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執事なんてきらいです
第二十八話
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◇◇◇
ここのところ、ローラン様の体調が少しよさそうだ。
そのおかげか機嫌もよく、柔らかい表情をしているときのほうが多くなった。始終しかめっ面だった三カ月前とは大違いだ。
今日もローラン様は本を読んでいる。この前読んでいた冒険譚は読み終わったのか、今は詩集に目を落としている。
「ローラン様。お茶をどうぞ」
「ああ、ありがとう」
お茶をテーブルに載せたとき、ローラン様に頬を撫でられた。
頬を赤らめローラン様に視線を移すと、ローラン様は目尻を下げた。そして、ちゅっとキスをする。
「ん……」
ここのところずっとこの調子だ。少しでも距離が近くなればこうしてキスをしてくる。
それに、最近のキスはちゅっとするだけじゃない。
「んん……っ、ん、は……」
ちゅっとするキスの先には、決まって舌を絡め合うキスが待っているようになった。
実は、僕はこのキスがちょっと苦手だ。
気持ち良すぎてすぐに頭がふわふわしてくるし、恥ずかしいことにおしりがすぐに濡れてしまうから。
それに、長い時間これをされると、体に力が入らなくなって立てなくなる。
「ふぁ……」
そのときも僕はキスのあと、よろよろと床に座り込んでしまった。
そんな僕をローラン様は抱きしめ、頭を撫でながら頬にキスをする。
「いつまで経っても慣れないんだな」
「す、すみません……」
「かまわない。そんなエディがかわいいから」
「うぁ……」
うわぁぁぁぁぁっ!! 優しい声でそんなこと言わないでぇぇぇ!?
おしりからじゅわっと愛液が溢れたのが自分でも分かった。もうやだこのおしり。
それにペニスもすごい勃っちゃっている!!
僕はローラン様にバレないように、こっそりとペニスを太ももで挟んだ。よし。これで勃っているとバレないはずだ。追い出されずにすむだろう。
ローラン様が両手で僕の頬を包み、じっと見つめる。
ローラン様はちょっと興奮しているとき、目を見つめる癖がある。それをされると僕がもっと興奮してしまうから、できるだけやめてほしい。
「エディ……」
「ん……」
またキスをされた。いつもより少し激しいキス。ローラン様の息が上がっている。
ローラン様が僕を強く抱きしめたとき、硬いものがこつんと当たった。
(あ……ローラン様の……)
ローラン様も、勃っている。
あ。うそ。ローラン様が、僕とキスをして、勃っている。
その気付きが喜びに変わり、喜びが受け止めきれないほどの快感になるまで、そう時間はかからなかった。
「あっ……!!」
「……?」
僕が急に大声を上げたので、ローラン様はびっくりしていた。
「どうした、エディ?」
「……」
まずい。射精しちゃった。
ペニスを触られてもいないのに、キスと、ローラン様が勃起しているという事実だけで、僕は……!
僕は慌ててローラン様に背を向け、ズボンに目を落とす。
よかった……! ズボンにシミはできていない……! 助かった――
「ん、エディ」
「は、はい!! すみません、なんでもありません!!」
「何か踏んだか? ズボンが」
「えっ?」
ローラン様が僕の背後を指さしている。そこに視線を向かわせた僕は、言葉にならない声で叫んだ。
おしりの愛液がズボンをびしゃびしゃに濡らしていた。
「ーーーーー!?」
僕はおしりを手で隠し、正面を向いたままあとずさる。
「ロ、ロロ、ローラン様。ちょっと僕、なんか、アレが、アレなので。あの。いったん、服をアレしてもいいでしょうか!?」
「よく分からないが……。早く着替えてこい」
「はいっ!! し、しし、失礼します!!」
「なんなんだ一体……」
大急ぎで自室に戻った僕は、ズボンと下着を脱いだ。
「うわぁー……」
精液(とカウパー)と愛液でどろどろだ。
「いやでも……しょうがないよ……。だってローラン様とあんなキスして、それに、それに……っ!!」
先ほどのことを思い出したら、おしりからビシャッと愛液が噴き出した。ペニスも元気になっている。
「うわぁ……」
これはまずいなあ。おしりに何か詰めといた方がいいかもしれない。
「……」
……とりあえず、ローラン様のお部屋に戻る前に何回か抜いておこう……。
ここのところ、ローラン様の体調が少しよさそうだ。
そのおかげか機嫌もよく、柔らかい表情をしているときのほうが多くなった。始終しかめっ面だった三カ月前とは大違いだ。
今日もローラン様は本を読んでいる。この前読んでいた冒険譚は読み終わったのか、今は詩集に目を落としている。
「ローラン様。お茶をどうぞ」
「ああ、ありがとう」
お茶をテーブルに載せたとき、ローラン様に頬を撫でられた。
頬を赤らめローラン様に視線を移すと、ローラン様は目尻を下げた。そして、ちゅっとキスをする。
「ん……」
ここのところずっとこの調子だ。少しでも距離が近くなればこうしてキスをしてくる。
それに、最近のキスはちゅっとするだけじゃない。
「んん……っ、ん、は……」
ちゅっとするキスの先には、決まって舌を絡め合うキスが待っているようになった。
実は、僕はこのキスがちょっと苦手だ。
気持ち良すぎてすぐに頭がふわふわしてくるし、恥ずかしいことにおしりがすぐに濡れてしまうから。
それに、長い時間これをされると、体に力が入らなくなって立てなくなる。
「ふぁ……」
そのときも僕はキスのあと、よろよろと床に座り込んでしまった。
そんな僕をローラン様は抱きしめ、頭を撫でながら頬にキスをする。
「いつまで経っても慣れないんだな」
「す、すみません……」
「かまわない。そんなエディがかわいいから」
「うぁ……」
うわぁぁぁぁぁっ!! 優しい声でそんなこと言わないでぇぇぇ!?
おしりからじゅわっと愛液が溢れたのが自分でも分かった。もうやだこのおしり。
それにペニスもすごい勃っちゃっている!!
僕はローラン様にバレないように、こっそりとペニスを太ももで挟んだ。よし。これで勃っているとバレないはずだ。追い出されずにすむだろう。
ローラン様が両手で僕の頬を包み、じっと見つめる。
ローラン様はちょっと興奮しているとき、目を見つめる癖がある。それをされると僕がもっと興奮してしまうから、できるだけやめてほしい。
「エディ……」
「ん……」
またキスをされた。いつもより少し激しいキス。ローラン様の息が上がっている。
ローラン様が僕を強く抱きしめたとき、硬いものがこつんと当たった。
(あ……ローラン様の……)
ローラン様も、勃っている。
あ。うそ。ローラン様が、僕とキスをして、勃っている。
その気付きが喜びに変わり、喜びが受け止めきれないほどの快感になるまで、そう時間はかからなかった。
「あっ……!!」
「……?」
僕が急に大声を上げたので、ローラン様はびっくりしていた。
「どうした、エディ?」
「……」
まずい。射精しちゃった。
ペニスを触られてもいないのに、キスと、ローラン様が勃起しているという事実だけで、僕は……!
僕は慌ててローラン様に背を向け、ズボンに目を落とす。
よかった……! ズボンにシミはできていない……! 助かった――
「ん、エディ」
「は、はい!! すみません、なんでもありません!!」
「何か踏んだか? ズボンが」
「えっ?」
ローラン様が僕の背後を指さしている。そこに視線を向かわせた僕は、言葉にならない声で叫んだ。
おしりの愛液がズボンをびしゃびしゃに濡らしていた。
「ーーーーー!?」
僕はおしりを手で隠し、正面を向いたままあとずさる。
「ロ、ロロ、ローラン様。ちょっと僕、なんか、アレが、アレなので。あの。いったん、服をアレしてもいいでしょうか!?」
「よく分からないが……。早く着替えてこい」
「はいっ!! し、しし、失礼します!!」
「なんなんだ一体……」
大急ぎで自室に戻った僕は、ズボンと下着を脱いだ。
「うわぁー……」
精液(とカウパー)と愛液でどろどろだ。
「いやでも……しょうがないよ……。だってローラン様とあんなキスして、それに、それに……っ!!」
先ほどのことを思い出したら、おしりからビシャッと愛液が噴き出した。ペニスも元気になっている。
「うわぁ……」
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「……」
……とりあえず、ローラン様のお部屋に戻る前に何回か抜いておこう……。
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