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ピーターとの週末

痴漢反対

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これはスルトとエドガーが、泊まり込みの出張で不在だった金曜日の話から始まる。

「ピーターお待たせ!仕事終わったよ」

「お疲れケイゴ。帰ろうか」

「うん」

残業が終わり、僕を待っててくれたピーターがいるオフィスに顔を出した。この時間まで残ってた数少ない社員の熱い視線を感じる。僕がこのオフィスに顔を出すことなんてめったにないから、何人かの社員が少しでも近くで見ようとわざとらしく僕の隣スレスレを通り過ぎた。うざ。

その日はスルトとエドガーが不在だったから、ピーターと二人で満員電車に乗る。いつもは最低でも二人に守られながら電車に乗るからちょっと不安…ピーターはあの絶倫たちと比べて背丈もそこまで大きくないし。

「……」

電車に乗って1分。早速僕のお尻に手が添えられた。この気持ち悪い手つきは絶対ピーターじゃない。…まあこのくらいでピーターの手を煩わせることもないでしょ。僕は知らんふりして黙ってた。

「わ」

「あ、ケーゴッ。わぶ」

「あー…」

次の駅で停車した電車に大量の人が乗車する。人混みに押された僕とピーターは離れ離れになってしまった。どうしよう…。これは…ちょっとやばいかも。

「……」

だんだんと僕の体にさりげなく触れる手が増えていく。お尻、ふともも、胸、股間…。ちらっと視線を落とすだけで手が4本見えた。なにこれ心霊現象かなんか?ちなみに押し付けられてるくさそうなちんこは3本ですね。1本はファスナ開けて生のちんこです。きもい。

「ふー…ふー…」

首におっさんのくさい息がかかる。ちろちろ舐められてる。

「あ、ちょ…っ」

とうとう服の中に手を入れる輩が現れた。シャツの舌から指で乳首をつねられる。

「んっ…」

僕が反応したのを見て、ニヤニヤした男たちが僕のシャツのボタンを外し始めた。ベルトも外されて、ズボンのファスナもおろされる。

「ちょっと、いい加減にして…」

さすがの僕も我慢できなくなって抵抗を始めたけど、どんどん群がってくる男の人たちに敵うわけがない。手首を掴まれ口を塞がれた僕は、シャツのボタンを全て外され、ズボンとパンツを脱がされた。

「んーっ!んーーーっ!」

「はっ…はぁ…」

「なんだこれ…貞操帯?」

「貞操帯だ。鍵はどこかなあ~?」

「いいにおい…くんくん」

「乳首かわいいね」

「あった。この鍵かなあ?」

「おっ…お…っ、出るっ…」

「んっ…!」

太腿に知らないおっさんの精液がかかった。きもすぎる…っ。体中舐められておっさんらの唾液まみれだし…。
ひとりのおっさんが首にかけてた貞操帯の鍵を引きちぎり、開錠した。最悪。今度から貞操帯の鍵自分で持つのやめよ…。

貞操帯が床に落ちる。待ってましたとばかりにおっさんらが僕のちんこを取り合いした。数人の指がぐいぐい僕のおしりに入って来る。

「んっ…んーーーーーっ!ん!」

「いやがるふりしたって無駄だよぉ…はぁっ…」

「だってこんなに濡れてるよ?」

「ほら、小さなおちんちんも勃ってきたよぉ…」

僕は口を塞いでいた手を思いっきり噛んだ。一人のおっさんが「いってぇぇ!!」と叫び手を離す。

「ピー――ターーー!!助けてぇぇえ!!!犯される!!きたねえおっさんに犯されるぅぅぅう!!!」

「うわーーー!!すまないケイゴぉぉぉ!!今行くぅぅぅ!!!」

後ろからピーターが焦って人をかき分けながら「すみません!通してください!!ちょ、通してくださいよ!!」と言っている声が聞こえる。

助けが来ると察知したおっさんたちは急いでズボンをおろして自分のちんこをしごき始めた。一人は僕のちんこを咥えるし、もう一人なんて挿入しやがった…!

「うぐぅっ…!ちょ!!やめろっ!!抜けぇっ!!あとお前も咥えるなぁっ!!ってか僕に向かってちんこしごくなぁぁっ!!」

「おっ!おぉぉっ!なんだこれっ、なんだこれっ!きもちいいっ!きもちいいっ!」

「ずっと君にこうしたいと思ってたんだよォッ。なのにいっつも図体のでかい外国人を二人も侍らせてるからぁっ」

「でも今日はひとりだけだったんだねっ。一番弱そうなの」

「ピーターのことそんな風に言うなっ!」

「おちんちんおいしいっおいしいっ」

「出ちゃうっ!おじさんの精子出すよっ!出すよォっ!」

「出すなぁー!!」

「俺のケイゴになんてことしてるんだお前らぁぁっ!!!」

「ガボォッ!!」

「グエッ」

「ドガァッ!!」

やっと僕の元まで辿り着いたピーターが、襲ってたおっさんたちを一人残らず殴り倒した。中に入ってたちんこが抜けて精子が車内に飛び散る。やっとおっさんたちから解放されて、僕は床にへたりこんだ。

「はぁー…」

「ケイゴ…!すまないっ…!すまない!!!」

「助けに来るの遅いよピーター…」

「本当にすまない…。ケイゴの叫び声を聞くまで気付けなかった…」

「…僕も助けを呼ぶのが遅かった」

「あああ…。とにかく服を着て。次の駅で降りてタクシーに乗ろう」

「うん…。はぁ。とうとうやられちゃった…」

僕はのろのろとベッタベタになった服を着て電車を降りた。ピーターは…いたたまれないくらい落ち込んでる。

「本当にすまない…。スルト様とエドガー様がいない今、俺がケイゴを守らないといけないのに…」

「あの満員電車で、一人で僕を守るのは無理だよ。スルトとエドガーが帰ってくるまではタクシーで帰ろう…」

「そうだな…」
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