上 下
148 / 165

機人裁判 Bパート

しおりを挟む
 ※ロクでもない法廷バトルが続きますがご容赦ください。

「検事の立証は以上ぉ~とする!次は被告人の立証を~適当にと、おもうよぉ!」

 クソッ!裁判長の野郎!
 秋山森○進みたいな喋り方しやがって!!

(えーっと、ナビさん、立証って、具体的になにをするの?)

(要は検察の出した「やった証拠」に対してこちらは「やってない証拠」を突き付けます。検察の出した証拠がここまでムチャクチャとは思いませんでしたが)

(……あの異次元から生まれた捏造証拠をどうやって否定すりゃいいの?って思ってたけど、相手の証拠の否定はしなくていいんだ)

(そんなことしたら、ただの口ケンカに終始してしますからね。裁判とはケンカではないのです)

(じゃあ、あれか?報告書の内容のおさらいと言うか、建築をどうやっていたか、ヤマリーが何をしていたか、事実だけを淡々と述べるか)

(Cis. 具体的には、議員会館をどうやって作ったのか?あとはヤマリー・カキントンがあの場で何をしてたのか、そして死亡した原因は何かですね)

(ふむ、下手にワイン圧搾機の作り話しないで、全部説明したらどうだろう?)

(連中に理解できますかね?)

(連中に理解させないのが目的だ。俺の方が正しいかも?という雰囲気で押し通す。俺はこの裁判をゲームとして見て、そちらの方が攻略法として正しいと感じてる)

(Cis. であるならば、ナビは機人様の直感を信じて支援しましょう)

(ありがとうナビ)

「被告人として立証を行う。まず議員会館は設計に基づき建築されている最中であった。ここはよいか?」

「うむ、建設途中であったと聞いている。受け取った報告書にもそう書いてあるな」

 ザワザワ・・・あの分厚い報告書を呼んだのか?
 見出し以外も読むとは、さすがネコマだ・・・ガヤガヤ

 外野が何かおかしなこと言ってるぞオイ?!

 なんで中身を読むだけですげえ奴扱いなんだよ?!
 普通は見出しを読んだら、本文も読むんだよ!見出しで満足すんな!!

「提出した報告書にも書いているが、繰り返そう。「建物は完成していない」つまり検察の立証はそもそも成り立たない」

「検察の主張はつまり、営業の始まる前、建物すらできていない、コックもウェイターもいないレストランで客が食中毒を起こしたと主張しているに等しい内容だ」

 ザワザワ・・・バカな・・・!ガヤガヤ・・・!ネコマのアホ・・・!

 ククク……まずは事実を元に、根拠を崩してやったぜ。
 クソ外交に慣れた外道プレイヤーの詭弁スキルの高さをなめるなよ?

 重要なのは小難しいことを言った後、シンプルな言葉や例えに言い換えることだ。

 簡単な説明を受けると、相手はその気になって、多少不適切な例えでも、正しいという雰囲気を見出す。

 より簡単な表現で言い換える理由は他にもある。

 それは、「まだわかんないよ?」と突っ込みできなくなるという心理だ。

 簡単な説明を受けた後に聞きなおすと、「他人からバカと思われるかもしれない」という、心理的ブレーキが聞き手にかかる。これは聴衆が多いほど効果的だ。

 これによって俺はペースを大きく握ることができる。

 そして重要なのは、ここから考える時間を与えない事だ。
 時間をかけると、「この例え、あんま関係なくねぇ?」とあっさりとバレる。

 詭弁とは機動戦なのだ。つまりこれは敵の抵抗を弱めるための陽動だ。
 本命に用意している一撃を、大打撃にするための準備なのだ。

「そしてヤマリー・カキントンの死因だが、これは事故である。彼女は《許可なく》建築現場に立ち入り、《意味不明》だがワインを要求し、工程に巻き込まれて死亡した」

 許可なく、意味不明というネガティブな言葉にアクセントをつけて強調する。
 これもカキントンの証言をおとしめる印象操作だ。

 ざわ・・・ざわ・・・

「証拠は報告書にある通りだが、実演しようと思う」

「実演、だと?」

 ネコマは何をバカな?という顔でこちらを見ている。
 まあそうなるよね。俺もお前さんの立場ならそう思うわ。

「まず、ワインに限らず食品というものは化合物だ。つまり根っことなる材料は同じものだ……弁護人ミリア、バーガーと飲み物を」

「あっはい!」

 俺はランチボックスからとりだされた、ジュースとバーガーを証言台に置く。

「つまりこういう事だ。我々機人と血縁にある眷属には、ある機能が備わっている。つまり物質を再構成し、組み替える能力だ」

 俺はバーガーとジュースをお腹に入れた後、お腹から「ワイン」を取り出す。

 傍聴人からはマジックだ!トリックだ!魔法だ!などと様々な言葉が飛び出す。
 
「建築に当たっては、このように石材から壁を再構成している」

俺はクラフトメニューから何時もやっているように、光を飛ばして裁判所の中にでんっとT-wallを出現させる。こいつも久しぶりに見た気がするな。

「そして報告書にある通り、ヤマリー・カキントンはワインを求めた際に、眷属にこう指示した。『なんでも使って良いと』そして眷属はその通りにした」

「では殺人ではないか!」

「検察は許可なく発言しないと、思う……よぉ!」

 俺は「くっ」と悔しがるネコマをよそに立証を続ける。

「繰り返すがこれは事故だ。本来立ち入りに許可が必要な建築現場に、許可なく立ち入るという違反を先に行ったのはヤマリー・カキントンである」

「さらに報告書に記載されている通り、現場に看板を設置する等の義務は果たしている。ヤマリー・カキントンはそれを無視して関係者以外立ち入り禁止のエリアに侵入している」

 ガヤガヤ・・・悪いのはヤマリーじゃん・・・

「そもそも事件現場は建築現場であり、食品の生産を企図していない。安全管理者は存在しない。そこで意味不明な行動をおこし、その事故により死亡した」

「異議あり!!裁判長サイバンチョ!発言を許してください!!」

「発言を、ゆるすよぉ~!」

「彼らポトポトは新世界秩序を作ろうとしている、『悪魔的エリート集団』を率いており、高度に暗号化された文章でその真意を伝達しています」

「証拠は巧妙に隠されています。国家の中に潜む国家、深淵なる国家、ディープステイトと言ってもいいでしょう」

「証拠はありません、しかし皆さん!!騙されないでください!ここまで証拠がないことが存在するでしょうか?!

「そう、ここまで証拠が残らないことはあり得ません!これこそがディープステイトが存在する証拠なのです!」

「私たち検察は傍聴人の正義を愛する心を信じます!ラメリカ万歳!!!」

 ――そうだ!!ラメリカ万歳!!RSA!!RSA!!

 クソッ!どっちが印象操作だよ?!!
 なんちゅう滅茶苦茶な論理だ。無いから在ります?アホか?!

 しかしネコマの発言で、傍聴人のアホどもの雰囲気は一気に変わった。
 ……これは不味いかもしれない。まるで常識が通用しないぞ?

 頭痛がしてくるな、頭ないけど。
 しかしどんだけ雰囲気に流されやすいんだよ、ラメリカの連中は。

「あの、弁護人からもよいでしょうか!」

 ミリアさんがすっと手を上げた。ポトポトの妖怪だったミリアさん。
 しかし今日だけは何故か俺には女神のように見えた。

 マグロのDHAが見せた、束の間の幻影にすぎなくても、俺はこの幻影を信じようと思った。なぜかそうさせる雰囲気があった。

「機人様は人間に迫害されていた私たち、少数派に過ぎなかった私たちをあえて助け、そのあともずっと面倒を見てくださっています」

「一度は人の国、オーマを滅亡寸前に追い詰めるまで戦いました。しかしその後は、人とエルフ間の争いも止めさせました」

「我々エルフの間に、迫害した人への憎しみが完全に消え去ったからではありません。むしろ強いままです。ではなぜ戦う事を止めたか?」

「それは、最後のひと刺しを止める心がまだあったからです。彼らが居なくなった後の事を考えたからです。人を殺した手は次に何処へ向かうかを考えたからです」

「あなた達の言うディープステイトが何かはよくわかりません。国家の中に潜む国家とは、つまり家族、その中のあなた達一人一人の事を指すのではないでしょうか?」

「我々の求める真なる国家は何処にも存在しません、それはあなた達の心、平和を求める心のうちに存在するからです。」

(ナビさん、流石にミリアさんに吹き込み過ぎじゃない?なんかスゲーこと言いだしてるけど?)

(いえ、私とくになにもしてませんよ。これたぶん彼女の本心かと)

(……マジかぁ、DHAってすげえんだな)
(Cis. 機人様も食べてみます?基盤がショートして死ぬと思いますけど)

 ガヤガヤ・・・ザワザワ・・・天使だ・・・

「せいしゅくに!これより判決を~言い渡すとぉ~……思うよぉ?」


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

クラップロイド

しいたけのこ
SF
 極秘ファイル:クラップロイドに関して…『彼』は数々の事件現場で目撃され、その怪力、超スピードを使って事件を解決する様が市民たちに目撃されている。素顔は鋼鉄のマスクのようなもので隠されており、人物特定は未だ為されていない。

アルビオン王国宙軍士官物語(クリフエッジシリーズ合本版)

愛山雄町
SF
 ハヤカワ文庫さんのSF好きにお勧め! ■■■  人類が宇宙に進出して約五千年後、地球より数千光年離れた銀河系ペルセウス腕を舞台に、後に“クリフエッジ(崖っぷち)”と呼ばれることになるアルビオン王国軍士官クリフォード・カスバート・コリングウッドの物語。 ■■■  宇宙暦4500年代、銀河系ペルセウス腕には四つの政治勢力、「アルビオン王国」、「ゾンファ共和国」、「スヴァローグ帝国」、「自由星系国家連合」が割拠していた。  アルビオン王国は領土的野心の強いゾンファ共和国とスヴァローグ帝国と戦い続けている。  4512年、アルビオン王国に一人の英雄が登場した。  その名はクリフォード・カスバート・コリングウッド。  彼は柔軟な思考と確固たる信念の持ち主で、敵国の野望を打ち砕いていく。 ■■■  小説家になろうで「クリフエッジシリーズ」として投稿している作品を合本版として、こちらでも投稿することにしました。 ■■■ 小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+でも投稿しております。

ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。 獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。 俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。 単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。 ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。 大抵ガチャがあるんだよな。 幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。 だが俺は運がなかった。 ゲームの話ではないぞ? 現実で、だ。 疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。 そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。 そのまま帰らぬ人となったようだ。 で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。 どうやら異世界だ。 魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。 しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。 10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。 そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。 5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。 残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。 そんなある日、変化がやってきた。 疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。 その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。

ヴァイオレント・ノクターン

乃寅
SF
東条大和が生まれ育った町《紙越町》に帰郷すると町は壊滅していた。 それが国際テロ組織《グラウ・リッター》による仕業であると知り、大和は平和を奪還する為に武器を握る。 ──時は東京オリンピックから7年経過した2027年の日本 東京オリンピックで発生した人類史上最悪のテロ《五輪事件》によって日本国内でも当たり前の様にテロが発生する様になった。 そんなテロに対抗するために創設された《対テロ党》と民間企業《イージス》── イージス直営の戦闘員養成校《イージス学園》で繰り広げられる少年少女たちの行動原理が交差し、一つの真実へと至る物語── ※2〜3日に一度更新する予定です(現在更新停止中)。 ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

御手洗くんの紛うことなき現代社会での滑稽な非日常について。

されど電波おやぢは妄想を騙る
SF
【改稿版】  高校時代からのとあるバイト先で、卒業と同時にそのまま社員登用されたオレ――御手洗そーぢ。  実姉の華奈子と取り巻くヒト達のお陰で、不幸な生い立ちの幼少期からは考えられない、俗に言うシンデレラ・ストーリーに乗っかってしまうこととなった今現在。  ひょんなことから現代社会では、到底、有り得ないような、摩訶不思議と言うか常識ハズレと言うかな、とっても滑稽な体験を次々とさせられることとなるわけで。  と言うかさ、次々と巻き込まれていくだけなんですけど? どーしてこーなった⁉︎  斗家と伏木家に所縁のある御手洗姉弟を中心に、摩訶不思議なモノ騙りが始まるのだった――。  ◇◇◇  ※このモノ騙りは『紛うことなき〜』のスピンオフ、或いはクロスオーバー、はたまたサブストーリー、間違って背景だけ同じのオリジナルに成るか為らざるか⁉︎  執筆してる筆者にしても現時点ではどーなっていくか、全く予想だにしていないと言う驚愕の事実。  つまり、知らない。解らない。  更に言うと、予定は未定(笑)

【完結】Atlantis World Online-定年から始めるVRMMO-

双葉 鳴|◉〻◉)
SF
Atlantis World Online。 そこは古代文明の後にできたファンタジー世界。 プレイヤーは古代文明の末裔を名乗るNPCと交友を測り、歴史に隠された謎を解き明かす使命を持っていた。 しかし多くのプレイヤーは目先のモンスター討伐に明け暮れ、謎は置き去りにされていた。 主人公、笹井裕次郎は定年を迎えたばかりのお爺ちゃん。 孫に誘われて参加したそのゲームで幼少時に嗜んだコミックの主人公を投影し、アキカゼ・ハヤテとして活動する。 その常識にとらわれない発想力、謎の行動力を遺憾なく発揮し、多くの先行プレイヤーが見落とした謎をバンバンと発掘していった。 多くのプレイヤー達に賞賛され、やがて有名プレイヤーとしてその知名度を上げていくことになる。 「|◉〻◉)有名は有名でも地雷という意味では?」 「君にだけは言われたくなかった」 ヘンテコで奇抜なプレイヤー、NPC多数! 圧倒的〝ほのぼの〟で送るMMO活劇、ここに開幕。 ===========目録====================== 1章:お爺ちゃんとVR   【1〜57話】 2章:お爺ちゃんとクラン  【58〜108話】 3章:お爺ちゃんと古代の導き【109〜238話】 4章:お爺ちゃんと生配信  【239話〜355話】 5章:お爺ちゃんと聖魔大戦 【356話〜497話】 ==================================== 2020.03.21_掲載 2020.05.24_100話達成 2020.09.29_200話達成 2021.02.19_300話達成 2021.11.05_400話達成 2022.06.25_完結!

40代(男)アバターで無双する少女

かのよ
SF
同年代の子達と放課後寄り道するよりも、VRMMOでおじさんになってるほうが幸せだ。オープンフィールドの狩りゲーで大剣使いをしているガルドこと佐野みずき。女子高生であることを完璧に隠しながら、親父どもが集まるギルドにいい感じに馴染んでいる…! ひたすらクエストをやりこみ、酒場で仲間と談笑しているおじさんの皮を被った17歳。しかし平穏だった非日常を、唐突なギルドのオフ会とログアウト不可能の文字が破壊する! 序盤はVRMMO+日常系、中盤から転移系の物語に移行していきます。 表紙は茶二三様から頂きました!ありがとうございます!! 校正を加え同人誌版を出しています! https://00kanoyooo.booth.pm/ こちらにて通販しています。 更新は定期日程で毎月4回行います(2・9・17・23日です) 小説家になろうにも「40代(男)アバターで無双するJK」という名前で投稿しています。 この作品はフィクションです。作中における犯罪行為を真似すると犯罪になります。それらを認可・奨励するものではありません。

モニターに応募したら、系外惑星に来てしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。

津嶋朋靖(つしまともやす)
SF
近未来、物体の原子レベルまでの三次元構造を読みとるスキャナーが開発された。 とある企業で、そのスキャナーを使って人間の三次元データを集めるプロジェクトがスタートする。 主人公、北村海斗は、高額の報酬につられてデータを取るモニターに応募した。 スキャナーの中に入れられた海斗は、いつの間にか眠ってしまう。 そして、目が覚めた時、彼は見知らぬ世界にいたのだ。 いったい、寝ている間に何が起きたのか? 彼の前に現れたメイド姿のアンドロイドから、驚愕の事実を聞かされる。 ここは、二百年後の太陽系外の地球類似惑星。 そして、海斗は海斗であって海斗ではない。 二百年前にスキャナーで読み取られたデータを元に、三次元プリンターで作られたコピー人間だったのだ。 この惑星で生きていかざるを得なくなった海斗は、次第にこの惑星での争いに巻き込まれていく。 (この作品は小説家になろうとマグネットにも投稿してます)

処理中です...