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エデンの恋人 ⑥
しおりを挟む『早く終わんないかな・・・。』
彼女の表情がそう言ってるようであった。
〇〇先生は年上の女性だったが、僕は馬鹿にされたようで悔しかった。
僕は奥歯を喰いしばると同時に、彼女の柔らかな乳房をぎゅっと掴んでいた。
「あ~っ!!」
瞳に涙がたまるように、心の底から歓喜する女の表情が浮かんでいた。
!!
何がなんだか分からなかったが、もう一度乳房を掴み上げた。
先生の頬が紅潮していく。
僕はその先端にあるバストトップをギュッと捻った。
「クッァ~~ンッ!!」
黒いエナメル質のストッキングが、全く似合わないほどの甘い声が漏れた。
蕩けた顔つきだった。
僕は、先ほどねっとり溶けけ出した彼女の中に、中指と薬指の二本を差し込んで、骨の間にかかるように固定し、親指の腹で幼い溝の中にある神秘に包まれた突起を、内外で挟み上げるようにグリグリと押し込んでいった。
「グハァ~ッ!ウハァ~ン・・・」
「あぁ~ッ!」
頬を赤く染めて、だらりと半開きの口元からよだれをたらしている。
瞳は天井の更に奥の方を見つめるように上向き、虚空を彷徨いながら上部にひっくり返った。瞳の全てが失神して白目になっているように見えた。
呼吸も整っておらず、鼻息が荒い。
明らかに彼女は高ぶっていた。
その時僕は思い出した。
庭先で手入れをしている男、町の掃除をしている男、叩かれて喜ぶ男、ロウソクで悶絶する男、 全てに見覚えがあった。
正確ではないが、職員室で用事がある時にチラチラと見たことがある男達だった。
先生はこの顔立ちと可愛らしい仕草で、男性に可愛がられているのかもしれないが、心の奥底では果てしない刺激を求めているのかもしれない。
下手に出る男性を満足させるために、あえて強い仮面をかぶっているだけなのかもしれない。
本当は強い女を演じたい訳ではなく、強い男に従うように生きたいのかもしれない。
並の男よりも強靭な肉体で弄ばれたいのだ。
職員室の先生でも、体育の先生でも彼女にとっては優しすぎるのだ。
時代が生み出した弊害なのかもしれない。
みんなに優しく。
誰にも傷をつけず。
本音は言わない。
嘘で塗り固めた世界を打ち破って、本物のオスとメスの姿で争い、生活を共にして生きていきたい人もいるのだ。
「新任の時から俺は、〇〇を狙っていたんだ。」
「 多分、この夢の中でしか、この瞬間しか、こうして愛し合うことはできないと思うから、〇〇の身体の隅々までも使って俺を楽しませてもらうぞ。」
小柄な先生ではあったが、にわかに自信を持った僕には、先生が同級生のように思えてきていた。
「俺が・・・、〇〇を満足させてやる。」
僕は腹の傷口から、挟み込み震えるおもちゃを取り出し、先生の胸をクリップで挟んでから、ダイヤルを「強」に合わせた。
ここに来る時に使い方をマスターした、聖剣の何倍もある張り型のすべてを動かして、身の毛もよだつ生物に変化させて、彼女の大事な部分の奥深くへ差し込んでいった。
数珠のように連なるパールには、スライムの粘液を塗り付けて、一粒ずつすぼんだ穴へと押し込んでいった。
ある時を境に〇〇の身体が求めているか、吸い込むように穴がパールを呑み込んでいった。
そして、僕が最初に舐めあげた彼女の敏感な部分にも、粘着力を強化した粘液を塗りつけ、貼り付けた上で、この吸引器によって彼女の敏感な部分を吸わせていく。
オンナの表情の変化がたまらなかった。
見ているだけでも、俺の敏感になった聖剣が脈打つたびに弾けそうに悶えている。
〇〇の口唇を奪い、舌を絡め唾液を吸い上げていく。
自分で取り付けたはずのおもちゃの、全てが邪魔だった。
『こいつは全て、俺のものだ!」
そう言わんばかりの勢いで、自分で取り付けた間男のようなおもちゃを力任せに外していく。
胸につけたおもちゃの憎らしいクリップが、俺のオンナの美しいバストトップを挟み醜く歪めていた。
強引に引き剥がしたクリップが、乳首をつまみ上げながら引き剥がされて、バチンッと音を立てた。
俺の一番大事な部分から端部をだしながら卑猥な動きを止めることのない、醜いおもちゃがうごめいていた。
『絶対に許せない!』
彼女の中で根を張った生物が食指のように動き回っている、その不快なイボが食い込んだ壁面をかき上げるようにおもいきり引き抜いた。
俺が感じさせるべき敏感な部分に、俺以外の人や物が吸い付くのは我慢できなかった。
スライムの粘液できっちりと貼りついたおもちゃを、力任せに引きちぎるように引き剥がした。
俺のオンナの尻の中に入って、クネクネと動いているパールが憎たらしかった。
この汚い部分も含めて、すべてが俺のものなのだ。
ズルッーと一気に引き抜かれた長く連なるビーズから、〇〇の肛門に内臓が引き出されるような連続した刺激を与え、〇〇にオンナの快感を与えた。
明らかに僕は高ぶっていた。
「〇〇を、俺の女を自由にするのだ!」
クリップの外れた赤く腫れ上がった乳首を、思うがままに貪った。
ビーズで拡張された〇〇の尻に指を入れてこねくり回した後で、俺は彼女の排泄物が付いた指をねっとりと舐めあげていた。
スライムの粘液で貼り付いたおもちゃを無理やり引き剥がされて、少し血の滲んでいる敏感な部分に、聖剣をグリグリとあてがう。
俺は、彼女の涙ぐんだ表情を楽しみながら、一気に聖剣を突き立てていった。
「~~~!!」
俺の中に快楽の波が、直後から押し上げてきた。
「ぐぅ~っ!」
「ぐぅ~っ!!」
僕は狂ったように腰を振り、聖剣を突き立てる。
何度も、何度も、果てていたはずだった。
「うぅ~っ、うぅ~っ・・・」
「いけないよぅ・・・。」
こんなに高ぶっているのに、果てることができなかった。
何度も、何度も、終わりのない快楽の渦に呑まれていく・・・。
「逝ってるっ!、 逝ってるっ!!」
でも、これではなかった。
「逝きたい!、逝きたい!、逝きたい!、逝きたい!」
「先生・・・僕は、僕は、僕は、 僕は・・・」
僕は永遠よりも今を求めていた。
僕は泣きながら〇〇先生を思うがままに抱きしめていた。
先生が泣いている僕の顔を、優しく両手で包み込んで見つめている。
「〇〇君、あなたは男の子だから、必ず最後までたどり着かなくちゃいけない。」
「 今感じているのは、果てしない女の子の感覚。」
「際限なく、どこまでも求められるの。」
「でも、男の子は終わりがなければいけない。」
「逝けなくても苦しくても、必ず最後まで泳ぎきりなさい。」
「いいわね? いくら気持ちが良くても、これで満足しちゃ絶対にだめよ。」
〇〇先生の優しい声と柔らかな身体に包まれて、僕は冷静さを取り戻していった。
「先生、僕・・・。」
「いいのよ。先生も〇〇君のことをいじめすぎちゃったみたい。」
「ごめんね。」
先生の優しいキスが僕を蕩かしていく。
暖かい〇〇先生の心が柔らかく、僕に優しい気持ちを与えてくれていた。
『僕はやはりこの先生が好きだ。』
ぎゅっと抱きしめた〇〇先生は、エナメルのストッキングもなく、全身が柔らかな裸体だった。
僕はただ、先生と口唇を重ねて、先生を抱き、子どものように柔らかい乳房を握りしめていた。
聖剣はあれから動かしてはいなかったが、先生の内側に温かく、ふんわりと聖剣が包みこまれている。
聖剣の根元から、ぎゅう、とせり上げてくれる〇〇先生の感覚が、ゆっくりと荒波の海の中から僕を引き上げてくれているような気がする。
「あぁ・・・、〇〇先生。」
聖剣に元気はなかったが、確実に彼女の中心に僕の気持ちが送り込まれていた。
先生は満足できなかったかもしれないが、僕は女の子に包まれ、至福の雲の上に乗っているような心地の良さだった。
「分かり合えるて、やっぱりいいわね。」
「男と女しかいないんだから、お互いを知って正直に生きなくちゃね。」
先生はそう呟きながら、僕の額にキスをした。
「私は、乱暴にされたい訳じゃないの。」
「乱暴でもいいから本気でぶつかってきて欲しかったの。」
「でも、こんな可愛い男の子でも、あんなに私のこと求めてくれたのが嬉しかった。」
「君みたいに、私を見つめてくれる人もいるんだよね。」
「いい? 職員室には一人で来なさいよ。」
「また遊びましょうね。」
光のシャボン玉が先生のお腹から膨らんでいき、〇〇先生を包み込んでいく。
眩しい程に輝く玉の中で、余裕を持った大人の女性が、子供の僕にウインクをしながら弾けるように消えていった。
先生がなぜ僕を救ってくれたのか分からなかったが、憧れの先生と夢の中ででも、夢のようなひと時を迎えられたことがなによりも嬉しかった。
そして今度は僕が、現実の世界に引き戻されようとしているようだった。
~~~~
いつものようにパンツに付いた粘着物が、下腹部に冷たい感じを与えていた。
それが大人の朝であるような認識になりつつあった。
夢の中では、快感に次ぐ快感の連続であった。
あまりの刺激で、聖剣が引きちぎられてしまったとの思いもある。
恐る恐るパンツの中に手を差し込むと、パンツに付いた粘液が僕の手の甲にペチャリと冷たさを感じさせた。
その奥に、確かに聖剣が存在していたが、根本にジャージのウエスト調整用の紐がぐるりと絡みついていた。
『あぁ、これのせいか!』
この紐のお陰で快楽の海に溺れそうになっていたのだ。
器用に巻き付いた紐を解くと、パンツと同じく冷たく粘度のある少し青臭いものが染み込んでいた。
本当にこれがついてて良かったと思う。
僕が、女の子になっていたらと思うと・・・。
僕は、男子生徒に囲まれている自分を想像してみた。
『うん、・・・本当に男のままで良かった。』
今日の夜は、紐を軽く巻いて眠ろう。
エデンの恋人 完
次回は、「竜神の羽ばたき ①」
に続きます。
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