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ストレイヤ王国
13. ローズ家4
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次の日 学校もお休みの日で今日はのんびりと友人の勧めてくれた小説を読もうと東屋で転がっている
なんだか、ローズ公爵家が騒がしく、
何があるのかな?と思っていると、
お客様が来るとか、急に決まって
しかもリンゼアナ王国から王太子が?
あれ?王太子ってヴィクトリアお姉様の婚約者じゃない
まさか、一緒に来るとか?
10年経って大人になっただろうけど
会いたくないなぁ
まぁ、こんな庭の奥まで来ないだろうからゆっくりしていて大丈夫だろう
小説を暫く読んでいたら、眠くなって来た
顔に本を乗せて少し休憩しよ
「アンジェラ!こんな所で寝てたら風邪をひくぞ」
ん?この声は ミハイルお兄様?
大きなあくびをして、顔の上から本をどける、
「気持ち良くてつい・・」
そこにはミハイルお兄様と、なんだか見覚えのある男の人がいた
黒髪でストレートの長い髪を後ろで結んでいる
つり目の青い瞳
「久しぶりだな、アンジェラ」
「ああ、オルソン家の?ジェームズお兄様?」
「10年ぶりだな 」
「ええ、お久しぶりです」
久しぶりだが・・懐かしくはないので素っ気ない返事になってしまう
「・・・まあ、そうだよな・・仲の良い兄妹ってわけじゃなかったからな・・」
ミハイルお兄様が私の横に来て手を繋いでくれた
「ジェームズはアンジェラに話しがあって、今回リンゼアナ王太子に伴って来たらしいんだ
話しだけでも聞いて上げたらどうかな?」
「私に? わかりました」
応接室に行くと、ユリシア様とアリエルお姉様とリンゼアナの王太子が待っていた
「初めまして、マーカス.リンゼアナです」金髪で緑眼で少しぽっちゃりの優しい顔だち
「初めまして王太子様、アンジェラ.ローズです」
「早速だけど、私から話しをさせていただきたい 実は・・」
ジェームズお兄様の話だと マーカス王太子の婚約者だったヴィクトリアは日頃の生活態度がひどくお兄様が修道院に入れたそうだ、おそらく一生出ることは無いと、もちろん王太子の婚約者は解消したと、
王族は魔力の多い者を伴侶に迎えると、聞いている
なるほど、そういうことね
国内の貴族にはそれ程魔力量の多い者はいないから、私に話がふられたそうだ
オルソン家にはシャーロットがいるが、私より幼く11才
王太子はジェームズお兄様と同い年で21歳か、後継を作る事を考えるなら少しでも歳の差は縮めたいだろうね
男前では無いが鑑定すると、他の人にはない特性を持っている、
魔力量160000/特性 光 強運
なんか、これだけでこの人は多分大丈夫なんだろうな 全て成功しかあり得ない、そんな感じ チート能力だわ
「と、言う訳なんだ」とジェームズお兄様が話し終わると
ユリシア様がすぐに口を開いた
「あら、それならアリエルがいいじゃない?」
「そうだね、アリエルは18歳だし、魔力量だって300000はあるしアンジェラより多いよ」
ミハイルお兄様も後押ししている
「マーカス王太子様!私ではダメかしら?」
まさかのアリエルお姉様まで自ら売り込んでいる?
顔を真っ赤にしてマーカス王太子が
「お、お願いします」と頭を下げている
あれ?私は? そっちのけ?
・・・いや別にいいんだけど!
そしてアリエルお姉様とマーカス王太子の婚約が急ピッチで進められ、一年後には結婚と決まった。
私、挨拶だけで終わってしまったけど、
きっと、この結果も 強運のなせる技なんだろうなぁ
ユリシア様から後で聞いた話しでは
マーカス王太子はアリエルお姉様のタイプだったらしく本人は大喜びで運命を感じているそうだ!
お幸せに!
後日
「はぁ、でも良かったよ、アリエルとマーカス王太子が惹かれあってくれて」
ミハイルお兄様がほっとして言う
「アンジェラはまだ早いよ」
「ええ、 そういえば、お兄様はそろそろ婚約者を作ってもよいお年頃では?」
釣書は色々きているのよ、とユリシア様は言ってたのに
「うん、まあね 急ぐ事は無いと思ってるんだ もう少しね」
お兄様はヨハン様と同じ魔術師として活躍している、ローズ公爵家の嫡男でもあるし
おまけに髪はヨハン様の黒を継いでるけど、瞳や顔立ちはユリシア様よりの優しい美男子、ファンも多いから友人にもお兄様の事をよく聞かれる。
ふーん、誰か好きな人でもいるのかな?
応援しますよ!お兄様!
「うん、まあね 急ぐ事は無いと思ってるんだ もう少しね」
「ふふふっ じゃあまだお兄様に甘えられますわね?」
「アンジェラなら、ずっと甘えてくれていいよ」
「そこは、お兄様に婚約者が出来たらちゃんと弁えます」
「・・・うん 」
何か言いたげな顔をしてたけど、兄嫁にいびられる未来は避けないとね?
でも、ローズ家に恩返しはするからね
「夫婦の問題には口出しは出来ないけど
もう、本当にピンチの時はアンジェラを呼んで下さい!助けに行きますからね!」
「ええ?それは頼もしいな、その時はよろしく頼むよ」
お兄様は笑いながら、頭をポンポンした。
子供の戯言と思われているが、ローズ家のみんなには守護の魔法を仕掛けている
みんな強いから必要ないだろうけどさ
命の危機に発動する仕掛けだから、しかも悪意のある攻撃にはカウンター付きで!
陰ながら皆さんをお護りします!
なんだか、ローズ公爵家が騒がしく、
何があるのかな?と思っていると、
お客様が来るとか、急に決まって
しかもリンゼアナ王国から王太子が?
あれ?王太子ってヴィクトリアお姉様の婚約者じゃない
まさか、一緒に来るとか?
10年経って大人になっただろうけど
会いたくないなぁ
まぁ、こんな庭の奥まで来ないだろうからゆっくりしていて大丈夫だろう
小説を暫く読んでいたら、眠くなって来た
顔に本を乗せて少し休憩しよ
「アンジェラ!こんな所で寝てたら風邪をひくぞ」
ん?この声は ミハイルお兄様?
大きなあくびをして、顔の上から本をどける、
「気持ち良くてつい・・」
そこにはミハイルお兄様と、なんだか見覚えのある男の人がいた
黒髪でストレートの長い髪を後ろで結んでいる
つり目の青い瞳
「久しぶりだな、アンジェラ」
「ああ、オルソン家の?ジェームズお兄様?」
「10年ぶりだな 」
「ええ、お久しぶりです」
久しぶりだが・・懐かしくはないので素っ気ない返事になってしまう
「・・・まあ、そうだよな・・仲の良い兄妹ってわけじゃなかったからな・・」
ミハイルお兄様が私の横に来て手を繋いでくれた
「ジェームズはアンジェラに話しがあって、今回リンゼアナ王太子に伴って来たらしいんだ
話しだけでも聞いて上げたらどうかな?」
「私に? わかりました」
応接室に行くと、ユリシア様とアリエルお姉様とリンゼアナの王太子が待っていた
「初めまして、マーカス.リンゼアナです」金髪で緑眼で少しぽっちゃりの優しい顔だち
「初めまして王太子様、アンジェラ.ローズです」
「早速だけど、私から話しをさせていただきたい 実は・・」
ジェームズお兄様の話だと マーカス王太子の婚約者だったヴィクトリアは日頃の生活態度がひどくお兄様が修道院に入れたそうだ、おそらく一生出ることは無いと、もちろん王太子の婚約者は解消したと、
王族は魔力の多い者を伴侶に迎えると、聞いている
なるほど、そういうことね
国内の貴族にはそれ程魔力量の多い者はいないから、私に話がふられたそうだ
オルソン家にはシャーロットがいるが、私より幼く11才
王太子はジェームズお兄様と同い年で21歳か、後継を作る事を考えるなら少しでも歳の差は縮めたいだろうね
男前では無いが鑑定すると、他の人にはない特性を持っている、
魔力量160000/特性 光 強運
なんか、これだけでこの人は多分大丈夫なんだろうな 全て成功しかあり得ない、そんな感じ チート能力だわ
「と、言う訳なんだ」とジェームズお兄様が話し終わると
ユリシア様がすぐに口を開いた
「あら、それならアリエルがいいじゃない?」
「そうだね、アリエルは18歳だし、魔力量だって300000はあるしアンジェラより多いよ」
ミハイルお兄様も後押ししている
「マーカス王太子様!私ではダメかしら?」
まさかのアリエルお姉様まで自ら売り込んでいる?
顔を真っ赤にしてマーカス王太子が
「お、お願いします」と頭を下げている
あれ?私は? そっちのけ?
・・・いや別にいいんだけど!
そしてアリエルお姉様とマーカス王太子の婚約が急ピッチで進められ、一年後には結婚と決まった。
私、挨拶だけで終わってしまったけど、
きっと、この結果も 強運のなせる技なんだろうなぁ
ユリシア様から後で聞いた話しでは
マーカス王太子はアリエルお姉様のタイプだったらしく本人は大喜びで運命を感じているそうだ!
お幸せに!
後日
「はぁ、でも良かったよ、アリエルとマーカス王太子が惹かれあってくれて」
ミハイルお兄様がほっとして言う
「アンジェラはまだ早いよ」
「ええ、 そういえば、お兄様はそろそろ婚約者を作ってもよいお年頃では?」
釣書は色々きているのよ、とユリシア様は言ってたのに
「うん、まあね 急ぐ事は無いと思ってるんだ もう少しね」
お兄様はヨハン様と同じ魔術師として活躍している、ローズ公爵家の嫡男でもあるし
おまけに髪はヨハン様の黒を継いでるけど、瞳や顔立ちはユリシア様よりの優しい美男子、ファンも多いから友人にもお兄様の事をよく聞かれる。
ふーん、誰か好きな人でもいるのかな?
応援しますよ!お兄様!
「うん、まあね 急ぐ事は無いと思ってるんだ もう少しね」
「ふふふっ じゃあまだお兄様に甘えられますわね?」
「アンジェラなら、ずっと甘えてくれていいよ」
「そこは、お兄様に婚約者が出来たらちゃんと弁えます」
「・・・うん 」
何か言いたげな顔をしてたけど、兄嫁にいびられる未来は避けないとね?
でも、ローズ家に恩返しはするからね
「夫婦の問題には口出しは出来ないけど
もう、本当にピンチの時はアンジェラを呼んで下さい!助けに行きますからね!」
「ええ?それは頼もしいな、その時はよろしく頼むよ」
お兄様は笑いながら、頭をポンポンした。
子供の戯言と思われているが、ローズ家のみんなには守護の魔法を仕掛けている
みんな強いから必要ないだろうけどさ
命の危機に発動する仕掛けだから、しかも悪意のある攻撃にはカウンター付きで!
陰ながら皆さんをお護りします!
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