12 / 24
ストレイヤ王国
11. カオル
しおりを挟む
「あら、カオル久しぶりじゃない?」
ここは、お気に入り食事処で料理は絶品!夜はお酒もあるからそれ目当ての客が多い、今晩も賑わっている
前世の居酒屋みたいな感じで気に入ってるの、店に入るなり声をかけて来たのは店主のカルナさん 気のいいおばちゃんで旦那さんが腕のいい料理人
「久しぶりです、最近忙しくて息抜きしに来たの!」
「あらあら、今日は何を食べる?サービスするわよ~」
「とりあえずエールとアモ鳥の串焼き2本!あとは今日のおススメ!よろしくぅ」
注文しながら1番奥の目立たない席にすわる、夜の街はガラの悪い男達に絡まれたく無いから認識阻害する魔法をかけて街を歩いてくる、店の中は解除してマントのフードをかぶって席に着く ほぼ同時にジョッキのエールがテーブルにドンと置かれる、
「はい、エールとアモ鳥の串焼き2本と本日のおすすめはチーカロニだよ熱いから気をつけてね~」
ジョッキビールとデカイ焼き鳥とチョットクセの強いチーズグラタンのような料理
がテーブルに並んだ コテコテのギラギラだ、背徳感満載な料理とビール 堪らないわ!
両手を合わせて頂きます!
まずはエールをゴクゴク!プハ~!たまらん!
つぎはアモ鳥の串焼きをパクっと一口!
ん~このパリパリの皮が堪らない 肉汁と皮の油が甘くて美味しい!
あー生きててよかった!
さぁ今日のおススメのチーカロニ!
大きなマカロニの中に青菜とお肉が詰めてあってたっぷりのチーズをかけて焼いている チーズの匂いがチョットきついけど
それが癖になる感じ エールにとってもあう! あー幸せ!
脳内食レポをしながら 料理に舌鼓を打っていると、
「ずいぶん、美味そうに食べるんだな」
隣の席に男が1人いた、この店の奥の席は2つ小さなテーブルがある
私が座った時には誰もいなかったから
後から来たのだろう・・・
恥ずかしい 食べるのに夢中で気がつかなかったわ
「ご注文はお決まりで?」
「ああ、隣の方と同じ物を!凄く美味そうだ!」
「はいよ」
気を取り直して続きを食べていると、隣りにも同じ物が届いた、
「はい、熱いから気をつけて食べてね~」
カルナさんがニコニコしながら届けている
「それにしてもお客さんモテるだろう?
いゃ~男前だわ! ごゆっくり~」
カルナさんは、いつもの軽い口調で隣りの男の接客をすると、私の方を見て
「そうそう!カオルがこないだくれたローションの試作品あっただろう?アレ凄く良かったよ、シミが綺麗になったんだよ!」
「ああ、それは良かった まだ、残ってる?」
「まだ半分はあるんだけどね、旦那の妹が私の肌を見て欲しいって騒いでね
どこで売ってるんだ!て、しつこいんだよ」
「ふふふ、そんなに?まだ販売はしていないから、試供品としてカルナさんに魔法便でここに送るよ、妹さんにもあげてね
近いうちに販売するからよければ買ってね」
「ああ、助かるよ あの子ソバカスが酷くてね、長年悩んでいたんだよ、ありがとうね!」
「どういたしまして!」
あとからカルナさんがフルーツ盛りを持って来てくれた、サービスだって!
今日はもう一杯飲んじゃおうかなぁ
と思っていると、エールがドンとテーブルに置かれた
「?」
「これは隣の男前さんからだよ!」
隣りをみるとエールを持ちあげてニコッと笑った、ま、眩しい笑顔だわ!
ガッチリした体に金髪碧眼の男前が微笑んでいる!
断る理由は無い!望むところだ!
私はエールの入ったジョッキを片手で持ち上げて男のジョッキと軽くぶつけて
頭に被っていたフードをはずす
「いただくわ!」ニヤリ
「ああっ」ギラリ
腰に手をあてて、一気に飲み干しテーブルにドンっとジョッキーをほぼ同時に置いた
「やるな」
「あなたもね」 ニヤリ
「店主エールをドンドン持ってきてくれ!」
「はいよ~!!」カルナさんも察したのか既に片手に2杯ずつ持っている
テーブルに置かれたエールのジョッキーを引っ掴み喉に流し込む!
5杯目を飲み終えた所で冷静になった
『お持ち帰りはごめんだよ!』
体の内部にステルス魔法クリーンをかける
これで!ゼロだ!その後も一杯飲む度に
ステルスクリーンをかけてチャラにしてるので全然酔わない あれ?これって、なんかつまらないなーと思ってると男前のお兄さんがフラフラと椅子に倒れ込んだ、よっしゃ勝負あり!
勝利の喜びを感じたのは一瞬だった
なんで!こんな事になった?
胃袋にクリーンをかけて、食べた物ゼロじゃん!あの美味しかったのもゼロじゃん!
なんだよ!この男!人のストレス解消タイムを台無しにしてくれて!もうっ!
どうしてくれよう!このムカつく気持ちを
よし!・・・お持ち帰りしてやるか?
ここは、お気に入り食事処で料理は絶品!夜はお酒もあるからそれ目当ての客が多い、今晩も賑わっている
前世の居酒屋みたいな感じで気に入ってるの、店に入るなり声をかけて来たのは店主のカルナさん 気のいいおばちゃんで旦那さんが腕のいい料理人
「久しぶりです、最近忙しくて息抜きしに来たの!」
「あらあら、今日は何を食べる?サービスするわよ~」
「とりあえずエールとアモ鳥の串焼き2本!あとは今日のおススメ!よろしくぅ」
注文しながら1番奥の目立たない席にすわる、夜の街はガラの悪い男達に絡まれたく無いから認識阻害する魔法をかけて街を歩いてくる、店の中は解除してマントのフードをかぶって席に着く ほぼ同時にジョッキのエールがテーブルにドンと置かれる、
「はい、エールとアモ鳥の串焼き2本と本日のおすすめはチーカロニだよ熱いから気をつけてね~」
ジョッキビールとデカイ焼き鳥とチョットクセの強いチーズグラタンのような料理
がテーブルに並んだ コテコテのギラギラだ、背徳感満載な料理とビール 堪らないわ!
両手を合わせて頂きます!
まずはエールをゴクゴク!プハ~!たまらん!
つぎはアモ鳥の串焼きをパクっと一口!
ん~このパリパリの皮が堪らない 肉汁と皮の油が甘くて美味しい!
あー生きててよかった!
さぁ今日のおススメのチーカロニ!
大きなマカロニの中に青菜とお肉が詰めてあってたっぷりのチーズをかけて焼いている チーズの匂いがチョットきついけど
それが癖になる感じ エールにとってもあう! あー幸せ!
脳内食レポをしながら 料理に舌鼓を打っていると、
「ずいぶん、美味そうに食べるんだな」
隣の席に男が1人いた、この店の奥の席は2つ小さなテーブルがある
私が座った時には誰もいなかったから
後から来たのだろう・・・
恥ずかしい 食べるのに夢中で気がつかなかったわ
「ご注文はお決まりで?」
「ああ、隣の方と同じ物を!凄く美味そうだ!」
「はいよ」
気を取り直して続きを食べていると、隣りにも同じ物が届いた、
「はい、熱いから気をつけて食べてね~」
カルナさんがニコニコしながら届けている
「それにしてもお客さんモテるだろう?
いゃ~男前だわ! ごゆっくり~」
カルナさんは、いつもの軽い口調で隣りの男の接客をすると、私の方を見て
「そうそう!カオルがこないだくれたローションの試作品あっただろう?アレ凄く良かったよ、シミが綺麗になったんだよ!」
「ああ、それは良かった まだ、残ってる?」
「まだ半分はあるんだけどね、旦那の妹が私の肌を見て欲しいって騒いでね
どこで売ってるんだ!て、しつこいんだよ」
「ふふふ、そんなに?まだ販売はしていないから、試供品としてカルナさんに魔法便でここに送るよ、妹さんにもあげてね
近いうちに販売するからよければ買ってね」
「ああ、助かるよ あの子ソバカスが酷くてね、長年悩んでいたんだよ、ありがとうね!」
「どういたしまして!」
あとからカルナさんがフルーツ盛りを持って来てくれた、サービスだって!
今日はもう一杯飲んじゃおうかなぁ
と思っていると、エールがドンとテーブルに置かれた
「?」
「これは隣の男前さんからだよ!」
隣りをみるとエールを持ちあげてニコッと笑った、ま、眩しい笑顔だわ!
ガッチリした体に金髪碧眼の男前が微笑んでいる!
断る理由は無い!望むところだ!
私はエールの入ったジョッキを片手で持ち上げて男のジョッキと軽くぶつけて
頭に被っていたフードをはずす
「いただくわ!」ニヤリ
「ああっ」ギラリ
腰に手をあてて、一気に飲み干しテーブルにドンっとジョッキーをほぼ同時に置いた
「やるな」
「あなたもね」 ニヤリ
「店主エールをドンドン持ってきてくれ!」
「はいよ~!!」カルナさんも察したのか既に片手に2杯ずつ持っている
テーブルに置かれたエールのジョッキーを引っ掴み喉に流し込む!
5杯目を飲み終えた所で冷静になった
『お持ち帰りはごめんだよ!』
体の内部にステルス魔法クリーンをかける
これで!ゼロだ!その後も一杯飲む度に
ステルスクリーンをかけてチャラにしてるので全然酔わない あれ?これって、なんかつまらないなーと思ってると男前のお兄さんがフラフラと椅子に倒れ込んだ、よっしゃ勝負あり!
勝利の喜びを感じたのは一瞬だった
なんで!こんな事になった?
胃袋にクリーンをかけて、食べた物ゼロじゃん!あの美味しかったのもゼロじゃん!
なんだよ!この男!人のストレス解消タイムを台無しにしてくれて!もうっ!
どうしてくれよう!このムカつく気持ちを
よし!・・・お持ち帰りしてやるか?
59
お気に入りに追加
116
あなたにおすすめの小説

転生したので好きに生きよう!
ゆっけ
ファンタジー
前世では妹によって全てを奪われ続けていた少女。そんな少女はある日、事故にあい亡くなってしまう。
不思議な場所で目覚める少女は女神と出会う。その女神は全く人の話を聞かないで少女を地上へと送る。
奪われ続けた少女が異世界で周囲から愛される話。…にしようと思います。
※見切り発車感が凄い。
※マイペースに更新する予定なのでいつ次話が更新するか作者も不明。

【完結】それはダメなやつと笑われましたが、どうやら最高級だったみたいです。
まりぃべる
ファンタジー
「あなたの石、屑石じゃないの!?魔力、入ってらっしゃるの?」
ええよく言われますわ…。
でもこんな見た目でも、よく働いてくれるのですわよ。
この国では、13歳になると学校へ入学する。
そして1年生は聖なる山へ登り、石場で自分にだけ煌めいたように見える石を一つ選ぶ。その石に魔力を使ってもらって生活に役立てるのだ。
☆この国での世界観です。

ひめさまはおうちにかえりたい
あかね
ファンタジー
政略結婚と言えど、これはない。帰ろう。とヴァージニアは決めた。故郷の兄に気に入らなかったら潰して帰ってこいと言われ嫁いだお姫様が、王冠を手にするまでのお話。(おうちにかえりたい編)

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

華都のローズマリー
みるくてぃー
ファンタジー
ひょんな事から前世の記憶が蘇った私、アリス・デュランタン。意地悪な義兄に『超』貧乏騎士爵家を追い出され、無一文の状態で妹と一緒に王都へ向かうが、そこは若い女性には厳しすぎる世界。一時は妹の為に身売りの覚悟をするも、気づけば何故か王都で人気のスィーツショップを経営することに。えっ、私この世界のお金の単位って全然わからないんですけど!?これは初めて見たお金が金貨の山だったという金銭感覚ゼロ、ハチャメチャ少女のラブ?コメディな物語。
新たなお仕事シリーズ第一弾、不定期掲載にて始めます!

リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?
あくの
ファンタジー
15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。
加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。
また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。
長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。
リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!

通称偽聖女は便利屋を始めました ~ただし国家存亡の危機は謹んでお断りします~
フルーツパフェ
ファンタジー
エレスト神聖国の聖女、ミカディラが没した。
前聖女の転生者としてセシル=エレスティーノがその任を引き継ぐも、政治家達の陰謀により、偽聖女の濡れ衣を着せられて生前でありながら聖女の座を剥奪されてしまう。
死罪を免れたセシルは辺境の村で便利屋を開業することに。
先代より受け継がれた魔力と叡智を使って、治療から未来予知、技術指導まで何でこなす第二の人生が始まった。
弱い立場の人々を救いながらも、彼女は言う。
――基本は何でもしますが、国家存亡の危機だけはお断りします。それは後任(本物の聖女)に任せますから
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる