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22歳の冬
ピーターとの半日
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「あれ?スルトとエドガーは?」
朝起きてリビングへ行くと、ピーターだけが朝食を食べていた。いつもならスルトとエドガーと食べてるから不思議に思って声をかけた。
「おはようケイゴ。お二人は大学で用事があるって」
「大学?ああ、ゼミかな?」
「スルト様の卒論がとても優秀だったから論文を発表したいと教授から声をかけられたらしい。今日はその打ち合わせ。エドガー様は教授の講演の手伝いらしいよ」
スルトもエドガーも大学で最も優秀と言われてる。二人は違うゼミに所属していて、二人ともゼミの教授の大のお気に入りだ。スルトはαだから分かるけど、エドガーってβなのにどれだけ優秀なのってくらいすごい。本当はαなんじゃないの?
「そっか。じゃあ今日はピーターと二人っきりだね。なんだか懐かしいなあ。前世ではいつもこうだったよねえ」
「そうだな。懐かしいな。久しぶりにケイゴの淹れたお茶が飲みたい」
「淹れようか?」
「本当か?!」
「もちろんいいよ」
そんな喜んでもらえるほどお茶淹れるの上手いわけじゃないんだけどね…。僕はお茶を淹れてピーターに出してあげた。僕も向かいに座って久しぶりに淹れた自分のお茶を飲む。
「うーん。前世よりも下手になったかも…」
「そうか?うまいぞ」
「ありがとうピーター」
朝食を終え、ピーターがお皿を洗ってくれた。僕はソファに座ってだらだらと録画していた映画を見る。ピーターはその後ももくもくと家事をこなした。手伝うと言っても断固として首を縦に振らない。いいからケイゴは映画を見ててとソファに押し戻された。僕が1本映画を見終わる頃には、部屋中がピカピカになっていた。
「ごめんねピーター。いつもありがとう」
「いいんだ。掃除好きだから」
「ピーター…ほんと、良い旦那さんになるよ…」
「ははは。残念だが、俺は一生独身さ」
「もったいないなあ。好きな人とかいないの?」
「エドガー様、スルト様、ケイゴ以上に好きな人は今までもこれからもいないだろうなあ」
「ピーター…僕たちもピーターのこと大好きだから!」
「分かってるよ」
ピーターはにこにこしながら僕の頭を撫でた。その手が僕の頬に振れ、ピーターの顔が近づく。ちゅ、と軽く唇が合わさった。うっ…なんだ今、めっちゃドキってした…!
「ぴ、ピーター、なに急に」
「ごめん!思わず…!」
ピーターとは何度もキスしてるけど、いっつも4人でセックス大戦争みたいになってるときとか発情期のときしかしたことない。2人っきりのときに落ち着いてこんな可愛いキスをするなんて前世でも今世でもこれが初めてだ。僕もピーターも顔を赤らめてお互いを見た。まるで付き合いたての高校生カップルみたいだ…。
「も、もう一回する?」
「え?いいのか?」
「いいでしょ。スルトとエドガーも公認だし」
「ケイゴがいいのなら…したいけど…」
「ん」
僕は目を瞑ってピーターを待った。ピーターは躊躇いがちにもう一度キスをした。唇を合わせているうちに、自然と舌が絡み合う。スルトともエドガーともちがう、ピーターのいたわるようなキス。なんだかほっこりするキスだなあ。僕がピーターの背中に手をまわしたら、ピーターも僕をぎゅっと抱きしめた。
「ん…ピーター…」
「ケイゴ…」
長いキスを終えソファでしばらく抱き合った。
「ピーター…」
「ん?」
「えっちなことしたくなっちゃった」
「…俺も」
「勃ってるの?」
「うん」
「僕も」
「…触っていい?」
「うん…」
ピーターが僕のスウェットパンツをずらすと、ぴょこっとかたくなったものが出てきた。ピーターの手がおそるおそるそれを握る。
「つめたっ」
「あっごめん!」
ピーターは慌てて手に温かい息をふきかけてから握りなおした。くちくちとゆっくり動かす。
「ピーター、僕もさわる」
「え?俺の?」
「うん。だめ?」
「だめじゃないけど…ちょっと恥ずかしいな」
「え?今さら何言ってんの?」
僕がピーターのズボンをずりさげるとピーターが顔を真っ赤にしながら言った。
「だ、だって、ケイゴと二人でこんなことするのはじめてだし!いつもは完全に勢いで脱がされてるからっ」
「いやほんとそれだよね!僕もなんだかこっぱずかしいもん!」
「だろ?!」
こんなやりとりをしてる僕たちが、4Pしてるって思えなくない?童貞と処女の会話だよねこれ。
僕たちはドギマギしながらお互いのを握って擦り始めた。なんだかんだ言ってピーターも僕のやつしごきなれてるからね。こすりながら指で先を刺激される。僕のすきなやつだ。
「あっ…ピーターそれだめっ…!」
「だってケイゴこれ好きじゃないか」
「うぅっ…これされると…すぐ出ちゃうっ…!」
「出していいよ」
「あっ…んんっ…ん!」
ピーターの指に僕の精液が絡みつく。荒い息をしている僕を、ピーターが抱き寄せてキスをした。
「あ…んん…」
「ケイゴ…、指、入れていい?」
「うん…」
「脚開いて」
「ん…」
キスを続けながら、ピーターの指が中へ入ってきた。
「あっ…ふ…」
いやらしい音が静かな部屋に鳴り響く。僕は快感に耐えながらピーターのものを握って動かした。ピーターも気持ちが良いのか声を漏らしてる。
「はぁっ…ケイゴ…っ、も、出そ…」
「僕も…中、イキそう…っ」
お互いの指と手が激しく動く。
「あっ…!あっ、んっ…ピーター…っ!も、あっ、んんっ!」
「はっ…ケイゴ…、出るっ!んっ…!」
僕の体がのけぞり、ピーターから白い液体が飛び散った。僕たちはくたっとしてソファに倒れこみ、くすっと笑ってまたじっくりとキスをした。
ポロロン
「「え…?」」
どこからかスマホの録画停止音が聞こえてくる。僕とピーターはあたりをみまわした。
「…あっ」
「え?」
ピーターがリビングのドアを指さした。そこからかすかに見えるスマホのカメラ部分。
「げ…」
ドアを見ていると、エドガーとスルトがニヤニヤしながら顔を出した。
「ちょっと!帰ってきたんだったら声かけてくださいよ!」
「子犬たちが戯れてるところに割って入れないよ。ねえスルト?」
「ああ。いいものが見れた」
二人がコートを脱ぎながら僕たちに近寄ってきた。ずっとニヤニヤしてて気持ち悪い。
「あの…いつから見てたんですか?」
「ケーゴが射精したところくらいかな」
「けっこう前からいたんですね…」
「お前たちのせいで勃起がおさまらん。ケーゴ、こちらへ来い」
「はいはい…」
「ピーターはもう満足した?一緒に続きする?」
「いえ!俺はもう大丈夫です!どうぞお二人で」
「そっか。またしたくなったら混ざって良いからね」
「お気遣いありがとうございます」
ピーターがぺこっと頭を下げて浴室へ入って行った。
「なんだケーゴ。そんなにピーターを目で追って。ピーターと最後までしたかったのか?」
「むぅ…」
「ピーターとだったら最後までしてもいいよ。でも、僕たちをおざなりにしない程度にね」
スルトの体にまたがっている僕を後ろから抱きしめ、エドガーが耳元で囁いた。耳にかかる息に体がびくりとする。シャツを脱がされ、二人の手が体中を撫でまわす。
「ん…二人とも触り方がいやらしい…」
「当り前だろう。今からいやらしいことをするんだから」
「ケーゴ、さっきイッたばかりなのにもう反応してきてるよ」
「うぅ…」
「ケーゴ」
「むぐっ」
頭を抱き寄せられスルトが激しいキスをする。ああ、頭溶けそう…。エドガーは背中を舐めながら乳首とちんこいじってくるし…。興奮しすぎておかしくなりそう。
「もっ、はやくっ…」
「はやく、なに?」
「うう…」
「断固として言わんなお前は」
「僕に向かってこんなにお尻突き出してるのに言えないんだねケーゴは」
「もう!いいから挿れろよぉ!」
「出た。口が悪いケーゴ」
クスクス笑いながら、エドガーが僕の中にかたくなったものをゆっくりと入れた。スルトは僕のものを握る。
「あぁぁっ!」
「ピーターにたっぷり体をならしてもらって敏感になっているな」
「嬉しそうに締め付けてる。ケーゴかわいい」
「あっ!あぁっ!んっ!」
「ケーゴ、顔を上げろ」
「ん…っ、ふ…」
スルトに顎を持たれて唇が重なる。
「っ…、スルト、ケーゴがキスで喜んでるよ。すっごく締まった」
「はは。そうだろうな。顔を見ても分かる」
「あっ…っ、も、出るぅっ…!」
「ケーゴ、お前さっき出したばかりなのに早すぎないか?」
「だって…っ、きもちいいんだもんっ、あっ…んん!」
僕の精液が勢いよくスルトの服に飛び散った。ああ…スルトの服、全身グッチなのに…。やばぁ…。
「ケーゴ、僕もイッていい?」
「うん…っ、も、イッてぇ…」
「なんだもう疲れたのか?俺の分の体力残しとけよ」
「むり…っ、んん!」
エドガーの動きが激しくなる。僕はスルトにしがみつき体を支えた。エドガーの荒い息遣いが聞こえてくる。最後に「出るっ!」と言って、僕の中に熱いものを流し込んだ。しばらく僕を抱きしめて、ゆっくりと体を離す。床にエドガーの精液と僕の愛液が混じったものが床に数滴落ちた。
「はぁ…はぁ…、今日も楽しかったよケーゴ」
「僕も…きもちよかったよエドガー…」
「よし、次は俺だ」
「えっ、ちょ、休ませるとかそういう気遣いないわけ?!」
「ない」
「わっ!」
座ってるスルトに抱きかかえられ、下からごっついのをぶっさされる。がんばって抵抗したけどスルトに腰を無理矢理下ろされ、太ももの上に座らされた。
「んんんっ…!」
「はー…気持ちいい」
「スルトは乱暴だなあ。もう少し優しくしてあげてもいいのに」
「お前なあ…ピーターとお前がケーゴといちゃいちゃしているところを見ているんだぞ?今まで大人しく我慢してたんだから褒めてほしいくらいだ!」
「たしかに」
「もっと食い下がってよエドガー!!」
「ほらケーゴ。お前の好きな体勢だぞ。好きなだけ動け」
「ちょっと休憩させて…体力を回復させて…」
「分かった。お前は動かずに休憩しろ。回復したら動けよ」
「んぐっ!」
下からスルトが腰を押し上げる。奥にスルトのものが届いて体がのけぞった。え?!この人休憩の意味全然分かってないよね?!腰振られて休まると思ってるの?!
「ちょっ…スルトっ!とまっ…とまってよぉっ!」
「気持ち良すぎて止まれるか」
「あっ!んっ…んんっ…!」
僕はぎゅうっとスルトにしがみついた。そんな僕の顔をエドガーがのぞき込む。
「ケーゴ、今日僕まだ一回も君とキスしてないんだ」
そう言って僕と優しく唇を合わせた。
「ケーゴも動いてあげて?」
「うん…」
「なあどうしてお前はエドガーの言うことは聞くんだ?!俺には反抗的なくせに!!」
「スルトはなんか…むかつくから」
「はあ?!それただの悪口だが?!」
はあ、スルトうるさいなあ。僕は膝を立てて腰を動かした。たぶんこれでスルトは静かになるはず。
「んっ…」
ほらね。
「あんなにやいやい言ってたのに黙っちゃうなんて、そんなに僕の中きもちいいの?」
ニヤニヤしながら僕がそう聞くと、スルトが悔しそうな顔をした。
「くそっ…、ふ…っ、ケーゴ、あとで覚えてろよ…失神するまで抱き潰してやるからな…」
「へえ?その前に僕がスルトを抱き潰してあげるよ」
動きながらキューっと中を締めると、スルトが「んんっ!」とうめき声をあげた。いつの間にかお風呂からあがって見学していたピーターに、エドガーがニヤニヤしながら何か言っているのが聞こえた。
「出た。ケーゴのオスモード」
「久々に見ましたが、あれはあれで色っぽいですね」
「あんな顔でもし女の子抱いたらイチコロだよ?末恐ろしいねケーゴは」
「いや女の子なんか抱こうとも思わないし…」
「あっ聞こえてた?」
「めっちゃ聞こえてますっ!…それより見てよエドガー。スルトがとろとろの顔してるよ」
僕がスルトの顔をエドガーたちに見せようとしたら、スルトは恥ずかしそうに顔を隠した。
「やめろおおお!!」
その後、スルトがすっごく可愛い顔で射精するまで僕は腰を振り続けた。でも、それで火がついてしまったスルトに、気絶するまで抱き潰されてしまうことになる。しかも、どのくらいの時間気を失っていたのか分からないけど、気が付いたら僕は両手足を縛られてエドガーの性癖に朝まで付き合わされた。次の日はなぜかお尻にローターをブッ刺されて一日を過ごすことになったんだけど、それについてはまた後日お話します。
朝起きてリビングへ行くと、ピーターだけが朝食を食べていた。いつもならスルトとエドガーと食べてるから不思議に思って声をかけた。
「おはようケイゴ。お二人は大学で用事があるって」
「大学?ああ、ゼミかな?」
「スルト様の卒論がとても優秀だったから論文を発表したいと教授から声をかけられたらしい。今日はその打ち合わせ。エドガー様は教授の講演の手伝いらしいよ」
スルトもエドガーも大学で最も優秀と言われてる。二人は違うゼミに所属していて、二人ともゼミの教授の大のお気に入りだ。スルトはαだから分かるけど、エドガーってβなのにどれだけ優秀なのってくらいすごい。本当はαなんじゃないの?
「そっか。じゃあ今日はピーターと二人っきりだね。なんだか懐かしいなあ。前世ではいつもこうだったよねえ」
「そうだな。懐かしいな。久しぶりにケイゴの淹れたお茶が飲みたい」
「淹れようか?」
「本当か?!」
「もちろんいいよ」
そんな喜んでもらえるほどお茶淹れるの上手いわけじゃないんだけどね…。僕はお茶を淹れてピーターに出してあげた。僕も向かいに座って久しぶりに淹れた自分のお茶を飲む。
「うーん。前世よりも下手になったかも…」
「そうか?うまいぞ」
「ありがとうピーター」
朝食を終え、ピーターがお皿を洗ってくれた。僕はソファに座ってだらだらと録画していた映画を見る。ピーターはその後ももくもくと家事をこなした。手伝うと言っても断固として首を縦に振らない。いいからケイゴは映画を見ててとソファに押し戻された。僕が1本映画を見終わる頃には、部屋中がピカピカになっていた。
「ごめんねピーター。いつもありがとう」
「いいんだ。掃除好きだから」
「ピーター…ほんと、良い旦那さんになるよ…」
「ははは。残念だが、俺は一生独身さ」
「もったいないなあ。好きな人とかいないの?」
「エドガー様、スルト様、ケイゴ以上に好きな人は今までもこれからもいないだろうなあ」
「ピーター…僕たちもピーターのこと大好きだから!」
「分かってるよ」
ピーターはにこにこしながら僕の頭を撫でた。その手が僕の頬に振れ、ピーターの顔が近づく。ちゅ、と軽く唇が合わさった。うっ…なんだ今、めっちゃドキってした…!
「ぴ、ピーター、なに急に」
「ごめん!思わず…!」
ピーターとは何度もキスしてるけど、いっつも4人でセックス大戦争みたいになってるときとか発情期のときしかしたことない。2人っきりのときに落ち着いてこんな可愛いキスをするなんて前世でも今世でもこれが初めてだ。僕もピーターも顔を赤らめてお互いを見た。まるで付き合いたての高校生カップルみたいだ…。
「も、もう一回する?」
「え?いいのか?」
「いいでしょ。スルトとエドガーも公認だし」
「ケイゴがいいのなら…したいけど…」
「ん」
僕は目を瞑ってピーターを待った。ピーターは躊躇いがちにもう一度キスをした。唇を合わせているうちに、自然と舌が絡み合う。スルトともエドガーともちがう、ピーターのいたわるようなキス。なんだかほっこりするキスだなあ。僕がピーターの背中に手をまわしたら、ピーターも僕をぎゅっと抱きしめた。
「ん…ピーター…」
「ケイゴ…」
長いキスを終えソファでしばらく抱き合った。
「ピーター…」
「ん?」
「えっちなことしたくなっちゃった」
「…俺も」
「勃ってるの?」
「うん」
「僕も」
「…触っていい?」
「うん…」
ピーターが僕のスウェットパンツをずらすと、ぴょこっとかたくなったものが出てきた。ピーターの手がおそるおそるそれを握る。
「つめたっ」
「あっごめん!」
ピーターは慌てて手に温かい息をふきかけてから握りなおした。くちくちとゆっくり動かす。
「ピーター、僕もさわる」
「え?俺の?」
「うん。だめ?」
「だめじゃないけど…ちょっと恥ずかしいな」
「え?今さら何言ってんの?」
僕がピーターのズボンをずりさげるとピーターが顔を真っ赤にしながら言った。
「だ、だって、ケイゴと二人でこんなことするのはじめてだし!いつもは完全に勢いで脱がされてるからっ」
「いやほんとそれだよね!僕もなんだかこっぱずかしいもん!」
「だろ?!」
こんなやりとりをしてる僕たちが、4Pしてるって思えなくない?童貞と処女の会話だよねこれ。
僕たちはドギマギしながらお互いのを握って擦り始めた。なんだかんだ言ってピーターも僕のやつしごきなれてるからね。こすりながら指で先を刺激される。僕のすきなやつだ。
「あっ…ピーターそれだめっ…!」
「だってケイゴこれ好きじゃないか」
「うぅっ…これされると…すぐ出ちゃうっ…!」
「出していいよ」
「あっ…んんっ…ん!」
ピーターの指に僕の精液が絡みつく。荒い息をしている僕を、ピーターが抱き寄せてキスをした。
「あ…んん…」
「ケイゴ…、指、入れていい?」
「うん…」
「脚開いて」
「ん…」
キスを続けながら、ピーターの指が中へ入ってきた。
「あっ…ふ…」
いやらしい音が静かな部屋に鳴り響く。僕は快感に耐えながらピーターのものを握って動かした。ピーターも気持ちが良いのか声を漏らしてる。
「はぁっ…ケイゴ…っ、も、出そ…」
「僕も…中、イキそう…っ」
お互いの指と手が激しく動く。
「あっ…!あっ、んっ…ピーター…っ!も、あっ、んんっ!」
「はっ…ケイゴ…、出るっ!んっ…!」
僕の体がのけぞり、ピーターから白い液体が飛び散った。僕たちはくたっとしてソファに倒れこみ、くすっと笑ってまたじっくりとキスをした。
ポロロン
「「え…?」」
どこからかスマホの録画停止音が聞こえてくる。僕とピーターはあたりをみまわした。
「…あっ」
「え?」
ピーターがリビングのドアを指さした。そこからかすかに見えるスマホのカメラ部分。
「げ…」
ドアを見ていると、エドガーとスルトがニヤニヤしながら顔を出した。
「ちょっと!帰ってきたんだったら声かけてくださいよ!」
「子犬たちが戯れてるところに割って入れないよ。ねえスルト?」
「ああ。いいものが見れた」
二人がコートを脱ぎながら僕たちに近寄ってきた。ずっとニヤニヤしてて気持ち悪い。
「あの…いつから見てたんですか?」
「ケーゴが射精したところくらいかな」
「けっこう前からいたんですね…」
「お前たちのせいで勃起がおさまらん。ケーゴ、こちらへ来い」
「はいはい…」
「ピーターはもう満足した?一緒に続きする?」
「いえ!俺はもう大丈夫です!どうぞお二人で」
「そっか。またしたくなったら混ざって良いからね」
「お気遣いありがとうございます」
ピーターがぺこっと頭を下げて浴室へ入って行った。
「なんだケーゴ。そんなにピーターを目で追って。ピーターと最後までしたかったのか?」
「むぅ…」
「ピーターとだったら最後までしてもいいよ。でも、僕たちをおざなりにしない程度にね」
スルトの体にまたがっている僕を後ろから抱きしめ、エドガーが耳元で囁いた。耳にかかる息に体がびくりとする。シャツを脱がされ、二人の手が体中を撫でまわす。
「ん…二人とも触り方がいやらしい…」
「当り前だろう。今からいやらしいことをするんだから」
「ケーゴ、さっきイッたばかりなのにもう反応してきてるよ」
「うぅ…」
「ケーゴ」
「むぐっ」
頭を抱き寄せられスルトが激しいキスをする。ああ、頭溶けそう…。エドガーは背中を舐めながら乳首とちんこいじってくるし…。興奮しすぎておかしくなりそう。
「もっ、はやくっ…」
「はやく、なに?」
「うう…」
「断固として言わんなお前は」
「僕に向かってこんなにお尻突き出してるのに言えないんだねケーゴは」
「もう!いいから挿れろよぉ!」
「出た。口が悪いケーゴ」
クスクス笑いながら、エドガーが僕の中にかたくなったものをゆっくりと入れた。スルトは僕のものを握る。
「あぁぁっ!」
「ピーターにたっぷり体をならしてもらって敏感になっているな」
「嬉しそうに締め付けてる。ケーゴかわいい」
「あっ!あぁっ!んっ!」
「ケーゴ、顔を上げろ」
「ん…っ、ふ…」
スルトに顎を持たれて唇が重なる。
「っ…、スルト、ケーゴがキスで喜んでるよ。すっごく締まった」
「はは。そうだろうな。顔を見ても分かる」
「あっ…っ、も、出るぅっ…!」
「ケーゴ、お前さっき出したばかりなのに早すぎないか?」
「だって…っ、きもちいいんだもんっ、あっ…んん!」
僕の精液が勢いよくスルトの服に飛び散った。ああ…スルトの服、全身グッチなのに…。やばぁ…。
「ケーゴ、僕もイッていい?」
「うん…っ、も、イッてぇ…」
「なんだもう疲れたのか?俺の分の体力残しとけよ」
「むり…っ、んん!」
エドガーの動きが激しくなる。僕はスルトにしがみつき体を支えた。エドガーの荒い息遣いが聞こえてくる。最後に「出るっ!」と言って、僕の中に熱いものを流し込んだ。しばらく僕を抱きしめて、ゆっくりと体を離す。床にエドガーの精液と僕の愛液が混じったものが床に数滴落ちた。
「はぁ…はぁ…、今日も楽しかったよケーゴ」
「僕も…きもちよかったよエドガー…」
「よし、次は俺だ」
「えっ、ちょ、休ませるとかそういう気遣いないわけ?!」
「ない」
「わっ!」
座ってるスルトに抱きかかえられ、下からごっついのをぶっさされる。がんばって抵抗したけどスルトに腰を無理矢理下ろされ、太ももの上に座らされた。
「んんんっ…!」
「はー…気持ちいい」
「スルトは乱暴だなあ。もう少し優しくしてあげてもいいのに」
「お前なあ…ピーターとお前がケーゴといちゃいちゃしているところを見ているんだぞ?今まで大人しく我慢してたんだから褒めてほしいくらいだ!」
「たしかに」
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「ちょっ…スルトっ!とまっ…とまってよぉっ!」
「気持ち良すぎて止まれるか」
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「ケーゴ、今日僕まだ一回も君とキスしてないんだ」
そう言って僕と優しく唇を合わせた。
「ケーゴも動いてあげて?」
「うん…」
「なあどうしてお前はエドガーの言うことは聞くんだ?!俺には反抗的なくせに!!」
「スルトはなんか…むかつくから」
「はあ?!それただの悪口だが?!」
はあ、スルトうるさいなあ。僕は膝を立てて腰を動かした。たぶんこれでスルトは静かになるはず。
「んっ…」
ほらね。
「あんなにやいやい言ってたのに黙っちゃうなんて、そんなに僕の中きもちいいの?」
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「へえ?その前に僕がスルトを抱き潰してあげるよ」
動きながらキューっと中を締めると、スルトが「んんっ!」とうめき声をあげた。いつの間にかお風呂からあがって見学していたピーターに、エドガーがニヤニヤしながら何か言っているのが聞こえた。
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「あっ聞こえてた?」
「めっちゃ聞こえてますっ!…それより見てよエドガー。スルトがとろとろの顔してるよ」
僕がスルトの顔をエドガーたちに見せようとしたら、スルトは恥ずかしそうに顔を隠した。
「やめろおおお!!」
その後、スルトがすっごく可愛い顔で射精するまで僕は腰を振り続けた。でも、それで火がついてしまったスルトに、気絶するまで抱き潰されてしまうことになる。しかも、どのくらいの時間気を失っていたのか分からないけど、気が付いたら僕は両手足を縛られてエドガーの性癖に朝まで付き合わされた。次の日はなぜかお尻にローターをブッ刺されて一日を過ごすことになったんだけど、それについてはまた後日お話します。
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