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第一章
ちんこをシゴかれ
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長いキスのあと、大地はトロンとした目で呟いた。
「俺、なんかやばいかも……」
そして、俺の太ももに勃起ちんこを押し付ける。
ガッチガチじゃねえか……。……まあ、人のこと言えないくらい、俺のちんこもガチガチになっているんだけど。どうした俺のちんこ。なんでだ。
俺のガチガチちんこに触れて、大地が口元を緩める。
「これならイけそうじゃね?」
「……さあな」
正直に言うと、さっきからイキそうなのを我慢している。だからあまり触らないで欲しい。
「見ろよ、我慢汁めっちゃ垂れてるぞ」
「……おい、あんま遊ぶな……あとあんま見んなぁ……」
「よし、じゃあいくぞ。息子よ、マザーがお前に快感を教えてやるからな」
俺の隣に座り直した大地は、俺のちんこを握り、動かした。
「あっ……!」
ほどよい握り具合、絶妙な力加減。
あまりの気持ち良すぎる手コキに、俺はあっという間に射精した。
「え」
ぴゅ、ぴゅ、とちんこから精液が溢れ出るところを、大地はポカンと眺める。
「まだ二、三回しかしごいてなんだが……?」
「うぅぅ……」
「なるほど、これが早漏のソウか……」
「うぅぅぅ……」
俺は両手で顔を覆った。恥ずかしすぎて泣きそう。
でも、さすがに俺も手コキの二、三回でイッたのは初めてだからな……!
「違うんだよ……お前の手コキが上手すぎたんだよ……俺は悪くない……」
「まあ、手コキに関しては誰にも負けない自信はあるけど……」
「誇っていいよ、お前……。たぶん世界一上手いから……」
「そ、そうか。うん、そうだな、お前は悪くない、俺が上手すぎたんだ、そうだ、うん」
さすがに気の毒に感じたのか、大地はそういうことにしておいてくれた。その優しさに死にたくなった。
ショックで茫然としている俺のちんこを、大地がティッシュペーパーで甲斐甲斐しくきれいに拭いている。幼馴染にちんこ握らせて、ちんこ掃除までさせている俺って一体何なの?
「……なんかごめんな、大地」
「ん? どうした急に」
「なんか急激に虚しさと申し訳なさが俺に襲いかかった」
「……」
大地は困ったようにため息を吐き、俺の頭をぽんぽんと叩く。
「申し訳なさなんていらねえよ。俺が勝手にやったことだし、な?」
「……」
「虚しさはなんでだ? 相手がいるんだから、虚しくないだろ」
「……」
「俺が男だからか?」
「それが一番だけど……なんか……デリヘル呼んだ気分」
「は?」
「……」
なんだろう、オナニーとさして変わらないこの虚しさ。
俺はただ座ってただけで、相手に舐めさせたり握らせたりして、一人で勝手にイッて……。
しかも親友の幼馴染にさせてんだぜ。悲しくなってくるわ。
虚無感に浸っている俺の耳に、大地が顔を近づけた。
「それよりさ、爽」
「んー?」
「本当のキングサイズちんこ、見る?」
「は?」
大地はニッと笑い、ファスナを開けてパンツをまさぐった。
「なっ……」
パンツの間から飛び出した大地の勃起ちんこは、ボロンッでもドーーン!でも言い表せないほどのド迫力だった。
「はっ……? でか……。で、でかーーーー!!」
俺のちんこが小ぶりなバナナだとしたら、大地のちんこはフィジークの大会で賞をもらっているマッチョだ。人間にマッチョ人間が生えている。こわい。なにこれ。
大地は自分のちんこを握り、動かしながら俺に尋ねた。
「シコッていい?」
「いや、もうシコッてる……」
「なんかいつもより気持ちいい」
「見られて喜ぶタイプだったの、お前?」
「はは、そうかも。初めてしたから自分でも知らなかったわ。爽、ちょっと見てて」
「ええ……」
なんでこいつがシコッているところを見なきゃなんねえんだよ、と思いながらも、しごいてくれた(あいつが勝手にしごいたにしてもだ)相手のワガママを聞かないのもなあ、と俺は気乗りしないまま大地のちんこをぼんやり見た。
なんか……すご。
大地の勃起ちんこ初めて見た。
こいつ、こんな風に自分のちんこいじるんだ。
さっき一日二回はシコるって言っていたけど、俺、全然気付いてなかった。俺のいないときにシコッてたのか、俺の隣の部屋でシコシコやっていたのかどっちだろう。
大地の手の動きが、遅くなったり速くなったりしている。
先っぽから我慢汁がたらぁと垂れて、ズボンにシミが付いた。それでも構わず、大地は時に声を漏らしながらシコり続ける。
……っつかなげえ。
俺だったらこの間に二回はイッているだろう。
「くっ……は……っ」
そろそろ佳境なのか、大地の手がもはや見えないほど速く動く。す、すげえ。速すぎて時空が歪みそうだ。ここに飛び込んだら別次元にワープできそう。
そんなアホなことを考えていると、突然大地に頭を抱き寄せられた。
「ん……っ」
俺の口を塞ぎ、中をかき回す大地は、腹が空きすぎたときに飯にガッツいているときと同じだった。こんなに激しいキス、女の子ともやったことねえよ。
「やば……っ、イク……っ」
大地が「んっ」と声を漏らし、脱力する。
ちらっと大地ちんこに目をやった俺は、信じられない光景に二度見した。
ちんこから大量の精子が飛び出し、そばのテーブルにかかっている。
「えっ……量と飛距離やべえ……」
「はは……俺はお前の射精にびっくりした。少な……って。あと全然飛ばねえし。垂れてただけだし」
「お前の方が普通なの? 俺が普通なの? どっち?」
「知らね。他のヤツの見たことねえし。でもAV男優は俺に近くね?」
「ってことは俺の方が普通だろうな。AV男優はプロなんだから」
「そうか。じゃあ俺はプロか……」
「うん。お前AV男優なれるよ」
「目指してみるか」
なんて冗談を言いながら、俺たちは汚れた家具を綺麗にして、風呂に入り、リビングでテレビを観ながらだらだらした。
あんなことをしたのに、まるで何もなかったかのように、それからの俺たちは普段と同じだった。
「俺、なんかやばいかも……」
そして、俺の太ももに勃起ちんこを押し付ける。
ガッチガチじゃねえか……。……まあ、人のこと言えないくらい、俺のちんこもガチガチになっているんだけど。どうした俺のちんこ。なんでだ。
俺のガチガチちんこに触れて、大地が口元を緩める。
「これならイけそうじゃね?」
「……さあな」
正直に言うと、さっきからイキそうなのを我慢している。だからあまり触らないで欲しい。
「見ろよ、我慢汁めっちゃ垂れてるぞ」
「……おい、あんま遊ぶな……あとあんま見んなぁ……」
「よし、じゃあいくぞ。息子よ、マザーがお前に快感を教えてやるからな」
俺の隣に座り直した大地は、俺のちんこを握り、動かした。
「あっ……!」
ほどよい握り具合、絶妙な力加減。
あまりの気持ち良すぎる手コキに、俺はあっという間に射精した。
「え」
ぴゅ、ぴゅ、とちんこから精液が溢れ出るところを、大地はポカンと眺める。
「まだ二、三回しかしごいてなんだが……?」
「うぅぅ……」
「なるほど、これが早漏のソウか……」
「うぅぅぅ……」
俺は両手で顔を覆った。恥ずかしすぎて泣きそう。
でも、さすがに俺も手コキの二、三回でイッたのは初めてだからな……!
「違うんだよ……お前の手コキが上手すぎたんだよ……俺は悪くない……」
「まあ、手コキに関しては誰にも負けない自信はあるけど……」
「誇っていいよ、お前……。たぶん世界一上手いから……」
「そ、そうか。うん、そうだな、お前は悪くない、俺が上手すぎたんだ、そうだ、うん」
さすがに気の毒に感じたのか、大地はそういうことにしておいてくれた。その優しさに死にたくなった。
ショックで茫然としている俺のちんこを、大地がティッシュペーパーで甲斐甲斐しくきれいに拭いている。幼馴染にちんこ握らせて、ちんこ掃除までさせている俺って一体何なの?
「……なんかごめんな、大地」
「ん? どうした急に」
「なんか急激に虚しさと申し訳なさが俺に襲いかかった」
「……」
大地は困ったようにため息を吐き、俺の頭をぽんぽんと叩く。
「申し訳なさなんていらねえよ。俺が勝手にやったことだし、な?」
「……」
「虚しさはなんでだ? 相手がいるんだから、虚しくないだろ」
「……」
「俺が男だからか?」
「それが一番だけど……なんか……デリヘル呼んだ気分」
「は?」
「……」
なんだろう、オナニーとさして変わらないこの虚しさ。
俺はただ座ってただけで、相手に舐めさせたり握らせたりして、一人で勝手にイッて……。
しかも親友の幼馴染にさせてんだぜ。悲しくなってくるわ。
虚無感に浸っている俺の耳に、大地が顔を近づけた。
「それよりさ、爽」
「んー?」
「本当のキングサイズちんこ、見る?」
「は?」
大地はニッと笑い、ファスナを開けてパンツをまさぐった。
「なっ……」
パンツの間から飛び出した大地の勃起ちんこは、ボロンッでもドーーン!でも言い表せないほどのド迫力だった。
「はっ……? でか……。で、でかーーーー!!」
俺のちんこが小ぶりなバナナだとしたら、大地のちんこはフィジークの大会で賞をもらっているマッチョだ。人間にマッチョ人間が生えている。こわい。なにこれ。
大地は自分のちんこを握り、動かしながら俺に尋ねた。
「シコッていい?」
「いや、もうシコッてる……」
「なんかいつもより気持ちいい」
「見られて喜ぶタイプだったの、お前?」
「はは、そうかも。初めてしたから自分でも知らなかったわ。爽、ちょっと見てて」
「ええ……」
なんでこいつがシコッているところを見なきゃなんねえんだよ、と思いながらも、しごいてくれた(あいつが勝手にしごいたにしてもだ)相手のワガママを聞かないのもなあ、と俺は気乗りしないまま大地のちんこをぼんやり見た。
なんか……すご。
大地の勃起ちんこ初めて見た。
こいつ、こんな風に自分のちんこいじるんだ。
さっき一日二回はシコるって言っていたけど、俺、全然気付いてなかった。俺のいないときにシコッてたのか、俺の隣の部屋でシコシコやっていたのかどっちだろう。
大地の手の動きが、遅くなったり速くなったりしている。
先っぽから我慢汁がたらぁと垂れて、ズボンにシミが付いた。それでも構わず、大地は時に声を漏らしながらシコり続ける。
……っつかなげえ。
俺だったらこの間に二回はイッているだろう。
「くっ……は……っ」
そろそろ佳境なのか、大地の手がもはや見えないほど速く動く。す、すげえ。速すぎて時空が歪みそうだ。ここに飛び込んだら別次元にワープできそう。
そんなアホなことを考えていると、突然大地に頭を抱き寄せられた。
「ん……っ」
俺の口を塞ぎ、中をかき回す大地は、腹が空きすぎたときに飯にガッツいているときと同じだった。こんなに激しいキス、女の子ともやったことねえよ。
「やば……っ、イク……っ」
大地が「んっ」と声を漏らし、脱力する。
ちらっと大地ちんこに目をやった俺は、信じられない光景に二度見した。
ちんこから大量の精子が飛び出し、そばのテーブルにかかっている。
「えっ……量と飛距離やべえ……」
「はは……俺はお前の射精にびっくりした。少な……って。あと全然飛ばねえし。垂れてただけだし」
「お前の方が普通なの? 俺が普通なの? どっち?」
「知らね。他のヤツの見たことねえし。でもAV男優は俺に近くね?」
「ってことは俺の方が普通だろうな。AV男優はプロなんだから」
「そうか。じゃあ俺はプロか……」
「うん。お前AV男優なれるよ」
「目指してみるか」
なんて冗談を言いながら、俺たちは汚れた家具を綺麗にして、風呂に入り、リビングでテレビを観ながらだらだらした。
あんなことをしたのに、まるで何もなかったかのように、それからの俺たちは普段と同じだった。
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