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64.攻side
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「怜央君だったね。庵の事を護ってくれてありがとう」
「あ、いえ」
庵の祖父に深々と頭を下げられ礼を言われた。
元々、俺から庵を離したくなかったからここまでやってきたんだけどな。
なんだ。
里親の申請じゃなくても彼らが表立って庵を護ってくれる手立てはいくらでもある。
「すまないが怜央君。庵を君の家に一度連れて帰ってくれるかい?」
「え?」
「今から庵の実家に話し合いをつけてくるから、あいつらと庵を会わせたくないんだ」
「····分かりました。話し合いが終わったら庵か俺に連絡してください」
庵の叔父に俺と庵の連絡先を渡して今日はそのまま家に帰ることになった。
担任の教師にも連絡して疎遠だった庵の親戚の家に行った事を報告した。
「お前は····相川の事になると」
行動力がありすぎる。
当たり前だ。
庵は俺のものなんだから護って当然の事をしているだけだ。
「···········」
かと言って、未成年の自分に出来ることは限られている。
この国は法に縛られている。
抜け道となる方法はあるのも確かだ。
法律はいつも無知のものに厳しい。
味方につけたいのであれば法律を知る必要がある。
庵を手放さないようにする方法。
力技だけではどうもできない。
「りぇぉ?」
「疲れたな~。風呂入れるから待ってろ」
庵は短く返事を返してソファーに座って待っている。
風呂に湯を貯めて戻ってくればソファーの上で体操座りをして何かを考えている。
おそらく今後の自分の処遇だろう。
親元に帰されるか、親戚の家に預けられるか、施設送りには····親戚が何とかしてくれるから大丈夫だと思いたい。
「·················」
隣に座り、庵の顎を持ちキスをして頭を撫でる。
「後は庵のじいちゃん達がどうにかしてくれるだろ」
「···ん···」
「お前、どうしたい?」
親戚の家に住むか。
俺ん家に住むか。
「それ、かぅがぇ··てた」
普通の生活がおくれるのは親戚の家だ。
ただ、一つ問題があるとしたら親戚の家で出来上がったその身体を慰める事が出来るのか。
どうやって慰める?
「庵はどうしたい?」
施設おくりにされなくて良かったと思うのはきっと庵もだろう。
俺無しじゃきっと此奴は自分で慰めたくても満足出来ない。
そうさせたのは紛れもなく俺だから。
「あ、いえ」
庵の祖父に深々と頭を下げられ礼を言われた。
元々、俺から庵を離したくなかったからここまでやってきたんだけどな。
なんだ。
里親の申請じゃなくても彼らが表立って庵を護ってくれる手立てはいくらでもある。
「すまないが怜央君。庵を君の家に一度連れて帰ってくれるかい?」
「え?」
「今から庵の実家に話し合いをつけてくるから、あいつらと庵を会わせたくないんだ」
「····分かりました。話し合いが終わったら庵か俺に連絡してください」
庵の叔父に俺と庵の連絡先を渡して今日はそのまま家に帰ることになった。
担任の教師にも連絡して疎遠だった庵の親戚の家に行った事を報告した。
「お前は····相川の事になると」
行動力がありすぎる。
当たり前だ。
庵は俺のものなんだから護って当然の事をしているだけだ。
「···········」
かと言って、未成年の自分に出来ることは限られている。
この国は法に縛られている。
抜け道となる方法はあるのも確かだ。
法律はいつも無知のものに厳しい。
味方につけたいのであれば法律を知る必要がある。
庵を手放さないようにする方法。
力技だけではどうもできない。
「りぇぉ?」
「疲れたな~。風呂入れるから待ってろ」
庵は短く返事を返してソファーに座って待っている。
風呂に湯を貯めて戻ってくればソファーの上で体操座りをして何かを考えている。
おそらく今後の自分の処遇だろう。
親元に帰されるか、親戚の家に預けられるか、施設送りには····親戚が何とかしてくれるから大丈夫だと思いたい。
「·················」
隣に座り、庵の顎を持ちキスをして頭を撫でる。
「後は庵のじいちゃん達がどうにかしてくれるだろ」
「···ん···」
「お前、どうしたい?」
親戚の家に住むか。
俺ん家に住むか。
「それ、かぅがぇ··てた」
普通の生活がおくれるのは親戚の家だ。
ただ、一つ問題があるとしたら親戚の家で出来上がったその身体を慰める事が出来るのか。
どうやって慰める?
「庵はどうしたい?」
施設おくりにされなくて良かったと思うのはきっと庵もだろう。
俺無しじゃきっと此奴は自分で慰めたくても満足出来ない。
そうさせたのは紛れもなく俺だから。
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