あの素晴らしい愛をもう一度

仏白目

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幸いな事にセレスが嫁いできて天候は安定し葡萄畑もキラキラと順調に成長した

落ち着いた生活の中で子供にも恵まれて、私の実家との事業のワイナリーも軌道に乗って 順風満帆な生活を送っていた


「王都育ちの私が自然豊かな生活を送っていても何の不満もなかったわ
ジャレッドとの生活は楽しくて子供達は可愛くて緑豊かな土地とワインは私の生活の
全てだったの」



そんな時はあっという間に過ぎていき、貴族の子供達は12歳で王都の王立学園に入学する 


「どうだろう、今は領地も落ち着いているしローレンスの入学に合わせて王都に移らないか?」
朝食の席でジャレッドからの提案だった

「あら、よろしいのですか?」
「ああ、その方がローレンスもジュリアナも安心して学園に通えるだろう?
ワイナリーも従業員達で上手く回っているから 私が時々領地に通えば上手くやれるよ」

「うれしいわ!寄宿舎は不安だったの! 
お父様ありがとう!」

「ジュリアナはまだ入学は先だろう?気が早いなー」

「お兄様が心配だったのよ!」

「え?酷いな、、、でも、うれしいです
ずっと学園で過ごす事に不安はありましたから 家から通えるのは心強いです!」


「そうね、私も賛成だわ」


王都のお屋敷は前クリスティアーノ伯爵夫妻が生活していて、学園からは離れているので セレスの実家のバーグ侯爵家所有の邸宅を借りる事になった。
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