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2月

魔のバレンタイン(入社1年目)

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「っ、ちょっとマリカさんっ…!何をしているんですか…!」

「媚薬って本当に効くものなのねえ」

「媚薬…?」

「さっき君が食べたチョコ、最近流行ってる媚薬入りチョコなの。クックパッドで載ってたからダメ元で作ってみたんだけど~。まじで効いたんだ~」

「っ…」

マリカの手がエドガーのかたいものをつんと突つく。エドガーはマリカの手を振り払い、力が入らない体をひきずって彼女から体を離した。そんなエドガーを見てマリカがクスクス笑う。

「ふふ。かわいいわ暎弥。普通だったらそんなに興奮させられて、女の体押し付けられたら欲望にあらがえず襲っちゃうでしょうに。今のあなたはラットになったαと同じ。じきにセックスのことしか考えられなくなって、だれかれ構わず抱きたくなるわ」

(ラットになったα…。スルトがラットになっているとき、こんな思いをしていたのか…!知らなかった…。これは確かに…スルトがあんな風になってもしかたないな…)

「はっ…はっ…」

強い媚薬にエドガーはかろうじて理性を保つことしかできなかった。マリカは自分のジャケットとシャツを脱ぎ、下着を外してエドガーの太ももの上に座った。彼の手を持ち上げ胸に添えさせる。

「くっ…やめてくださいマリカさん…っ」

「私ね、噂の新入社員の中で暎弥が一番好みなの。爽やかなのに色気があって、優しくて穏やかで。βなのにαに引けを取らない優秀さ。あなたの上司になれて本当に嬉しかった。でもあなた、いくら食事に誘っても乗ってくれないし。LINEを送っても必要最低限の会話しかしてくれない。胸をチラチラ見せても全く反応を示さないし、誰に言い寄られても全く興味がなさそうにしてる。なのに色恋系の話なんて全く聞かないし…。もしかして不能なのかしらと思ってたけど、ふふ、そんなことなかったわね」

「はーっ…はーっ…」

「私αなんだけど、Ωにあまり興味がなくてね。あの社長の秘書よりあなたの方がずっと魅力的」

「くっ…ふ…」

「でもあなたは私に興味がなさそうだったから、一晩だけでも抱いてもらおうと思ってね。あなたに媚薬を盛ってみたの。ほらみて」

「くっ…やめろ…」

マリカはエドガーのズボンのチャックをゆっくり下ろした。ズボンを下げ、下着をめくると大きく反応したものが反り立った。

「わあ…大きくて長くて…きれい…!やばぁ…!αの男でもこんな立派なモノ持ってる人少ないわよ?わぁー!すごいっ…!おいしそう…」

「ぐっ…!」

それを握り、くちくちと音を立てて上下に動かす。エドガーはマリカの肩を掴み引き離そうとするが力が入らない。刺激された快感に目を瞑って耐えた。

「暎弥気持ちいいの?かわいい…」

手を動かしながら、キスをしようとマリカが顔を近づけてくる。エドガーは顔を背け拒絶した。口を手で覆い、マリカをキッと睨みつける。

「やめろと…言っているだろうっ…」

「やめないわ。だってこんなことできるの今日だけだもの。もう、キスくらいしてくれたっていいじゃない!いいもん、じゃあこっちとキスするから」

「ふっ…!」

マリカがエドガーのものに唇を当てる。ぺろぺろと先を舌で舐めてから、それを口で咥えた。

「うっ…ぐっ…」

「大きくて根元まで入らないわ。すごい…。それに…とても良い香り」

「はっ…はっ…も、やめ…」

「クスクス。そんなに気持ちよさそうに喘いでるのにまだ抵抗するの?本当はしたくて仕方ないんでしょう?」

「ああ、したくてたまらない…っ」

「ふふ、やっぱり」

「だが、お前とじゃないっ…!」

「あら…あなた恋人がいるの?」

「いるっ!だから、やめろっ…!」

「あーあ…。そうなの、残念。じゃあなおさら最後までしとかなきゃね」

マリカはそれから口を離し、スカートをめくり下着を脱いだ。先を体に当て、ゆっくりと腰をおろす。

「やめろっ…!やめろぉっ…ぐっ、うぅっ…」

「あっ…!あぁ…っ、すごい…!すごいわ暎弥のコレ…!あぁっ、あっ、」

マリカはあまりの快感に無我夢中で腰を振り続けた。

「あんっ!あぁっ、すごいっ!あぁっ、とまんないっ…!あっ、イク、イクぅ!!」

ビクビクと体を痙攣させ絶頂に達したマリカがエドガーに抱きつく。エドガーは荒い息をたてながらマリカをどかそうともがいた。

「もう…。力が入らないんでしょう?あがいたって無駄よぉ。それにしても、まだあなたイッてないの?媚薬を盛られているのに?シラフの私の方が先にイッちゃった?」

「お前なんかでっ…僕はイかせられない…。密度の薄いそんな中でなんか…っ」

「カッチーン。ああそう。だったらイクまで終わらせてやんない。私は嬉しいわ。だってずっとこうして繋がっていられるんだからね」

「ふっ…ん…くっ…」

「ふふ。なんだかんだで気持ち良さそうなのよねえ」

マリカは再び腰を動かした。自分の胸を揉み、下のふくらみを刺激しながら、エドガーのものを愉しんだ。

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