強制調教脱出ゲーム

ふぇーげる

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「もしもし~俺だけど。俺だよ。人の前で名前言うの恥ずかしいじゃん…」
珍しく会話が続いた。
Fは逆に騙されているとも知らず、話を続けた。
「そう、それでお金が必要なんだけど、振り込んでくれない。」
「車で持ってくる」
「いや、取りに行くよ」
「最近物騒でな。警察がウロウロしてるんだよ。詐欺と思われたら困るだろ?じゃあ、代わりにお手伝いさんをお前のところにやるから〇〇駅でな。着いたらまたこの番号に電話してやる。」
「うん。わかった。じゃあねー」
「じゃあねー」だとよ。男は笑った。

Fは○○駅に着いた。
しばらくうろうろしていると、Fの携帯に電話がかかってきた。
「もしもし。○○駅に着きました。目立たないところがいいでしょう?」さっきとは違う声だったが、お手伝いさんとかいう人だろう。
「うん。」Fは返事をした。
「じゃあ、ロータリーにいるから車に乗って。特徴は黒の...」
Fはきょろきょろとした。すると、黒い車から手を振る人物がいた。
「さぁ、乗って。」
Fは言われるがまま車の後部座席に乗った。
車の中にもう一人いた。銃を突き付けられ、Fは慌ててドアを開こうとしたが、内側からあかない仕組みになっていた。
「撃たれたくなければ言うことを聞け。」
「はい。聞きます」
「これを一滴残らず飲め。」
「はい。」飲まされた小瓶は変な味がしたが飲んだ。
Fが飲んだのを確認すると、男はFにガムテープで目隠しをした。
ひどい眠気がFを襲った。Fは少しでも自分の置かれた状況を理解しようと眠気と闘ったが長くは続かなかった。

Fは狭い部屋で目が覚めた。
ベッドに寝かされ、さらわれた時と違う服を着ていた。いたって普通の服。
おかしいのは低いモーター音とともに肛門に不快な振動が与えられていたこと。しかも異物はかなりの大きさのように感じられた。
「んんっ。なんだよこれ。」
Fは慌ててズボンを脱いだ。しかし、ぴっちりとした革製のパンツをはかされ肛門の異物は取れないようにされていた。もちろん露骨な鍵がつけられ、パンツを脱ぐこともできなかった。しかも股間の部分にははがっちりとしたプレートが入れられ、触ることもできなかった。
「小便するときはどうしたらいいんだよ!」
Fはズボンのポケットに紙切れが入っていることに気付いた。
『パンツを脱ぐにはベッドの下の箱をみろ。』
Fはベッドの下を見た。
紙に書かれた通り、箱があった。
だが、その箱にも鍵が掛けられていた。
「鍵...」
Fはベッドのシーツをひっかきまわしたり、箱を振ったりして鍵を探した。狭い部屋をうろつき、壁も叩いてみた。
ない...
動き回ると、服が擦れ、乳首に違和感を覚えた。
触るとさらに固いものを感じた。
Fは恐る恐る服を脱いだ。
不安は現実のものとなった。
乳首を銀色に輝く南京錠が貫き、左右の乳首に短く細い鎖で大きさが違う鍵がぶら下げられていた。
Fは小さい方の鍵を使い、箱を開けた。
箱の中には大きな男根が入っていた。
男根は透けていて鍵が入っているのがわかった、べたべたした。
「飴?」
Fは舐めてみた。
「甘い...」
飴なら割れるはず...Fは思い切り叩きつけてみたが、割れなかった。
くそ、舐めなきゃ溶けないのか。
Fは必死で飴でできた男根を舐めた。その間もFのアナルにいれられた異物は動き続けていた。Fは止めたい一心で必死に男根をしゃぶった。
飴はゆっくり小さくなり、鍵を取り出すことに成功した。
「よし!」
Fは鍵を使い、パンツを脱いだ。
Fの尻から細い紐が出ていた。
Fは迷うことなく思い切り紐を引っ張った。
すると、「ブチっ」と音がして紐だけが抜けた。そして、振動が一層激しさを増した。
「嘘だろ!おい!」Fは必死に指を使って異物を搔きだそうとしたが異物は大きく取れなかった。
Fはしばらくもがいていたが、また眠気が襲ってきた。
「くそっ...またかよ...」

「馬鹿な奴だな。大きい方の鍵は部屋の鍵だったのに。」と眠りこけたFを見て男が言った。
「さあ、次だ」
Fは別の部屋に運ばれていった。
Fは後手に縛られ、下半身を脱がされていた。
今度は大きな画面に男の姿が映し出されていた。しかし、男は被り物をしていて顔がわからなかった上に声も変えてあるようだった。
「くそっ。だましたな。」
「先にだましたのはお前だ。俺はお前を罰しただけだ。」
「あんたからはまだ金はとってねえよ。」
「とってなくても騙したら詐欺だ。」
「くそっ!てめえ!」
Fは立ち上がろうとしたが立てなかった。足首と太ももが紐で縛られ、かがんだ姿勢をするのが精いっぱいにされていた。
「紐をほどけよ。この変態。」
「それだけでいいのか?」
「解放しろ。」
「お前がゲームに勝ったらな。」
「ゲーム?」
「カーテンの向こうだ。行け。」Fは言われるがまま不自然なカーテンのしきりの向こうに行った。
丁寧に向こうにも画面があった。楕円の低いテーブル状のものに等間隔で様々な大きさの男根やそれを思わせるものが取り付けられていた。
「またがれ。」
Fは言われるがまままたがった。させられるであろうことを予期して一番小さなものの近くにまたがった。
「順に上に座れ。しっかりと中にいれろ。」
「んっ」Fは言われた通りに座った。
「上出来だ。じゃあ、それを順に50週以上だ。」
「無理だ。」
「じゃあ、一生出られないな。早くしないとランプが切れるぞ。ああ、そうこうしているうちに切れた...もう一回最初からだ」
「くそっ!ここから出してくれ。」
「ゲームの勝敗による。」
「負けたらどうなるんだ?」
「俺の奴隷になる。悪くないだろ?」
「嫌だ!!」Fは必死になって男根をアナルに貫きながら回った。
出すだけの場所に何度も入れる行為は不快極まりなかったが、だんだんと快感に変わっていった。
「ああっ。んはぁ...」Fはカーっと体が火照るのを感じた。しかも情けないことに射精してしまった。
「くそっ...こんなことで!!これは夢だ!これは夢だ!!」Fは何度も叫んだ。
50週目には間抜けなファンファーレが流れた。
「くそっ...こんな間抜けで馬鹿らしいことを...なんで...」
「お前の勝ちだ。家まで送ってやろう」Fは何度も絶頂に至った疲労で眠りこけた。

Fは自分の家に戻っていた。
だが、乳首にはあの南京錠のピアスがついたままだった。
おまけに玉と男根もピアスを使って一つにされていた。先に至ってはかわいらしい鈴がつけられてプラプラと揺れていた。
興奮して男根が元気になれば激しい痛みに襲われるであろうことは容易に想像できた。
ポケットに手紙が入っていた。
「一生この秘密を隠していくわけにはいかないだろう。とってほしければ戻ってこい。戻ってこなければ詐欺をばらすぞ」
だがFはあそこには戻りたくはなかった。
Fはペンチでピアスの切断を試みたが、ペンチでは切れない金属でできていた。いっそ無理やり引きちぎろうとも考えたが、痛みに負けてしまった。
この秘密を墓場に持っていくつもりで詐欺からも手を引き、修行僧のように禁欲な生活を送っていたが、しばらくたってから男の密告によってFの詐欺が暴かれてしまった。
Fは男のことも詐欺のことも洗いざらい告白したが、男には何の容疑もかかることはなかった。
「男の顔は?」
「顔はわからない。声は覚えている。」
「声だけじゃ証拠にならない。」
「防犯カメラに証拠があるはずだ!!」とFは主張したが、カメラの映像は残っていなかった。手紙もあの時の服も捨ててしまっていた。おまけに携帯電話も変えていて何の証拠もなかった。
ただ、Fの家から性玩具が大量に発見された。
「俺のじゃない...あの時にむりやり使わされた、あいつのだ...」
だがそれにはFが使用した形跡だけが残っていた。
Fは自分の体に残るピアスの跡を見つめながらため息をついた。
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