39 / 66
侯爵令息と同じベッドで寝ることになりました
第三十九話
しおりを挟む
「んっ……!!」
ローラン様の体に力が入る。その瞬間、口の中でドバッと精液が噴き出した。
「っ……」
熱い。ローラン様のフェロモンがたっぷり沁みついた精液。口を含むだけで理性が吹き飛びそうになる。
ペニスから口を離す。ローラン様のペニスは、射精したばかりなのに依然反り返っていた。
元気なままのペニスを見つめていると、ローラン様が口を開いた。
「すまない、エディ。実は僕……」
ローラン様は意を決したように打ち明ける。
「実は僕、すごく性欲が強いんだ……!」
僕はぽかんと口を開けた。
なにを今さらそんなことを、最大の秘密を打ち明けました、みたいな雰囲気で言うんだろう。
「恥ずかしいことに、一回出しただけじゃ勃起が全くおさまらないんだ……。ラットのときじゃない。普段の僕もこんなに性欲が強いんだ。」
「は、はい……」
見たら分かるけど……
ローラン様は不安そうに僕を見つめる。
「こんな欲情にまみれた僕を、君は変わらず受け入れてくれるかい……?」
「ンッ……」
僕は、できるだけ優しくローラン様を抱きしめた。
「ローラン様。僕だってすごく性欲が強いんです。今もおしりからいっぱい愛液がこぼれています」
ローラン様がそっと僕のおしりに触れ、少し恥ずかしそうに微笑んだ。
「ローラン様がこんなに元気な方でとても嬉しいです。僕、一回じゃ足りませんから」
「……ありがとう、エディ」
「ローラン様。僕の前で恥ずかしがることも、我慢する必要もありません。されちゃったら僕が困ります」
「ふふ。そうか」
ローラン様はもう一度「ありがとう」と言い、僕にキスをしてくれた。
「エディ。今度は僕が触りたい」
「自慰をなさるんですか? 別にかまいませんが……」
「違う! 僕が、君の体に触れたいんだっ」
「えっ!?」
驚いた僕に、ローラン様は頬を膨らませる。
「もしかして、ボーイの仕事としてさっきまで僕に触れていたのか?」
「えっ。そ、それもありました」
「僕はそんなつもりじゃないんだが」
ローラン様が上体を起こした。
「夜くらい、主人とボーイという関係は忘れろ」
「ロ、ローラン様、なにを……っ」
そして僕のシャツを脱がせ、胸にちゅっとキスをする。
「んっ……!」
「奉仕されるだけなんてうんざりだ。僕だって君に触れたいし……気持ちよくさせたい」
「あ……」
ローラン様が、僕の乳首を舌でつつく。舐めたり吸い付いたりしながら、もう片方の乳首を指で弄んだ。
「んっ……んん……」
「自分からなんてしたことがないから下手だと思う。それでも許せよ」
「ん……ローラン様……っ」
確かに、ローラン様の手つきはぎこちない。
でも、ローラン様に触れられるのが嬉しくて、すごく気持ちいい。
ローラン様の手が僕の股間に伸びる。そっと下着を下ろした彼は、ふっと笑った。
「洪水のあとのようだな」
「~~……っ」
「安心した」
「あっ……!!」
ローラン様が僕のペニスを握った。
強く握られすぎて、ちょっと痛い。本当に慣れていないんだな。かわいい。
「エディ。気持ちいいか?」
「は、はい……ちょっと、痛いです……」
「す、すまない。このくらいか……?」
「あ……気持ちいいです……っ」
「そうか」
ローラン様は、僕のペニスを刺激しつつ、唇にキスをした。
ローラン様にこんなことをしてもらえる日が来るなんて、まだ信じられない。
もどかしい快感と共に、いっぱいの幸せが体を満たす。
この時間がずっと終わらなかったらいいのに。朝が来ないでほしい。
「……?」
射精する前に、ローラン様の手がペニスから離れた。
そしてその手がそっとおしりを撫でる。
「エディ……。いいか?」
「は、はい……っ」
いいか? なんて許可を取るものだから、てっきりペニスを挿入されるのかと思ったのに。
ローラン様は遠慮がちに、指を差し込んだだけだった。
「んん……っ」
「痛くないか?」
「痛くないです……っ」
「すごく濡れてる」
「っ……、は、恥ずかしいです……」
「エディの中、気持ちいい」
「~~……っ」
甘い言葉をたくさんもらったせいで、僕は射精してしまった。
ローラン様は目を瞬き、ペニスとおしりを交互に見る。
「尻を触っていたら……ペニスから精液が出た……なぜ……?」
「うぅぅ~~……」
ローラン様が中途半端にペニスを弄んでからおしりをいじめたせいです……!
「ああ、でも……。エディも一度の射精では全く元気がなくならないな。少し、安心した」
「僕は、その……一晩で四、五回は射精しないとおさまらないですから……」
「そうなのか! だったら僕も、一晩で四、五回射精しても許されるということだな」
ローラン様は安心した様子で、僕への愛撫を再開した。
その日の夜は、性交まではしなかった。ただじっくり時間をかけて、お互いのペニスが落ち着くまで触れ合っていただけだった。
そんな時間を過ごせたことが、ローラン様にとってはとても嬉しいことだったようだ。
僕も同じ気持ち。おしりはかなり疼いたけれど、こうしてローラン様に愛撫をしてもらえて幸せだった。
ローラン様の体に力が入る。その瞬間、口の中でドバッと精液が噴き出した。
「っ……」
熱い。ローラン様のフェロモンがたっぷり沁みついた精液。口を含むだけで理性が吹き飛びそうになる。
ペニスから口を離す。ローラン様のペニスは、射精したばかりなのに依然反り返っていた。
元気なままのペニスを見つめていると、ローラン様が口を開いた。
「すまない、エディ。実は僕……」
ローラン様は意を決したように打ち明ける。
「実は僕、すごく性欲が強いんだ……!」
僕はぽかんと口を開けた。
なにを今さらそんなことを、最大の秘密を打ち明けました、みたいな雰囲気で言うんだろう。
「恥ずかしいことに、一回出しただけじゃ勃起が全くおさまらないんだ……。ラットのときじゃない。普段の僕もこんなに性欲が強いんだ。」
「は、はい……」
見たら分かるけど……
ローラン様は不安そうに僕を見つめる。
「こんな欲情にまみれた僕を、君は変わらず受け入れてくれるかい……?」
「ンッ……」
僕は、できるだけ優しくローラン様を抱きしめた。
「ローラン様。僕だってすごく性欲が強いんです。今もおしりからいっぱい愛液がこぼれています」
ローラン様がそっと僕のおしりに触れ、少し恥ずかしそうに微笑んだ。
「ローラン様がこんなに元気な方でとても嬉しいです。僕、一回じゃ足りませんから」
「……ありがとう、エディ」
「ローラン様。僕の前で恥ずかしがることも、我慢する必要もありません。されちゃったら僕が困ります」
「ふふ。そうか」
ローラン様はもう一度「ありがとう」と言い、僕にキスをしてくれた。
「エディ。今度は僕が触りたい」
「自慰をなさるんですか? 別にかまいませんが……」
「違う! 僕が、君の体に触れたいんだっ」
「えっ!?」
驚いた僕に、ローラン様は頬を膨らませる。
「もしかして、ボーイの仕事としてさっきまで僕に触れていたのか?」
「えっ。そ、それもありました」
「僕はそんなつもりじゃないんだが」
ローラン様が上体を起こした。
「夜くらい、主人とボーイという関係は忘れろ」
「ロ、ローラン様、なにを……っ」
そして僕のシャツを脱がせ、胸にちゅっとキスをする。
「んっ……!」
「奉仕されるだけなんてうんざりだ。僕だって君に触れたいし……気持ちよくさせたい」
「あ……」
ローラン様が、僕の乳首を舌でつつく。舐めたり吸い付いたりしながら、もう片方の乳首を指で弄んだ。
「んっ……んん……」
「自分からなんてしたことがないから下手だと思う。それでも許せよ」
「ん……ローラン様……っ」
確かに、ローラン様の手つきはぎこちない。
でも、ローラン様に触れられるのが嬉しくて、すごく気持ちいい。
ローラン様の手が僕の股間に伸びる。そっと下着を下ろした彼は、ふっと笑った。
「洪水のあとのようだな」
「~~……っ」
「安心した」
「あっ……!!」
ローラン様が僕のペニスを握った。
強く握られすぎて、ちょっと痛い。本当に慣れていないんだな。かわいい。
「エディ。気持ちいいか?」
「は、はい……ちょっと、痛いです……」
「す、すまない。このくらいか……?」
「あ……気持ちいいです……っ」
「そうか」
ローラン様は、僕のペニスを刺激しつつ、唇にキスをした。
ローラン様にこんなことをしてもらえる日が来るなんて、まだ信じられない。
もどかしい快感と共に、いっぱいの幸せが体を満たす。
この時間がずっと終わらなかったらいいのに。朝が来ないでほしい。
「……?」
射精する前に、ローラン様の手がペニスから離れた。
そしてその手がそっとおしりを撫でる。
「エディ……。いいか?」
「は、はい……っ」
いいか? なんて許可を取るものだから、てっきりペニスを挿入されるのかと思ったのに。
ローラン様は遠慮がちに、指を差し込んだだけだった。
「んん……っ」
「痛くないか?」
「痛くないです……っ」
「すごく濡れてる」
「っ……、は、恥ずかしいです……」
「エディの中、気持ちいい」
「~~……っ」
甘い言葉をたくさんもらったせいで、僕は射精してしまった。
ローラン様は目を瞬き、ペニスとおしりを交互に見る。
「尻を触っていたら……ペニスから精液が出た……なぜ……?」
「うぅぅ~~……」
ローラン様が中途半端にペニスを弄んでからおしりをいじめたせいです……!
「ああ、でも……。エディも一度の射精では全く元気がなくならないな。少し、安心した」
「僕は、その……一晩で四、五回は射精しないとおさまらないですから……」
「そうなのか! だったら僕も、一晩で四、五回射精しても許されるということだな」
ローラン様は安心した様子で、僕への愛撫を再開した。
その日の夜は、性交まではしなかった。ただじっくり時間をかけて、お互いのペニスが落ち着くまで触れ合っていただけだった。
そんな時間を過ごせたことが、ローラン様にとってはとても嬉しいことだったようだ。
僕も同じ気持ち。おしりはかなり疼いたけれど、こうしてローラン様に愛撫をしてもらえて幸せだった。
251
お気に入りに追加
612
あなたにおすすめの小説
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞

お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた
やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。
俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。
独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。
好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
異世界転生先でアホのふりしてたら執着された俺の話
深山恐竜
BL
俺はよくあるBL魔法学園ゲームの世界に異世界転生したらしい。よりにもよって、役どころは作中最悪の悪役令息だ。何重にも張られた没落エンドフラグをへし折る日々……なんてまっぴらごめんなので、前世のスキル(引きこもり)を最大限活用して平和を勝ち取る! ……はずだったのだが、どういうわけか俺の従者が「坊ちゃんの足すべすべ~」なんて言い出して!?

親友と同時に死んで異世界転生したけど立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話
gina
BL
親友と同時に死んで異世界転生したけど、
立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話です。
タイトルそのままですみません。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

黒とオメガの騎士の子育て〜この子確かに俺とお前にそっくりだけど、産んだ覚えないんですけど!?〜
せるせ
BL
王都の騎士団に所属するオメガのセルジュは、ある日なぜか北の若き辺境伯クロードの城で目が覚めた。
しかも隣で泣いているのは、クロードと同じ目を持つ自分にそっくりな赤ん坊で……?
「お前が産んだ、俺の子供だ」
いや、そんなこと言われても、産んだ記憶もあんなことやこんなことをした記憶も無いんですけど!?
クロードとは元々険悪な仲だったはずなのに、一体どうしてこんなことに?
一途な黒髪アルファの年下辺境伯×金髪オメガの年上騎士
※一応オメガバース設定をお借りしています

番に囲われ逃げられない
ネコフク
BL
高校の入学と同時に入寮した部屋へ一歩踏み出したら目の前に笑顔の綺麗な同室人がいてあれよあれよという間にベッドへ押し倒され即挿入!俺Ωなのに同室人で学校の理事長の息子である颯人と一緒にα寮で生活する事に。「ヒートが来たら噛むから」と宣言され有言実行され番に。そんなヤベェ奴に捕まったΩとヤベェαのちょっとしたお話。
結局現状を受け入れている受けとどこまでも囲い込もうとする攻めです。オメガバース。
宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている
飛鷹
BL
旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話
アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。
無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。
ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。
朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。
連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。
※6/20追記。
少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。
今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。
1話目はちょっと暗めですが………。
宜しかったらお付き合い下さいませ。
多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。
ストックが切れるまで、毎日更新予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる