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ダンジョン攻略 1
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「右!」
「分かった!」
現在、ダンジョン25階内。
直線などほぼ無に近い状態で必死に走っている。
なぜかって?
魔物に追われているからだ。
まさかミノタウロス系の大型魔物が複数襲ってくるとは思わないじゃん?
シモンやトレバー達も予想外の魔物で、逃げるという選択肢を取っている。
お荷物な俺がいるからな。
今はシモンの脇に抱えられて移動中。俺が走るよりも早いんだもんな…。
こいつの体力はどうなってんだ?
そんなこんなで必死に路を予想しながら走り抜ける。
ルスのやつも容赦なく路を変えてくるからな。
けど、もう一度潜ってみて分かったことがある。
「右ッ!」
「りょー…かい!」
ヒューが走りながら弓を引き、前に現れた狼の魔物を倒していく。
そして右に曲がる前に、ちらりと後ろを見れば大型の魔物はすでに見えなくて。
それにほっとしながら「もういない」と声にすれば、4人の足が止まった。
はぁはぁと肩で息を吐きながら汗をぬぐうトレバー達だけど、シモンは肩を動かしているだけ。
俺を抱えて走ったのにも関わらず。
体力おばけか。
狼の魔物が残したものを回収して、少しだけ休憩。
ぐるぐると左右に振られ、どこを走っているのか一瞬分からなくなったけど、すぐさま脳内マップで確認する。
「もう少し行けば中央部だ」
「マジか」
「結構近いからそっち行った方が安全かも」
「そうだな。歩けるか?」
「ああ。大丈夫だ」
トレバー達が頷き、中央を目指して歩けば、路は変わらなかったけど大型の魔物とコンニチワ。
俺はやっぱり邪魔にならないように隅に移動して、身体をひたすら小さくしてびくぶると震える。
4人、しかもシモンが戦闘に参加しているからか、さくっと終了。
すげー…。
残った鉱物やら宝石やらを回収して歩き出せば、予想よりも早く中央部分へと到着。
やっぱり数だな!
「めちゃくちゃ早いな」
「分かる」
「人数で押せばめちゃくちゃ難易度が下がるんだな」
トレバー達の言葉に「そうだな」と苦笑いを浮かべると、カバンからビンを取り出す。
「はい」
「おー。助かるー」
「グレンとヒューも」
「ありがとな」
「休憩できる幸せ」
ハワードから借りたのは前回使ったウエストポーチじゃなくて、斜め掛けのカバン。
あれだ。光る植物シリーズを採るためにハワードが使ってたやつ。俺用にちょびっとだけ改造してもらったそれを今回借りてる。
これなら左腕だけでカバンが開けられるからって理由なんだけど。それに内容量がたっぷりだぞ!
ざっとポーションが10本以上入ってる優れモノ!
「はい。シモンも」
「ああ」
ほいよ、と不味くないポーションを4人に渡してから、俺は周りを見てみる。
朝から始まった25階攻略。
たくさんの冒険者と第一、第二騎士団。
戦闘ができる人間のほとんどがダンジョン前に集まっていた。
冒険者はあらかじめ国に参加登録をするシステムらしい。万が一、戻らない人がいたらそれを確認できる為、と聞いた時は少しだけ胸が痛んだが、ダンジョン攻略とはそういうものだからねとハワードに慰められた。
むしろ高難易度のダンジョンで戻ってこれる方が稀だ、とも。
分かってはいたけれど、やっぱり辛い。
そして俺たちが先行し、ダンジョンに潜る。目的は攻略。踏破ではない。
俺たちが出口を見つけ、攻略に成功しても踏破にはならない。あくまで冒険者が攻略して、初めて踏破になるみたい。
だから、冒険者たちは踏破を目指し、俺たちは攻略を目指すという違う目的があるからか、喧嘩にはならない。ちなみに騎士団が先に攻略しても踏破にはならない。
だからか、冒険者の顔にはやる気が満ちていて。
それに安心しながら、冒険者が潜る4刻前…1時間前から潜り始めた。
初めはやっぱり右に左に振られ、魔物もわんさか。行き止まりも当たり前だったが、冒険者が潜ってからは行き止まりが急激に減った。
右に左に振られるのは変わらないけど。
それに戦闘の音もあちこちで聞こえるようになってからは、路が二択になった。
そう。これが気付いたこと。
どうやら二択ならば行き止まりはない。代わりに三択、四択になると行き止まりが現れる。
それをルスも理解しているのか、今のところは二択しか現れない。その為、さくさくと中央部分に来たわけだけど。
「これから行き止まりが連発するんだろうな…」
「行き止まりがあっても戻ればいいさ」
「オレたちはハルトを信じてるからな」
「…うん」
中央部分までは直線…とはいっても大幅に大回りをしながら来たが、問題はここから。
ゴールは南側だと踏んでいるから、今まで以上に路が複雑に、そして選択肢が増える。
気を引き締めないと全員が路に迷いかねない。だからここからは俺のマッピング能力とスキルが重要になってくる。
だけど。
「スキルの使い方、マジでわからん」
「気にすんなって。スキルはいざという時だけでいいしな」
「そうそう。それにスキルにばっか頼ってたら攻略してもつまらん」
こん、と空になったビンを床に置けば、すぐさまずぶずぶと飲み込まれていく。
そう、実は昨晩ルスが現れて“魔物の残したものはそのまま残す。だが冷たいものは即吸収する”と一方的に告げて消えた。
それを今日の朝、ハワードに告げれば「マジか」と食べてたクッキーを落としていた。
それもあって、ビンやらなんやらは即吸収されていく。その方が戦闘の邪魔にならないからいいんだけどね。
「残り半分。さて、どうなるか」
「ハルト。短剣はちゃんとあるな?」
「あるよ。できれば使いたくないけど」
「使う時はおれ達がやばい時だしな。そうならないようにするさ」
そう言って頭を撫でるトレバーに「そうだな」と頷く。
実は延期した1週間を使って、俺は短剣の指導を受けていた。
万が一を考え、俺も一応自衛しなければならい。その為に1週間、トレバーとヒューに短剣の使い方を教わっていた。グレンは短剣が苦手だ、と苦笑いを浮かべていたから、動きを見てもらっていた。
おかげでなんとか形にはなったけど、実戦には向かない。
ナイフ一本で警察にあれこれ言われる世の中だったからな。しかも相手は生き物。絶対に使いたくない物。
そして1週間の相棒は今、ベルトの後ろ側に固定してある。左側を柄にして。つまり引き抜けばすぐさま使えるようになっている。
これがウエストポーチを貸してもらわなかった理由でもある。
もしもウエストポーチだったら、腰周りがごちゃごちゃしていざという時に必要なものが手にできない。
かといって足だと転んだときにうっかり刺さりかねないのだ。
「さて、と。ハルト準備はいいか?」
「大丈夫。いける」
「心強い返事で助かる」
ぽんと左肩を叩かれると、こくりと頷く。
「でもここ、前来た時よりも静かだね」
「なんか音がしてたのか?」
「うん。どんな音なのかは説明しづらいけど」
「そっか。じゃあ何かしら変化があったのかもしれないな」
「…そうだね」
そう。攻略するにあたって路選びをするときに直線で進むのがやっぱり早いだろう、ということで中央部分を突破する、ということになった。
その時のシモンの顔は怖くて見れなかったけど「それが一番早いし安全だろう」という声には迷いも躊躇いもなかった。そのことにほっとしながらも、少しだけ悔しくて。
でも、ここの攻略を終えるまえに気持ちの整理はきっちりと付けた。
俺は、シモンがそういう意味で好きなんだって気付いた。
ああ。認めよう。
そうだよ。俺はシモンが好きだ。
でもさ。気付いたところで実るわけがないんだ。
俺は男で、シモンも男。
それはどうにかなるとは思うけれど、シモンの心にはルカさんがいる。
だからどう頑張ってもこの気持ちは実らない。
ならば、ということで1週間、甘えまくったさ。ああ! めちゃくちゃな!
いい思い出として残せるならと、虚しいくらいに甘えまくった。
結局は好きが倍になっただけだったけどな。
くそ…。
でもそのお陰もあって、身体も心も軽い。
きっと素直になれなかったのは、俺自身が保身で利用してたからだと思う。
罪悪感が少なからずあったから、気持ちも否定してたんだ。
だからさ。
「攻略したら聞いてほしいことがある」
って今日の朝、宣言したんだ。
俺の保身で利用しててごめんなさい。そして好きになってごめんなさい、と伝えるつもり。
でもそれを終えたら俺はきっと新しく歩き出せる。まぁ、気持ちのけじめだ。
それに、トレバー達にも「行くとこなくなったらここにいてもいい?」って聞いたら「こいこい。ダンジョン巡りしようや」と笑って答えてくれた。
右腕もそうだけど、どうなるかはまだ分からない。
攻略に失敗する可能性だってある。だから今は攻略に集中するだけ。
顔を上げて、前来た時の路を思いだしながら最短距離の路を導き出していく。
「よし。ここの路、行こうか」
そう決めて、俺たちは歩き出す。
目指すはダンジョン最奥、26階に降りるための出口。
“ふむ、まだ余裕がありそうだな。だがこの先は我も本気を出すぞ? ハルト。我をがっかりさせるなよ?”
「分かった!」
現在、ダンジョン25階内。
直線などほぼ無に近い状態で必死に走っている。
なぜかって?
魔物に追われているからだ。
まさかミノタウロス系の大型魔物が複数襲ってくるとは思わないじゃん?
シモンやトレバー達も予想外の魔物で、逃げるという選択肢を取っている。
お荷物な俺がいるからな。
今はシモンの脇に抱えられて移動中。俺が走るよりも早いんだもんな…。
こいつの体力はどうなってんだ?
そんなこんなで必死に路を予想しながら走り抜ける。
ルスのやつも容赦なく路を変えてくるからな。
けど、もう一度潜ってみて分かったことがある。
「右ッ!」
「りょー…かい!」
ヒューが走りながら弓を引き、前に現れた狼の魔物を倒していく。
そして右に曲がる前に、ちらりと後ろを見れば大型の魔物はすでに見えなくて。
それにほっとしながら「もういない」と声にすれば、4人の足が止まった。
はぁはぁと肩で息を吐きながら汗をぬぐうトレバー達だけど、シモンは肩を動かしているだけ。
俺を抱えて走ったのにも関わらず。
体力おばけか。
狼の魔物が残したものを回収して、少しだけ休憩。
ぐるぐると左右に振られ、どこを走っているのか一瞬分からなくなったけど、すぐさま脳内マップで確認する。
「もう少し行けば中央部だ」
「マジか」
「結構近いからそっち行った方が安全かも」
「そうだな。歩けるか?」
「ああ。大丈夫だ」
トレバー達が頷き、中央を目指して歩けば、路は変わらなかったけど大型の魔物とコンニチワ。
俺はやっぱり邪魔にならないように隅に移動して、身体をひたすら小さくしてびくぶると震える。
4人、しかもシモンが戦闘に参加しているからか、さくっと終了。
すげー…。
残った鉱物やら宝石やらを回収して歩き出せば、予想よりも早く中央部分へと到着。
やっぱり数だな!
「めちゃくちゃ早いな」
「分かる」
「人数で押せばめちゃくちゃ難易度が下がるんだな」
トレバー達の言葉に「そうだな」と苦笑いを浮かべると、カバンからビンを取り出す。
「はい」
「おー。助かるー」
「グレンとヒューも」
「ありがとな」
「休憩できる幸せ」
ハワードから借りたのは前回使ったウエストポーチじゃなくて、斜め掛けのカバン。
あれだ。光る植物シリーズを採るためにハワードが使ってたやつ。俺用にちょびっとだけ改造してもらったそれを今回借りてる。
これなら左腕だけでカバンが開けられるからって理由なんだけど。それに内容量がたっぷりだぞ!
ざっとポーションが10本以上入ってる優れモノ!
「はい。シモンも」
「ああ」
ほいよ、と不味くないポーションを4人に渡してから、俺は周りを見てみる。
朝から始まった25階攻略。
たくさんの冒険者と第一、第二騎士団。
戦闘ができる人間のほとんどがダンジョン前に集まっていた。
冒険者はあらかじめ国に参加登録をするシステムらしい。万が一、戻らない人がいたらそれを確認できる為、と聞いた時は少しだけ胸が痛んだが、ダンジョン攻略とはそういうものだからねとハワードに慰められた。
むしろ高難易度のダンジョンで戻ってこれる方が稀だ、とも。
分かってはいたけれど、やっぱり辛い。
そして俺たちが先行し、ダンジョンに潜る。目的は攻略。踏破ではない。
俺たちが出口を見つけ、攻略に成功しても踏破にはならない。あくまで冒険者が攻略して、初めて踏破になるみたい。
だから、冒険者たちは踏破を目指し、俺たちは攻略を目指すという違う目的があるからか、喧嘩にはならない。ちなみに騎士団が先に攻略しても踏破にはならない。
だからか、冒険者の顔にはやる気が満ちていて。
それに安心しながら、冒険者が潜る4刻前…1時間前から潜り始めた。
初めはやっぱり右に左に振られ、魔物もわんさか。行き止まりも当たり前だったが、冒険者が潜ってからは行き止まりが急激に減った。
右に左に振られるのは変わらないけど。
それに戦闘の音もあちこちで聞こえるようになってからは、路が二択になった。
そう。これが気付いたこと。
どうやら二択ならば行き止まりはない。代わりに三択、四択になると行き止まりが現れる。
それをルスも理解しているのか、今のところは二択しか現れない。その為、さくさくと中央部分に来たわけだけど。
「これから行き止まりが連発するんだろうな…」
「行き止まりがあっても戻ればいいさ」
「オレたちはハルトを信じてるからな」
「…うん」
中央部分までは直線…とはいっても大幅に大回りをしながら来たが、問題はここから。
ゴールは南側だと踏んでいるから、今まで以上に路が複雑に、そして選択肢が増える。
気を引き締めないと全員が路に迷いかねない。だからここからは俺のマッピング能力とスキルが重要になってくる。
だけど。
「スキルの使い方、マジでわからん」
「気にすんなって。スキルはいざという時だけでいいしな」
「そうそう。それにスキルにばっか頼ってたら攻略してもつまらん」
こん、と空になったビンを床に置けば、すぐさまずぶずぶと飲み込まれていく。
そう、実は昨晩ルスが現れて“魔物の残したものはそのまま残す。だが冷たいものは即吸収する”と一方的に告げて消えた。
それを今日の朝、ハワードに告げれば「マジか」と食べてたクッキーを落としていた。
それもあって、ビンやらなんやらは即吸収されていく。その方が戦闘の邪魔にならないからいいんだけどね。
「残り半分。さて、どうなるか」
「ハルト。短剣はちゃんとあるな?」
「あるよ。できれば使いたくないけど」
「使う時はおれ達がやばい時だしな。そうならないようにするさ」
そう言って頭を撫でるトレバーに「そうだな」と頷く。
実は延期した1週間を使って、俺は短剣の指導を受けていた。
万が一を考え、俺も一応自衛しなければならい。その為に1週間、トレバーとヒューに短剣の使い方を教わっていた。グレンは短剣が苦手だ、と苦笑いを浮かべていたから、動きを見てもらっていた。
おかげでなんとか形にはなったけど、実戦には向かない。
ナイフ一本で警察にあれこれ言われる世の中だったからな。しかも相手は生き物。絶対に使いたくない物。
そして1週間の相棒は今、ベルトの後ろ側に固定してある。左側を柄にして。つまり引き抜けばすぐさま使えるようになっている。
これがウエストポーチを貸してもらわなかった理由でもある。
もしもウエストポーチだったら、腰周りがごちゃごちゃしていざという時に必要なものが手にできない。
かといって足だと転んだときにうっかり刺さりかねないのだ。
「さて、と。ハルト準備はいいか?」
「大丈夫。いける」
「心強い返事で助かる」
ぽんと左肩を叩かれると、こくりと頷く。
「でもここ、前来た時よりも静かだね」
「なんか音がしてたのか?」
「うん。どんな音なのかは説明しづらいけど」
「そっか。じゃあ何かしら変化があったのかもしれないな」
「…そうだね」
そう。攻略するにあたって路選びをするときに直線で進むのがやっぱり早いだろう、ということで中央部分を突破する、ということになった。
その時のシモンの顔は怖くて見れなかったけど「それが一番早いし安全だろう」という声には迷いも躊躇いもなかった。そのことにほっとしながらも、少しだけ悔しくて。
でも、ここの攻略を終えるまえに気持ちの整理はきっちりと付けた。
俺は、シモンがそういう意味で好きなんだって気付いた。
ああ。認めよう。
そうだよ。俺はシモンが好きだ。
でもさ。気付いたところで実るわけがないんだ。
俺は男で、シモンも男。
それはどうにかなるとは思うけれど、シモンの心にはルカさんがいる。
だからどう頑張ってもこの気持ちは実らない。
ならば、ということで1週間、甘えまくったさ。ああ! めちゃくちゃな!
いい思い出として残せるならと、虚しいくらいに甘えまくった。
結局は好きが倍になっただけだったけどな。
くそ…。
でもそのお陰もあって、身体も心も軽い。
きっと素直になれなかったのは、俺自身が保身で利用してたからだと思う。
罪悪感が少なからずあったから、気持ちも否定してたんだ。
だからさ。
「攻略したら聞いてほしいことがある」
って今日の朝、宣言したんだ。
俺の保身で利用しててごめんなさい。そして好きになってごめんなさい、と伝えるつもり。
でもそれを終えたら俺はきっと新しく歩き出せる。まぁ、気持ちのけじめだ。
それに、トレバー達にも「行くとこなくなったらここにいてもいい?」って聞いたら「こいこい。ダンジョン巡りしようや」と笑って答えてくれた。
右腕もそうだけど、どうなるかはまだ分からない。
攻略に失敗する可能性だってある。だから今は攻略に集中するだけ。
顔を上げて、前来た時の路を思いだしながら最短距離の路を導き出していく。
「よし。ここの路、行こうか」
そう決めて、俺たちは歩き出す。
目指すはダンジョン最奥、26階に降りるための出口。
“ふむ、まだ余裕がありそうだな。だがこの先は我も本気を出すぞ? ハルト。我をがっかりさせるなよ?”
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