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20歳の冬 就活(※)
就活
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目が覚めるとそこはホテルでした。えっと、僕、昨日磯崎さんとバーに行って就活に役立つ情報教えてもらって…。まずい、そこからの記憶がない。なんか僕バスローブ姿になってるし。貞操帯外れてるし…。もしかして僕、磯崎さんと間違い起こしちゃった…?いや、でもここスイートルームっぽいし、迎えにきたエドガーとスルトが僕をホテルに連れ込んだのかも。うん、きっとそうだよね。そうだと言って。
「おや、起きたのかい?」
同じくバスローブ姿の磯崎さんがひょこっと顔を出す。あ…終わった。
「おはよう圭吾くん。昨日はよく眠れたかな?」
「あの…磯崎さん、僕、もしかして磯崎さんと…?」
「ん?もしかして記憶がないのかい?」
「はい…すみません…」
「あはは。いいんだよ。何があったか教えてあげる。昨日、君とバーに行ったんだけど、圭吾くんが酔いつぶれちゃってね。君、吐いちゃって」
「え"っ…そんな粗相をしてしまいましたか…すみません…」
「大丈夫だよ。それで、汚れた君と私の服を洗うためにここへ来たんだ」
「そうだったんですね…」
「心配しないで。私は昨晩ソファで寝たから」
どうやら間違いは起こってないらしい。よかったー…。それにしても磯崎さん面倒見いいなあ。ゲロぶちまけた人の世話をするなんて、できた大人だな。
「圭吾くん。朝食食べる?」
「あっ、はい。いただきます」
「ルームサービス頼むから少し待ってて。君はシャワーを浴びて来なさい」
「はい」
僕はバスルームでシャワーを浴びた。頭と体を洗う。ふぅ、気持ちいいいなあ。…あれ?
お尻から何かが垂れた。触るとぬるっとしてる。え…これ、なに?僕の体液…だよね?
シャワーを終えて髪を乾かす。バスローブを羽織ってバスルームを出た頃には、おしゃれな朝食がテーブルに並んでいた。こんな豪華な朝食、前世を思い出すな。僕と磯崎さんはお喋りしながら朝食を食べた。
「そう言えば、どうして僕指輪はめてるんだろう…。外してたはずなんだけどな」
「ああ。君が酔っているときにはめたいと駄々をこねてね。婚約指輪なんだろう?」
「う…僕、そんなことまで言ってましたか」
「スルトくんと、エドガーくん、だっけ?」
「は、はい…」
「外国人なのかな?」
「どちらも在日の外国人です。両親はイギリス人です」
「ふふ。そうなんだ。…あれ?もしかして、ボーイズバーに来ていたあの外国人かな?」
「はい…。あの時はご迷惑をおかけしました…」
「そうだったんだね!それは悪いことをした。彼らが怒るのも無理はないね」
「うう…」
「君があれから突然バイトを辞めちゃって、すごく寂しかったんだよ。毎日圭吾くんは元気かなって考えてた。そしたら君がうちの会社に応募してくれていたんだ。驚いたよ」
「僕もびっくりしました!まさか磯崎さんのお父様の会社だったとは」
「ああ。また圭吾くんに会えると思ったら嬉しくて仕方がなかったよ。昨日をどれほど待ちわびたか」
「おおげさですよ、磯崎さん…うっ…!」
突然僕の心臓がドクンと強く波打つ。体温が上がり、体中が熱い。お尻から愛液が溢れてくる。発情期だ…。でもどうしてだ?発情期になるのはもっと先のはずだ…。予定よりずっと早い…!
「っ、この匂い、発情期かい?」
「ん…っ、ふ…、どうしてっ…予定より…早い…」
「だいぶキツそうだね…私は抗Ω剤を打ってるから大丈夫だけど…。圭吾くん、抑制剤は打ってないのかい?」
「打ってるんですが…あんまり効かなくてっ…す、すみませんっ…」
処女の頃は抑制剤で発情期を抑えられてたんだけど、経験をしてからは僕のΩが強すぎてほとんど抑制剤が効かなくなった。だから発情期になる周期は気を付けてたのに…!はやくスルトとエドガーになんとかしてもらわないと…精液を体内に流し込まないと発情期はおさまらない…!
床に倒れこんだ僕を、磯崎さんは抱きかかえてベッドへ横たえた。
「磯崎さんっ…スマホを…取っていただけませんか…?二人を呼びますっ…」
「すまない。バッグも預けていてね。吐しゃ物まみれだったから、洗ってもらっているんだ…。すまない」
「ん…ふ…」
多少は効いてる抑制剤のおかげで自我は保ててるけど、自分の欲情を持て余す。とめどなく流れる愛液で太ももが濡れる。それに…磯崎さんのαの匂いが余計に僕を煽ってくる…。
「おやおや」
磯崎さんがふふっと笑った。僕が快感を求めるために自分で慰め始めたからだ。左手でかたくなったものを握り、右手の指を自分の中へ差し込んで動かす。
「ふ…あっ…んん…」
僕の様子を磯崎さんはしばらく眺めていた。けど、僕がイキそうになったときに立ち上がり、僕の両手を掴んだ。
「ふっ?!」
「一人でしてるところを面接官に見られてどうするんだい。圭吾くん。悪い子だね。お預けだよ」
「あっ…」
僕の両手を後ろに回し、ネクタイで縛った。これじゃ自分で触れない。溢れる欲情を消化できず苦しすぎる。
「うっ…や…触りたい…いそざきさん…触りたいです…」
「だめ。でも私が手助けしてあげる」
「あっ」
磯崎さんがベッドへ上がり、僕を体の上へまたがらせた。磯崎さんの硬くなったものが入り口に当たる。
「やっ…だめっ…」
「安心して。これ以上私は何もしないよ。必要ないなら拒んでいい。欲しかったら自分で動きなさい」
「ううっ…」
入り口に少し先が入ってるだけで、αのものだって分かる。挿れたい挿れたいほしいほしいほしい。だめっ…でも…ほしい…。体中が磯崎さんのものを求めてる。当たっている磯崎さんのものを愛液が濡らす。必死に我慢していたけど、耐えることができたのはほんの数分だけだった。僕の体は磯崎さんのものをゆっくり受け入れた。
「ああああっ!!」
「んっ…!」
中へ挿れただけで僕のものから精液が飛び散った。こんな快感…感じたことがない…。ただのαの体じゃない…!
「あっ!あぁっ!んっ、んんっ!」
「はは。あれだけ渋っていたのにね」
もう僕の理性は吹き飛んでいて磯崎さんの声なんて聞こえない。体が夢中になって磯崎さんを求めた。
「私のここ、気持ちいいだろう?私の精液を受け入れたΩは、体が私を求めて発情期になってしまうほどなんだよ」
「んっ!あっ、あぁっ…!んんっ」
「圭吾くんもたいがいだね…っ、強い抗Ω剤を打っている私でさえ、ラットになりそうだっ…んっ、気持ちいいよ、圭吾くん…発情していると余計…中が私を求めて締め付ける…」
「あっ…あぁっ!あっ、あっ!」
「こんな…2つも婚約指輪をはめて、他の男に腰を振るなんて。発情期のΩは快感の奴隷だ。たまらないよ」
磯崎さんは腰を振ってる僕を抱き寄せ激しいキスをした。僕も必死で舌を絡めて磯崎さんを求めてしまう。
「っ、もう出そうだ…。圭吾くん。ピルは飲んでいるよね?」
「飲んでるっ…!飲んでるからはやくぅっ…!」
磯崎さんはふふっと笑い僕の体を押し倒した。しばらく腰を動かしてから、体を離し僕のおなかに精液を飛び散らせた。
「えっ…」
「君がかわいすぎて、発情期を終わらせたくなくなった」
「なっ…やだっ…はやく…はやく終わらせてっ…」
「終わらせないよ。私が満足するまで」
「やぁ…っ」
中途半端に快感を与えられ、僕の体が余計疼く。磯崎さんは全くおさまっていないものを再び僕の中へ押し込んだ。
「んんんっ!」
「次は私の番だよ」
「ああっ…!んっ!ふっ!あぁっ!」
「きもちいいかい?圭吾くん」
「きもちいっ!きもちいいっ!」
「嬉しいな。たっぷりじっくり抱き続けてあげる。婚約者のものなんて忘れてしまうほどにね」
「あっ…!あぁっ…!」
その日、一日中僕は磯崎さんに抱かれ続けた。でも一度も中へ出してくれず、僕の発情期は収まらない。ずっと続く快感と欲情に僕は気が狂いかけていた。…いや、もう充分気が狂ってたかもしれない。
「おや、起きたのかい?」
同じくバスローブ姿の磯崎さんがひょこっと顔を出す。あ…終わった。
「おはよう圭吾くん。昨日はよく眠れたかな?」
「あの…磯崎さん、僕、もしかして磯崎さんと…?」
「ん?もしかして記憶がないのかい?」
「はい…すみません…」
「あはは。いいんだよ。何があったか教えてあげる。昨日、君とバーに行ったんだけど、圭吾くんが酔いつぶれちゃってね。君、吐いちゃって」
「え"っ…そんな粗相をしてしまいましたか…すみません…」
「大丈夫だよ。それで、汚れた君と私の服を洗うためにここへ来たんだ」
「そうだったんですね…」
「心配しないで。私は昨晩ソファで寝たから」
どうやら間違いは起こってないらしい。よかったー…。それにしても磯崎さん面倒見いいなあ。ゲロぶちまけた人の世話をするなんて、できた大人だな。
「圭吾くん。朝食食べる?」
「あっ、はい。いただきます」
「ルームサービス頼むから少し待ってて。君はシャワーを浴びて来なさい」
「はい」
僕はバスルームでシャワーを浴びた。頭と体を洗う。ふぅ、気持ちいいいなあ。…あれ?
お尻から何かが垂れた。触るとぬるっとしてる。え…これ、なに?僕の体液…だよね?
シャワーを終えて髪を乾かす。バスローブを羽織ってバスルームを出た頃には、おしゃれな朝食がテーブルに並んでいた。こんな豪華な朝食、前世を思い出すな。僕と磯崎さんはお喋りしながら朝食を食べた。
「そう言えば、どうして僕指輪はめてるんだろう…。外してたはずなんだけどな」
「ああ。君が酔っているときにはめたいと駄々をこねてね。婚約指輪なんだろう?」
「う…僕、そんなことまで言ってましたか」
「スルトくんと、エドガーくん、だっけ?」
「は、はい…」
「外国人なのかな?」
「どちらも在日の外国人です。両親はイギリス人です」
「ふふ。そうなんだ。…あれ?もしかして、ボーイズバーに来ていたあの外国人かな?」
「はい…。あの時はご迷惑をおかけしました…」
「そうだったんだね!それは悪いことをした。彼らが怒るのも無理はないね」
「うう…」
「君があれから突然バイトを辞めちゃって、すごく寂しかったんだよ。毎日圭吾くんは元気かなって考えてた。そしたら君がうちの会社に応募してくれていたんだ。驚いたよ」
「僕もびっくりしました!まさか磯崎さんのお父様の会社だったとは」
「ああ。また圭吾くんに会えると思ったら嬉しくて仕方がなかったよ。昨日をどれほど待ちわびたか」
「おおげさですよ、磯崎さん…うっ…!」
突然僕の心臓がドクンと強く波打つ。体温が上がり、体中が熱い。お尻から愛液が溢れてくる。発情期だ…。でもどうしてだ?発情期になるのはもっと先のはずだ…。予定よりずっと早い…!
「っ、この匂い、発情期かい?」
「ん…っ、ふ…、どうしてっ…予定より…早い…」
「だいぶキツそうだね…私は抗Ω剤を打ってるから大丈夫だけど…。圭吾くん、抑制剤は打ってないのかい?」
「打ってるんですが…あんまり効かなくてっ…す、すみませんっ…」
処女の頃は抑制剤で発情期を抑えられてたんだけど、経験をしてからは僕のΩが強すぎてほとんど抑制剤が効かなくなった。だから発情期になる周期は気を付けてたのに…!はやくスルトとエドガーになんとかしてもらわないと…精液を体内に流し込まないと発情期はおさまらない…!
床に倒れこんだ僕を、磯崎さんは抱きかかえてベッドへ横たえた。
「磯崎さんっ…スマホを…取っていただけませんか…?二人を呼びますっ…」
「すまない。バッグも預けていてね。吐しゃ物まみれだったから、洗ってもらっているんだ…。すまない」
「ん…ふ…」
多少は効いてる抑制剤のおかげで自我は保ててるけど、自分の欲情を持て余す。とめどなく流れる愛液で太ももが濡れる。それに…磯崎さんのαの匂いが余計に僕を煽ってくる…。
「おやおや」
磯崎さんがふふっと笑った。僕が快感を求めるために自分で慰め始めたからだ。左手でかたくなったものを握り、右手の指を自分の中へ差し込んで動かす。
「ふ…あっ…んん…」
僕の様子を磯崎さんはしばらく眺めていた。けど、僕がイキそうになったときに立ち上がり、僕の両手を掴んだ。
「ふっ?!」
「一人でしてるところを面接官に見られてどうするんだい。圭吾くん。悪い子だね。お預けだよ」
「あっ…」
僕の両手を後ろに回し、ネクタイで縛った。これじゃ自分で触れない。溢れる欲情を消化できず苦しすぎる。
「うっ…や…触りたい…いそざきさん…触りたいです…」
「だめ。でも私が手助けしてあげる」
「あっ」
磯崎さんがベッドへ上がり、僕を体の上へまたがらせた。磯崎さんの硬くなったものが入り口に当たる。
「やっ…だめっ…」
「安心して。これ以上私は何もしないよ。必要ないなら拒んでいい。欲しかったら自分で動きなさい」
「ううっ…」
入り口に少し先が入ってるだけで、αのものだって分かる。挿れたい挿れたいほしいほしいほしい。だめっ…でも…ほしい…。体中が磯崎さんのものを求めてる。当たっている磯崎さんのものを愛液が濡らす。必死に我慢していたけど、耐えることができたのはほんの数分だけだった。僕の体は磯崎さんのものをゆっくり受け入れた。
「ああああっ!!」
「んっ…!」
中へ挿れただけで僕のものから精液が飛び散った。こんな快感…感じたことがない…。ただのαの体じゃない…!
「あっ!あぁっ!んっ、んんっ!」
「はは。あれだけ渋っていたのにね」
もう僕の理性は吹き飛んでいて磯崎さんの声なんて聞こえない。体が夢中になって磯崎さんを求めた。
「私のここ、気持ちいいだろう?私の精液を受け入れたΩは、体が私を求めて発情期になってしまうほどなんだよ」
「んっ!あっ、あぁっ…!んんっ」
「圭吾くんもたいがいだね…っ、強い抗Ω剤を打っている私でさえ、ラットになりそうだっ…んっ、気持ちいいよ、圭吾くん…発情していると余計…中が私を求めて締め付ける…」
「あっ…あぁっ!あっ、あっ!」
「こんな…2つも婚約指輪をはめて、他の男に腰を振るなんて。発情期のΩは快感の奴隷だ。たまらないよ」
磯崎さんは腰を振ってる僕を抱き寄せ激しいキスをした。僕も必死で舌を絡めて磯崎さんを求めてしまう。
「っ、もう出そうだ…。圭吾くん。ピルは飲んでいるよね?」
「飲んでるっ…!飲んでるからはやくぅっ…!」
磯崎さんはふふっと笑い僕の体を押し倒した。しばらく腰を動かしてから、体を離し僕のおなかに精液を飛び散らせた。
「えっ…」
「君がかわいすぎて、発情期を終わらせたくなくなった」
「なっ…やだっ…はやく…はやく終わらせてっ…」
「終わらせないよ。私が満足するまで」
「やぁ…っ」
中途半端に快感を与えられ、僕の体が余計疼く。磯崎さんは全くおさまっていないものを再び僕の中へ押し込んだ。
「んんんっ!」
「次は私の番だよ」
「ああっ…!んっ!ふっ!あぁっ!」
「きもちいいかい?圭吾くん」
「きもちいっ!きもちいいっ!」
「嬉しいな。たっぷりじっくり抱き続けてあげる。婚約者のものなんて忘れてしまうほどにね」
「あっ…!あぁっ…!」
その日、一日中僕は磯崎さんに抱かれ続けた。でも一度も中へ出してくれず、僕の発情期は収まらない。ずっと続く快感と欲情に僕は気が狂いかけていた。…いや、もう充分気が狂ってたかもしれない。
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