強制調教脱出ゲーム

ふぇーげる

文字の大きさ
上 下
4 / 6

5人目

しおりを挟む
Eはカーペットを敷いた部屋に仰向けで倒れていた。
どこかの家具やのショールームのように生活感の全くない奇妙な感じのする部屋だった。
キャビネットとローテーブルとソファとロッカーぐらいしかなかった。
「ここはどこだ?いや、まじで。いみわかんね。」Eの口からありがちな言葉がでた。
部屋も奇妙だったが、Eは自分の身の異常にも気が付いた。服を着ていたが、下着を着ていない。手と足に腕輪のような輪がはめられていた。
「うわ。なにこれ」
下着の代わりに男であるというのに鋼鉄のブラジャーのようなものがぴったりとはめられていた。
パンツの代わりに、鋼鉄のTバックを履かされていた。
おまけに竿は円筒の筒に窮屈に包まれていた。しかし、それは起った形をしていてズボンの股間の男根をもっこりと強調させていた。
肛門に何かが入れられているのか異物感がある。
Eは鋼鉄の下着を脱ごうと試みたが、ぴったりとしていて全くびくともしなかった。
「畜生。なんなんだ。」
Eはお金が貰える闇脱出ゲームとやらに参加したのだった。金持ちに観察されながらする変な催しだった。最初は5万円くらいのゲームだったが、段々と欲が出て3000万円とかいうのに目が眩んだ。しかも先に2000万円くれるというかう。
2000万は大金だったが、すぐに使ってしまった。借金の返済と遊び…一瞬だった。
この部屋にも当然カメラが付いていた。
だが、今回は違う。変なものを付けられている。今までと明らかに趣旨が違う。

開く保証などなかったがドアノブを回した。ドアノブは当然びくともしない。
ドアには6桁のダイヤル錠がついていた。ダイヤル錠の数字とは別に10と赤く光る数字が表示されていた。
「6桁?いや全然わからん。」
何度か適当に回して押してみたが、反応はなかった。
「あれ、6になってる。」
だが、ダイヤルの数字を変えてドアノブを回すたびに、数字が減っていた。
「やばいかも。なんかヒントねえかな。」
Eはなんとなく、キャビネットの引き出しを開けた。
すると、小さな鍵が入っていた。
「鍵だ。」とEは思った。
だが、鍵は小さいうえ、ドアには鍵穴がなかった。
「鍵...?あったっけな」
「もしかして、これ?」Eはおもいきりズボンを下ろした。ズボンのポケットからカサっと音がした。
「紙なんかいれてたっけ」Eはテーブルに紙を置いた。
紙はそっちのけで鋼鉄のパンツについた鍵穴に鍵を刺した。
「あっ。刺さった」Eはそのまま鍵を回した。
カチッ。たしかに音はしたが、脱げなかった。
「えっ。音はしたのになぁ」Eは何度か試した。だが、いちど回った鍵は右にも左にも動かなかった。

Eは鍵のことはあきらめた。
「あっ。そういえば。」とテーブルの紙を見た。
KAA=15
KJJ=35
AAQ=
と書かれていた。
「なんだこれ。KAA=15て。Kは11番目Aは一番目...足しても引いてもどうやっても15にはなんねえなぁ...」
Eは考えながら部屋を歩いた。
「ん?」Eは異変に気付いた。金属に覆われた胸と股間と、肛門がヌルヌルとする。擦れると痒い。
「なんか、痒い」Eは痒い胸を搔こうとしたが、ブラジャーが邪魔をして搔けない。
「ああっ。痒い。出してくれ。とってくれ!!」とEはドアノブをガチャガチャと回しながら叫んだ。
Eは1535までダイヤルを回して、残り二けたは適当に回した。
当然数字は当たらず、リミットを表すらしい数字は0になった。
すると、鋼鉄のブラジャーとパンツが振動を始めた。
振動のせいで皮膚と擦れますます痒みが増した。
「ああっ。」Eはその場に倒れてのたうち回った。

ベッドの下に赤い十字が書かれた露骨な救急箱があった。
Eが箱をとると、「痒み止め」と書いてある。
箱にセロハンテープで紙が取り付けてあった。
「降参の場合、ドアノブを右に3回、左に2回、右に4回回すこと。ただし、降参には条件が伴う。」
その救急箱にも4桁のダイヤルがついていた。
44→A→6
65→B→0
95→C→5
74→D→8
「くそっ。ふざけやがって」Eは適当にダイヤルを回してみたが、何の反応もなかった。
Eが悪態をついても、痒みもバイブレーションも止まらなかった。
痒みで気が狂いそうで、謎解きなんてできなかった。
「あああっ。もう、なんでもする。止めてくれ!!」Eは紙の通りドアノブを回した。
「ガチャッ」いとも簡単に、ドアは開いた。

だが、その部屋は、暗闇でドアの下に仕掛けられたロープに足を引っかけてこけた。
その瞬間。
人の気配がして、そのまま押さえつけられ臀部に鋭いひどい痛みが走った。
「ぎゃああ。痛っ」
Eは最後の力を振り絞って抵抗したが、だんだんと体が痺れ、異様な眠気が襲ってきた。
目が覚めた時、Eは四つ這いで拘束されていた。
「目が醒めたか。さあE君、降参条件の提示だ。覚えているかね?降参の場合、罰金2000万円。成功すれば3000万円。こんなに怪しいのに引っかかるやつがいるとは驚きだ。さあ、罰金は払えるかね」
「払えるわけねえだろ。2000万だなんて」
「2000万前払いしたじゃないか。」
「もう使ってしまった。」
「じゃあどうするんだ?」
2000万なんてすぐに借りられるわけがない。
「こんな契約無効だ」
「ならば2000万を返さないとな」
「無理だ」
「身体で払え。1日5000円だ。」
「嫌だ」

らちのあかない会話に男はムッとした顔をした。
「返す気がないならこうするしかないな」
男はEの肛門に細くて滑らかなロケット状の器具を突き刺した。四肢を拘束されたEになすすべはなかった。力を入れて抵抗したが、器具の先端は、いとも簡単に穴の奥に消えていった。
「ああっ!何するんだ」男は突き刺した器具を何度も前後させた。
「はあああっ、あはあっ」Eは感じたくもない気持ちよさを感じて声を上げた。意図せぬ発声にEは顔を赤らめた。
「1日5000円で4000日。約11年で返せる。命だけは保証してやる。」
「11年!ふざけるな!」
「おまえはそのくらいの大金を一瞬で使い切ったんだ。返せないなら体で払うしかない。」
男は一気に器具を抜いた。その穴に男は指を入れて擦り始めた。
「あああっ!くそ!放せ!!」Eは直腸でうねる男の指を感じながら必死に叫んだ。
「11年後だ。自由になれるのは。」
「大体5000円なんて安すぎるだろ?」Eはキレた。
「宿代、制服代、食費を抜いた額だ。まずは奴隷として仕えろ。おまえの価値が上がったら日給をやる。」
「奴隷だと?日給って意味わかんねえよ」
「おとなしく受け入れろ。身も心も奴隷になりきるまで無償奉仕だからな。」男はニヤリとした。
男はEの肛門に一気に手を突っ込んだ。男は何度も手を出し入れした。
「ぎゃあああ!はいぃ。なります。なりますから優しくしてください。」
「これにサインしろ」
男はEにペンを咥えさせ、バツ印を書かせた。
「まずは、ここだ」男はEの尻たぶをポンと叩いた。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

保健室 三年生

恋愛 / 完結 24h.ポイント:14pt お気に入り:78

偽りの家族を辞めます!私は本当に愛する人と生きて行く!

恋愛 / 完結 24h.ポイント:617pt お気に入り:5,427

睡眠開発〜ドスケベな身体に変えちゃうぞ☆〜

BL / 完結 24h.ポイント:120pt お気に入り:377

結婚に失敗しました

恋愛 / 完結 24h.ポイント:25,758pt お気に入り:258

クール系男性教員の秘密のひと時

恋愛 / 完結 24h.ポイント:14pt お気に入り:7

監獄で調教される僕

BL / 連載中 24h.ポイント:2,386pt お気に入り:33

大好きな旦那様はどうやら聖女様のことがお好きなようです

恋愛 / 完結 24h.ポイント:1,066pt お気に入り:4,764

RUBBER LADY 屈辱のポニープレイ

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:28pt お気に入り:5

奈落の女

大衆娯楽 / 連載中 24h.ポイント:14pt お気に入り:29

処理中です...