上 下
6 / 53
第一章領地が危険?

平民のお家と運命の相手

しおりを挟む
私達のこの世界には『ファート』いうものがある。
同性の場合バディ
異性の場合はパートナー
と呼ばれる。
同性の場合は永遠の親友になり、友情が芽生え、
異性の場合は生涯を共にするもの…つまり、
愛情が芽生えるわけだ
この令嬢エルニアには『ファート』が現れなかった
それは王子も一緒で仕方なく婚約することとなった。だが王子には侯爵令嬢が現れた。
侯爵令嬢に嫉妬した私は怒り狂い
彼女に嫌がらせばかりをして、断罪され、処刑されたわけなのだ…
まぁ…運命の相手がいないからと言ってどうってことにもならないんだけどね。
だが私は今、運命の相手を見つけたのかもしれない。
「おい!嬢ちゃん!どした?しかもカイもじゃねぇか…」

はっ!と我に返る。
カイと呼ばれる男の子も我に返ったらしい。
「おい、まさかお前らパートナーか?」
え…ほんとに!まぁあれだよね、あの、会った瞬間にビリッときたらそうだよね…
カイも納得した表情になっている。
カイは私に話しかけてきた。
「あなたが僕のパートナーなのでしょうか?」
「ええ…多分」
「そっかぁめでたいじゃねえか」
まさかこんな所で『ファート』に会うとは思っても見なかった。
あっ…とりあえず自己紹介しなきゃ…

「私は公爵令嬢のエルニア・バルバートと申します。私は今五歳でございます。」

「じゃあ次は俺が!
俺はカイの父親のジェイだ!今は40歳だ!よろしくな!」

「では最後に僕が。
僕の名前はカイと申します。今年で6歳になります。」

私より一つ上なのかぁ…かっこいいなぁ…
はっ!見惚れてる場合じゃない!
 まぁ…『ファート』だから仕方がないと思うんだけどね…

それから私は、ご飯を食べて寝た。
カイの事をあまり知れなかったなぁ。
私は彼の秘密も知らずに眠った

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー『知ってても、知らなくてもいい話』
この度は、元々『番』と表記していたにも、関わらず、『番』っぽくなくて、すみませんでしたorz
そのため、『ファート』という、自作の表記にしてみました。
『ファート』は、運命という意味です!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【『ファート』の解説】←結構大事
『ファート』とは、神によって導かれた、運命の相手の事である。
『ファート』は、会った瞬間になんとも言えない甘酸っぱい感情が芽生える(愛情又は友情)。『ファート』は、同性の場合友情が芽生える。(稀に愛情も)異性の場合は、愛情が芽生える。
同性の場合は、バディ(愛情が芽生えた者はパートナーとも)言われる。
異性の場合は、パートナーと言われる。
『ファート』は、神によって導かれたものだが、稀に『パートナー』に会えない者もいる。その者は、同じく会えなかったものと結婚し、子孫繁栄も可能である。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが

ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。 定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──

【完結】婚約破棄される前に私は毒を呷って死にます!当然でしょう?私は王太子妃になるはずだったんですから。どの道、只ではすみません。

つくも茄子
恋愛
フリッツ王太子の婚約者が毒を呷った。 彼女は筆頭公爵家のアレクサンドラ・ウジェーヌ・ヘッセン。 なぜ、彼女は毒を自ら飲み干したのか? それは婚約者のフリッツ王太子からの婚約破棄が原因であった。 恋人の男爵令嬢を正妃にするためにアレクサンドラを罠に嵌めようとしたのだ。 その中の一人は、アレクサンドラの実弟もいた。 更に宰相の息子と近衛騎士団長の嫡男も、王太子と男爵令嬢の味方であった。 婚約者として王家の全てを知るアレクサンドラは、このまま婚約破棄が成立されればどうなるのかを知っていた。そして自分がどういう立場なのかも痛いほど理解していたのだ。 生死の境から生還したアレクサンドラが目を覚ました時には、全てが様変わりしていた。国の将来のため、必要な処置であった。 婚約破棄を宣言した王太子達のその後は、彼らが思い描いていたバラ色の人生ではなかった。 後悔、悲しみ、憎悪、果てしない負の連鎖の果てに、彼らが手にしたものとは。 「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルバ」にも投稿しています。

私の知らぬ間に

豆狸
恋愛
私は激しい勢いで学園の壁に叩きつけられた。 背中が痛い。 私は死ぬのかしら。死んだら彼に会えるのかしら。

形だけの妻ですので

hana
恋愛
結婚半年で夫のワルツは堂々と不倫をした。 相手は伯爵令嬢のアリアナ。 栗色の長い髪が印象的な、しかし狡猾そうな女性だった。 形だけの妻である私は黙認を強制されるが……

【完結】悪役令嬢の反撃の日々

アイアイ
恋愛
「ロゼリア、お茶会の準備はできていますか?」侍女のクラリスが部屋に入ってくる。 「ええ、ありがとう。今日も大勢の方々がいらっしゃるわね。」ロゼリアは微笑みながら答える。その微笑みは氷のように冷たく見えたが、心の中では別の計画を巡らせていた。 お茶会の席で、ロゼリアはいつものように優雅に振る舞い、貴族たちの陰口に耳を傾けた。その時、一人の男性が現れた。彼は王国の第一王子であり、ロゼリアの婚約者でもあるレオンハルトだった。 「ロゼリア、君の美しさは今日も輝いているね。」レオンハルトは優雅に頭を下げる。

病弱な幼馴染と婚約者の目の前で私は攫われました。

恋愛
フィオナ・ローレラは、ローレラ伯爵家の長女。 キリアン・ライアット侯爵令息と婚約中。 けれど、夜会ではいつもキリアンは美しく儚げな女性をエスコートし、仲睦まじくダンスを踊っている。キリアンがエスコートしている女性の名はセレニティー・トマンティノ伯爵令嬢。 セレニティーとキリアンとフィオナは幼馴染。 キリアンはセレニティーが好きだったが、セレニティーは病弱で婚約出来ず、キリアンの両親は健康なフィオナを婚約者に選んだ。 『ごめん。セレニティーの身体が心配だから……。』 キリアンはそう言って、夜会ではいつもセレニティーをエスコートしていた。   そんなある日、フィオナはキリアンとセレニティーが濃厚な口づけを交わしているのを目撃してしまう。 ※ゆるふわ設定 ※ご都合主義 ※一話の長さがバラバラになりがち。 ※お人好しヒロインと俺様ヒーローです。 ※感想欄ネタバレ配慮ないのでお気をつけくださいませ。

[完結]婚約破棄してください。そして私にもう関わらないで

みちこ
恋愛
妹ばかり溺愛する両親、妹は思い通りにならないと泣いて私の事を責める 婚約者も妹の味方、そんな私の味方になってくれる人はお兄様と伯父さんと伯母さんとお祖父様とお祖母様 私を愛してくれる人の為にももう自由になります

侯爵令嬢の置き土産

ひろたひかる
恋愛
侯爵令嬢マリエは婚約者であるドナルドから婚約を解消すると告げられた。マリエは動揺しつつも了承し、「私は忘れません」と言い置いて去っていった。***婚約破棄ネタですが、悪役令嬢とか転生、乙女ゲーとかの要素は皆無です。***今のところ本編を一話、別視点で一話の二話の投稿を予定しています。さくっと終わります。 「小説家になろう」でも同一の内容で投稿しております。

処理中です...