【完結】【R18BL】極上オメガ、いろいろあるけどなんだかんだで毎日楽しく過ごしてます

ちゃっぷす

文字の大きさ
上 下
9 / 87
12月

クリスマス

しおりを挟む
スルトは僕をベッドへおろすと僕の唇を奪った。荒っぽく舌を絡め、息が苦しいほど抱きしめる。

「ちょっ…スルトっ…!落ち着いて…!」

「落ち着けるわけがないだろう。エドガーとピーターとばかりいやらしいことをして。興奮と嫉妬で気が狂うかと思ったぞ」

興奮と嫉妬で気が狂ってるのはいつものことなんじゃないのと思ったけど黙ってることにした。スルトに襲われている僕の隣にエドガーとピーターが寝転んだ。僕を挟んで二人が会話している。

「王様ゲーム楽しかったねえ」

「楽しかったですね。またしたいです」

「うん。しようしよう」

「それにしてもケーゴかわいかったな。俺、ケーゴに舐めてなんて言われたの初めてでした」

「僕も、ケーゴに手を動かされるのは初めてだったよ」

二人ともやめて…?今のスルトに王様ゲームって言葉はタブーだよ…。案の定スルトが「むぅぅっ」と呻いている。僕をベッドに押し倒してパンツスウェットを脱がせてそれを放り投げた。ブスッとした顔で僕を見ている。

「俺も…ケーゴに命令したり命令されたい…」

「スルト…」

あぁぁぁっ!なんだよこの世界で最も可愛らしいイケメンはよぉ!!こんなだからスルトのこといじめたくなるんだよっ…!バリタチみたいな顔しといてくそかわハムスターみたいな内面しやがって!!くそっ!くそぉぉぉ!!

「分かった!分かったからその顔やめてよ!!」

「あー…やっちゃったねケーゴ」

エドガーがぼそっと呟いた。スルトはぱっと顔を輝かせて「ほんとうか?!」と聞き返した。

「う、うん…」

「よし!!じゃあ命令するぞケーゴ!」

「どうぞ…」

「王様に向かって自分で足を広げるんだケーゴ!」

「ええ…」

「さあはやく」

僕はスルトに向かって控えめに足を広げた。恥ずかしい…。

「そんなんじゃだめだ。自分の太ももを掴んで思いっきり広げろ」

「はぁっ?!」

「王様の命令は絶対だよケーゴ」

クスクス笑いながらエドガーが言った。僕はやけくそになって太ももを掴んでがばっと足を広げる。

「~~~…」

「おお…ピーター!写真を…!」

「やめれぇぇ…!」

スルトは広げられたところに顔を近づけ、まじまじと見ている。なにこれ…恥ずかしすぎて死にそう。

「じゃあ次は僕の命令ね」

「え?!」

「スルトがケーゴのそこに息を吹きかける」

「分かった」

「分かるなよバカぁ…」

エドガーの命令を喜々と受け、スルトが僕のおしりに息をふぅっと吹きかけた。

「っ…」

「ふふ、ぴくっとした」

「実況すなぁ…」

「じゃあ次ピーターが命令して」

「なにそのローテーション制!!」

「えっと、では…。スルト様がそこを舐める」

「分かった」

スルトの舌が敏感なところに触れる。広げてるせいでいつもより弱いところにしっかり当たってゾクゾクする。

「んんっ…」

「じゃあ次はケーゴの番だよ」

「…エドガー、キスして…」

「いいよ」

「ん…」

頬に手を添えて、エドガーがまったりとしたキスをしてくれる。気持ち良くて心地よくて、頭がぼぉっとしてしまう。

「よし、次は俺の命令だな。ケーゴ、自分でその硬くなったものを触って気持ち良くなるんだ」

エドガーとキスをしたまま、僕は自分のそれに触れた。え?僕もうこんな硬くしちゃってた…?うわぁ、さっき出したばっかりなのに…。この人たちとしすぎて僕まで絶倫になりつつある…。手を動かすとくちくちといやらしい音がした。

「ケーゴ、気持ちよさそうだな」

「んっ…あんま…見ないでよぉ…」

「見るために命令したんだ」

「くそぉ…」

「ケーゴ、じゃあ次は僕の命令ね。僕の体を舐めて」

「体って…ここ?」

僕はエドガーの硬くなったものに手の甲を当てた。

「どこでもいいよ。ケーゴの好きなところを舐めてほしいな」

「分かった…」

まずはキスをして、そこから耳たぶを唇に挟んで舐めた。エドガーがぴくっと反応する。エドガー、耳弱いんだよね。耳の裏と表をちろちろと舐めていると、エドガーが僕の体を掴んだ。

「っ…、ケーゴ、もう耳はいいから…」

「あは、エドガー耳が真っ赤になってるよ」

「ちょっと…我慢できなくなるから…」

「エドガーかわいい」

頬にキスをして、次は耳元や上半身に舌を這わせた。体を舐める僕の頭をエドガーが優しく撫でている。もう完全に大きくなっているものに手を添えて、ゆっくりと咥えこんだ。

「んっ…」

「ピーター、次はお前の番だぞ」

「あっ、はい。じゃあ…スルト様が指でケイゴを気持ち良くしてあげてください」

「その命令待っていたぞ」

「んんんっ…!」

スルトの指がゆっくりと中へ入ってくる。さっきからずっとえっちなことしてたのに、そこは触ってもらってなかったから快感に体がのけぞってしまう。

「そうかケーゴ、ずっと欲しかったんだな」

「んっ…あぁっ…」

「次はケーゴだぞ」

「…こっちも、触ってスルト…」

僕はスルトの手をかたくなったものに触れさせた。スルトは「分かった」と言い慣れた手つきで僕のものを気持ち良くした。

「次は僕の命令だね。ケーゴ、ピーターのも手で気持ち良くしてあげて」

「ん…」

エドガーのを舐めながら僕が手を差し出すと、ピーターがその手に自分のものを握らせた。ゆっくりとその手を動かすと、ピーターが「んっ…」と気持ちよさそうな声を出す。かわいい。

「はい、次はピーターの番」

「あっ…えっと、ん…。スルト様…ケーゴに素股…してください…」

「お前…なかなか焦らし上手だなあ」

スルトがはんと笑ってから、僕の太ももを閉じさせてそこに挟んで腰を動かした。あ…やばい…。そこじゃなくて…。

「じゃあっ…、次は俺だな…。ケーゴ、ピーターが射精したら手錠を後ろ手にはめろ」

出たよ手錠…この人拘束するのほんと好きだよね…。僕がこくこく頷くと、スルトは満足そうな声で「次はケーゴの番だ」と言った。

「…て」

「ん?なんだ?」

「…れて」

「んー?聞こえないなあ」

くっそー。絶対聞こえてるだろ…。

「い…挿れて!」

「誰のをだ?」

「ぐぅ…」

「誰のでもいいのかぁ?ケーゴ?」

「…スルトのぉ!!挿れろぉ!」

「仕方ないなあ。王様の命令とあれば、挿れようじゃないか」

「くっそぉぉっ…!」

スルトは面白がって、焦らすように先だけ挿れては抜いたり、半分だけ挿れては抜いておしりの上にそれを置いてこすったりした。

「もぉスルト!ちゃんと挿れてよじれったい!」

「ああケーゴ。いつから俺のこれがそんなに大好きになったんだぁ?」

「元からだよバカ!!」

「っ…ケーゴ…!」

「んぐぅっ!!」

勢いよくスルトのものが奥まで届いた。急に入ってきて体がビクビクと痙攣する。

「あ…ぅ…」

「そうか…!ケーゴ、ずっとずっと、俺のこれが大好きだったのか。…最高のプレゼントだぞケーゴ」

「あっ!んっ…あぁあ…!」

激しい。激しすぎて頭が真っ白になる。エドガーのを咥えることもピーターのを握ることも忘れて、スルトの与えてくれる快感に夢中になった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)

夏目碧央
BL
 兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。  ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた

翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」 そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。 チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

処理中です...