俺☆彼 [♡♡俺の彼氏が突然エロ玩具のレビューの仕事持ってきて、散々実験台にされまくる件♡♡]

ピンクくらげ

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BL編集者体験レビュー 1

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「ゆうや君、初めまして♡BL作家の落合 光(ひかる)です。光でいいよ。」

「あっ…光先生!よ、よろしくお願いしますっ!」

突然に握手を求められて、咄嗟に握り返してしまった。執筆はPCなのだろう、ペンだこなどない綺麗な手だった。

「ふふっ、ゆうや君、BL作家が男だなんて驚いた?名前からだと性別分かりにくいよね♡」

「そ、そうですね…、女性の先生だと勝手に思い込んでました。…それに、とても素敵な方だから、余計に」

これはお世辞でもなんでもなく、本当に光先生が美形でびっくりしたのだ。

俳優のような凛々しい顔立ちに、光沢のあるサテンのシャツが嫌味にならず良く似合っている。

年齢はマサトよりも10歳程上だろうか?とにかく大人の色気が凄いのだ。少し長めの黒髪を話しながら掻き分ける様子なんて、女の子が見たら一目で恋に落ちるだろう。

「ゆうや君、僕の専属担当になってくれるんだって?いいんじゃない?君見てると、すごくイマジネーション湧くもん。次、考えてたキャラにイメージそっくり♡」

光先生が僕の顎に手を当て、色んな角度に顔を向けさせられた。

「あ…あのっ…、ちょっと恥ずかしい、です…」

恋人でもない人に身体を触られるのには抵抗がある。

「ああ、ごめんね!ゆうや君、初なんだね♡」


そんな僕達のやりとりを横で見ていた先輩は安心したようだ。

「それでは落合先生、次の連載、引き受けていただけるんですね!ああ、良かった~。」

「うん、まぁ、こんな可愛い子連れてこられちゃ、NOとは言えないよね!」

「それでは、スケジュールや推敲などは私が担当いたしますが、細かな事はゆうやが対応させていただきますので。それでは、私は社に戻りますので、あとはゆうやと、ご相談下さい。」

そう言って菓子折りを置いて帰ってしまった。

どうしよう!まだ仕事を習っていないかり、右も左も分からないっていうのに!!


「あ、あの…光先生、俺、実は昨日採用されたばかりで編集の仕事なんにも分からないんですが…。」

「ああ、大丈夫。ゆうや君は僕の身の回りの世話してもらいたいだけだから♡そうしたら僕は執筆に集中できるでしょ。」

なるほど、聞けばコーヒーいれたり、昼ごはんを作ったり、マッサージしたり、とにかく先生の執筆がスムーズに行く手伝いをすれば良いらしい。

なんだか家政婦さんのようだが、家事の延長で給料が貰えるなんて考え方によっちゃ楽だ。

締切間近になると、泊まり込みの可能性もあるらしいが、深夜手当もバッチリでるらしいし、先生の家は広いから来客用の寝室も用意されていて、そこを使ってもいいとの事だ。



「ああ、そうだ。君のところで次に連載する予定の話のラフだ。登場人物のイメージも大体きまっているんだ。」

光先生は僕にタブレットを渡してくれ、丁寧に説明をしてくれた。

「次は、緊縛ものを考えているんだ。緊縛が趣味の小説家と、弱みを握られた編集者の話さ。その編集者は縄で縛られていくうちに小説家に身体も心も支配されて、いつしか歪んだ性に身を堕としていくんだ。」

設定画を見ると、小説家の豪邸や、キャラのイメージの衣装や人物の写真などか貼られていた。

それを見て俺は驚いたのだ。なんと編集者のイメージとして貼られていたのは、俺が先日マサトに無理矢理出演させられたAVのスクショだったのだ。

「…こ、これって!!」

「ね、ゆうや君にそっくりでしょ♡僕もびっくりしたよ。本当は他の出版社で仮決まりしてたんだけどねw」

でも、光先生は僕本人だと気付いてないみたい。それに、設定も今の自分の状況と少し被っているようでゾッとした。


「…ねぇ、ゆうや君は、縛られた事とかある?ほら見て、緊縛の写真集だよ。」

先生は僕の背後から、その写真集をペラペラとめくってみせてくれる。

そこにはボールギャグを噛まされたり、服の上から亀甲縛りをされたり、服の中に縄が仕込まれていたりと、艶めかしい写真がいっぱい写されていた。

「ああ、ほら見て♡この人、お尻に何か突っ込まれてるね♡涎たらしちゃって、気持ちいいのかなぁ?」

光先生は、写真を1枚1枚解説しながら俺に見せつけてくる。しかし、写真の過激さもさることながら、俺は肩に置かれた先生の手や耳元で発せられる言葉が気になってしまう。

(ああ…光先生が近いぃ、、なんかこれ、恋人同士の距離感じゃない??)

説明しながらサラサラと僕の髪を触ってくるのも気になってしまう。

「あ、あのっ…、ちょっと近…」

「あっ♡ねぇ、ゆうや君、ほら見て、すごいね、この人お尻になにか入ってるね。なんだか分かる?」

「えっ…うそっ!こ、これ、おバイ…いや!分からないです//」

光先生が指差すモデルさんは、浴衣の上から縛られて、後ろには明らかにバイブを突っ込まれている様子が窺える。

「えー、そうなの?うそー♡本当は分かってるくせにwねぇ、ほら、こっちは股縄だって~。ふふ、こういうの今回の話にはいっぱい登場させようって思ってんだよね。」

「…そ、そうなんですねー。俺には、ちょっと難しいですね、ハハッ。」

光先生は軽いノリで話してくるけど、出会って1時間足らずの人とするような会話ではなくて、俺はちょっと引いてしまう。

まさか、先生に、旦那がエロ道具のレビューワーで、既にいろんなプレイの経験者だなんて言えないし、言ったら大変なことになりそうだ。


「ゆうや君は、見かけによらずウブなんだね。でも、そんなエッロイ顔してて、まさか処女とか言わないよね?」

光先生の眼が鋭く俺を捕える。まさか、全部知られているんじゃ…

「え…!あっ…そのっ…。」

「だってねぇ、ほらゆうや君、腰ゆれちゃってるし♡えっちな事、モ・ロ・バ・レ♡でも、大丈夫、ちょっと小説のモデルになってもらうだけだから♡」

(えっ…モデル…?!この、緊縛小説の…?この縛られながらバイブ突っ込まれたり、股縄を歩かされたりする…?嘘でしょ!)

俺は反射的に先生の手を振り解こうとした。しかし、先生が肩に置いた手にぐっと力をかけたのだ。

「ゆうや君、ダメだよ。お仕事だから。君が断ったらこの小説他社に持っていっちゃうよ♡そしたら、あの先輩担当者クビだね。最近赤ちゃん産まれたって言ってたのに、可哀想♡アハっ♡」

「えっ!そ、そんなっ…、お、俺…旦那が居るのに…、そんな事できません…」

「そうか、ゆうや君、人妻だったのか。それも激萌え!設定に使わせてもらっちゃお♡人妻なのに、勤務先の小説家の家で緊縛調教されちゃうんだ。エッロい設定!♡」

光先生の目がどんどんいやらしくなっていっていく。もう、何を言っても引き下がってくれない。それに赤ちゃんが産まれたばっかりの先輩社員の事も頭をよぎる。

俺が今先生に刃向かったら、先輩は赤ちゃんと奥さんを抱えて露頭に迷っちゃう…

「ゆうや君、大丈夫、ちょっと服の上から縛らせてもらって感想聞いたりするだけだから♡」

「ちょっとだけなら…。」

光先生の優しげな声に俺は頷いてしまったのだ。

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