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魔法診断4

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大きな水しぶきが飛んで
波にのまれたかと思えば、
気が付くとディートさんやローブの人に顔を覗き込まれて居た。
驚いて顔を上げればディートさんと頭がぶつかり痛みで悶える。

「いっったぁ…!はっ、ごめんなさいディートさん!!!!!!」

「いててて…いやぁびっくりした…
突然水しぶきが飛んで、瞬きをしたかと思えばアジェンダ様が地面に倒れていたものですから…」

「そうだったんですね…
俺も水しぶきが飛んで以降何も覚えてなくて…
どのくらいの間気絶していたんでしょう?」

「そうだね…10分前後だと思います。
君の友達のルーク君の魔法診断もまだ終わって無いみたいですからね。」

「なるほど…良かったぁ短時間で。
もし一日中寝てましたとか言われたら団の仕事をサボっちゃった事になりますからねぇ」

「まぁ、何はともあれアジェンダ様が無事で良かったです。」

「態々ご心配ありがとうございます!!!」

束の間の休息。こんな感覚は久しぶりだ。まるで数十時間の残業、徹夜の後に家に帰って2時間のみの眠りを体験した時のような…
絶望感と安息の混じった休息だった。
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