【R18】孕まぬΩは皆の玩具【完結】

二

一つの個体

　少し落ち着いた頃に先輩に「挿れていいか？」と、聞かれる。
　答えは決まっている。

「先輩のを····俺の中に··挿れて下さい」

「·····お前、どこでそんなエッチなお強請り覚えちゃったの？」

　両手で顔を隠して溜息をつく先輩に調教された賜物だなんて流石に言えない。

　自分のソコに先輩のがピタリとあたり、挿っていく。
　
「っあ···」

「痛くない？」

「大丈夫···」

　まるで処女を抱くように優しくしてくれる先輩に自分の心臓がドキドキと激しく音を鳴らしている。





　先輩と出会えた事は奇跡かもしれない。







　汚れた自分を綺麗にしてくれてるように抱いてくれる。








「っあ、アァ··んぅ··あっアァ！先ぱ···っ！」

「可愛い。もっと感じた顔見せて」

　何度も可愛いと言われる度に嬉しくなる。先輩のモノが自分に入っていると言うだけで興奮が止まらない。
　気持ちよすぎて視界が涙でぼやけて上手く先輩の顔が見えない。

　両手を仰げば先輩が掴んでくれて、両肩に乗せ身体を起こし、対面座位の体勢へとなる。

「んぁあっ！」

　奥まで先輩のモノが深く入り、何度も突かれる度に子宮口とキスをしている。

「ア···っこれ、気持ち···っ！好き···っ先輩··っ！」

「いっぱい気持ちよくなろうな」

「ぁア、ぅん··っなる····もっとな···るっ」


　ギュッと抱き締められキスをされ、心も身体も熱くなって、逆にそれが心地が良い。






　好きで堪らない。

　





　先輩になら噛んでほしい。





　二度目の絶頂を迎える瞬間にそんな言葉が頭に浮かんだ。