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執事なんてきらいです
第三十一話
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(ローランside)
長く縋りつくようなキスのあと、エディが泣きそうな声を絞り出す。
「ごめんなさい……ローラン様……。僕、本当は全然……ローラン様が思っているような人じゃないんです……っ」
「エディ……」
「本当はずっと……ローラン様とこういうことがしたくてたまらなくて……。今だって……嫌々ロジェさんの言うことを聞いてるわけじゃないんです……。こんな僕でごめんなさい……」
僕はエディを抱きしめた。
僕だって、本当は君としたいと思っていたんだよ。
君が僕としたいと思ってくれていたことが、嬉しくてたまらないんだよ。
「僕がこういう人間だっていうことも、ロジェさんとしていたことも……ずっと隠しててごめんなさい……っ」
「……」
「ローラン様……嫌がってください……僕を突き放してください……。そうじゃないと、僕……」
「エディ……」
「それに、もうひとつ隠していることがあるんです。僕、本当は――」
そのとき、ロジェがエディの肩を掴んだ。
「エディ。おしゃべりばかりしていないで、ローラン様のペニスを舐めて差し上げなさい」
「は……はい……」
ロジェは僕ににっこり笑いかけた。
「すみません、ローラン様。経験不足なもので、エディは咥えるのがあまり上手ではありません。お許しください」
「……」
「さ、エディ」
「エディ、無理はしなくていい……」
エディは首を横に振り、物欲しそうな顔で僕のペニスに舌を這わせた。
「んっ……!!」
なんだ、これ……! ロジェにされるのと全然違う……!
エディの舌が僕のペニスに触れるだけで、射精してしまいそうだ。
「~~……っ、っ……、」
「おやおや。こんなに悦ぶローラン様ははじめて見ました」
「おいっ、ロジェ……! 見るな……っ。お前は出ていけ……っ!」
「いえ、出て行きませんよ。ちゃんとローラン様が性交したのかこの目で確認しないことには、安心できませんから」
「いいから出てい――あぁぁっ!?」
エディが口の中をいっぱい使って、僕のペニスを包み込んだ。
エディの感触に満たされる。その快感にも、エディが頑張って僕のペニスを口に含んでいる姿にも、たまらなく興奮した。
「エディ……ッ、……あっ!?」
エディが口と手を使い、僕のペニスを刺激しはじめる。
拙いながらも一生懸命に、僕を悦ばせようとしている。
「んっ……、あっ……、あ……っ! ……おいっ、ロジェ、やめさせろ……!!」
「なぜですか? とても気持ちよさそうですのに」
「頭がおかしくなる……!! こんなに気持ちいいの……変だ……っ!!」
「ふふ。止めさせなくてよさそうですね」
ロジェがエディの頭を優しく撫でる。
「エディ。良い子です。ローラン様がとっても悦んでくださっていますよ」
それを聞いたエディは、上目遣いで僕を見た。そして、ものすごく嬉しそうに目じりを下げた。
「~~っ……!!」
「んっ……」
……しまった。エディの口内で射精してしまった。
「エディ、すまない……」
「いいえ。えへへ」
「何を笑っている……」
「だって、嬉しくて」
そう言ってから、エディがのどぼとけを揺らした。
「……え?」
「ローラン様に悦んでいただけて、すごく嬉しいです」
「……いや。待て」
「え? ……あ、悦んでいただけませんでしたか……? そうですよね、僕へたくそですから……」
「いや、そうじゃない。違う」
「?」
僕は冷や汗をだらだら垂らしながらエディの肩を掴んだ。
「今、僕の精液を呑まなかったか!?」
「はい。いただきました」
エディはへにゃんと頬を緩め、恥ずかしそうにこう言った。
「ごめんなさい。ローラン様が嫌がるってことはロジェさんから聞いて知っていたんですけど……。我慢できずに吞んじゃいました……」
「ンッ……」
なぜだ。ロジェに精液を呑まれるのは不快でしかなかったのに。
どうして今は、こんなに胸が高鳴っているんだ。
長く縋りつくようなキスのあと、エディが泣きそうな声を絞り出す。
「ごめんなさい……ローラン様……。僕、本当は全然……ローラン様が思っているような人じゃないんです……っ」
「エディ……」
「本当はずっと……ローラン様とこういうことがしたくてたまらなくて……。今だって……嫌々ロジェさんの言うことを聞いてるわけじゃないんです……。こんな僕でごめんなさい……」
僕はエディを抱きしめた。
僕だって、本当は君としたいと思っていたんだよ。
君が僕としたいと思ってくれていたことが、嬉しくてたまらないんだよ。
「僕がこういう人間だっていうことも、ロジェさんとしていたことも……ずっと隠しててごめんなさい……っ」
「……」
「ローラン様……嫌がってください……僕を突き放してください……。そうじゃないと、僕……」
「エディ……」
「それに、もうひとつ隠していることがあるんです。僕、本当は――」
そのとき、ロジェがエディの肩を掴んだ。
「エディ。おしゃべりばかりしていないで、ローラン様のペニスを舐めて差し上げなさい」
「は……はい……」
ロジェは僕ににっこり笑いかけた。
「すみません、ローラン様。経験不足なもので、エディは咥えるのがあまり上手ではありません。お許しください」
「……」
「さ、エディ」
「エディ、無理はしなくていい……」
エディは首を横に振り、物欲しそうな顔で僕のペニスに舌を這わせた。
「んっ……!!」
なんだ、これ……! ロジェにされるのと全然違う……!
エディの舌が僕のペニスに触れるだけで、射精してしまいそうだ。
「~~……っ、っ……、」
「おやおや。こんなに悦ぶローラン様ははじめて見ました」
「おいっ、ロジェ……! 見るな……っ。お前は出ていけ……っ!」
「いえ、出て行きませんよ。ちゃんとローラン様が性交したのかこの目で確認しないことには、安心できませんから」
「いいから出てい――あぁぁっ!?」
エディが口の中をいっぱい使って、僕のペニスを包み込んだ。
エディの感触に満たされる。その快感にも、エディが頑張って僕のペニスを口に含んでいる姿にも、たまらなく興奮した。
「エディ……ッ、……あっ!?」
エディが口と手を使い、僕のペニスを刺激しはじめる。
拙いながらも一生懸命に、僕を悦ばせようとしている。
「んっ……、あっ……、あ……っ! ……おいっ、ロジェ、やめさせろ……!!」
「なぜですか? とても気持ちよさそうですのに」
「頭がおかしくなる……!! こんなに気持ちいいの……変だ……っ!!」
「ふふ。止めさせなくてよさそうですね」
ロジェがエディの頭を優しく撫でる。
「エディ。良い子です。ローラン様がとっても悦んでくださっていますよ」
それを聞いたエディは、上目遣いで僕を見た。そして、ものすごく嬉しそうに目じりを下げた。
「~~っ……!!」
「んっ……」
……しまった。エディの口内で射精してしまった。
「エディ、すまない……」
「いいえ。えへへ」
「何を笑っている……」
「だって、嬉しくて」
そう言ってから、エディがのどぼとけを揺らした。
「……え?」
「ローラン様に悦んでいただけて、すごく嬉しいです」
「……いや。待て」
「え? ……あ、悦んでいただけませんでしたか……? そうですよね、僕へたくそですから……」
「いや、そうじゃない。違う」
「?」
僕は冷や汗をだらだら垂らしながらエディの肩を掴んだ。
「今、僕の精液を呑まなかったか!?」
「はい。いただきました」
エディはへにゃんと頬を緩め、恥ずかしそうにこう言った。
「ごめんなさい。ローラン様が嫌がるってことはロジェさんから聞いて知っていたんですけど……。我慢できずに吞んじゃいました……」
「ンッ……」
なぜだ。ロジェに精液を呑まれるのは不快でしかなかったのに。
どうして今は、こんなに胸が高鳴っているんだ。
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