異世界転生 勝手やらせていただきます

仏白目

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ファンタジーな世界

4.へー凄いですね〜

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 朝食も終わって、食後のお茶を飲んでいる

 お父様とお兄様が何やら学園での話をして
お母様とお姉様は新しく出来たお店に行く話で花を咲かせている

1人甘い紅茶を飲みながら、オルソン家は魔法に長けてるから、こんな側で私が魔法を使ったら気づかれてしまうかも、ステルス魔法をイメージする、そして『魔力鑑定』と頭の中で唱える

 目の前にいる 4人の頭の上には数字と特性が表示された



 お父様 魔力150000/特性 風水火土 知能ギフテッド

 お母様 魔力300/特性 風 水 
 魔石ルビー80000

 お兄様 魔力170000/ 風 火 
 知能ギフテッド

 お姉様 魔力80000/ 風 水
 知能ギフテッド


 お父様の魔力が思っていたより低い  
 1000000くらいあると思ってたよ

 お母様の魔力は  ? あれ?
 エリナと同じ?あれ?魔石ルビーって何?魔力80000  魔石で魔力を賄っているってこと? 

 驚いてお母様の顔を見ていると 怪訝な顔をされた

「アンジェラ 明日のお昼過ぎに魔力鑑定士が来るから、呼ばれたら応接室に来なさい」

「はい」


「アンジェラはユリシア様に似ているから魔力も多いだろうな?楽しみだ。」

「お父様、ユリシア様って誰ですか?」

「ああ、クレアの姉で隣国ストレイヤ王国のユリシア.ローズ公爵は魔法の優れた使い手で有名な方だよ」

 お父様がお母様に向いて話し出す
「来月の建国祭にユリシア様が来訪されるそうだ、是非わがオルソン公爵家にも寄って欲しいものだ」

「ええっ、そうですわね」

「ユリシア様も久しぶりに妹に会いたいだろう」

「・・・ええ」
 なんだかお母様は嬉しくなさそうだわ


「ユリシア様に会えるの?お母様に何度も会いたい!ってお願いしていたのよ!うれしい!」
 ヴィクトリアお姉様は嬉しくてお母様に抱きついている


 私に似た顔のユリシア様かー、魔法を使う所を是非みてみたいな
 建国祭楽しみ!






 次の日、魔力鑑定士が到着したと、応接室へ向かうと、そこには赤毛で緑色の瞳の男の人が待っていた。

「アンジェラ.オルソンです よろしくお願いします。」

「ケント.スミスです、こちらこそ今日はよろしくお願いします。」

 そうしていると、お母様とシャーロットを抱いた乳母が応接室に入ってきた。

「クレア.オルソンです、お忙しいのに無理を言ってごめんなさいね、
 今日は、娘2人の鑑定を頼むわ この子はシャーロットよ」

「ケント.スミスです 公爵様の依頼は最優先ですので、気にしないで下さい
 それでは早速取り掛かってよろしいですか?」

「ええ、お願いするわ」

「それではアンジェラ様から始めますね」

 鑑定士様は私の前に来ると 膝をついて
「これから魔力鑑定をしますが、痛い事や怖い事はないのでリラックスしていて下さいね」

 鑑定士様はそう言うと小さな杖を懐からだして何か呪文を唱えている、
 鑑定士さまの緑色の瞳が金色に変わる
 私をじっとみてるとおもったら 紙に何かを書き込んでいる


「はい、終わりです」
 そう言って一枚の紙を手渡された

 そこには

「魔力200000」「特性 水 風」


 とかかれていた。

 やった!貼り付けた魔法は成功だ!
 
「次はシャーロット様ですが、 まだ小さいので怖がるといけないのでお母様が後ろについて貰えますか?」

「ええ、もちろんよ」

「それでは始めますね」

 私の時と同じ様に事は運び

「はい、魔力鑑定はこれで終了です」
 お母様がシャーロットの結果の紙をうけとった
「それでは説明いたします、只今渡した紙に 魔力量や特性の種類が書いてあります
この紙に記入したと同時に魔法管理局にも記録されました
 魔力量は生まれ持った時の量が変わる事はまずありません、何かの事情で変わることもありますが、それはごく稀なことです
特性は技能魔法を習得すると届けがなされ特性の項目が増えていきます

 今後 魔力量鑑定の記録を見る時は魔法管理局にお問い合わせください。

 何か質問は御座いませんか?」

「ええ大丈夫よ、忙しいのにありがとう」

「お役にに立てて光栄です、また御用の際は声をおかけ下さい」

そう言って鑑定士様は次の依頼者へと、急いで向かわれた。


「シャーロット凄いわねー、魔力も特性も素晴らしいわ!」

 お母様の手にあるのはシャーロットの魔力鑑定書 

「魔力100000」「特性 風 水 土」
「知能ギフテッド」


 へー凄いですね~




 何も言わず、お母様は私から魔力鑑定書を奪うと、

「魔力だけは高いのね、あの女とそっくりだわ、忌々しい」

 そういうと、シャーロットを連れて応接室から出で行った



あの女って?  ユリシア様の事・・・?


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