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僕の可愛い女の子 ④
しおりを挟む第二波が風を切って僕の顔の前でビュンと音を立てた。
『逃げられない。』
そう察した僕は、鎧の戦士に飛びついていた。
!?、?
鎧の戦士は刀を振り落として、軽く倒れた。
僕の鼻腔に、何処かで嗅いだことのある匂いが流れ込んできた。
女性特有の甘いシャンプーの香りだ。
僕は鎧の戦士を組み敷いたまま、反り返った刀を遠くに投げ飛ばした。
僕が片手を離した隙に、ほっそりとした女の子が、鎧を脱ぎ捨てるように、首の部分から無理やり這い出してきた。
細い、スポーツブラを着けたか弱い女の子だった。
驚きで目を見開いている僕の目に、鎧から這い出す女の子のむき出しのおしりが飛び込んできた。
彼女の着衣は見覚えのあるスポーツブラだけだった。
「えっ!! 〇〇さん・・・?」
毎日、授業もそっちのけで見つめ続ける女の子のスポーツブラだった。
嗅いだことのある魅惑の香りは、いつも僕が顔を近づけて密かに嗅いでいる体臭とシャンプーが混じり合った極上のフレグランスだった。
鎧から抜け出した彼女は、僕が投げた剣を取り、再び僕に切り掛かってきた。
走り寄る彼女のほっそりとした両足の根元には、男性を惹きつける一本の未開の筋が、まだ少女の面影を残して上方へと切れがあっていた。
切り掛かってくる彼女に怯むことも忘れて、走るたびに擦り上げられる彼女のラインを見つめ続けていた。
僕の聖剣が、ダイヤモンドが輝く様にピカピカと光り、最高硬度の10を記録したように思えた。
その硬さは、彼女の剣ですら両断することは出来ない至高の硬さだった。
弾かれた刀が回転し、彼女のスポーツブラを両断しながら遠くへと飛んでいった。
パラリと落ちてゆく彼女を守る唯一の装備は、今はただの布切れと化して彼女を守ることはなかった。
「そんな目で見ないでよ!」
「どうせ私は子供なんでしょ!!」
彼女はどこを隠す訳でもなく、全てを晒け出したまま叫んだ。
僕はゆっくりと首を振りながら彼女に近づいて行く。
僕はしっかりと彼女の肩を引き寄せ、髪の毛の香りを嗅いだ。
「このギャップが良いんだよ。」
僕は指先を、彼女の下腹部から伸びる魅惑のラインにあてがう。
僕は彼女の溝の中に少しだけ入り込んだ指先を、ラインに沿って撫で上げた。
「あッ、うっ・・・!」
まだ子供の表情をしながらも、習熟度を増した大人の様な感覚を持っているようであった。
僕は彼女に刻まれたあばら骨に沿って、小さな先端を探り当てるように指先を胸部に馴染ませていく。
「うん・・・っ」
今はまだ、男の子と同じ様な大きさではあったが、それでも成長中の女の子は、自身が美しく輝き、異性を酔わす身体へと変貌していくことを止めることは出来ない。
まだ若すぎる魅力ではあるが、その蕾が僕の呼吸に合わせるように、ぷっくりと膨らみ小さな花弁が僕の指先を求めるように、その先端をほんの少しだけ開かせていく。
『楽しい!!』
僕は彼女のお尻から魅惑のラインが見える正面へと、太ももの隙間を狙って聖剣を差し込んだ。
彼女に、女性には存在しない部分に、聖剣の輝きを見せつけた後で、その上部を聖剣の峰で擦り上げた。
「くっっ、くぅ~~っ」
彼女の、羽のように軽い全身が震えた。
僕は、彼女の身体を正面に見据え、聖剣をゆっくりと彼女へと突き刺していった。
「うっ!あッ! いっッ、痛い・・・」
彼女の声にやばいと思ったが、彼女は涙目になりながらも、僕の顔を両手で掴んで自分を見つめさせる。
「おねがい、きて・・・。」
そう言いながら、僕の唇を奪い、強引に歯茎の裏に舌をあてがって舐め上げてくる。
まだ僕と同じく、未開の経験値を明らかにするような稚拙な求愛が愛おしかった。
僕は彼女に口唇を奪われながら、僕は彼女の初めてを奪ってゆく。
その華奢な身体を、離れぬように存分に引き寄せていく。
出来ることならば彼女を、自分の・・・自分だけの存在にしてしまいたい気がしていた。
名残惜しく口唇と舌先を離して、彼女の頭を僕の鼻先に近づけた。
大人の女性のシャンプーの香りが、彼女に対比して僕の鼻腔を駆け巡ったときに、聖剣が2度、3度と大きく膨らみ律動していた。
「〇〇さん。」
僕は彼女を見つめながら、彼女に女神の光る衣をふんわりと被せた。
「可愛らしい体型に、大人を感じさせる背伸びをした香り・・・、そのギャップは間違いなく君の武器だよ。」
「ふんわりとした服装は華奢な身体をより引き立ててくれる。」
「僕は、君をより守ってあげたくなるんだ。」
「僕なんかは、いつも君を後ろから見詰めて、その香りをたのしんでいるんだよ。」
「えっ、ほんとに?・・・すごくうれしい!」
彼女は本当に嬉しいそうに涙を浮かべながらにっこり笑った。
彼女は僕に、ぎゅっと抱きついてキスをしてくれた。
もう、この女の子を離せなくなってしまいそうだった。
光のジャボンに包まれてゆく彼女が弾けて消えてしまうまで、僕は愛おしく彼女を抱き続けた。
いつのまにか弾けた光のシャボンは、〇〇さんを現実に引き戻していった。
あとに残っているのは、自分を固く守る鎧と、ちぎれたスポーツブラだけだった。
『あぁ、僕も今現実に引き戻されようとしている。』
このブラジャーをお土産にと思い手を伸ばしたが、
今少し届かぬ所で現実に身体が引き戻されて行くようであった。
ゆっくりと覚醒する爽やかな朝日の中で、目が覚めていく。
ねっとりとした感触が、僕のパンツの中で大人の香りを放っていた。
次回、未来の輝きに魅せられて ① に続きます
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