三角関係

蛭魔だるま

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男1返ってくる。
 
男1「なに、なんの話?」

男2「うわっ」

男1「今あいつとすれ違ったけど、なんか機嫌良かったぞ。…もしかして、告白とか?」

男2「それだけは絶対ない」

男1「まぁ、だろうな」

男2「なぁ…」

男1「なんだ?」

男2「あー、いや、やっぱりいいわ。…ちょっと俺、帰る」
 
男2は帰ろうとするが男1が鞄を奪い取る。
 
男1「なんだよ、気になるじゃん。言うまで返さねぇぞ」

男2「ああ、じゃあ、鞄はいいわ。置いといて」

男2は帰ろうとするが男1は引き止める。

男1「嘘だって、何、そんなに言いたくねぇの?」

男2「そういうわけでもねぇけど」

男1「じゃあなんだよ」

男2「あのさ、お前って、俺のこと嫌い?」

男1「え、彼女?」

男2「違うけど」

男1「当たり前だわ。そうだって言われても困るし。なになに、勉強のし過ぎで頭やられたのか?」

男2「お前、結構あいつと言っていること同じだぞ」

男1「うえ。…いやまぁ、でもよ、お前が急にそんなこと言ったら心配になんだろ」

男2「そうか?」

男1「俺がー…そうだなー女子10人に一斉に告白されたって言っているようなもんだぞ」

男2「俺は女子を心配する」

男1「こう、なんつーか、伝わらねーよな」

男2「悪い」
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