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第12話 呪いの正体
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アントレイアの街外れからしばらく歩くと、やがてダンジョンの入り口が見えてきた。
ダンジョン(地下迷宮)とは言っても、一階は宮殿のような造りになっている。
だがすべてが漆黒で彩られた禍々しいその外観は、普通の建物ではない事を見る者に感じさせる。
夜闇の中、アデルと僕が持っている二つのランタンの明かりを手掛かりに進んで行く。
タラスクが肩に担いでいる勇者セレスティンはすっかり大人しくなり、現在はただの荷物袋になっていた。
やがてダンジョンの入り口に到着。ここから先の案内は「探索士」である僕の役目だ。
「いつも通り、ダンジョン一階の構造を調べてパターンを見るね。危険があればすぐに伝えるから安心して。じゃあ行こう。アデル、先頭をお願い」
「ああ、任せてくれ」
アデルは僕を見て頷き、入り口の扉を開けて中に入って行く。僕達も後に続いた。
ダンジョンの中は、外とは違って明るい。壁や天井が不思議な光を放ち、全域を照らしているのだ。
僕達はランタンを消してリュックにしまい、先へ進む。
いくつもの扉をあけ、分かれ道を選択し、探索して行く。モンスターは水棲生物に類する姿の者が多い。このダンジョン固有の特徴かも知れない。
モンスターを倒しつつ、一階の探索を終える。これでこのダンジョンの構造はほぼ把握した。一階の特徴を知る事で、僕はダンジョンのパターンを見抜く事が出来る。探索士としては優秀な部類に入ると思う。
トラップの類は僕の予知で全て回避し、モンスターはアデルとルカ、そしてユティファの見事な連携プレイで撃破していく。
途中、宝箱も発見したが、全て無視した。今は先を急ぐ。呪いが完全になる前に石像を破壊しなくてはならないのだ。
紆余曲折あって、ようやく最下層まで到達した。
呪いを解く条件は、石像を破壊した後でセレスティンを殺す事。だがボスモンスターである
デアヌス・ヴォテプを先に倒すのは必須だ。
何故なら人々にとっての厄災であるダンジョンを滅ぼす為には、ボスの持つ宝玉の破壊が必須。だがそれを行えるのはセレスティンだけ。
ボスを倒すのはセレスティン抜きでやるとして、宝珠を手に入れたら、セレスティンに働いてもらわなきゃ。
「みんな! まずはボスを倒そう。このタラスクも協力するから」
「なんだと? 俺はそんな話聞いてねぇぞ。俺はマルコを守る為にいるんだ。戦闘には参加しない」
「そんな事言わないでさ。やってくれるでしょ、タラスク。マルファ様は、マルコの言う事聞いてって、言ってたでしょ?」
「うっ...チッ、わかったよ」
「ありがとう」
タラスクは渋々ボス戦を引き受けてくれた。
「仕方ねぇ! テメェら足手纏いになんなよ! 行くぞ!」
「はい!」
タラスクが戦闘に立ち、ボス部屋に突入していく。タラスクの強さは半端ではない。多分、本気の彼と戦えば僕もタダでは済まないだろう。彼は聖女マルファをエッチな目で見ていたので、油断が生じて敗北しただけだ。
勝負はほとんど一瞬だった。タラスクは邪龍に変身する事もなく、人の姿のままでデアヌス・ヴォテプを八つ裂きにした。
「す、すごい......」
みんなが驚愕と尊敬の眼差しでタラスクを見つめる。
「まぁざっとこんなもんよ。さて、あとは宝玉の破壊、だよなマルコ」
「うん。セレスティンにやらせて、タラスク」
「ああ、任せろ。オラ出てこい! クズ勇者!」
タラスクは荷物袋をひっくり返して、セレスティンを床に落とした。
「いてぇ......!」
セレスティンはタラスクをジロリと睨んだが、タラスクは圧倒的な迫力で睨み返す。その眼力は、見るもの全てを恐怖に陥れそうだ。
「こいつを聖剣で壊せ。出来なきゃお前をこの場で殺す」
タラスクはそう言って、セレスティンの前に宝珠を置いた。
「ケッ。都合のいいように利用しやがって。わ、わかったよ! やるよ!」
悪態をつくセレスティンに、再び脅しをかけるタラスク。セレスティンは怯えながら聖剣を出現させ、宝珠を破壊した。
「これでいいんだろ!」
「ありがとうセレスティン! みんな、これでこのダンジョンは崩壊を始める。急いで石像を破壊しよう」
僕は先頭に立ち、みんなを誘導する。場所の目星はおおよそついている。
タラスクは再びセレスティンを荷物袋に詰め込んで、僕の横を歩く。セレスティンはもはや、抵抗する気力もないようだ。
「ここだよ!」
僕は巨大な扉の前で立ち止まった。まるでボス部屋のような威圧感が、その部屋からは漂っている
「マルコ下がれ。俺が開ける」
タラスクが荷物袋を下にゴスンと置き、両手で扉を押し開ける。
「おいみろマルコ。あれだろ、石像って」
だだっ広い部屋の中央に、不気味な怪物の姿をした石像がある。
「うん! あれだ! タラスクお願い!」
「任せろ! オラァ!」
タラスクは大きく振りかぶり、拳の一撃で石像を破壊した。
「よし、これでいいんだな!」
「あ、うん!」
あとはセレスティンを......殺さなきゃならない。
「これで俺たちは救われたんだな!」
「やりましたね!」
「ありがとう、マルコ! それにタラスクさん!」
アデルとルカ、ユティファが僕とタラスクを囲む。
「あ、うん。あのね、実は......」
僕がセレスティンの事を話そうとすると、セレスティンを入れていた荷物袋が不気味にグニョグニョと蠢いた。どう見ても人間の動きじゃない。
「なんだ!?」
アデルがそう叫んだ瞬間、荷物袋が裂けて怪物が飛び出した。
「よくも石像を破壊してくれたな! せっかく勇者の体を使って、ケイオス様の望む混沌の世界に変えようとしてたのによぉ!」
基本の姿はセレスティンだが、顔は醜く歪み、全身から触手が伸びている。
「ケイオスの手下が、セレスティンを乗っ取っていたのか...」
僕は今までのセレスティンの悪行を振り返り、その理由に納得した。きっと石像が、この怪物の力を安定させていたんだ。デアヌス・ヴォテプの呪いだと思っていたのは、実はこいつの仕業だったんだ。
「ケイオスの手下なら、聖女の力で浄化出来る!」
みんなの呪いを解く方法。石像を壊してセレスティンを殺すって言うのは、セレスティンを乗っ取ったこの怪物を殺すって事なんだ!
みんなに僕が聖女だと知られてしまうけど......仕方ない。
「聖転換!」
僕の姿が光に包まれ、聖女マルファに変身していく。
「ええっ! マルコが、マルファ様!?」
ユティファが両手で口をおさえる。
「ロストレス・アルフォ! 聖換装!」
服装も聖女の服に変化させ、僕はみんなに微笑んだ。
「黙っててごめん。僕が聖女マルファなんだ。みんな、あいつは僕に任せて。タラスク、みんなを守って」
「チッ。お前の言いつけなら仕方ねぇな」
タラスクが渋々、三人の前に立つ。それを見届けた僕は、改めてセレスティンを乗っ取った怪物に向き合う。
「いくよ!」
ダンジョン(地下迷宮)とは言っても、一階は宮殿のような造りになっている。
だがすべてが漆黒で彩られた禍々しいその外観は、普通の建物ではない事を見る者に感じさせる。
夜闇の中、アデルと僕が持っている二つのランタンの明かりを手掛かりに進んで行く。
タラスクが肩に担いでいる勇者セレスティンはすっかり大人しくなり、現在はただの荷物袋になっていた。
やがてダンジョンの入り口に到着。ここから先の案内は「探索士」である僕の役目だ。
「いつも通り、ダンジョン一階の構造を調べてパターンを見るね。危険があればすぐに伝えるから安心して。じゃあ行こう。アデル、先頭をお願い」
「ああ、任せてくれ」
アデルは僕を見て頷き、入り口の扉を開けて中に入って行く。僕達も後に続いた。
ダンジョンの中は、外とは違って明るい。壁や天井が不思議な光を放ち、全域を照らしているのだ。
僕達はランタンを消してリュックにしまい、先へ進む。
いくつもの扉をあけ、分かれ道を選択し、探索して行く。モンスターは水棲生物に類する姿の者が多い。このダンジョン固有の特徴かも知れない。
モンスターを倒しつつ、一階の探索を終える。これでこのダンジョンの構造はほぼ把握した。一階の特徴を知る事で、僕はダンジョンのパターンを見抜く事が出来る。探索士としては優秀な部類に入ると思う。
トラップの類は僕の予知で全て回避し、モンスターはアデルとルカ、そしてユティファの見事な連携プレイで撃破していく。
途中、宝箱も発見したが、全て無視した。今は先を急ぐ。呪いが完全になる前に石像を破壊しなくてはならないのだ。
紆余曲折あって、ようやく最下層まで到達した。
呪いを解く条件は、石像を破壊した後でセレスティンを殺す事。だがボスモンスターである
デアヌス・ヴォテプを先に倒すのは必須だ。
何故なら人々にとっての厄災であるダンジョンを滅ぼす為には、ボスの持つ宝玉の破壊が必須。だがそれを行えるのはセレスティンだけ。
ボスを倒すのはセレスティン抜きでやるとして、宝珠を手に入れたら、セレスティンに働いてもらわなきゃ。
「みんな! まずはボスを倒そう。このタラスクも協力するから」
「なんだと? 俺はそんな話聞いてねぇぞ。俺はマルコを守る為にいるんだ。戦闘には参加しない」
「そんな事言わないでさ。やってくれるでしょ、タラスク。マルファ様は、マルコの言う事聞いてって、言ってたでしょ?」
「うっ...チッ、わかったよ」
「ありがとう」
タラスクは渋々ボス戦を引き受けてくれた。
「仕方ねぇ! テメェら足手纏いになんなよ! 行くぞ!」
「はい!」
タラスクが戦闘に立ち、ボス部屋に突入していく。タラスクの強さは半端ではない。多分、本気の彼と戦えば僕もタダでは済まないだろう。彼は聖女マルファをエッチな目で見ていたので、油断が生じて敗北しただけだ。
勝負はほとんど一瞬だった。タラスクは邪龍に変身する事もなく、人の姿のままでデアヌス・ヴォテプを八つ裂きにした。
「す、すごい......」
みんなが驚愕と尊敬の眼差しでタラスクを見つめる。
「まぁざっとこんなもんよ。さて、あとは宝玉の破壊、だよなマルコ」
「うん。セレスティンにやらせて、タラスク」
「ああ、任せろ。オラ出てこい! クズ勇者!」
タラスクは荷物袋をひっくり返して、セレスティンを床に落とした。
「いてぇ......!」
セレスティンはタラスクをジロリと睨んだが、タラスクは圧倒的な迫力で睨み返す。その眼力は、見るもの全てを恐怖に陥れそうだ。
「こいつを聖剣で壊せ。出来なきゃお前をこの場で殺す」
タラスクはそう言って、セレスティンの前に宝珠を置いた。
「ケッ。都合のいいように利用しやがって。わ、わかったよ! やるよ!」
悪態をつくセレスティンに、再び脅しをかけるタラスク。セレスティンは怯えながら聖剣を出現させ、宝珠を破壊した。
「これでいいんだろ!」
「ありがとうセレスティン! みんな、これでこのダンジョンは崩壊を始める。急いで石像を破壊しよう」
僕は先頭に立ち、みんなを誘導する。場所の目星はおおよそついている。
タラスクは再びセレスティンを荷物袋に詰め込んで、僕の横を歩く。セレスティンはもはや、抵抗する気力もないようだ。
「ここだよ!」
僕は巨大な扉の前で立ち止まった。まるでボス部屋のような威圧感が、その部屋からは漂っている
「マルコ下がれ。俺が開ける」
タラスクが荷物袋を下にゴスンと置き、両手で扉を押し開ける。
「おいみろマルコ。あれだろ、石像って」
だだっ広い部屋の中央に、不気味な怪物の姿をした石像がある。
「うん! あれだ! タラスクお願い!」
「任せろ! オラァ!」
タラスクは大きく振りかぶり、拳の一撃で石像を破壊した。
「よし、これでいいんだな!」
「あ、うん!」
あとはセレスティンを......殺さなきゃならない。
「これで俺たちは救われたんだな!」
「やりましたね!」
「ありがとう、マルコ! それにタラスクさん!」
アデルとルカ、ユティファが僕とタラスクを囲む。
「あ、うん。あのね、実は......」
僕がセレスティンの事を話そうとすると、セレスティンを入れていた荷物袋が不気味にグニョグニョと蠢いた。どう見ても人間の動きじゃない。
「なんだ!?」
アデルがそう叫んだ瞬間、荷物袋が裂けて怪物が飛び出した。
「よくも石像を破壊してくれたな! せっかく勇者の体を使って、ケイオス様の望む混沌の世界に変えようとしてたのによぉ!」
基本の姿はセレスティンだが、顔は醜く歪み、全身から触手が伸びている。
「ケイオスの手下が、セレスティンを乗っ取っていたのか...」
僕は今までのセレスティンの悪行を振り返り、その理由に納得した。きっと石像が、この怪物の力を安定させていたんだ。デアヌス・ヴォテプの呪いだと思っていたのは、実はこいつの仕業だったんだ。
「ケイオスの手下なら、聖女の力で浄化出来る!」
みんなの呪いを解く方法。石像を壊してセレスティンを殺すって言うのは、セレスティンを乗っ取ったこの怪物を殺すって事なんだ!
みんなに僕が聖女だと知られてしまうけど......仕方ない。
「聖転換!」
僕の姿が光に包まれ、聖女マルファに変身していく。
「ええっ! マルコが、マルファ様!?」
ユティファが両手で口をおさえる。
「ロストレス・アルフォ! 聖換装!」
服装も聖女の服に変化させ、僕はみんなに微笑んだ。
「黙っててごめん。僕が聖女マルファなんだ。みんな、あいつは僕に任せて。タラスク、みんなを守って」
「チッ。お前の言いつけなら仕方ねぇな」
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