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第3章冒険編

悲しき黒竜の話⑶

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そこは
『暗黒の森』と言うには余りにも美し過ぎた。
瑠璃色の宝石に輝き。
綺麗なあの宝石たちに目を輝かせた者たちも居た。
私たちは言われていた。

『絶対に宝石に触れてはならない。
絶対にだ。』

と。
私は
(それは唯。大切な鉱山資源を平民達に渡したく無いだけじゃないのか?)
と思った。

しかし、それは書物を見て知った。

『暗黒の森の掟
①絶対に宝石に触れてはならない。
なぜならその宝石は幻覚を見せるからである。その幻覚に囚われ。逃げ出せなくなる。
②絶対に邪龍に触れてはならない。
彼奴の闇の力に穢れてしまうからである。
③暗黒の森の物を食べてはいけない。
すべては邪龍に汚染された食べ物だからである。
④抑。暗黒の森へは立ち入ってはいけない』

立ち入ってはいけないのは知っていた。
汚染されているからと。
だが気になることがある。

(邪龍に触れてはいけないのならどうやって私たちは戦うのだろう?)

と。
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