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ピーターとの週末

童貞のときめき

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電話を切ったあと、謎に気まずい沈黙が流れた。えーっと…?する、よね…?押しの強すぎるスルトとエドガーに慣れすぎてて普通の流れが分かんない…。ピーターとするときっていつもこのソワソワした感じがあるんだよね。妙に緊張するっていうか…ドキドキするっていうか…。

「えっと…。寝るか?」

「あ、うん」

僕とピーターがカチコチになりながらベッドへ潜り込んだ。僕もピーターも背中合わせで寝てるし、ベッドの端と端だし。わりとピーターとのセックスも回数重ねてるはずなのに、毎回このドキドキした感じを味わうはめになる。だっていつになってもピーターがぎこちないし緊張してるから、僕までつられちゃうんだよ…。

10分くらいして、ピーターがモゾモゾと動いた。たぶんこっちを向いたんだと思う。

「…ケイゴ」

「…ん?」

「そっちにいっていいか?」

「…うん」

遠慮がちにピーターが近づいてくる。おそるおそる、という感じで僕の腰に手を回し、首元に唇を乗せた。それだけで僕の心臓がひゅっとなる。顔が熱い。

「ケイゴ」

「ふっ…」

耳元で名前を呼ばれただけでビクっとなる。もうだめ。反則。ずるい。

「こっち向いて」

「……」

僕はのろのろと寝がえりをうつ。ピーターの顔が目の前にあるのに、恥ずかしくて目を合わせられない。そんな僕の顎に指を添えて、ピーターがそっとキスをした。

「ん…」

舌が僕の唇を撫でる。自然と口が開き、ピーターを求めてしまう。だんだんと激しくなるキスに、お互い強く抱き合った。

「は…っ」

「ふ…」

キスが終わる。ピーターはとろんとした目で照れ笑いをした。僕もつられて目じりを下げる。するとピーターが僕の頭を抱き寄せて、ぎゅーと胸に押し付けた。

「あー…」

「な、なにピーター…」

「好きだなー…」

「へぁっ…」

心臓が死ぬ。心臓が死にます。僕を殺す気かこの人。そんな…しみじみとさ、独り言みたいにさ、すっごい幸せそうに言うなんてずるい。それにピーターの心臓の音すごいよ。毎回こんなドキドキしてるのだろうかこの人は。こんな、さっき電車でモブおっさんにレイプされてたΩ相手に?純愛してくれてんの?

「うぅぅー…」

「ん、ど、どうしたケイゴ」

「ちょっと…もう、ドキドキしすぎて死にそうなんだけど僕」

「え、」

「ピーターはいっつも僕をときめかせるよね…。自分が女子高生になっちゃった気分になる」

「そ、そうなのか…?こんなことされ慣れてるだろう」

「ピーターはね、スルトとエドガーとはちょっと…ちがうときめきがあるよね…」

そう、いうなればあの絶倫たちは玄人のときめき、ピーターは童貞のときめきって感じだ。

「…ちょっと俺に失礼なこと考えてないか?」

「そ、そんなことないよぉ!?」

「どうだかなあ」

「んっ…」

また唇が触れ合った。ピーターのキスは長い。僕のこと大好きって気持ちが伝わるキス。

キスをしながらピーターの手が服の中に忍び込む。優しくそっと、僕の体を撫でるんだ。まるで宝物みたいに。モブおっさんにしゃぶられ回されたΩの体をさ。こんな大切に触れられると、正直涙が出るほど嬉しい。

ピーターの舌が首を伝う。バスローブをはだけさせ、舌先で胸をつついた。

「…っ」

「かわいいよなケイゴ。いつも思うけど」

「な…なにが…」

「乳首つつかれたらピクッてする。まるではじめてみたいに」

「~~~っ…」

「かわいい」

それを言ったらピーターの方がかわいいよ…。赤ちゃんみたいな顔して僕の胸に吸い付いてるんだもん。あー…もうだめ。ちんこいたい。じれったい。でもこの時間が好き。

「ふっ…ん…んん…っ」

長い時間指と舌で乳首を弄ばれて、声が抑えられなくなってきた。ピーターがクスっと笑う。

「…どしたの…?」

「ケイゴ。腰浮いてる」

「~~~…!」

「ごめん。我慢させすぎたな」

「あっ…!」

ピーターの左手が僕のものを握った。胸に吸い付きながら、トロトロになったそれを刺激される。

「あっ…あ、んっ…!んっ、んん…っ」

「?いつもより反応がいいな…」

「ピーターやばいっ…きもちいい…っ」

「うん。分かってる」

ピーターの右手が太ももに触れた。自然と脚が開いてしまう。ピーターの指が僕の愛液で濡れ、ゆっくりと中に入っていた。

「ん~~…っ」

「すご。濡れすぎ、ケイゴ」

「だって…ピーターが焦らすからぁ…っ」

「焦らしたつもりはないんだが…」

僕がピーターの頭に手を乗せると、ピーターはとろんとした目でキスをしてくれた。気持ちいいところを愛撫されながらのキスは、死んでしまいそうなほど感じる。

「ピーター…、僕、もう…っ」

「いいぞ。出して」

「あっ、あっ…んっ…出るっ…んんんっ…!」

ドクドクと脈打ちながら、僕の精液がピーターの手に垂れる。ピーターは手についたそれをぺろりと舐めて、僕の首に吸い付いた。僕は息をきらしながら、ピーターの頭を抱きしめる。幸せが僕の体を満たしていく。気持ち悪いおっさんの感触は、ほとんど薄くなっていた。

ピーターが僕を抱きしめたとき、おなかにかたいものが当たった。僕はクスっと笑って起き上がり、ピーターを仰向けにさせる。

「…ん?どうしたケイゴ?」

「いつも気持ち良くしてもらってばっかりだから。今日は僕もピーターを気持ち良くしてあげる」

「え」

僕は指でピーターの首をなぞった。それだけでピーターはピクっとする。かわいい。指を胸からおへそにかけてスーッと通すと、ピーターは下唇を噛みながら腕で目を隠した。

パンツに指をかけて、下ろす。ガッチガチのちんこがぴょこーんって出てきた。我慢汁でトロトロだ。

「ぷっ。こんなになるまで別に我慢しなくていいのに」

「ケイゴ…」

「ん?」

「っ…」

僕は返事をしながら先をぺろっと舐めた。髪を耳にかけて、ピーターのそれを根元まで咥える。それだけでちんこがヒクヒクして、また硬くなった。今日は僕が、ピーターをたっぷりかわいがってあげる。
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