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第二章カイ兄編
飛び級しました。
しおりを挟む「お嬢様!実はーー」
余りの衝撃に聞こえなかったフリをして私はもう一度家庭教師に聞く
「え?今…なんとおっしゃいましたか?」
「はい!実は、お嬢様の学力のレベルが予想以上に高かったので、貴族院の初等部では無く、中等部の入試試験を受けていただきたいのですが…よろしいですか?」
「えっ…ええ分かりましたわ」
苦笑いを浮かべ如何にも滑稽な状況になる。
「では、この事をバルバート公爵様にお伝えする為…失礼いたします。」
そう言って初老の男性は扉を開け…部屋を出て行った。
(まじかぁ…)
予想はしていた。
けれど、飛び級までするとは思ってなかった。
oh…
あぁ…とりあえず明日学校の入試かぁ…
多分、前世の記憶持ってるからあっさりと合格なんだろうなぁ…
しかも学校っていっても、初等部からじゃないから、友達出来ないだろうなぁ…
はぁ…………!?
え?もしかして王子と、一緒の学年!?
まじかぁ…
嫌だなぁ…
受かりたくないなぁ…
でも、受からないとだしなぁ…
ベットに寝転がり、うんうんと唸っているとマリアンヌが来た。
「マリアンヌです。お嬢様、公爵様がお呼びです。」
マリアンヌの言葉で私はガバッと起き上がった。
父上がお呼びですかぁ…
行くしか…無いですよね…
選択肢なんて無いですもんね…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お読みいただきありがとうございます。
取り敢えずこの学校のランク?みたいなのを載せときます。後々から重要になってくるかもしれません。
世界の基準
特設クラス(上)
Sクラス
Aクラス
Bクラス
Cクラス(下)
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