201 / 210
AV体験 『エロ特撮!ヒーローの大ピンチ』レビュー 序章
しおりを挟む「ゆうや…、一生のお願いがある…」
「はぁ?なんだよ急に改まって…。それに、お前の一生のお願い何回目だよ。」
電話をしていたマサトが、終わった後急に膝をついて、そんな事を言い出したのだ。まぁ、こんな光景は今まで何度も見た事があり、どうせこの後にくだらないお願いをされるのだ。
俺は警戒した。
「わっ!ゆうたん、そんな目で見ないでっ!違うの!不可抗力なの!俺の一番の仕事先が撮影で主演男優が2人怪我をして撮影が継続できないらしいんだ!!」
マサトが大げさに訴えてくる。演技掛かった台詞の後は、大体厄介後をぶん投げられれ兆候だ。
俺は更に警戒した。
「ひーっ!ゆうたん!お願いする前からそんな顔を…。大丈夫!大したお願いじゃないから!」
「ふーん、じゃあ早く言えよ。」
「…えっとぉ、その男優2人に代わり、AVの出演を引き受けてしまいました…。」
「はぁぁぁー?お前、勝手に引き受けてんじゃねーー💢AVなんて出ないぞ!俺は出ない!」
普通の作品ならいざ知らず、AVに出演なんてありえない!また調子に乗って、変な依頼を平気でほいほい引き受けて!
人が良すぎるだろ!良いのは顔だけにしろ💢
「だ、大丈夫!大丈夫だから!AVって言ってもエロ戦隊もののマスク被ってやるやつだから、顔見えないし!モザイクかかるし」
いやいや、見えなきゃギリオッケーって思っているあたりが、感覚が麻痺してるだろ。流石エロ業界で生きているだけの事はあるな…。
それにエロ戦隊って何だよ。子供の憧れのヒーローにエロをつけるんじゃねーよ…
「それにほら、ゆうたん、子供の頃、戦隊ヒーローになりたかったって言ってたじゃん!だからつい引き受けちゃったのぉー!」
ああ、確かに少し前にそんな話ししたなぁ…。
先週の日曜、たまたまTVのチャンネルを変えていたら、子供向けの特撮ヒーローの番組がやっていたのだ。
*
「あー、懐かしい。まだこういうのやってるんだね。マサトは観てた?」
「ああ、大好きだったぜ。武器の玩具もお面もいっぱい買ってもらったなぁ」
「いいなぁ。俺、その頃両親の仲が悪くて、あんまり玩具も買って貰えなかったんだぁ。だから、憧れたなぁ。だから、子供の頃の夢が戦隊ヒーローだったんだぜ。」
「あうあう…ゆうたん…!可哀想!お、俺がその夢叶えてやるから、元気だして!」
「いや、別に今もなりたい訳じゃないから…気にすんなよ…」
**
あれか!!
あの会話が原因か!!
「その手のジャンルで最大手だから、衣装も小道具もかなり本格的だし、絡みは俺とだけだなんだけど…。でも、ゆうたんが嫌なら断ってく……」
「い、いや!引き受ける!引き受けるよ、マサト。お、俺、戦隊の衣装着たいし…、断るとマサトの仕事にも影響するだろうし…」
マサトが俺の為に受けたんだったら、頭ごなしに断るのも悪いと思った。それに、不安定なフリーWEBライターだ。取引先に悪い印象を持たれるのも避けたいだろう。
顔が出ないなら俺だとバレる心配もないだろう。
そう思い俺は引き受ける事にした。
しかし、まさかあんな撮影が待っているなんて、俺は思いもよらなかったのである。
ーーーーーー
はい!始まりました、新章!
今回は序章という事でエロなし短めですいません…、昨日新作の方でエロ書いてるんで、そちらを読んで~(宣伝)
で、3年前の構想でタイトルだけ残っていた「エロ戦隊編」です。
ゆうたんがぴたぴたスーツ着て、やられヒーローになりまつ!でも、敵役はマサトなんでご安心下さい。次回はちゃんとエロです!
では、開催中のBL大賞に是非こちらの「俺⭐︎彼」と新作の「半端なチート千里眼で、憧れの先生(淫紋持ち)のアヘアヘセックスを毎回覗くハメになった冴えない僕の学校日誌 」を投票お願いします!
89
お気に入りに追加
4,335
あなたにおすすめの小説





塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる