イルカ座の少年
少年は水泳が大好きだった。
誰かと競って泳ぐよりも、ただひんやりとした水の中にいるのが好きだった。
だが、そんな少年は少女の一言で変わっていく。
「私、夏の大三角よりもアルタイルのすぐ横にあるイルカ座が好き」
大人になった少年は競泳選手となりオリンピックを目指すも、なかなか記録が伸ばせないでいた。
そんな彼は、ある日イルカ座に願いをかけた。
「俺にもう一度だけ、自己ベストくれないか」
翌日から彼に体の異変が起き始める。
屁が、止まらない。
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