異世界転生 勝手やらせていただきます

仏白目

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ファンタジーな世界

2.公爵家のギフテッド 

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すっかり体調も良くなり、朝食何かな?
と足取り軽く食堂へ向かう、

食事にはお父様とお母様が既に席に着いていていた、

「おはようございます お父様お母様」
スカートの端を持ち上げて挨拶をする

「ああ、おはよう。熱はもう大丈夫かい?」

お父様は熱が出てた事は知っていたんだ?

「はい、すっかり良くなりました!」

返事をして、自分の席に座る

「それは、よかったわ、シャーロットにうつるんじゃないかと、気が気じゃなかったのよ」

は?と思いお母様をみると 
「アンジェラは今日から、公爵家令嬢としての教育が始まります 励みなさい」

「・・・はい、がんばります」

どうやら、私は母には疎まれているのかな?

そんな事を考えていると、お兄様お姉様が挨拶をして席につく所だった

みんな静かに食事をすませた

デザートのプリンを食べ終わると急いで、部屋に戻らされた、

励みなさいって言われたけど、すぐ授業が始まるなんて しかもお昼を挟んで少しの休憩だけで夕食前までびっしりだ、

午前中の授業は、ルイーゼ.ウェルシュ伯爵夫人 この道では有名な高位貴族専門の講師だ、

「淑女になる為の教養を身につけて、公爵家令嬢として恥じないよう努力し続けることが1番の近道ですよ とはいえ、オルソン公爵家の方々はギフテッド持ちですから、ひと通り見聞きすれば会得されますので、3ヶ月もあれば充分でしょう!」

ん?ギフテッド?持ち?なんだそれ?

「夫人!ギフテッドとはなんですか?」

「あら、まだご両親からは聞いていないようですね、では授業の内容と合わせて説明しましょう」


丸々1時間使って説明してくれた、
内容は私の求めていることが、ギュッと詰まっていて、とても興味深いものだった。
簡単にまとめると、

我が国リンゼアナ王国は魔法国家で全ての人が魔力を有している

中でも公爵家は魔力の多い血筋の上にあらゆることを習得する知能ギフテッドを授かっている 
神さまからの贈り物らしい

いわゆる天才である、オルソン公爵家に生まれた子供は、魔力かギフテッドのどちらか片方か両方必ず受け継がれているそうだ 

その血を伝えていく為に妻になる者は魔力保有の多い家系から嫁いでくる

私のお母様は隣国一の魔力を持つ ローズ公爵家から嫁いできている 

夫人の話によると、お兄様もお姉様も3ヶ月もかからず、全てを会得してしまったと、
私もそうなるでしょうね!と笑顔で話されていた ふーん そうなんだ

お兄様もお姉様も既に婚約者が決まっていて
共に相手はこの王国の王子と王女だとか、
お姉様はお妃様になるのね。



なんかつまんなそうだな貴族って、食事の時も無表情で味気ないし、家族っていっても同じ家に住んでいるだけで、会話も無けりゃふれあいもない、ギフテッド持ちだと頭良すぎて全てが無駄に感じるのだろうか?

公爵家の娘として、私もどこかに嫁がされるわけか・・・

あほらしい! 

こちとら転生してまで、我慢なんかしたくないわ!

よし!落ちこぼれでこんな子うちの子じゃないわって、追放してもらおう!そうしよう!

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