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第三章
第十五話
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その日の夜、心身ともに疲れ切った俺はぐったりとベッドに横たわった。
今日一日大変だった。
どの店に行っても、村とは比べ物にならないくらいの高値でしか売っていなかった(その分質はとても良いのだが)。今の所持金では武器も装備も手が出なかった。宿代だけでも一泊銅貨五十枚を取られてしまったのだ。そんなもの、買えるわけがない。
それに、ヴラスを神さまだと信じてくれる人は誰一人いなかった。一番大きな教会の牧師さんでさえ俺たちのことを冷やかしだと勘違いして怒ってしまったのだから、他の町人が信じないのも納得だ。
ヴラスがもぞもぞ指を動かす度に、俺は冷や汗をだらだら垂らしながらその場から連れ出さないといけなかった。
ヴラスは窓の縁に腰掛け、夜空を眺めている。どことなく寂しそうだ。誰にも神さまだと信じてもらえなかっただろうか。
「ヴラス」
「ん? なんだい?」
「もう、自分が神さまだって言いふらさないでね」
「どうして?」
「言ってもみんな信じてくれないし」
そのたびに誰か死んでしまうのではないかとハラハラしないといけないし。
「だって神さまが人の姿して自分の町を歩いてるなんて思わないじゃん」
「そういうものかな」
「そうなんじゃない? そのくらい神さまのことを遠い存在だと思ってるんだよ」
ヴラスはクスッと笑い、ベッドに腰を下ろした。
「慰めてくれているのかい?」
「べ、別に」
そして俺の頭を優しく撫でる。
「エイベルは、私がヴラス神だと信じてくれているのかい?」
「はじめは信じられなかったけど……。この数日でいろいろ見てきたし。信じるしかないよね」
「そうか。エイベルが信じてくれるなら、それでいい」
「俺だけじゃないよ。村の牧師さんも、俺の母さんも、ちゃんとあんたがヴラス神だって信じてる」
「ふふ。そうだね」
しばらく俺たちは無言の時間を過ごした。
その間、ヴラスはずっと俺の頭を撫でていた。やっぱりヴラスの手はあったかくて、心地いい。だんだんと眠くなってくる。
「エイベル」
「んー……?」
「そういえば、今日は一度も言ってこないね」
「何をー……?」
「〝愛をくれ〟と」
「……〝愛〟!!」
〝愛〟と聞いたとたん、俺は飛び起きた。
いろいろあってすっかり忘れていた! そうだ、俺がヴラスと共に行動している理由を忘れるところだった! ヴラスから〝愛〟を与えてもらい、効率よくレベルを上げるためだった!!
「欲しい!! ちょうだい!!」
「おやおや。さっきまで眠そうだったのに」
「眠気なんて吹っ飛んだ!! 早くちょうだいよ!!」
ヴラスが口元を手で隠した。表情を悟られないためだろうが、少し覗く頬が淡く染まっている。
「……いいよ。私の愛を与えてあげる」
「今!?」
「エイベルが望むなら」
「やったぁぁぁ!!」
やっとだ!! やっと神さまの〝愛〟をもらえる!! あわよくば十もらって今すぐレベルアップしたい!!
そんな俺の気持ちを見透かしてか、ヴラスがじっと俺を見つめた。
「先に言っておくよ、エイベル。私の〝愛〟は一回が長いよ」
〝愛〟の数え方って一回、二回なのか! 知らなかった!
「大丈夫大丈夫! 俺がそんくらいの経験値もらおうと思ったら一年はかかるからさ! そんなにもかかんないでしょ?」
「そうだね。空が明らむ頃には終わるかな」
「じゃあ全然問題ないよ!」
ヴラスは苦笑しつつ、「まだ分からないか……」とぶつくさぼやいた。
何かを諦めたヴラスは、胸ポケットから小瓶を取り出した。昨日ペト神にもらったものだ。
「では、これを飲みなさい」
「オッケー!」
液体を飲み干したあと、俺は尋ねた。
「で、これってなんなの?」
「媚薬のようなものだよ」
「ビヤクってなに?」
「感度を上げつつ痛みを和らげ、より快感を得られるようにするものだよ」
「ふーん。そっかー!」
説明されてもよく分からなかったが、バカだと思われたくなかったので分かったふりをしておいた。
「それで? 〝愛〟ってどうやったらもらえんの?」
「ふふ。これでもまだ分からないんだね。まあ、仕方がないか。今まで君はそういうものと無縁だったし。……無縁にさせていたし、ね」
「?」
どういうことか聞き返そうとしたとき、今まで感じたことのない感覚がおなかのあたりに生まれた。
「……あれ、なんか……」
その感覚は、熱を伴いじんわりと全身に広がっていく。
ヴラスは俺の顔を覗き込み、目じりを下げる。
「効いてきたようだね」
「ヴラス、なんか俺、変な感じする……」
「それが媚薬の効果だよ」
ヴラスが俺の頬を撫でる。それから俺に顔を近づけ、くちづけをした。
「!?」
ちゅ、ちゅ、と何度も唇が触れ合うごとに、変な感覚がゾクゾクと全身に伝播する。
「ヴラスッ、何して――んんっ……!」
口を開けた瞬間、ヴラスの舌が中に入ってきた。
「んんっ……! んん……っ」
もったりとした動きで俺の舌を撫でられる。逃れようとしても、絡みついて離れない。
「ん……っ、んん……」
頭がぼんやりしてきた。はじめは不快に感じたのに、徐々に気持ちよくなってくる。だってヴラスの舌があったかくて柔らかくて、それに、ヴラスが俺をすごく大切に思ってくれているんだってことが伝わってくるから。
気付けば俺は、唾液がこぼれるのも構わず、ヴラスと舌を絡め合っていた。
「ん、は……」
長い長いキスのあと、ヴラスがやっと顔を離した。いつもの澄ました顔とは全然違う、とろんとした表情をしている。
「なに、これ……」
「キスだよ」
「なんで、こんなこと……。俺、神さまの〝愛〟が欲しいんだけど……」
「だから今与えているじゃないか」
「え……?」
ヴラスは俺を押し倒し、覆いかぶさる。
「〝愛〟とはつまり、私の〝精液〟のことだよ、エイベル」
……はい?
「さすがにスキルに〝精液〟なんて言葉は入れられないからね。〝愛〟という言葉に置き換えた。……置き換えさせられた、ペトに」
「……」
俺がレベル十一で解放したスキル、〝ヴラス神の寵愛〟。スキル内容は〝ヴラス神の愛を受けるたびに、レベルアップに必要な経験値の1%が得られる〟だ。
えーっと? つまり? 〝愛〟を〝精液〟(……精液!?)に置き換えると……?
ヴラス神がにっこり笑う。
「私の精液を受けるたび――つまり私と性交するたびに、レベルアップに必要な経験値の一パーセントが得られるんだよ、君は」
頭がからっぽになった俺は、ぼんやりと虚空を見上げた。
愛……精液……性交……
性交……!?
俺とヴラスが、性交!?
ヴラスが恥ずかしそうに頬を染め、ボソボソと呟いた。
「君がその意味を理解していないことは分かっていたが……君が私の愛を求めるたびに、気持ちが昂って大変だったよ……」
俺、今まで何回「愛をちょうだい」と言ってしまった?
俺は知らぬ間にヴラスの精液をねだっていたということなの?
「~~……っ、今までの全部忘れて!!」
「もちろん忘れてあげるさ。言葉で求められることの喜びより、こうして君と触れ合えることの喜びの方がどれほど大きいか」
そう言って、ヴラスはまたしつこいくらいにキスをしてきた。
今日一日大変だった。
どの店に行っても、村とは比べ物にならないくらいの高値でしか売っていなかった(その分質はとても良いのだが)。今の所持金では武器も装備も手が出なかった。宿代だけでも一泊銅貨五十枚を取られてしまったのだ。そんなもの、買えるわけがない。
それに、ヴラスを神さまだと信じてくれる人は誰一人いなかった。一番大きな教会の牧師さんでさえ俺たちのことを冷やかしだと勘違いして怒ってしまったのだから、他の町人が信じないのも納得だ。
ヴラスがもぞもぞ指を動かす度に、俺は冷や汗をだらだら垂らしながらその場から連れ出さないといけなかった。
ヴラスは窓の縁に腰掛け、夜空を眺めている。どことなく寂しそうだ。誰にも神さまだと信じてもらえなかっただろうか。
「ヴラス」
「ん? なんだい?」
「もう、自分が神さまだって言いふらさないでね」
「どうして?」
「言ってもみんな信じてくれないし」
そのたびに誰か死んでしまうのではないかとハラハラしないといけないし。
「だって神さまが人の姿して自分の町を歩いてるなんて思わないじゃん」
「そういうものかな」
「そうなんじゃない? そのくらい神さまのことを遠い存在だと思ってるんだよ」
ヴラスはクスッと笑い、ベッドに腰を下ろした。
「慰めてくれているのかい?」
「べ、別に」
そして俺の頭を優しく撫でる。
「エイベルは、私がヴラス神だと信じてくれているのかい?」
「はじめは信じられなかったけど……。この数日でいろいろ見てきたし。信じるしかないよね」
「そうか。エイベルが信じてくれるなら、それでいい」
「俺だけじゃないよ。村の牧師さんも、俺の母さんも、ちゃんとあんたがヴラス神だって信じてる」
「ふふ。そうだね」
しばらく俺たちは無言の時間を過ごした。
その間、ヴラスはずっと俺の頭を撫でていた。やっぱりヴラスの手はあったかくて、心地いい。だんだんと眠くなってくる。
「エイベル」
「んー……?」
「そういえば、今日は一度も言ってこないね」
「何をー……?」
「〝愛をくれ〟と」
「……〝愛〟!!」
〝愛〟と聞いたとたん、俺は飛び起きた。
いろいろあってすっかり忘れていた! そうだ、俺がヴラスと共に行動している理由を忘れるところだった! ヴラスから〝愛〟を与えてもらい、効率よくレベルを上げるためだった!!
「欲しい!! ちょうだい!!」
「おやおや。さっきまで眠そうだったのに」
「眠気なんて吹っ飛んだ!! 早くちょうだいよ!!」
ヴラスが口元を手で隠した。表情を悟られないためだろうが、少し覗く頬が淡く染まっている。
「……いいよ。私の愛を与えてあげる」
「今!?」
「エイベルが望むなら」
「やったぁぁぁ!!」
やっとだ!! やっと神さまの〝愛〟をもらえる!! あわよくば十もらって今すぐレベルアップしたい!!
そんな俺の気持ちを見透かしてか、ヴラスがじっと俺を見つめた。
「先に言っておくよ、エイベル。私の〝愛〟は一回が長いよ」
〝愛〟の数え方って一回、二回なのか! 知らなかった!
「大丈夫大丈夫! 俺がそんくらいの経験値もらおうと思ったら一年はかかるからさ! そんなにもかかんないでしょ?」
「そうだね。空が明らむ頃には終わるかな」
「じゃあ全然問題ないよ!」
ヴラスは苦笑しつつ、「まだ分からないか……」とぶつくさぼやいた。
何かを諦めたヴラスは、胸ポケットから小瓶を取り出した。昨日ペト神にもらったものだ。
「では、これを飲みなさい」
「オッケー!」
液体を飲み干したあと、俺は尋ねた。
「で、これってなんなの?」
「媚薬のようなものだよ」
「ビヤクってなに?」
「感度を上げつつ痛みを和らげ、より快感を得られるようにするものだよ」
「ふーん。そっかー!」
説明されてもよく分からなかったが、バカだと思われたくなかったので分かったふりをしておいた。
「それで? 〝愛〟ってどうやったらもらえんの?」
「ふふ。これでもまだ分からないんだね。まあ、仕方がないか。今まで君はそういうものと無縁だったし。……無縁にさせていたし、ね」
「?」
どういうことか聞き返そうとしたとき、今まで感じたことのない感覚がおなかのあたりに生まれた。
「……あれ、なんか……」
その感覚は、熱を伴いじんわりと全身に広がっていく。
ヴラスは俺の顔を覗き込み、目じりを下げる。
「効いてきたようだね」
「ヴラス、なんか俺、変な感じする……」
「それが媚薬の効果だよ」
ヴラスが俺の頬を撫でる。それから俺に顔を近づけ、くちづけをした。
「!?」
ちゅ、ちゅ、と何度も唇が触れ合うごとに、変な感覚がゾクゾクと全身に伝播する。
「ヴラスッ、何して――んんっ……!」
口を開けた瞬間、ヴラスの舌が中に入ってきた。
「んんっ……! んん……っ」
もったりとした動きで俺の舌を撫でられる。逃れようとしても、絡みついて離れない。
「ん……っ、んん……」
頭がぼんやりしてきた。はじめは不快に感じたのに、徐々に気持ちよくなってくる。だってヴラスの舌があったかくて柔らかくて、それに、ヴラスが俺をすごく大切に思ってくれているんだってことが伝わってくるから。
気付けば俺は、唾液がこぼれるのも構わず、ヴラスと舌を絡め合っていた。
「ん、は……」
長い長いキスのあと、ヴラスがやっと顔を離した。いつもの澄ました顔とは全然違う、とろんとした表情をしている。
「なに、これ……」
「キスだよ」
「なんで、こんなこと……。俺、神さまの〝愛〟が欲しいんだけど……」
「だから今与えているじゃないか」
「え……?」
ヴラスは俺を押し倒し、覆いかぶさる。
「〝愛〟とはつまり、私の〝精液〟のことだよ、エイベル」
……はい?
「さすがにスキルに〝精液〟なんて言葉は入れられないからね。〝愛〟という言葉に置き換えた。……置き換えさせられた、ペトに」
「……」
俺がレベル十一で解放したスキル、〝ヴラス神の寵愛〟。スキル内容は〝ヴラス神の愛を受けるたびに、レベルアップに必要な経験値の1%が得られる〟だ。
えーっと? つまり? 〝愛〟を〝精液〟(……精液!?)に置き換えると……?
ヴラス神がにっこり笑う。
「私の精液を受けるたび――つまり私と性交するたびに、レベルアップに必要な経験値の一パーセントが得られるんだよ、君は」
頭がからっぽになった俺は、ぼんやりと虚空を見上げた。
愛……精液……性交……
性交……!?
俺とヴラスが、性交!?
ヴラスが恥ずかしそうに頬を染め、ボソボソと呟いた。
「君がその意味を理解していないことは分かっていたが……君が私の愛を求めるたびに、気持ちが昂って大変だったよ……」
俺、今まで何回「愛をちょうだい」と言ってしまった?
俺は知らぬ間にヴラスの精液をねだっていたということなの?
「~~……っ、今までの全部忘れて!!」
「もちろん忘れてあげるさ。言葉で求められることの喜びより、こうして君と触れ合えることの喜びの方がどれほど大きいか」
そう言って、ヴラスはまたしつこいくらいにキスをしてきた。
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