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メスの日の3 ♡馴れ初めバースデー♡

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さて、結局あんな事があったけど、タクとの関係は相変わらずで、俺達は、ただの仲の良いバンドメンバーの間柄であった。


そして、夏の繁殖期の活動が一旦落ち着いた9月頭。ようやく1週間の夏休みをもらえた。

それは、たまたま、休みと重なった俺の誕生日の事である。

メンバーは各々予定を入れていたようだったが、俺は特に予定も無く、実家にでも顔を出そうかと思っていた矢先、タクからLINEがはいる。

『ねぇ、暇なんだけど、ユキんち今から行っていい?久しぶりにサシで飲もうぜ?』

まぁ、良いんだけど、あんだけ顔の広い男が折角の長期休みに、毎日顔を合わせている俺に会いにこなくてもいいのに、、、と思ってしまう。

『いいよ。俺も別に予定無いし。なんなら泊まってけよ。』

なんて、想いをよせる相手に、さり気なさを装って返信する。

『ばーか!!Ωのユキの家になんか泊まれっかよwでも、薬を飲んでれば、大丈夫か?まぁ、とりあえず今から行くわ。』

タクが、ウチに泊まりにくる、、?!
10年程一緒につるんでいるが、こんな事、初めてだ。

スマホを持つ手がじっとりと濡れた。



ピンポーン♪

暫くして、チャイムがなる。

ドアをあけると見慣れた男が、相変わらずの仏頂面で立っている。


「…よう、ユキト。っ、、その、、た、誕生日おめでとうな。」

タクが手にするには、あまりに可愛らしいケーキ箱を、ぐっと胸に押し付けられた。

「、、、!あ、ありがとう、タク。誕生日、覚えててくれたんだ、、!」

タクからの、予想外のプレゼントを手にした途端、心臓がトクンと高鳴る。

ああ、これは恋心の所為か?それともそろそろ発情期が近いのか?

薬を飲んでおこうかと思ったが、まあ多少ムラつくくらいだし、タクだって薬を飲んでるし、大事には至らないだろうと思った。

それに、気になれば、またタクが口に薬を捻じ込んでくるだろう。


ドアをロックして、冷蔵庫からお茶を出すと、タクはリビングで寛いでいた。

どうやらビールも買い込んできたみたいで、昼間だというのに飲む気満々だ。

まるで、自分の家のように寛ぐ様が、なんだか可愛いと思ってしまう。

「タク、ケーキありがとう。今、一緒に食べようか?」

2人で小さなケーキを頬張る。

「ユキト、美味い?」

指についたクリームを舐めとる俺を、タクがいつものあの目でみてきて、ドキドキしてしまう。

「うん!美味いよ!そういえば、タクって意外と甘いもの好きだよね。」

「るせーな!いいだろ、別に。ユキだって好きだろ!」

「まぁ、俺はね。でも、ファンの女の子は驚くよね、きっと。タクがケーキなんて食べてる姿みたら。」

冗談でスマホのカメラを向けると、本気で叩かれた。

「いってー!!何すんのー!」

「おまっ!!冗談でもインスタとかにアップするんじゃねーぞ!!イメージ崩れるだろ!」

「アハ!しない、しないよー!!」

本気で嫌がるタクを揶揄うのは楽しい。2人で揉み合ったり、とっくみあったりするのはいつもの事で、バンドのメンバー内でも、距離が近すぎるとからかわれる程だ。

たわいも無い話をした。
仲間の話、音楽の話、昔話。

中学から一緒にいるくせに、話が尽きないのが不思議である。普段は強面の口の悪いキャラで売っているタクだが、俺の前では昔とかわらず、素の部分を見せてくれる。

「あー、ユキと一緒だと、落ち着くわー。」

それが、2人の時のタクの口癖だ。

バンド活動中は、あまり笑顔を見せないタクだが、可愛い八重歯が覗くその笑顔が、俺は好きなんだ。



酒も入り、お互い寛いで、身体の怠さに気がつくのが遅くなってしまった。

(ああ、これは来たな、、、)

まさに、発情期の怠さだ。
流石に友の前でマスをかくわけにもいかないし、薬を取り出し、口に運ぼうとした。

ー、しかし、その時、タクに腕を掴まれ、薬を遠くに放り投げられたのだ!!

咄嗟のことに、理解が追いつかず、呆然としてしまう。

普段ならウザい程に薬にうるさいやつが、何故?
と疑問が過った瞬間、タクから漂う濃いαの匂いを感じてしまう。


初めてだ。
こんなに濃いタクのαの匂い。おそらく普段はαの薬で抑えているのだろう。

なぜ、今日に限ってこんなに強く香るんだ、、、!!

αの匂いを嗅いだ瞬間、俺の中で血が煮えくり変えるような劣情が身体を駆け巡る。
それは、薬でずっと抑えていたからか、初めて感じるΩの強い発情で。

(なんだ、、これ、、、!!)

俺は、タクに腕を抑えられたまま、力が抜け、床に倒れ込んでしまった。

そのまま、タクが覆い被さってくる。

「ユキト、、」

「タク!どうして、、、」

長い間、心の中でこんな事態を望んでいたのだが、いざなってみると、タクの真意も分からず、初めての強い発情にどうなるかも分からず、怖くて仕方なかった。

タクが犬みたいに、俺の項にふんふんと鼻を鳴らし、ペロペロと舐めるのをただただ感じていた。

「ああ、ユキ、、ユキのここから、すっげ、いい匂いがするんだけど、、。」

タクの八重歯が、時折チクリと皮膚に刺さる。

「たく、、ダメだよ、、。そこ噛んだらダメ、。」

「ああ、ユキ、、可愛い。はぁっ、、大丈夫、、まだ、ギリギリ昨日飲んだ抑制剤が効いてる、、。大丈夫、、舐めるだけ、舐めるだけだから、、。」

そう言って何度も何度も舐めて、しゃぶって、歯をたてるのだ。

「薬は?お前、今日は、飲んでないの?どうして、俺の薬投げたのっ、、、んぐっ、、、あっ、待って、、んん!」

最後まで疑問を聞けない内に、唇を塞がれて。

「ユキト、、、すまん、、、。やっぱり、だめだ、、俺、もう、、抑えが効かない。」

強引に口を塞がれ、押さえつけられる。

鼻からも唇からもタクのαのフェロモンが身体に侵入してきて、もう俺のΩのフェロモンが体内で爆発する!!

好きとか、嫌いとか、、そんな次元じゃない。ただ、身体が燃えるように熱かった。

じゅくじゅくと、中が、身体の奥が疼く!!

「タクっ、、!タクっ、、!ああっ、、やばい、、俺もやばい、、。身体が熱い、、、。何、、これ、、!!」

こうして、俺の身体は、半ば強制的に未知の発情状態へと誘われていったのだ。


☆☆☆

良い所で、寸止め!!
明日のエロ回をお待ち下さい!!

☆毎日ちょこちょこ更新を目指します。
毎日21:30更新予定!(溢れたらすいません、、、)

☆他にも、BLドエロを書いてます。作者ページから探して下さい♡

 ♡♡俺の彼氏が突然エロ玩具のレビューの仕事持ってきて、散々実験台にされて最後は潮吹き体験させられた件♡♡


僧侶に転生しましたが、魔王に淫紋を付けられた上、スケベな彼氏も勇者に転生したので、恥ずかしながら毎日エロ調教されながら旅しています
(完結済み)
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