半端なチート千里眼で、憧れの先生(淫紋持ち)のアヘアヘセックスを毎回覗くハメになった冴えない僕の学校日誌

ピンクくらげ

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魔術専攻と騎士団候補生の演習試合

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「よーし、お前ら、今日は魔術専攻クラスと騎士団候補生の演習試合だ!実地演習だから、気張っていかねーと怪我するぞー!」

アレンの声が高らかに響く。

本日は、ファガス先生率いる僕達魔術専攻クラスと、軍神アレン率いる騎士団候補生と合同で初めての魔物狩りだ。


普段は学園の中での座学や実習授業が多いのだが、最終学年の総まとめとして、実践を想定してのリアル戦闘をやるのだ。


先生達が魔王を封印したとはいえ、まだまだ残党が洞窟などに残っているのだ。いつ魔王が力を蓄え襲ってくるとも限らないので、王国の騎士団と魔術部隊がそれを殲滅する為に今尚活動してる。

因みに、先生の付き人をやっている僕だって、初の実戦で少々緊張気味だ。



暗い洞窟の入り口にやってきた。入り組んだ内部構造がいかにも何か潜んでいそうな雰囲気だ。

「よし、騎士団と魔術師はタッグを組んで進め!お互い近距離戦と遠距離戦を援護し合え!」

両軍合わせて60人程の生徒達が恐る恐る中に入っていく。


ザワザワと声のする谷を見下ろすと、魔物がウヨウヨと集まっていた。何やら集会を開いているようだ。

…思ったより数が多い。


「…っ、こんな所にまだ残拠点があったのか…。」

「ああ…、引き当てちまったなぁ。お前らラッキーだな。」

ファガス先生とアレンが身を隠しながら様子を伺っている。

そこは、魔王軍と戦った時の敵の拠点のひとつだったらしく、僕たち生徒の数を遥かに超える数の残党が残っていた。

「私達だけならともかく、今日は生徒達が居る。一旦引こう。」

「…そうだな。ここは後で騎士団で殲滅する。」

先生達2人でそんな風に話がまとまった直後、奥の方で生徒が足を滑らせ小石がパラパラと下に落下した。

それにより魔物達が一斉にこちらを見上げた。

『なんだ、お前ら!人間か!人間が攻めてきやがった!』

『やれ!やれ!やっちまえ!』

翼の生えた魔物達が一斉にこちらに攻めてくる!

「…っ!一旦、引け!応戦しながら洞窟の外まで逃げろ!」

アレンの声が洞窟中に響く。

「ファガス、行くぞ!」
「…ああ。」

逃げゆく生徒達と魔物の間に2人が割り入って、魔物達を迎え打った。

そこからの2人が凄すぎた。

アレンは大剣を振り回し敵を切り倒し、敵陣の中央をどんどん進み、親玉を打ちに行き、ファガス先生はそれを援護するように、周囲の敵を魔法で一網打尽にする。

2人は時々目配せして、巧みに闘いの場をコントロールする。


「お、おい、先生達凄いぜ…」

「ああ、あれが英雄2人の闘いっぷりか!」

その2人の活躍を見て活気付いた生徒達も途中から逃げるのをやめ、闘いに加わった。



ーそして、実習の時間を遥かにオーバーした夜、ようやく魔物を殲滅したのだった。

「よーし、お前たち初手柄だぞ!残拠点を殲滅したぜ!帰ったら勲章ものだ。」

アレンが高らかに宣言すると、生徒たちは抱き合って喜んだ。特にアレン率いる騎士団達は、明らかに出発前より士気を上げ、アレンに向かって敬礼する。


「あー、予定外だが、今日はここで一旦野宿しよう。陽が昇ったら学園に戻る。君たちは演習ながら良くやった。今日はゆっくり休みなさい。」

ファガス先生が静かな声で労わりの言葉をかければ、魔法専攻の生徒はうっとりとした顔で跪いた。

先生達は「お手柄」と表現したが、実際殆どの魔物を倒したのは先生達だし、親玉を真っ二つにしたのはアレンだ。

僕達は、「誰も死ななかった」ということだけが唯一の手柄だったのではないかと思う。

まぁ、そんな事は皆薄々感じてはいたが、あの英雄2人の闘い振りが間近で見れ、共に戦えたことに興奮していた。



そうして僕達は、非常事用に携帯していたテントと非常食で夜を過ごすことになった。


皆が闘いの疲れて、すっかり寝静まった頃

カタ…

何か物音がした。

魔物の残党かと思い千里眼で周囲を見渡せば、ファガス先生がてフラフラとアレンのテントに入って行った。

耳を澄ませば先生達の会話が聞こえた。

『…ファガス、どうした?寝付けんのか?』

『…っ、すまん。発作だ。久々に大量の魔物と対峙したら淫の気を吸収しすぎてしまった…。』

『そうだよな。お前がこんな生徒がうじゃうじゃ居る日に、俺の所にくるなんて変だと思ったぜ。』

『………アレン、今すぐ抱け。』

『はは、いつもこのくらい積極的だと嬉しいんだけどな。しかし、少しここから離れよう。ここでやったら、お前さんの可愛い声が生徒共に筒抜けだ。』

アレンはテントの入り口から顔を出し、キョロキョロと辺りを見回してから、先生を抱き抱えるようにして、離れた物陰へ姿を隠した。



…でも、アレン。僕はお役目なので、千里眼で覗かなくてはいけません。

僕はテントの中で1人、いつものように千里眼を凝らし、2人に焦点を合わせたのであった。

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