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第41話 木蓮と紅蓮。
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木蓮は紅蓮と共に、黄泉の国に来ていた。彼女の「神速歩」で来た為、場所は定かではない。
黄泉の国に入ってすぐの所に、紅蓮の宮殿はあった。生者が間違って迷い込まぬよう、監視するのが厄神紅蓮のもう一つの役目であるらしい。
「そ、そなたは我の夫だ。だ、だからちゃんとそれらしく振舞うのだぞ?」
紅蓮は目を泳がせ、顔を真っ赤にし、しどろもどろになりながらそう言った。
「わかってるさ。 お前は俺の妻だ、紅蓮」
木蓮はそう言って、紅蓮を抱き寄せた。
「木蓮......♡」
紅蓮はうっとりとした目を木蓮に向け、それから正面を向いて木蓮の手を引いた。
「宮殿に行き、我の手下共に、そなたの紹介をする。酒呑童子の刀はその後だ」
「ああ、わかった」
宮殿の入り口には巨大な物ノ怪が、両脇に一人ずつ立っていた。一人は馬の頭。もう一人は牛の頭をしている。
「紅蓮様、お帰りなさいませ。その者は、お客人ですか?」
牛頭が口を開く。
「そうだ。鬼の木蓮。かの酒呑童子の系譜の者だ。我と夫婦の契りを交わした」
「おお、結婚なされたのですね!あの酒呑童子の系譜とは......すごい方を見つけられましたね。おめでとうございます」
今度は馬頭が、感激した様子でそう言った。
「うむ。我らはこれより大広間へと向かう。黄角に伝えよ。大広間に全ての物ノ怪を集めよ、とな」
「かしこまりました」
二人の門番は声を揃え、紅蓮と木蓮を宮殿の中へと通した。
大広間に到着すると、黄角に祭壇に招かれ、壇上に上がる。それからほんの数分程で、大広間は物ノ怪で溢れかえった。
「おめでとうございます紅蓮様。さぁ、ご発表ください」
黄角が一つしかない目を閉じ、うやうやしく頭を下げた。
「うむ。【大音声】! 皆の者、良く聞け! 我が隣におる鬼は、木蓮という者。我が伴侶となる男だ! 今後はこの木蓮にも、我と同じように従え! 逆らう事は、我に逆らうのと同じだと思え! 」
術で拡大した事により、大広間中に響き渡る紅蓮の声。
「予定していた霧隠れの里への総攻撃は中止とする! また、霧隠れの里は新都と名を改めた。今後、我らの指示があるまで勝手な事は許さぬぞ。良いな!」
「ははーっ!」
物ノ怪たちが一斉にハモり、深々と頭を下げた。
「良し。これでいい。ではお望みのものを取りに行こうか、木蓮」
「ああ、行こう」
二人は、かしこまる物ノ怪たちに手を振ってその場を後にした。「木蓮様、万歳!」と言う声が聞こえる。
宮殿の外に出ると、紅蓮は遠くに見える岩山を指差した。
「あの山の頂上に、酒呑童子の愛刀『神殺刀』が封印されている。陰陽師『八雲』が張った強力な結界で守られておるゆえ、並の物ノ怪では近づく事すら叶わぬ。だがそなたなら......」
「ああ。俺を呼ぶ声がする。行こう」
「うむ。では行くぞ。神速歩!」
山の途中にはいくつも鳥居があり、そこを抜ける時に壁のような存在を感じた。それが結界なのだろう。だが紅蓮にとっても木蓮にとっても、それは障害にはなりえなかった。
それは、巨大な岩石の上に突き刺さっていた。岩には様々な札や、しめ縄が封印として張り巡らされている。
「ふむ。やはり重厚な封印だな。我でもこれを抜けるとは思えん」
紅蓮はそう言って、木蓮を見た。その目には期待に満ちていた。
「我を、驚かせてくれるのだろう?」
「ああ、任せろ」
木蓮は巨大な岩石をよじ登り、その上に立った。そして突き立てられた「神殺刀」の柄に手をかける。
「帰ってこい。お前は俺のモノだ」
木蓮が刀に力を込めて引き抜くと、彼の体に電撃のようなものが光って見える。
「ぐっ......!」
八雲の施した封印が、刀を抜こうとする者に攻撃しているのだ。木蓮はわずかにたじろぐが、苦痛をこらえるようにして刀を持ち上げていく。
「ぬぅうっ!うううりゃああっ!」
雄叫びをあげ、木蓮は一気に刀を抜き放った。その瞬間、天から稲妻が落ち、木蓮の体と岩石を撃ち抜いた。
「木蓮!」
紅蓮は悲痛な叫びをあげる。だが木蓮は無事だった。砕けた岩石の上に立ち、無傷で微笑んだ。服は少々焦げているようだ。
「やったな!」
紅蓮は木蓮に飛びついた。そして彼の首に腕を回す。
「ああ。やったぞ紅蓮。半身を取り戻したような気分だ。お前がここに連れてきてくれたおかげだな。ありがとう」
優しく微笑む木蓮に、紅蓮は顔を赤らめた。
「な、なぁ木蓮。我はそのう......そなたが本当に夫でも良いと思っている。無論、我は心から白金を愛していた。だが、あやつにとって我が一番ではないのが気に食わぬ。そなたは強い。そして、優しい。我が伴侶にはそんな男を求めていた。そなたさえ良ければ、本当に夫婦にならぬか?我を一番に、思ってくれぬか?」
紅蓮は思いを告げ、木蓮の返事を待った。木蓮は少し考えるように沈黙し、それから静かに言葉をつむいだ。
「俺は、銀杏様が好きだった。心から愛していた。だが、彼女の中に俺はいない。叶わぬ恋を追っても仕方ない。俺は誰かを好きになるのはやめようと思った」
「そ、それではやはり無理か......残念だ」
紅蓮は涙をこらえるように、目を閉じてうつむいた。
木蓮はそんな紅蓮の銀色の美しい髪を撫で、「フッ」と笑った。
「紅蓮様。俺も最初は演技のつもりでした。だけど一緒にいるうちに気付いたんです。あなたの傲慢に見える態度の裏には、とても純粋な女の子が隠れていると言う事に。途中から、俺の中から演技は消えました。あなたを本当に好きになっていた。妻のように思っていた。だから、あなたと同じように、俺も気持ちを打ち明けます。俺はお前が好きだ、紅蓮。一番なんだ。だから、俺の妻になって欲しい」
木蓮はうつむいていた紅蓮の顎を指で持ち上げ、唇を重ねた。
「木蓮......我もそなたが好きだ。嬉しい......」
二人はしばらく口づけを重ね合った。だが、突如不穏な気配が辺りを包む。
「何者だ!」
紅蓮が虚空に向かって叫び、木蓮は刀を構える。
「おや、察しがいいね。気配は消したつもりだったんだけど」
何もない空間から突如姿を現したのは、色鮮やかな着物を着た女だった。髪も美しく結い上げられている。優雅な仕草で身振りを示すその姿は、貴族と同一のたたずまい。
「帝の女の一人か」
紅蓮はそう判断し、木蓮を制した。帝とは盟約を結んだ仲。敵ではないはず。少なくとも今のところは。だが、紅蓮の署名が消えているのに気づいたのであれば、敵になりうる。
「うん、そう。私の名前は亜躯鬼。名乗るのは初めてだね。紅蓮、あんたが書いた盟約書の署名が消えてしまったんでね。連れて来いと帝は言ったのさ。だから連れて行く。抵抗は無意味さ」
やはりバレていた。そして紅蓮は従う事にしたようだ。同様に、木蓮も大人しくしていた。どんな術かは知らないが、この女は虚空から姿を現した。おそらく空間を飛び越え、一瞬で別の場所に移動出来るのだろう。
運んでもらえば、帝の元へ行く手間が省ける。銀杏たちはすでに帝の元へ着いているはずだ。
「ああ、行こう。この者は我の伴侶。共に連れて行っても構わぬな?」
「へえ、あんた結婚したの。そりゃめでたいね。ああ、いいさ。連れて行ってやる」
亜躯鬼は優雅な動きで印を結び、呪文を唱えた。すると周囲の景色が歪み、一瞬で別のものに変わる。
荘厳なる部屋。そこには悠然と立つ銀杏と、すぐ側で横たわる白金。白金を守るように寄り添う塁火。そして銀杏と向かい合う、血まみれの女が一人。奥には結界に守られながらも怯える帝と、その取り巻きの女たちがいた。
黄泉の国に入ってすぐの所に、紅蓮の宮殿はあった。生者が間違って迷い込まぬよう、監視するのが厄神紅蓮のもう一つの役目であるらしい。
「そ、そなたは我の夫だ。だ、だからちゃんとそれらしく振舞うのだぞ?」
紅蓮は目を泳がせ、顔を真っ赤にし、しどろもどろになりながらそう言った。
「わかってるさ。 お前は俺の妻だ、紅蓮」
木蓮はそう言って、紅蓮を抱き寄せた。
「木蓮......♡」
紅蓮はうっとりとした目を木蓮に向け、それから正面を向いて木蓮の手を引いた。
「宮殿に行き、我の手下共に、そなたの紹介をする。酒呑童子の刀はその後だ」
「ああ、わかった」
宮殿の入り口には巨大な物ノ怪が、両脇に一人ずつ立っていた。一人は馬の頭。もう一人は牛の頭をしている。
「紅蓮様、お帰りなさいませ。その者は、お客人ですか?」
牛頭が口を開く。
「そうだ。鬼の木蓮。かの酒呑童子の系譜の者だ。我と夫婦の契りを交わした」
「おお、結婚なされたのですね!あの酒呑童子の系譜とは......すごい方を見つけられましたね。おめでとうございます」
今度は馬頭が、感激した様子でそう言った。
「うむ。我らはこれより大広間へと向かう。黄角に伝えよ。大広間に全ての物ノ怪を集めよ、とな」
「かしこまりました」
二人の門番は声を揃え、紅蓮と木蓮を宮殿の中へと通した。
大広間に到着すると、黄角に祭壇に招かれ、壇上に上がる。それからほんの数分程で、大広間は物ノ怪で溢れかえった。
「おめでとうございます紅蓮様。さぁ、ご発表ください」
黄角が一つしかない目を閉じ、うやうやしく頭を下げた。
「うむ。【大音声】! 皆の者、良く聞け! 我が隣におる鬼は、木蓮という者。我が伴侶となる男だ! 今後はこの木蓮にも、我と同じように従え! 逆らう事は、我に逆らうのと同じだと思え! 」
術で拡大した事により、大広間中に響き渡る紅蓮の声。
「予定していた霧隠れの里への総攻撃は中止とする! また、霧隠れの里は新都と名を改めた。今後、我らの指示があるまで勝手な事は許さぬぞ。良いな!」
「ははーっ!」
物ノ怪たちが一斉にハモり、深々と頭を下げた。
「良し。これでいい。ではお望みのものを取りに行こうか、木蓮」
「ああ、行こう」
二人は、かしこまる物ノ怪たちに手を振ってその場を後にした。「木蓮様、万歳!」と言う声が聞こえる。
宮殿の外に出ると、紅蓮は遠くに見える岩山を指差した。
「あの山の頂上に、酒呑童子の愛刀『神殺刀』が封印されている。陰陽師『八雲』が張った強力な結界で守られておるゆえ、並の物ノ怪では近づく事すら叶わぬ。だがそなたなら......」
「ああ。俺を呼ぶ声がする。行こう」
「うむ。では行くぞ。神速歩!」
山の途中にはいくつも鳥居があり、そこを抜ける時に壁のような存在を感じた。それが結界なのだろう。だが紅蓮にとっても木蓮にとっても、それは障害にはなりえなかった。
それは、巨大な岩石の上に突き刺さっていた。岩には様々な札や、しめ縄が封印として張り巡らされている。
「ふむ。やはり重厚な封印だな。我でもこれを抜けるとは思えん」
紅蓮はそう言って、木蓮を見た。その目には期待に満ちていた。
「我を、驚かせてくれるのだろう?」
「ああ、任せろ」
木蓮は巨大な岩石をよじ登り、その上に立った。そして突き立てられた「神殺刀」の柄に手をかける。
「帰ってこい。お前は俺のモノだ」
木蓮が刀に力を込めて引き抜くと、彼の体に電撃のようなものが光って見える。
「ぐっ......!」
八雲の施した封印が、刀を抜こうとする者に攻撃しているのだ。木蓮はわずかにたじろぐが、苦痛をこらえるようにして刀を持ち上げていく。
「ぬぅうっ!うううりゃああっ!」
雄叫びをあげ、木蓮は一気に刀を抜き放った。その瞬間、天から稲妻が落ち、木蓮の体と岩石を撃ち抜いた。
「木蓮!」
紅蓮は悲痛な叫びをあげる。だが木蓮は無事だった。砕けた岩石の上に立ち、無傷で微笑んだ。服は少々焦げているようだ。
「やったな!」
紅蓮は木蓮に飛びついた。そして彼の首に腕を回す。
「ああ。やったぞ紅蓮。半身を取り戻したような気分だ。お前がここに連れてきてくれたおかげだな。ありがとう」
優しく微笑む木蓮に、紅蓮は顔を赤らめた。
「な、なぁ木蓮。我はそのう......そなたが本当に夫でも良いと思っている。無論、我は心から白金を愛していた。だが、あやつにとって我が一番ではないのが気に食わぬ。そなたは強い。そして、優しい。我が伴侶にはそんな男を求めていた。そなたさえ良ければ、本当に夫婦にならぬか?我を一番に、思ってくれぬか?」
紅蓮は思いを告げ、木蓮の返事を待った。木蓮は少し考えるように沈黙し、それから静かに言葉をつむいだ。
「俺は、銀杏様が好きだった。心から愛していた。だが、彼女の中に俺はいない。叶わぬ恋を追っても仕方ない。俺は誰かを好きになるのはやめようと思った」
「そ、それではやはり無理か......残念だ」
紅蓮は涙をこらえるように、目を閉じてうつむいた。
木蓮はそんな紅蓮の銀色の美しい髪を撫で、「フッ」と笑った。
「紅蓮様。俺も最初は演技のつもりでした。だけど一緒にいるうちに気付いたんです。あなたの傲慢に見える態度の裏には、とても純粋な女の子が隠れていると言う事に。途中から、俺の中から演技は消えました。あなたを本当に好きになっていた。妻のように思っていた。だから、あなたと同じように、俺も気持ちを打ち明けます。俺はお前が好きだ、紅蓮。一番なんだ。だから、俺の妻になって欲しい」
木蓮はうつむいていた紅蓮の顎を指で持ち上げ、唇を重ねた。
「木蓮......我もそなたが好きだ。嬉しい......」
二人はしばらく口づけを重ね合った。だが、突如不穏な気配が辺りを包む。
「何者だ!」
紅蓮が虚空に向かって叫び、木蓮は刀を構える。
「おや、察しがいいね。気配は消したつもりだったんだけど」
何もない空間から突如姿を現したのは、色鮮やかな着物を着た女だった。髪も美しく結い上げられている。優雅な仕草で身振りを示すその姿は、貴族と同一のたたずまい。
「帝の女の一人か」
紅蓮はそう判断し、木蓮を制した。帝とは盟約を結んだ仲。敵ではないはず。少なくとも今のところは。だが、紅蓮の署名が消えているのに気づいたのであれば、敵になりうる。
「うん、そう。私の名前は亜躯鬼。名乗るのは初めてだね。紅蓮、あんたが書いた盟約書の署名が消えてしまったんでね。連れて来いと帝は言ったのさ。だから連れて行く。抵抗は無意味さ」
やはりバレていた。そして紅蓮は従う事にしたようだ。同様に、木蓮も大人しくしていた。どんな術かは知らないが、この女は虚空から姿を現した。おそらく空間を飛び越え、一瞬で別の場所に移動出来るのだろう。
運んでもらえば、帝の元へ行く手間が省ける。銀杏たちはすでに帝の元へ着いているはずだ。
「ああ、行こう。この者は我の伴侶。共に連れて行っても構わぬな?」
「へえ、あんた結婚したの。そりゃめでたいね。ああ、いいさ。連れて行ってやる」
亜躯鬼は優雅な動きで印を結び、呪文を唱えた。すると周囲の景色が歪み、一瞬で別のものに変わる。
荘厳なる部屋。そこには悠然と立つ銀杏と、すぐ側で横たわる白金。白金を守るように寄り添う塁火。そして銀杏と向かい合う、血まみれの女が一人。奥には結界に守られながらも怯える帝と、その取り巻きの女たちがいた。
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