才能って必要ですか?

シィ

文字の大きさ
上 下
11 / 11
第一章

10話

しおりを挟む
ガヤガヤガヤ

騒がしい教室の中僕は1人で席に座っている。
相変わらず写真を撮るタイミングがない、、、、、
パッとやればいいんだろうけど、僕は鈍臭いからすぐにバレてしまうだろう。
あぁいやだいやだ写真を取ろうとするだけでなんでこんなに緊張するんだろう。
ま、まぁ今日は運がなかったってことで諦めようかな!

ヴィーッ!ヴィーッ!

スマホがバイブスしてる、誰のだろーな。

ヴィーッ!!!ヴィーッ!!

早く止まんないかな。あ、なんか胸ポケットが震えてる?
緊張しすぎたんだな、落ち着こう。

ヴィヴィヴィヴィヴィッッッ!!!!

あーーーーうるさい!!わかった!やるよやってやるよ!
まったく、、、、、

「うげぇぇぇ!!!マジかよ?!俺の負け!!!!?」

一際大きな声が耳をつんざく、この声はうちのクラスのリーダー格の遠藤 輝太えんどう こうただった。
トランプのゲームで負けたのかな?
あ、大富豪やってたんだ。ほかの人は大貧民って言ってるけどどっちが正しいんだろう、、、、

「おい倉目!!!!!」

ふぁ?!え?!なんで???
遠藤の取り巻きはゲラゲラ笑ってる。

「おい、写真撮んぞ!!こっち来い!!」

「う、うん!!!」

え、え???な、なに?!
遠藤君すごい顔してるし、殴られるのかな、やだな、、、

「ケータイ持ってっか??」

「は、はいこれ」

ま、まさか僕のスマホを、、、、いやだいやだ!
あ、渡しちゃったし、、、どうしよう!!!!!

「おし!とんぞ??」

カシャッ!

「、、、、、、、、え?」

「わりぃな、罰ゲームでお前とのツーショットってやつだ。家にでも飾って家宝にでもしとけ!」

いきなりなんだ、、、しかも罰ゲームって!!

「よし!行っていいぞ!てかさっさと行け気色悪ぃ」

「う、うん」

何も言い返せない僕が悔しいらこんな扱いしかされないのが悔しい、、、
けど僕は何も出来ない、大人しく自分の席に戻る。




今日の授業がすべて終わり家路につく、イヤフォンをつけるとスケープが話しかけてくる。

「一郎様!やりましたねぇ!!とりあえず1つ達成しましたよ!!!」

「ん?あぁ!そっか!!」

すっかり忘れてた、そういえば必要な才能をコピー出来たんじゃないだろうか。






しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

RUBBER LADY 屈辱の性奴隷調教

RUBBER LADY
ファンタジー
RUBBER LADYが活躍するストーリーの続編です

[恥辱]りみの強制おむつ生活

rei
大衆娯楽
中学三年生になる主人公倉持りみが集会中にお漏らしをしてしまい、おむつを当てられる。 保健室の先生におむつを当ててもらうようにお願い、クラスメイトの前でおむつ着用宣言、お漏らしで小学一年生へ落第など恥辱にあふれた作品です。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜 

八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。 第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。 大和型三隻は沈没した……、と思われた。 だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。 大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。 祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。 ※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※

女体化入浴剤

シソ
ファンタジー
康太は大学の帰りにドラッグストアに寄って、女体化入浴剤というものを見つけた。使ってみると最初は変化はなかったが…

先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…

ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。 しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。 気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

処理中です...