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ストレイヤ王国
10. ローズ家 3
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ローズ家に来ての魔法の授業はユリシア様が自ら教えてくれたので凄く面白く内容の濃いものだった
私にも杖を用意してくれて、有り難く頂きました。
ここでも自分の本当の能力を明かすつもりはさらさら無い
ステルス魔法を使い周りの人達の魔力量も確認済みだ!
1番多かったのはやはり、ユリシア様で
10000000で風水火土 光 だった
流石である
ヨハン様は1500000で 風 水 闇
身の回りだとこの方達が高魔力保持者で
続いてミハイル様とアリエル様だった
護衛騎士は魔力量は低めで剣の腕前で選ばれているようだった。
杖に魔力を貯めて呪文を詠唱して魔法発動という流れで魔法を使うのが普通らしい
面倒だけど、その流れの練習はしている
ものを覚えるのは楽しいし、得意である!
なんてったって秘密のギフテッドもちである
メリダが言うには、ストレイヤとリンゼアナは歴史を辿ると元はひとつの国だったらしく料理や服のデザインが似ていたり共有している物が多いという事だった
ストレイヤ国王は他国との交流の中で、自国の発展には他所の文明文化を取り入れる事は必要な事だと、友好的な国との交流を増やしお互いの利益になる様に働きかけると、ストレイヤの街には異国のお店が増えて、それを求めて来る他国の客が増え入国料を払ってでもストレイヤに行って観たい人達や、取引をしたい人達のおかげで、市場は以前よりも活気がでて潤って行った。
メリダと一緒に買い物にストレイヤの街に行ったのが最初だった、
ローズ家の家族みんなで来たのが2回目で
それ以降は、変身魔法で昼に夜にと、1人で来ている 『カオル』の姿で自ら作ったポーションや美容にいいローションなどを雑貨屋の一部を間借りして、販売させてもらっている 商品の仕上がりは他所よりちょっとこっちの方が良い仕上がりにしている
良すぎて話題になりすぎも困るので ほどほどが1番である 材料費も水と入れ物だけなので売れれば丸儲け
水の入った瓶を握って、ちょっと良いポーションとイメージすれば良いのである
異国の人間が多い街中ではカオルの容姿は溶け込んで、違和感なく過ごせた
勿論 魔法で見張をつけて何かあれば転移ですぐ帰る様にしている
慣れたものである そんな事を時々しながらすっかりローズ家に馴染んで10年が達っていた。
13歳になったアンジェラは、予想通り美しく成長している
背もすらっと伸び女性らしい身体になって、少し大人びて見られる様になった
今年から学園にも通うようになり、同じ年の子達と少し交流するようになり楽しんでいる
食堂では無く 8席と数の限られたテラス席を私達同じクラスの友人達で囲む
ここは人気の席で予約席になっていて
他に人はいないので仲の良い人とだけ気兼ねなく話しながら食事が出来るとみんな喜んでいた
昼食を御一緒している友人の
サラ.コールマン伯爵令嬢がキラキラした眼で話しかけてきた
「アンジェラ様はあんなに素敵なお兄様がいらっしゃって、羨ましいですわ!」
「ええ、ミハイルお兄様はかっこいいですわね」
そして、可愛い人なのよね アリエルお姉様のことをお姉様と呼んでしばらく経った頃に、ミハイル様と私が呼んでいると、アリエルはお姉様なのに、僕はお兄様って言ってくれないのか?と不貞腐れて言われたことがある、ふふふ 喜んでお兄様とお呼びしましたら、顔を赤くして頷いた時は、キュンとしたわ!
思い出していると、サラ様が
「婚約者はいらっしゃるのかしら?」
「いえ、まだ決まってはいないみたいなの
詳しくは分からないのだけれど」
そういえばローズ家はお姉様も婚約者がいるって聞いてないな
もちろん私もだけど、わたしは婚約者決められたら困るわ!家をでて行くつもりでいるから ・・なんで出て行くんだっけ?
・・・あれ? 出て行かなきゃいけないわけではない? オルソン公爵家のいいようにされるのは嫌だったけど、ローズ公爵家はそこら辺は何か違うというか、凄く私の事は可愛いがってくれてるのに、恩をアダで返す様な行為はダメだな・・・
よし!恩は必ず返そう!出て行くにしても、行かないにしても!
受けた恩は、倍にして返す!
なんて、考え事をしていたら
「みんなは、どんな男性が好み?もう解ってるだろうけど私はミハイル様推しなの!
秘密よ?」
「え~私は、恥ずかしいんだけど、だんぜんダニエル様推しですぅー! きゃっ ここだけの話しですよー」と、カロリーナ侯爵令嬢が恥ずかしがりながら、続く
「ダニエル様?」偶然にもあの護衛騎士と同じ名前なんて よくある名前なのね
「アンジェラ様はダニエル.キース公爵令息を知らないの?」
「ええ」
「キース公爵家の跡取り息子で今23歳で王城で騎士もしているのよ 金髪碧眼で甘いマスクで、とにかく素敵なのよ!きゃっ」
歳も容姿の特長も似てるけど、公爵家の令息が他所の家の護衛なんてしないよね
あのいけすかない護衛め!
いつのまにかアリエルお姉様とミハイルお兄様の護衛が変わっていて、すっかり忘れてたのに、余計な事思い出しちゃったなぁ
よし!ストレス発散だ、今晩は街に出るぞー!
きゃっきゃっウフフと、周りの友人達のお花畑話しが続くなか、
アンジェラもうふふと笑いながら、頭の中は夜の街へ向かっているのだった
私にも杖を用意してくれて、有り難く頂きました。
ここでも自分の本当の能力を明かすつもりはさらさら無い
ステルス魔法を使い周りの人達の魔力量も確認済みだ!
1番多かったのはやはり、ユリシア様で
10000000で風水火土 光 だった
流石である
ヨハン様は1500000で 風 水 闇
身の回りだとこの方達が高魔力保持者で
続いてミハイル様とアリエル様だった
護衛騎士は魔力量は低めで剣の腕前で選ばれているようだった。
杖に魔力を貯めて呪文を詠唱して魔法発動という流れで魔法を使うのが普通らしい
面倒だけど、その流れの練習はしている
ものを覚えるのは楽しいし、得意である!
なんてったって秘密のギフテッドもちである
メリダが言うには、ストレイヤとリンゼアナは歴史を辿ると元はひとつの国だったらしく料理や服のデザインが似ていたり共有している物が多いという事だった
ストレイヤ国王は他国との交流の中で、自国の発展には他所の文明文化を取り入れる事は必要な事だと、友好的な国との交流を増やしお互いの利益になる様に働きかけると、ストレイヤの街には異国のお店が増えて、それを求めて来る他国の客が増え入国料を払ってでもストレイヤに行って観たい人達や、取引をしたい人達のおかげで、市場は以前よりも活気がでて潤って行った。
メリダと一緒に買い物にストレイヤの街に行ったのが最初だった、
ローズ家の家族みんなで来たのが2回目で
それ以降は、変身魔法で昼に夜にと、1人で来ている 『カオル』の姿で自ら作ったポーションや美容にいいローションなどを雑貨屋の一部を間借りして、販売させてもらっている 商品の仕上がりは他所よりちょっとこっちの方が良い仕上がりにしている
良すぎて話題になりすぎも困るので ほどほどが1番である 材料費も水と入れ物だけなので売れれば丸儲け
水の入った瓶を握って、ちょっと良いポーションとイメージすれば良いのである
異国の人間が多い街中ではカオルの容姿は溶け込んで、違和感なく過ごせた
勿論 魔法で見張をつけて何かあれば転移ですぐ帰る様にしている
慣れたものである そんな事を時々しながらすっかりローズ家に馴染んで10年が達っていた。
13歳になったアンジェラは、予想通り美しく成長している
背もすらっと伸び女性らしい身体になって、少し大人びて見られる様になった
今年から学園にも通うようになり、同じ年の子達と少し交流するようになり楽しんでいる
食堂では無く 8席と数の限られたテラス席を私達同じクラスの友人達で囲む
ここは人気の席で予約席になっていて
他に人はいないので仲の良い人とだけ気兼ねなく話しながら食事が出来るとみんな喜んでいた
昼食を御一緒している友人の
サラ.コールマン伯爵令嬢がキラキラした眼で話しかけてきた
「アンジェラ様はあんなに素敵なお兄様がいらっしゃって、羨ましいですわ!」
「ええ、ミハイルお兄様はかっこいいですわね」
そして、可愛い人なのよね アリエルお姉様のことをお姉様と呼んでしばらく経った頃に、ミハイル様と私が呼んでいると、アリエルはお姉様なのに、僕はお兄様って言ってくれないのか?と不貞腐れて言われたことがある、ふふふ 喜んでお兄様とお呼びしましたら、顔を赤くして頷いた時は、キュンとしたわ!
思い出していると、サラ様が
「婚約者はいらっしゃるのかしら?」
「いえ、まだ決まってはいないみたいなの
詳しくは分からないのだけれど」
そういえばローズ家はお姉様も婚約者がいるって聞いてないな
もちろん私もだけど、わたしは婚約者決められたら困るわ!家をでて行くつもりでいるから ・・なんで出て行くんだっけ?
・・・あれ? 出て行かなきゃいけないわけではない? オルソン公爵家のいいようにされるのは嫌だったけど、ローズ公爵家はそこら辺は何か違うというか、凄く私の事は可愛いがってくれてるのに、恩をアダで返す様な行為はダメだな・・・
よし!恩は必ず返そう!出て行くにしても、行かないにしても!
受けた恩は、倍にして返す!
なんて、考え事をしていたら
「みんなは、どんな男性が好み?もう解ってるだろうけど私はミハイル様推しなの!
秘密よ?」
「え~私は、恥ずかしいんだけど、だんぜんダニエル様推しですぅー! きゃっ ここだけの話しですよー」と、カロリーナ侯爵令嬢が恥ずかしがりながら、続く
「ダニエル様?」偶然にもあの護衛騎士と同じ名前なんて よくある名前なのね
「アンジェラ様はダニエル.キース公爵令息を知らないの?」
「ええ」
「キース公爵家の跡取り息子で今23歳で王城で騎士もしているのよ 金髪碧眼で甘いマスクで、とにかく素敵なのよ!きゃっ」
歳も容姿の特長も似てるけど、公爵家の令息が他所の家の護衛なんてしないよね
あのいけすかない護衛め!
いつのまにかアリエルお姉様とミハイルお兄様の護衛が変わっていて、すっかり忘れてたのに、余計な事思い出しちゃったなぁ
よし!ストレス発散だ、今晩は街に出るぞー!
きゃっきゃっウフフと、周りの友人達のお花畑話しが続くなか、
アンジェラもうふふと笑いながら、頭の中は夜の街へ向かっているのだった
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