上 下
27 / 53
第3章冒険編

ダンジョンに行きます!!

しおりを挟む
あれから、数日が経ったある日。
その日は、ダンジョンに行く日だ。
私は朝からお弁当を作りながら、賢者と話していた。

(ねぇ賢者。今日の天気は?)

『今日の天気予報です。』

と言って擬人化した賢者は天気予報の紙をくれた。

今日は…一日中晴れだ…!!

すごくない?
降水確率0%だよ!?
ダンジョン日和だよねw

『ご主人様w面白いこと考えてますねw』

賢者がw賢者が笑ったwあいつ、なかなか笑わないのにw

朝からそんな会話をしつつ、
私は学校へと向かった。
(学校まで徒歩2分w)

「おはよう!!」

「おやおやエルニア嬢、おはようございます。」

この人はユリアス・メルア王太子。 
私と成績一二を争うライバルだ。
(常に2位)

ユーラン・メルア?
あぁ…ゲームの中の婚約者だった人?
知らない。
あったことない。
同じクラスだったはずなんだけど…
なんか…面倒臭いとか言って…
隣の国に留学という形の旅行に行ったらしい。
ユリアスが言ってた。

「よーし。入るぞ~」

先生が言った。
だが、今回先生は、同伴ではないらしい。
本当にやばくなってきてるかもしれない。
まぁ…私死なないけど…
私はユリアスと一緒にダンジョンに入った。
皆黙々とダンジョンの中を進んで行く。
5つに分かれた分かれ道が来て、私とユリアスは1番右を選んだ。
他の人達はまだ悩んでいるみたいw
私とユリアスは右の道を進んでいる。
何故か…ユリアスと良くペアを組まされるのだ。ユリアスは大丈夫なんだろうか?
王太子の立場もあるのに…

特設クラスに入って、
王太子と仲良く(?)なった私はユリアス・メルア王太子の事をユリアスと呼んでいる。まぁ…精神年齢は私の方が上だ(多分)

「ユリアスは…ダンジョンどう思う?」

「いいんじゃない?
僕も、自分を鍛えるいい機会になるとおもってるし」

こいつ…こんなキャラだっけ?
っておもってる今日この頃。
ユリアスのゲームでのキャラは、

「俺に話しかけないで」

と言い、その影には昔王様の命令により、訓練という形で侍女が死にはしないような量の毒を紅茶に盛り、それがトラウマになってしまったのだ。それ以来人が怖くなっている。

と、言う設定だ。

だが、今回のユリアスは何故か人を好んでいる。
一体…何故なんだろう…?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【作者の一言】

ユリアスが好いてるのはあんただけだよ!!
エルニア・バルバート!!
ユリアスは、エルニア以外の人とは冷たく接しているよ!!



しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが

ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。 定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──

悪役令嬢の末路

ラプラス
恋愛
政略結婚ではあったけれど、夫を愛していたのは本当。でも、もう疲れてしまった。 だから…いいわよね、あなた?

形だけの妻ですので

hana
恋愛
結婚半年で夫のワルツは堂々と不倫をした。 相手は伯爵令嬢のアリアナ。 栗色の長い髪が印象的な、しかし狡猾そうな女性だった。 形だけの妻である私は黙認を強制されるが……

【完結】悪役令嬢の反撃の日々

アイアイ
恋愛
「ロゼリア、お茶会の準備はできていますか?」侍女のクラリスが部屋に入ってくる。 「ええ、ありがとう。今日も大勢の方々がいらっしゃるわね。」ロゼリアは微笑みながら答える。その微笑みは氷のように冷たく見えたが、心の中では別の計画を巡らせていた。 お茶会の席で、ロゼリアはいつものように優雅に振る舞い、貴族たちの陰口に耳を傾けた。その時、一人の男性が現れた。彼は王国の第一王子であり、ロゼリアの婚約者でもあるレオンハルトだった。 「ロゼリア、君の美しさは今日も輝いているね。」レオンハルトは優雅に頭を下げる。

優しく微笑んでくれる婚約者を手放した後悔

しゃーりん
恋愛
エルネストは12歳の時、2歳年下のオリビアと婚約した。 彼女は大人しく、エルネストの話をニコニコと聞いて相槌をうってくれる優しい子だった。 そんな彼女との穏やかな時間が好きだった。 なのに、学園に入ってからの俺は周りに影響されてしまったり、令嬢と親しくなってしまった。 その令嬢と結婚するためにオリビアとの婚約を解消してしまったことを後悔する男のお話です。

[完結]婚約破棄してください。そして私にもう関わらないで

みちこ
恋愛
妹ばかり溺愛する両親、妹は思い通りにならないと泣いて私の事を責める 婚約者も妹の味方、そんな私の味方になってくれる人はお兄様と伯父さんと伯母さんとお祖父様とお祖母様 私を愛してくれる人の為にももう自由になります

侯爵令嬢の置き土産

ひろたひかる
恋愛
侯爵令嬢マリエは婚約者であるドナルドから婚約を解消すると告げられた。マリエは動揺しつつも了承し、「私は忘れません」と言い置いて去っていった。***婚約破棄ネタですが、悪役令嬢とか転生、乙女ゲーとかの要素は皆無です。***今のところ本編を一話、別視点で一話の二話の投稿を予定しています。さくっと終わります。 「小説家になろう」でも同一の内容で投稿しております。

処理中です...