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4月
プラトニックなラブがしたい!
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1日目の宿は、旅館っぽいホテルだった。綺麗で清潔感があって、奈良らしい(知らんけど)和っぽい雰囲気ですごくいい!落ち着く~。僕こういう和風の宿好きだからうれしいな。部屋も広くてくつろぎやすそうだった。ベッドは当然のようにダブルベッドだったけど。襲う気満々では?だってスルトが僕と一緒に寝て手を出してこないなんてありえなくない?
じとっとした目でスルトを見ていると、スルトは「どうした?」と首を傾げた。まあ…僕たち夫婦だし、ダブルベッド取るのは当たり前か…。うん。
「ケーゴどうする?少し疲れたなら休憩するか?」
「ううん!せっかく奈良に来たんだもん!はやく観光したい!」
「そうか。…良かった。奈良へ行くのを楽しみにしてくれていたんだな」
「当たり前でしょ?!スルトと奈良へ旅行だよ!楽しみじゃないわけないじゃん!」
「ケーゴぉ…!!!」
感極まったスルトが僕に抱きつこうとして…やめた。すごく苦しそうに「ふぎぎぎぎ…」と呻きながら広げた腕を下ろす。…別に抱きつくくらいいいのに。ちょっと股間膨らんでるのは気になりますけど。
スルトは興奮しておさまらない体を落ち着かせるためにシャワーを浴びた。シャワールームから「つめた!!つめたぁ!!」という叫び声が聞こえてきたからおそらく冷水を股間にぶっかけてたんだろうなぁ…。なんて残念なイケメンなんだろうか。10分後、ガタガタ震えているスルトがシャワールームから出てきた。
「待たせたな…」
「股間は落ち着きましたか?」
「ああ…。冷水をかけてもしばらくおさまらなくて死ぬかと思った」
「むしろよくおさまったね。そのはがねちんこ」
「仕方ないだろう…!6日間も…いや、なんでもない。すぐ服を着るから待っていてくれ」
「はーい」
正直言うと、スルトがちゃんとセックス禁止令を守るなんて思いもしなかった。どうせ2,3日で限界が来て否応なく襲い掛かってくると思ってたのに。…やればできんじゃん。
じとっとした目でスルトを見ていると、スルトは「どうした?」と首を傾げた。まあ…僕たち夫婦だし、ダブルベッド取るのは当たり前か…。うん。
「ケーゴどうする?少し疲れたなら休憩するか?」
「ううん!せっかく奈良に来たんだもん!はやく観光したい!」
「そうか。…良かった。奈良へ行くのを楽しみにしてくれていたんだな」
「当たり前でしょ?!スルトと奈良へ旅行だよ!楽しみじゃないわけないじゃん!」
「ケーゴぉ…!!!」
感極まったスルトが僕に抱きつこうとして…やめた。すごく苦しそうに「ふぎぎぎぎ…」と呻きながら広げた腕を下ろす。…別に抱きつくくらいいいのに。ちょっと股間膨らんでるのは気になりますけど。
スルトは興奮しておさまらない体を落ち着かせるためにシャワーを浴びた。シャワールームから「つめた!!つめたぁ!!」という叫び声が聞こえてきたからおそらく冷水を股間にぶっかけてたんだろうなぁ…。なんて残念なイケメンなんだろうか。10分後、ガタガタ震えているスルトがシャワールームから出てきた。
「待たせたな…」
「股間は落ち着きましたか?」
「ああ…。冷水をかけてもしばらくおさまらなくて死ぬかと思った」
「むしろよくおさまったね。そのはがねちんこ」
「仕方ないだろう…!6日間も…いや、なんでもない。すぐ服を着るから待っていてくれ」
「はーい」
正直言うと、スルトがちゃんとセックス禁止令を守るなんて思いもしなかった。どうせ2,3日で限界が来て否応なく襲い掛かってくると思ってたのに。…やればできんじゃん。
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