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第1部 勇者令嬢アキラ
第7話 悪魔との取り引き。
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きらびやかな装飾や調度品に彩られた私室で、少女は男を待っていた。
「お呼びでございますか?」
男は音もなく、部屋の扉を開ける事もなく姿を表した。
「ええ、呼んだわ。心の中でね。あなたはいつも、私を見守ってくれているのね」
男は端正な顔立ちで、執事のような服装をしていた。見た目の年齢は、二十代後半といったところだ。彼は微笑を浮かべ、うやうやしく頭を下げた。
「もちろんでございます。あなた様の望みを叶える為に、私は存在するのですから」
「そう。そうよね。いつだってあなたは私の味方だわ。あの忌々しい女......アーキュラ・スチュアートに王子を取られそうな時だって、助けてくれた」
アーキュラ・スチュアート。それは少女の想い人である、スミス王子の幼馴染だ。
「私の方が、ずっと彼を好きだったのに。あの女は、婚約までしていた。私の一途な愛を、あの女は小さい頃から親しいというだけで踏みにじったのよ! 」
少女は激昂した。男は彼女を落ち着かせるように、優しく髪を撫でた。
「その通りです。ですから私は、あなたに愛の妙薬を献上致しました」
「ええ、そうね。あの薬の効果は抜群だった。スミスは私だけを愛してくれると言った。そしてアーキュラとの婚約を破棄。うふふ、最高だったわ。あの時の顔。アーキュラったら、今にも死にそうな顔をしてた。私は最高に幸せだった。ざまぁみろって感じよ!」
少女は両手を広げ、くるりとその場でターンした。それを見つめて微笑む男。
「私とスミスは幸せな結婚生活を送っていた。アーキュラは修道院送り! 幸せは続く筈だった。なのに、なのにあの女!」
少女の美しい顔が、狂気の色に染まっていく。
「スミス主催の社交界に、あいつはやって来た! きらびやかなドレスを着て! きっと修道院を脱走したんだわ! そして在ろう事か、あなたのくれた【愛の妙薬】の事を突き止め、ありとあらゆる証拠を出し、私を犯罪者に仕立てあげた! 私はスミスに捨てられ! そして.....ああーっ!」
自らの髪を引っ張り、狂ったように喚く少女の言葉を引き取り、男が告げる。
「自殺したのですね」
「そうよ! だけど冥界であなたに出会って、私はこの世界に転生を果たした! ずっと忘れていたけど、数ヶ月前にあなたにあった時、全てを思い出したの! だけどよりにもよって、あの女の子供になるなんて! 地獄だわ! だけどこれは、チャンスでもある! あのアーキュラに復讐して、ざまぁみろと言ってやるチャンスなのよ!」
ブチブチと髪を引き抜く少女。男はすかさず、魔術でその髪を元に戻してやる。
「でも、まさか大好きなお父様が『あの女』だなんて! 今でも信じられないけど、事実なのよね、メフィスト!」
「ええ、事実です。国王は、賢者クラウドによって男に変えられた勇者アキラ。本名をアーキュラ・スチュアート。あなたの宿敵。ヒロインであるあなたの邪魔をする悪役です」
それを聞いて、少女はクスクスと笑う。
「うふふ。そうよね。悪役よ。正義は勝つの。悪は滅びるべきよ。そして存分に苦しむといいわ。あのクズ勇者も役に立ってくれそうだしね」
少女は何かを思い出すように、ペロリと唇を舐めた。
「あの少年に、体を許したのですか?」
男は少し、声のトーンを落とす。
「うふふ、知ってるくせに。私の体はまだ幼いし、そうじゃなくたって許す訳ないわ。あのバカの相手はお母様だけで充分。私は操られる振りをしながら、あいつを利用してやるのよ」
「なるほど。そういう意味では当たりでしたね、あの召喚は。本来であれば、自己犠牲も厭わない崇高な精神、道徳観念、勇気、正義感。そう言った気高い心を持った者だけが、勇者となります。ですが、私が少し修正した魔方陣は、ああいった輩を呼ぶにはうってつけ」
「クスクス。そうね。蔵から巻物を見つけたと言って渡したら、お父様は喜んでいたけどね。失われた勇者召喚の秘術が手に入ったぞ! でかしたリーファ! って言ってね。本物は私が全て処分したから。あははは!」
その少女、スカイフォール王国第一王女リーファは、涙を浮かべて楽しそうに笑った。
「それで? アーキュラの居場所はわかったの?」
「ええ。賢者クラウドに勇者の力を復活してもらったようです。つまり今のアーキュラは男ではなく女。勇者アキラです。次の目的地は、モックの村のようですね。兵士達はまだ気づいていないようですが。兵士にも伝達しますか?」
リーファは爪を噛み、少し考えた。
「いえ、いいわ。あなたは魔王軍の魔物兵を使って、モックの村を滅ぼしてちょうだい。簡単でしょ?」
「ええ。強化改良された魔物を使えば、造作もないでしょう。二十年前とは比べ物にならないくらい、強くなっていますからね」
「そう。うふふ、楽しみだわ。町や村は次々と滅んでいく。もちろん王都もね。全ては国王アキラの責任よ。国を守れない、クズ国王。罪悪感に苛まれ、苦しみ悶えながら死んでいくといいわ。あーっはっはっはっ!」
高かに笑うリーファ。メフィストは来た時と同様に、深々と頭を下げた。
「全て私にお任せを。リーファ様」
音もなく姿を消す、メフィスト。
一人残されたリーファは微笑んだ。彼女の前世の名前は、オリビア・ジョーンズ。由緒正しき公爵令嬢。
前世の記憶を取り戻した彼女は、アキラにとって、もはや可愛い娘ではない。復讐の悪魔であった。
「お呼びでございますか?」
男は音もなく、部屋の扉を開ける事もなく姿を表した。
「ええ、呼んだわ。心の中でね。あなたはいつも、私を見守ってくれているのね」
男は端正な顔立ちで、執事のような服装をしていた。見た目の年齢は、二十代後半といったところだ。彼は微笑を浮かべ、うやうやしく頭を下げた。
「もちろんでございます。あなた様の望みを叶える為に、私は存在するのですから」
「そう。そうよね。いつだってあなたは私の味方だわ。あの忌々しい女......アーキュラ・スチュアートに王子を取られそうな時だって、助けてくれた」
アーキュラ・スチュアート。それは少女の想い人である、スミス王子の幼馴染だ。
「私の方が、ずっと彼を好きだったのに。あの女は、婚約までしていた。私の一途な愛を、あの女は小さい頃から親しいというだけで踏みにじったのよ! 」
少女は激昂した。男は彼女を落ち着かせるように、優しく髪を撫でた。
「その通りです。ですから私は、あなたに愛の妙薬を献上致しました」
「ええ、そうね。あの薬の効果は抜群だった。スミスは私だけを愛してくれると言った。そしてアーキュラとの婚約を破棄。うふふ、最高だったわ。あの時の顔。アーキュラったら、今にも死にそうな顔をしてた。私は最高に幸せだった。ざまぁみろって感じよ!」
少女は両手を広げ、くるりとその場でターンした。それを見つめて微笑む男。
「私とスミスは幸せな結婚生活を送っていた。アーキュラは修道院送り! 幸せは続く筈だった。なのに、なのにあの女!」
少女の美しい顔が、狂気の色に染まっていく。
「スミス主催の社交界に、あいつはやって来た! きらびやかなドレスを着て! きっと修道院を脱走したんだわ! そして在ろう事か、あなたのくれた【愛の妙薬】の事を突き止め、ありとあらゆる証拠を出し、私を犯罪者に仕立てあげた! 私はスミスに捨てられ! そして.....ああーっ!」
自らの髪を引っ張り、狂ったように喚く少女の言葉を引き取り、男が告げる。
「自殺したのですね」
「そうよ! だけど冥界であなたに出会って、私はこの世界に転生を果たした! ずっと忘れていたけど、数ヶ月前にあなたにあった時、全てを思い出したの! だけどよりにもよって、あの女の子供になるなんて! 地獄だわ! だけどこれは、チャンスでもある! あのアーキュラに復讐して、ざまぁみろと言ってやるチャンスなのよ!」
ブチブチと髪を引き抜く少女。男はすかさず、魔術でその髪を元に戻してやる。
「でも、まさか大好きなお父様が『あの女』だなんて! 今でも信じられないけど、事実なのよね、メフィスト!」
「ええ、事実です。国王は、賢者クラウドによって男に変えられた勇者アキラ。本名をアーキュラ・スチュアート。あなたの宿敵。ヒロインであるあなたの邪魔をする悪役です」
それを聞いて、少女はクスクスと笑う。
「うふふ。そうよね。悪役よ。正義は勝つの。悪は滅びるべきよ。そして存分に苦しむといいわ。あのクズ勇者も役に立ってくれそうだしね」
少女は何かを思い出すように、ペロリと唇を舐めた。
「あの少年に、体を許したのですか?」
男は少し、声のトーンを落とす。
「うふふ、知ってるくせに。私の体はまだ幼いし、そうじゃなくたって許す訳ないわ。あのバカの相手はお母様だけで充分。私は操られる振りをしながら、あいつを利用してやるのよ」
「なるほど。そういう意味では当たりでしたね、あの召喚は。本来であれば、自己犠牲も厭わない崇高な精神、道徳観念、勇気、正義感。そう言った気高い心を持った者だけが、勇者となります。ですが、私が少し修正した魔方陣は、ああいった輩を呼ぶにはうってつけ」
「クスクス。そうね。蔵から巻物を見つけたと言って渡したら、お父様は喜んでいたけどね。失われた勇者召喚の秘術が手に入ったぞ! でかしたリーファ! って言ってね。本物は私が全て処分したから。あははは!」
その少女、スカイフォール王国第一王女リーファは、涙を浮かべて楽しそうに笑った。
「それで? アーキュラの居場所はわかったの?」
「ええ。賢者クラウドに勇者の力を復活してもらったようです。つまり今のアーキュラは男ではなく女。勇者アキラです。次の目的地は、モックの村のようですね。兵士達はまだ気づいていないようですが。兵士にも伝達しますか?」
リーファは爪を噛み、少し考えた。
「いえ、いいわ。あなたは魔王軍の魔物兵を使って、モックの村を滅ぼしてちょうだい。簡単でしょ?」
「ええ。強化改良された魔物を使えば、造作もないでしょう。二十年前とは比べ物にならないくらい、強くなっていますからね」
「そう。うふふ、楽しみだわ。町や村は次々と滅んでいく。もちろん王都もね。全ては国王アキラの責任よ。国を守れない、クズ国王。罪悪感に苛まれ、苦しみ悶えながら死んでいくといいわ。あーっはっはっはっ!」
高かに笑うリーファ。メフィストは来た時と同様に、深々と頭を下げた。
「全て私にお任せを。リーファ様」
音もなく姿を消す、メフィスト。
一人残されたリーファは微笑んだ。彼女の前世の名前は、オリビア・ジョーンズ。由緒正しき公爵令嬢。
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