内で育つトレントの卵に魔力が必要なので、たっぷりと精液を摂取すればいいだけなのだが、いざセックスを再開すれば再びトレントのねちっこい責めによる愛撫が始まったのである。





「んぉおおォ゛ッッ♡ んぉっ♡ んぶッ♡ ンんんっ゛♡ んォ゛♡ んぐぅぅ゛っ♡♡」
トレントとのキスハメが気持ちよくて、フィリベルトは舌を限界まで突き出して舌を絡ませる。咥内を蹂躙するトレントの舌は大きくて長く、べろんと伸びた舌はフィリベルトの喉奥まで執拗に舐めてくる。閉じれない口からは二人分の唾液が垂れて、顎を伝ってぽたぽたとしたたり落ちた。

「はぁ♡ ん♡ んむ♡ んっ♡ ん゛♡ んじゅっ♡ じゅうぅ♡」
(はぁ♡トレントの舌、すっげ精液くさい…っ♡♡もしかして、唾液にも精液の成分が含まれてるのかも?♡♡ 枝の先っちょにエッチなイボイボヒトデがついてるくらいだし、唾液に精液がふくまれてても可笑しくないよなぁ…♡はぅっ♡きもちー…♡)
ちゅっちゅっ♡ぴちゃぴちゃ♡じゅぱじゅぱ♡

舌を絡ませ合いながら行うキスからは、考えられない程の大きな水音がする。それだけトレントの唾液の粘度も量も多いということだ。

キスをしながら挿入された雄チンポに、胎内に精液をぶっかけて貰い続けて30分が経過した頃、フィリベルトの臍の下の淫紋の点滅が早くなった。
そろそろ卵が産まれるという合図だ。フィリベルトの子宮内で得る快感が急激に増した。

「はぁ♡ ぉ゛ん♡ んん゛♡ はへ♡ ん゛ぅ♡」
(ぁああ゛っ♡ 下っ腹がぁっ♡♡ キュンキュンしてるぅぅっ!♡♡これ、これっ、産まれるッ!♡♡トレントのあかちゃん…っ!♡♡)

磔にされて淫紋の反応が見えないにも関わらず、何度も経験してきた出産時の子宮から得られる快感を受けて、フィリベルトは自身の胎内で産まれた卵の出産が近い事を悟る。


フィリベルトの快感への反応と淫紋の点滅を見て出産が早いことを知ったトレントが、ズズズ……と鈍い音を立てながら地に埋まった根を何本も出して、地面に根を敷き詰めるように敷いた。
トレントの巨体の幹にフィリベルトを磔にしていた枝が緩んで、地面に敷き詰めた根の上にフィリベルトが下ろされた。

トレントから離されてディープキスを中断されたフィリベルトは、そこで初めて地面に根が敷き詰められているのに気がついた。卵が宿ってぽっこりしたお腹を自由になった手で撫でながら、片手で地面に敷き詰められた根を撫でる。
フィリベルトに撫でられた枝が擽ったそうにうねうねと動いた。
敷き詰められた枝は思っていたほど硬くなく、弾力があって柔らかくて座らされた尻は痛くない。枝なのでデコボコはしているが、背をトレントが支えてくれているので、特に転倒の危険もない。

「はぁ、はぁ♡ これ…、天然のベッドみたい…ッ♡ はぁ♡ 俺の為に…?ふふ、ありがとう…♡」

出産時の快感に頭の芯を焼かれそうになりながらも、自分の為に整えてくれた床に感謝を告げれば、汗まみれの顔をトレントが枝で拭ってくれた。

出産の時には邪魔だろうと判断したのか、セックスを初めてからずっとフィリベルトの胸に張り付いていたイボイボ触手がじゅぽんっ♡と音を立てながら離れていった。乳首の根元をコックリングのように締め付けていた細い枝も解かれた。

「うは…♡俺の乳首、やばい事になってるじゃん…♡ 真っ赤に熟れて、ビンビン…ッ♡♡これ、いつもの服着れるかな…ッ♡♡」

揉みしだかれた乳房は筋肉と脂肪を解されまくって少しふっくらとしている気がする。
中央の乳首は根元が縛られ、突起物に常にコリコリコリ♡と弄られまくって、ぷっくりと腫れていた。それに少し伸びている気がする。
小指の先くらいの大きさだった乳首は、今や人差し指の第一関節くらいありそうだ。刺激を与えられ続けて、未だにビク♡ビク♡と震えている。
また、柔らかい歯でカミカミされたのは乳首だけでなく、乳輪周りも噛まれていたらしく、くっきりとした歯形が残されていた。
魔物とのモンスタークリエイトで出産しても、フィリベルトの乳首から母乳は出ない。けれど、この時ばかりは今すぐにでもブシュッ♡と母乳が出ても可笑しくないくらいには艶めかしい雄っぱいへと変貌を遂げていた。

「はぁ♡ はぁ♡ 乳首もジクジクしてヤバいけどっ♡ んぉ゛♡ ぁあ゛ッ♡ 本格的にッ、産まれちゃうッ♡ はぁはぁ♡ ん゛ッ♡ んぁあ゛♡ ひっ、ぁあ♡ ぁっ、子宮口ッ…ひらいてきたぁ♡♡♡」

解放された乳首が空気に触れてゾワゾワし、身体の動きに合わせてぷるん♡と揺れる乳首の振動にぞくぞくぞく♡と背骨の中を快感が駆け抜ける。出産時に起こる快感はいつにも増して強くなる。
繰り返し行ってきたモンスタークリエイトだが、この出産で得る快感はなんとも言えない多幸感を得る。フィリベルトは男体だが、この瞬間だけはいつも母になったような心地になる。

「ぁぅう゛♡ あぁ゛っ♡ はっ♡ ぅ、くっ♡ ぁあ゛っ!♡産まれる…ッ、♡♡ やっと、君のあかちゃん、産まれるよっ♡♡」

きゅん♡きゅん♡きゅん♡きゅん♡きゅん♡きゅん♡
出産時、どれだけ大きな卵や数だったとしても魔王の出産に痛みは伴わない。卵を押し出すように収縮する子宮の動きでさえ、フィリベルトには快感になる。
快感に身を震わせながらはぁはぁ♡と大きく息をするフィリベルトの身体を労わるように、トレントが枝で支え、背中を撫で、ぽってりとしたお腹を擦る。
出産しやすいようにM字に開いた両脚の間には、くぱ♡くぱ♡と開閉する雌孔が見える。
その雌孔の縁を、トレントの枝が左右に引っ張って、くぱぁ…♡と割り開く。覗くピンク色の粘膜が、ひくっ♡ひくっ♡とひくついている。

「んぁァああ゛っ♡♡♡ 卵、っ♡降りてきたぁっ!♡ぁぁっ♡ んん゛っ!♡ はっ♡ ぁあっ♡ あっ♡ あっ♡ ぁああ゛♡」

くぱぁ…♡と開いた雌孔から見えるピンクの肉襞は、ひくひくひくっ♡と痙攣している。子宮口を越えてずるずるずる~~…っと、卵が下ってきた。


ぐっ……ぽんッ♡♡♡
「んぉお゛っっ!!♡♡♡♡」

雌孔の縁がきゅうっと中に引っ込んだと思えば、鶏の卵くらいの大きさの青い卵が、ぶぽんっ♡♡とひり出された。
ひり出された卵はトレントが上手に枝でキャッチして、枝と葉で作った籠の中に丁寧に転がして置いた。

「ぁっ♡ はぁああっ♡ あっ♡ だめっ、♡ まだ出るぅぅっ♡ いっぱい、卵出ちゃうっ!!♡♡」

グッと背を仰け反らして、フィリベルトが手近にあったトレントの枝に両手でしがみつく。びくっ♡びくっ♡びくくっ♡と快感に太腿を跳ね上げさせながら、続けざまに卵を産んでいく。

ぐ……ぽんっ♡♡
「ぁ゛ひッ♡♡」

ぐ……ぽんっ♡ぽんっ♡♡
「んぉ゛っ♡ぉお゛♡」

ぐぽんっ…ッぽん、ぽんっ♡♡
「ぁあ゛っ♡ んぉ゛♡ ほォお゛♡♡」

次から次へと産まれてくる卵をトレントがキャッチしながらせっせと籠に卵を運ぶ。大事な母体を労わるように、フィリベルトの汗を拭きながら、お腹をよしよしと撫でる。
卵を産み始めてからへこんできたフィリベルトのお腹だが、もう少し卵が残っているのかまだ少しふっくらとしている。

「ぁへ…♡ へぅ…っ♡」

卵を連続で産んだ快感に四肢をぴくぴくと痙攣させながら、Ⅿ字に開いていた両脚もぐったりと投げ出している。
卵を産むたびに雌アクメを繰り返し少々気を遣っていたフィリベルトだが、少し落ち着いた後、再び産気づいて出産再開の快感に叩き起こされる。

汗でぺったりと濡れた髪を撫でつけるように、トレントがフィリベルトの頭をよしよしと撫でる。それだけでフィリベルトの胸がきゅんと甘く疼いた。自分を孕ませた雄に対する雌的立場によるトキメキが起こる。
はふっ♡はふっ♡と発情してほかほかの吐息を吐き出しながら、フィリベルトがトレントを見上げる。その目はうっとりとしていた。

「ん゛ぁっ♡ あともうちょっとで、全部産まれるから♡ ふふっ♡ …そうしたら、もう一回、っ、俺と子供作ろ。……ね?♡♡」

握った枝を顔に近付けて、舌でれろー……♡と舐めれば、ブルブルとトレントが震えた。





この日のモンスタークリエイトで、フィリベルトは計41個の卵を産み落とした。
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