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弟から手紙が届きました
第四十四話
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朝方、屋敷のみんなが起きる前に、僕とローラン様はこっそり屋敷を抜け出した。
僕たちは馬車の中でコソコソと話した。
「屋敷を抜け出すなんてはじめてだ。胸が高鳴る」
「ローラン様がこんなにやんちゃっ子なんて、ロジェも知らないんじゃないですか?」
「そうでもないさ。あいつは僕のことをよく分かっているから」
ローラン様の言葉の節々から、ロジェへの信頼が読み取れる。
「それにしても……本当に良かったんでしょうか……。ロジェにも内緒でこんなこと……」
「大したことないだろう。エディの家に遊びに行くだけなんだから」
「そ、そうですけどぉ……」
大丈夫だとは思うけれど、万が一ローラン様の身になにかあったらオオゴトだ。そんなことにならないためにも、弟たちの顔を見たらすぐに帰ろう。
僕の家は、ローラン様のお屋敷から馬車で約一時間のところにある。
目的地に到着した頃には空が明るんでいた。
「ローラン様、到着しました! ここが僕の家です!」
「おお。ここがエディの……」
僕の家は、一階部分が薬屋になっていて、二階部分に居住スペースがある。
ローラン様のお屋敷に比べると、おもちゃだと感じるほど小さくてボロボロだけど……
僕にとっては大切で大好きな家だ。
僕はローラン様の手を引き、家に向けて歩き出す。
「この時間帯ならモーリスがもう起きているはずです。きっと調合室で薬を作って……あ、モーリスというのは次男で、大人しいけどとっても優しい子なんです!」
「そうか。会えるのが楽しみだ」
「あとは一番しっかりしている長女のセリーヌと、食いしん坊の三男レオン、おませさんで気の強い次女のアンナ、甘えん坊な末弟のマルコがいて――」
家族についてのおしゃべりを、ローラン様は嬉しそうに聞いてくれていた。
「――それで、今月のお給金でセリーヌの服を新調したらしいので――」
そんなことを話しながら薬屋に入ったのだが――
「……え?」
部屋の中を見て、僕は言葉を失った。
建付け以外の家具がなくなっている。いつもなら棚にびっしり並んでいる薬も、すっからかんだ。
「ど、どうして……」
おかしい。手紙には、薬屋は大繁盛だって書いていたのに。
嫌な予感がして、僕は二階に駆けあがった。
「そんな……」
居住スペースの家具もほとんどなくなっている。そこにあったのは、床に広げた布の端切れと、カビの生えたパンだけだった。
「なに、これ……」
そのとき、モーリスの部屋のドアが少し開いた。警戒しているのか、ドアの隙間から僕たちを窺い見ている。
僕だと分かったのか、モーリスが怯えた声で言った。
「……エディ……?」
「モ、モーリス……。これ、どういうこと……? 何があった――」
最後まで言い切る前に、モーリスが叫んだ。
「どうして帰ってきたの!? 帰ってこないでって言ったのに!!」
「え……。モ、モーリス……」
「早く帰って、エディ!! ここにいたら危ない!!」
「ど、どうしたの!? どうしてこうなったのか話を聞かせてよ!!」
モーリスがドアを閉じようとした。僕はドアに飛びつき、無理やりこじ開ける。
「モーリス……その顔……どうしたの……」
モーリスはやつれていた。それだけじゃない。顔中にアザができていた。
モーリスは僕から顔を背け、ぽろぽろと涙をこぼす。
「どうして帰ってきたの……? 帰ってこないでって言ったのに……。こんなの、エディに見せたくなかった……」
「モーリス……!! なんでこんなことになってるの!? 他のみんなは!?」
「……末っ子たちはここにいるよ。セリーヌは働きに行ってる……。もうすぐ帰ってくるはず……」
「働く……? こんな朝まで……? どこで……?」
「……」
「まさか……」
夜から朝までの仕事で真っ先に思い浮かぶのは一つしかなかった。
僕はガタガタ震えながら、モーリスの肩を掴む。
「僕の仕送りだけじゃ足りなかったの!? どうして言ってくれなかったの!?」
「うぅぅ~……」
モーリスが泣き崩れた。それでもモーリスを問いただそうとした僕を、ローラン様が止める。
「エディ……。少し落ち着け。まずは状況を順を追って聞くんだ……」
「は、はい……。ごめん、モーリス……。取り乱しちゃって……」
モーリスは少しずつ、こうなった経緯を教えてくれた。
ことの発端は三カ月前。モーリスがきっちり延滞分の借金を返したことだった。
「どうして……。借金を返したことの何が悪いの……」
「借金取りは、僕たちが返せるなんて思っていなかったんだ。借金取りの本当の目的は、お金を返してもらうことじゃなかった……。僕たちを売り飛ばすために、返せない金額を吹っ掛けたんだよ……」
「……」
「借金取りはその算段で動いていたんだ。だから……特にきれいなエディには、もう買い手がついていたんだって」
それなのに、僕たちが延滞分の借金を返せてしまったから、借金取りの計算が狂った。
その上僕が姿を消していたので、借金取りは今も必死に僕を探しているのだという。
「エディ……。君が借金取りに見つかったら、建前なんてそっちのけで誘拐されちゃうよ……。だから帰ってくるなって言ったのに……」
借金取りは、モーリスに僕の居場所を吐かせようと暴力した。それでもモーリスが口を割らなかったので、こんなに殴られた痕があるのだ。
「それから借金取りは……毎月の返済額を倍にしたんだ。そうしたら、僕たちがエディに助けを求めて呼び戻すと踏んだんだと思う。それだけならまだ……エディの仕送りと薬屋の収入で、生活を切り詰めてだとなんとか返せたんだけど……。僕たちがエディを呼び戻さないからって、今月から……返済額がまた倍になっちゃって……」
今月返済分で足りなかった分、家財や商品を差し押さえられたのだと言う。
「エディに本当のことを言ったら、きっと心配してこっちに帰ってきちゃうでしょ。だから言えなかった。セリーヌと話し合って、エディには言わずに僕たちだけでなんとかしようって……。それで、セリーヌは夜の……」
そのとき、モーリスの部屋から末っ子たちが顔を覗かせた。
ほとんど何も食べられていないのだろう。すっかりやつれ果てて、いつものような元気もない。
「おにいちゃん……? わあ……おにいちゃんだぁ……」
「会いたかった……おにいちゃん……」
「おにいちゃん……おなかすいた……おなかすいたよぉ……」
僕は瘦せこけた末っ子たちを抱きしめ、泣き叫んだ。
僕が侯爵家でぬくぬくと過ごしている間、この子たちにどれほど辛い思いをさせていたんだろう。
モーリスに嘘までつかせて、モーリスに痣までつけさせて。それに、セリーヌに……
僕は何も気付いてあげられず、今の今までただただ幸せに暮らしていただけだった。
「ごめん……みんなごめんね……っ!! ごめん……!!」
うしろから、ローラン様の切迫した声が聞こえた。
「早急にロジェに連絡しよう。モーリス、紙とペンを――」
そのとき、ローラン様のうしろから、さらに声が聞こえた。
「みぃつけた。エディちゃぁん」
次の瞬間、口と鼻にしめった布を押し付けられた。驚きと恐怖で全身が冷え切った。なんとかして逃れようと暴れるも、僕を押さえつける手はちっとも緩まない。
布に薬品でも沁み込ませていたのだろう。
暴れていた僕は、やがて糸が切れたように意識を失った。
僕たちは馬車の中でコソコソと話した。
「屋敷を抜け出すなんてはじめてだ。胸が高鳴る」
「ローラン様がこんなにやんちゃっ子なんて、ロジェも知らないんじゃないですか?」
「そうでもないさ。あいつは僕のことをよく分かっているから」
ローラン様の言葉の節々から、ロジェへの信頼が読み取れる。
「それにしても……本当に良かったんでしょうか……。ロジェにも内緒でこんなこと……」
「大したことないだろう。エディの家に遊びに行くだけなんだから」
「そ、そうですけどぉ……」
大丈夫だとは思うけれど、万が一ローラン様の身になにかあったらオオゴトだ。そんなことにならないためにも、弟たちの顔を見たらすぐに帰ろう。
僕の家は、ローラン様のお屋敷から馬車で約一時間のところにある。
目的地に到着した頃には空が明るんでいた。
「ローラン様、到着しました! ここが僕の家です!」
「おお。ここがエディの……」
僕の家は、一階部分が薬屋になっていて、二階部分に居住スペースがある。
ローラン様のお屋敷に比べると、おもちゃだと感じるほど小さくてボロボロだけど……
僕にとっては大切で大好きな家だ。
僕はローラン様の手を引き、家に向けて歩き出す。
「この時間帯ならモーリスがもう起きているはずです。きっと調合室で薬を作って……あ、モーリスというのは次男で、大人しいけどとっても優しい子なんです!」
「そうか。会えるのが楽しみだ」
「あとは一番しっかりしている長女のセリーヌと、食いしん坊の三男レオン、おませさんで気の強い次女のアンナ、甘えん坊な末弟のマルコがいて――」
家族についてのおしゃべりを、ローラン様は嬉しそうに聞いてくれていた。
「――それで、今月のお給金でセリーヌの服を新調したらしいので――」
そんなことを話しながら薬屋に入ったのだが――
「……え?」
部屋の中を見て、僕は言葉を失った。
建付け以外の家具がなくなっている。いつもなら棚にびっしり並んでいる薬も、すっからかんだ。
「ど、どうして……」
おかしい。手紙には、薬屋は大繁盛だって書いていたのに。
嫌な予感がして、僕は二階に駆けあがった。
「そんな……」
居住スペースの家具もほとんどなくなっている。そこにあったのは、床に広げた布の端切れと、カビの生えたパンだけだった。
「なに、これ……」
そのとき、モーリスの部屋のドアが少し開いた。警戒しているのか、ドアの隙間から僕たちを窺い見ている。
僕だと分かったのか、モーリスが怯えた声で言った。
「……エディ……?」
「モ、モーリス……。これ、どういうこと……? 何があった――」
最後まで言い切る前に、モーリスが叫んだ。
「どうして帰ってきたの!? 帰ってこないでって言ったのに!!」
「え……。モ、モーリス……」
「早く帰って、エディ!! ここにいたら危ない!!」
「ど、どうしたの!? どうしてこうなったのか話を聞かせてよ!!」
モーリスがドアを閉じようとした。僕はドアに飛びつき、無理やりこじ開ける。
「モーリス……その顔……どうしたの……」
モーリスはやつれていた。それだけじゃない。顔中にアザができていた。
モーリスは僕から顔を背け、ぽろぽろと涙をこぼす。
「どうして帰ってきたの……? 帰ってこないでって言ったのに……。こんなの、エディに見せたくなかった……」
「モーリス……!! なんでこんなことになってるの!? 他のみんなは!?」
「……末っ子たちはここにいるよ。セリーヌは働きに行ってる……。もうすぐ帰ってくるはず……」
「働く……? こんな朝まで……? どこで……?」
「……」
「まさか……」
夜から朝までの仕事で真っ先に思い浮かぶのは一つしかなかった。
僕はガタガタ震えながら、モーリスの肩を掴む。
「僕の仕送りだけじゃ足りなかったの!? どうして言ってくれなかったの!?」
「うぅぅ~……」
モーリスが泣き崩れた。それでもモーリスを問いただそうとした僕を、ローラン様が止める。
「エディ……。少し落ち着け。まずは状況を順を追って聞くんだ……」
「は、はい……。ごめん、モーリス……。取り乱しちゃって……」
モーリスは少しずつ、こうなった経緯を教えてくれた。
ことの発端は三カ月前。モーリスがきっちり延滞分の借金を返したことだった。
「どうして……。借金を返したことの何が悪いの……」
「借金取りは、僕たちが返せるなんて思っていなかったんだ。借金取りの本当の目的は、お金を返してもらうことじゃなかった……。僕たちを売り飛ばすために、返せない金額を吹っ掛けたんだよ……」
「……」
「借金取りはその算段で動いていたんだ。だから……特にきれいなエディには、もう買い手がついていたんだって」
それなのに、僕たちが延滞分の借金を返せてしまったから、借金取りの計算が狂った。
その上僕が姿を消していたので、借金取りは今も必死に僕を探しているのだという。
「エディ……。君が借金取りに見つかったら、建前なんてそっちのけで誘拐されちゃうよ……。だから帰ってくるなって言ったのに……」
借金取りは、モーリスに僕の居場所を吐かせようと暴力した。それでもモーリスが口を割らなかったので、こんなに殴られた痕があるのだ。
「それから借金取りは……毎月の返済額を倍にしたんだ。そうしたら、僕たちがエディに助けを求めて呼び戻すと踏んだんだと思う。それだけならまだ……エディの仕送りと薬屋の収入で、生活を切り詰めてだとなんとか返せたんだけど……。僕たちがエディを呼び戻さないからって、今月から……返済額がまた倍になっちゃって……」
今月返済分で足りなかった分、家財や商品を差し押さえられたのだと言う。
「エディに本当のことを言ったら、きっと心配してこっちに帰ってきちゃうでしょ。だから言えなかった。セリーヌと話し合って、エディには言わずに僕たちだけでなんとかしようって……。それで、セリーヌは夜の……」
そのとき、モーリスの部屋から末っ子たちが顔を覗かせた。
ほとんど何も食べられていないのだろう。すっかりやつれ果てて、いつものような元気もない。
「おにいちゃん……? わあ……おにいちゃんだぁ……」
「会いたかった……おにいちゃん……」
「おにいちゃん……おなかすいた……おなかすいたよぉ……」
僕は瘦せこけた末っ子たちを抱きしめ、泣き叫んだ。
僕が侯爵家でぬくぬくと過ごしている間、この子たちにどれほど辛い思いをさせていたんだろう。
モーリスに嘘までつかせて、モーリスに痣までつけさせて。それに、セリーヌに……
僕は何も気付いてあげられず、今の今までただただ幸せに暮らしていただけだった。
「ごめん……みんなごめんね……っ!! ごめん……!!」
うしろから、ローラン様の切迫した声が聞こえた。
「早急にロジェに連絡しよう。モーリス、紙とペンを――」
そのとき、ローラン様のうしろから、さらに声が聞こえた。
「みぃつけた。エディちゃぁん」
次の瞬間、口と鼻にしめった布を押し付けられた。驚きと恐怖で全身が冷え切った。なんとかして逃れようと暴れるも、僕を押さえつける手はちっとも緩まない。
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