【R18】嫌われていると思ったら歪すぎる愛情だった【完結】

34.攻side

　元は俺が原因で教科書ダメにしたワケだからその位の弁償はしても良いと思った。

　購入した教科書を見て庵は気が引けていたようで

「別にいい····」と、言うが


「買っちまったんだから受け取れよ」と、言えば少し戸惑った後に教科書を受け取った。


「···ぁりがとう」


「高梨には貸すなよ」


「あ、ぅん」


　人に貸す為に買ったんじゃない。
　

　そこは庵も分かっているとの事。





　俺が原因ではあるが、それとこれとは 話は別。
　買ってあげた御礼でもして貰おう。

「普段と変わらねぇじゃねぇか」

「喋ってねぇで御奉仕しろよ」

「····クソッ······」


　悪態をつきながら口に咥えて亀頭を丁重に舐めて裏筋をなぞり竿を手で扱きながら睾丸を口に含み舌で転がす。
　初めの頃と比べれば随分と上達した。

　口の中に含み、吸いながら頭を上下運動をして睾丸を手でマッサージする。
　時折、舌を動かして刺激を与えて絶頂に促そうと頑張っている庵の頭を撫でる。

　咥えたまま上目遣いになり「何で撫でてんの？」と、言った目をしてこちらを見る顔がエロい。

「出るから」



　全部飲めよ。と、言うと分かっている様に口内に射精したソレをしかめっ面をして飲み干す。


「不味そ」


「まずいに決まってんだろ」


　何なら飲めよと言われるが断固拒否である。



　

－－－－－－－－－－



　


　家を出てから一週間後にやっと親から連絡が来たようだ。
「家を出るなら荷物は捨てる」との事らしい。

　これが親の言うことかと思う反面、是非そうしてくれと言いたい。

「·····どうせまともなもんなんてねぇし···」

　庵も捨ててくれても構わないと言う。
　
「ちょっとスマホ貸して」

　庵からスマホを取り上げて勝手に両親へLIN○を送る。
　隣で庵が何か喚いているが無視。

「はい」

「····何て送ったんだ····って······」

　LIN○の内容見て庵が固まる。


「······ぉ、前····」


「何っつー内容を親に送ってんだ」と、顔を引くつかせてこちらを見てくる。

「ちゃんと丁重な文で送ったつもりだけど」


「内容が問題なんだよ！」


　何処が問題なのだろうか。

　丁重に


　「庵は俺が頂くんで安心してこれまで通り最低限の親の責務として学費だけ払ってください」
　

　と、送っただけだ。