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夏休み上旬
40話 8月12日:天国は怜の浴衣の中にありました
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花火大会のあと、俺は怜を自分の家に連れ帰った。玄関のドアを閉め、まだ下駄も脱いでいない怜をうしろから抱きしめる。怜は拒みはしなかったが、少しばかり抵抗があるようだった。
「ちょ、朱鷺……」
「ん?」
「お風呂入りたい……」
「そんなのあとでいいだろ。なんのための浴衣だと思ってんだ」
「お風呂入った後にまた着たらいいじゃん……」
「興ざめする。却下」
何を言っても無駄だと悟ったのか、怜が諦めたようにため息を吐いた。そんな怜を上向かせてキスをすると、とろけるように怜の体から力が抜けた。
「ベッド行こ」
「ん……」
眼鏡を外し、ベッドに横たわる怜。白い浴衣から細く青白い足が覗いている。そっと前髪を上げると、赤らめた頬と瞼が少し落ちた目があらわれた。俺と目が合った怜は、恥ずかしそうにふいと顔を逸らす。
頬にキスをすると、ぴくりと体に力が入った。だが唇を重ねるとすぐに力が抜け、ベッドに沈み込んだ気がした。
舌を絡め合いながら、怜の浴衣をはだけさせた。浴衣の襟は肩から落ち、淡い色の乳首が見える。
そこで怜がキュッと目を瞑り、呟いた。
「恥ずかしい……」
「何が恥ずかしいんだ? 毎日してることだろ」
「だってお風呂入ってない……」
「まだそんなこと言ってるのか」
俺は顔を怜の首元に近づけ、わざとらしく匂いを嗅いだ。いつもより怜の匂いがはっきり分かる。オメガの匂いと、汗の匂い。甘ったるくて、少ししょっぱい。
「良い匂いだ」
「やだぁ……嗅がないで……」
もっと怜の嫌がっている顔を見たくて、俺はニヤニヤしながらベロッと首筋を舐めた。そのまま舌を体に伝わせ、乳首に吸い付く。同時に怜の腰が跳ね上がった。
「あっ」
「かわい」
「ん~……」
乳首を唾液でびしゃびしゃにしたあと、俺は怜の脚をM字に開かせた。下着を脱がせると、つぅ、と下着に糸が引いた。
「ひひ」
「な、なに……」
「お前、いつから尻びしょ濡れにさせてたんだ?」
「っ!」
「俺のちんこ舐めてからか?」
「ち、違う!」
「へえ~」
ぐいと太ももを押し込むと、正面からなのに尻の穴がはっきり見える体勢になる。汗と愛液で怜の尻がてかてか光っていた。
恥ずかしいのか、怜が腕で顔を隠した。
俺はそこに顔を近づけ匂いを嗅いでから勢いよく吸い付いた。
「あっ! と、朱鷺!? 何してるの!?」
「何してるか分かんねえの?」
「ダメだって! そこはほんと汚いって!」
「汚くねえよ。めちゃくちゃ美味い」
「もぉぉ……っ」
尻やちんこをふやけるほどしゃぶっていると、耐えかねた怜が足を暴れさせた。
「なに」
「僕も舐めたい……」
「なにを」
「朱鷺の……」
「無理。俺もうちょっと舐めたい」
「……同時に舐めたらいいじゃん」
「へっ?」
怜の言わんとしていることが何か分かった俺は、ボッと顔を赤くした。俺がオタオタするほど怜に余裕が戻っていく。怜はふふんと笑い、俺を押し倒した。
怜は俺の顔にケツを向け、俺の浴衣をめくる。下着をズラすと、我慢汁を飛び散らせながらちんこが反り立った。怜はそれを咥え込み、手で竿をぬちぬちとシゴき始めた。
「ぐぁっ……あっ、んあぁっ……」
クソッ。何度経験してもこいつの上手すぎるフェラに腰が浮く。
しかもだ。俺の顔は今、怜の浴衣の中にある。浴衣に隔てられた狭い空間を見上げると、頭上に怜のちんこと玉とケツがあった。なんだここは。天国か? そうか。天国は怜の浴衣の中にあったのか。なるほど。そうだったのか。
俺はおそるおそる怜の尻に指を入れた。すると浴衣の向こう側から「んっ……」と声が聞こえ、腰が一瞬ガクンと落ちた。ついでに愛液も顔に落ちた。
「っ……。朱鷺、早い……」
「え? なにが?」
「自分が射精したことに気付いてないの?」
そうか。俺は射精したのか。天国に夢中で気付かなかった。絶頂の快感すら感じさせないほどの絶景。とんでもねえ場所に来てしまった。現世に戻って来られる気がしない。
「怜。まだこのままがいい」
「そうだね。まだ元気いっぱいだもん」
「おう」
怜が再び俺のちんこに舌を這わせたのを感じた。
下半身に与えられる最上の快感と、視界を覆いつくす天国の光景に、俺はそのあとすぐにまた射精してしまった。
「まだこのままがいい」
「そ、そうだね。なぜかさっきと変わらずギンギンだもんね」
「おう」
尻をいじりながらちんこをシゴく。怜は甘い吐息を漏らし、腰をくねらせる。執拗にいじくりまわしていると、怜がキュッと中を締め付けた。同時に胸元に熱い精液がかかる。ちなみに、俺の顔面は怜の愛液でびっしゃびしゃになっていた。
「まだこのままがいい」
「う、うん……」
「怜。俺も舐めたいからもう少し腰下ろしてくれるか」
「分かった……」
天国がゆっくりと降りてくる。おおおおおお。おおおっ、おおおお。なんだこれは。なんだこれはああああ。
むに、と玉が俺の鼻に押し付けられた。あああああ。あったけえ。柔らけえ。このまま窒息死したい。
玉を舐めると、怜が「ひゃうっ」と声を上げて腰を上げた。俺は怜の尻を掴み無理やり元の場所に戻させ、再び玉に舌を這わせた。
「やっ、朱鷺っ、そこやだぁっ」
「じゃあ素直に尻舐めるか」
「あああっ……!」
やべえ。溢れて止まらない愛液に溺れそうだ。なんだここは。そうか。ここが三途の川か。三途の川は怜のケツにあったのか。なるほど。そういうことか。
尻を舐めつつ怜のちんこをシゴいていると、だんだんと怜の息が荒くなっていった。喘ぎ声も我慢できなくなっている。
気付けば怜はフェラを放棄していた。弱々しく俺のちんこを握ってはいるものの、手が動いていない。それに、そんな怜に舐める余裕などなく、俺の下腹部を枕にして頭を預けてしまっている。
「おーい、怜。手止まってるぞー」
「あっ、あぁっ……、ふんん……」
俺が注意をすると、怜は再び頭を起こしてちんこを咥えた。しかし俺がケツとちんこを激しく刺激したら、すぐにまた俺の下腹部に沈み込む。
「あっ、あぁっ、んっ、はぁっ、あ、あっ、イクッ……」
ひくひくと痙攣したあと、怜はまた射精した。ケツからも愛液がビシャッと噴き出す。
限界を迎えたのか、怜の膝が砕け俺の上に倒れ込んだ。
「気絶した?」
「……ううん……」
「あ、起きてた」
「うぅ……引き分けかぁ……」
「なに? これ勝負事だったのか?」
「三回はイカせたかったのに……」
「結果、怜は二回、俺も二回」
「うぅぅ……悔しい……っ」
こんなことで本気で悔しがっている怜が可愛すぎて、俺は真顔で射精した。
「あ、勝った」
「はじめっからお前の勝ちだよ、バカ」
「ちょ、朱鷺……」
「ん?」
「お風呂入りたい……」
「そんなのあとでいいだろ。なんのための浴衣だと思ってんだ」
「お風呂入った後にまた着たらいいじゃん……」
「興ざめする。却下」
何を言っても無駄だと悟ったのか、怜が諦めたようにため息を吐いた。そんな怜を上向かせてキスをすると、とろけるように怜の体から力が抜けた。
「ベッド行こ」
「ん……」
眼鏡を外し、ベッドに横たわる怜。白い浴衣から細く青白い足が覗いている。そっと前髪を上げると、赤らめた頬と瞼が少し落ちた目があらわれた。俺と目が合った怜は、恥ずかしそうにふいと顔を逸らす。
頬にキスをすると、ぴくりと体に力が入った。だが唇を重ねるとすぐに力が抜け、ベッドに沈み込んだ気がした。
舌を絡め合いながら、怜の浴衣をはだけさせた。浴衣の襟は肩から落ち、淡い色の乳首が見える。
そこで怜がキュッと目を瞑り、呟いた。
「恥ずかしい……」
「何が恥ずかしいんだ? 毎日してることだろ」
「だってお風呂入ってない……」
「まだそんなこと言ってるのか」
俺は顔を怜の首元に近づけ、わざとらしく匂いを嗅いだ。いつもより怜の匂いがはっきり分かる。オメガの匂いと、汗の匂い。甘ったるくて、少ししょっぱい。
「良い匂いだ」
「やだぁ……嗅がないで……」
もっと怜の嫌がっている顔を見たくて、俺はニヤニヤしながらベロッと首筋を舐めた。そのまま舌を体に伝わせ、乳首に吸い付く。同時に怜の腰が跳ね上がった。
「あっ」
「かわい」
「ん~……」
乳首を唾液でびしゃびしゃにしたあと、俺は怜の脚をM字に開かせた。下着を脱がせると、つぅ、と下着に糸が引いた。
「ひひ」
「な、なに……」
「お前、いつから尻びしょ濡れにさせてたんだ?」
「っ!」
「俺のちんこ舐めてからか?」
「ち、違う!」
「へえ~」
ぐいと太ももを押し込むと、正面からなのに尻の穴がはっきり見える体勢になる。汗と愛液で怜の尻がてかてか光っていた。
恥ずかしいのか、怜が腕で顔を隠した。
俺はそこに顔を近づけ匂いを嗅いでから勢いよく吸い付いた。
「あっ! と、朱鷺!? 何してるの!?」
「何してるか分かんねえの?」
「ダメだって! そこはほんと汚いって!」
「汚くねえよ。めちゃくちゃ美味い」
「もぉぉ……っ」
尻やちんこをふやけるほどしゃぶっていると、耐えかねた怜が足を暴れさせた。
「なに」
「僕も舐めたい……」
「なにを」
「朱鷺の……」
「無理。俺もうちょっと舐めたい」
「……同時に舐めたらいいじゃん」
「へっ?」
怜の言わんとしていることが何か分かった俺は、ボッと顔を赤くした。俺がオタオタするほど怜に余裕が戻っていく。怜はふふんと笑い、俺を押し倒した。
怜は俺の顔にケツを向け、俺の浴衣をめくる。下着をズラすと、我慢汁を飛び散らせながらちんこが反り立った。怜はそれを咥え込み、手で竿をぬちぬちとシゴき始めた。
「ぐぁっ……あっ、んあぁっ……」
クソッ。何度経験してもこいつの上手すぎるフェラに腰が浮く。
しかもだ。俺の顔は今、怜の浴衣の中にある。浴衣に隔てられた狭い空間を見上げると、頭上に怜のちんこと玉とケツがあった。なんだここは。天国か? そうか。天国は怜の浴衣の中にあったのか。なるほど。そうだったのか。
俺はおそるおそる怜の尻に指を入れた。すると浴衣の向こう側から「んっ……」と声が聞こえ、腰が一瞬ガクンと落ちた。ついでに愛液も顔に落ちた。
「っ……。朱鷺、早い……」
「え? なにが?」
「自分が射精したことに気付いてないの?」
そうか。俺は射精したのか。天国に夢中で気付かなかった。絶頂の快感すら感じさせないほどの絶景。とんでもねえ場所に来てしまった。現世に戻って来られる気がしない。
「怜。まだこのままがいい」
「そうだね。まだ元気いっぱいだもん」
「おう」
怜が再び俺のちんこに舌を這わせたのを感じた。
下半身に与えられる最上の快感と、視界を覆いつくす天国の光景に、俺はそのあとすぐにまた射精してしまった。
「まだこのままがいい」
「そ、そうだね。なぜかさっきと変わらずギンギンだもんね」
「おう」
尻をいじりながらちんこをシゴく。怜は甘い吐息を漏らし、腰をくねらせる。執拗にいじくりまわしていると、怜がキュッと中を締め付けた。同時に胸元に熱い精液がかかる。ちなみに、俺の顔面は怜の愛液でびっしゃびしゃになっていた。
「まだこのままがいい」
「う、うん……」
「怜。俺も舐めたいからもう少し腰下ろしてくれるか」
「分かった……」
天国がゆっくりと降りてくる。おおおおおお。おおおっ、おおおお。なんだこれは。なんだこれはああああ。
むに、と玉が俺の鼻に押し付けられた。あああああ。あったけえ。柔らけえ。このまま窒息死したい。
玉を舐めると、怜が「ひゃうっ」と声を上げて腰を上げた。俺は怜の尻を掴み無理やり元の場所に戻させ、再び玉に舌を這わせた。
「やっ、朱鷺っ、そこやだぁっ」
「じゃあ素直に尻舐めるか」
「あああっ……!」
やべえ。溢れて止まらない愛液に溺れそうだ。なんだここは。そうか。ここが三途の川か。三途の川は怜のケツにあったのか。なるほど。そういうことか。
尻を舐めつつ怜のちんこをシゴいていると、だんだんと怜の息が荒くなっていった。喘ぎ声も我慢できなくなっている。
気付けば怜はフェラを放棄していた。弱々しく俺のちんこを握ってはいるものの、手が動いていない。それに、そんな怜に舐める余裕などなく、俺の下腹部を枕にして頭を預けてしまっている。
「おーい、怜。手止まってるぞー」
「あっ、あぁっ……、ふんん……」
俺が注意をすると、怜は再び頭を起こしてちんこを咥えた。しかし俺がケツとちんこを激しく刺激したら、すぐにまた俺の下腹部に沈み込む。
「あっ、あぁっ、んっ、はぁっ、あ、あっ、イクッ……」
ひくひくと痙攣したあと、怜はまた射精した。ケツからも愛液がビシャッと噴き出す。
限界を迎えたのか、怜の膝が砕け俺の上に倒れ込んだ。
「気絶した?」
「……ううん……」
「あ、起きてた」
「うぅ……引き分けかぁ……」
「なに? これ勝負事だったのか?」
「三回はイカせたかったのに……」
「結果、怜は二回、俺も二回」
「うぅぅ……悔しい……っ」
こんなことで本気で悔しがっている怜が可愛すぎて、俺は真顔で射精した。
「あ、勝った」
「はじめっからお前の勝ちだよ、バカ」
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